近藤史恵のレビュー一覧

  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    料理屋の娘。
    怪奇もの。
    と、いうと、どうしても他の著者さんの三島屋シリーズが頭の中に。
    それと、比べるわけではないが、どーしても、最後まで頭の中にそれが浮かんでいたなー。

    三島屋と違うのは、一個一個のお話の終わり方が「優しい」こと。
    そして、主人公そのものが怪異に思いっきり巻き込まれることがないところ。
    読み手としても安全な場所から眺めることができるイメージ。

    火狂と、真阿、良いコンビ。
    たぶん、長い期間を共にすればするほど、お互いに怪異への反応が良くなるような気がする。
    いや、真阿が成長したら、もしかしたら、その反応が薄れるかもしれないなー。

    タイトル回収が切なかった。
    ああ、だから

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    2024年03月03日
  • インフルエンス

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    彼女たちのいる環境が少しでも違っていれば、出会わなければ、それぞれが違う運命を辿っていたのかな。
    "殺人"がこんなにも彼女たちの身近に存在しているという点においては、なかなか現実味が感じられなかったけれど。。

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    2024年02月28日
  • さいごの毛布

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    会社をリストラされたものの転職先が見つからず、家族ともうまくいっていないので頼れない。そんな主人公が友人から紹介されたのは老いた犬たちを預かる老犬ホーム。様々な事情を抱えてホームで暮らす犬たちの世話をしながら、色々な出来事に向き合っていく…。
    同僚も犬と飼い主たちもオーナーも、主人公自身もそれぞれ事情を抱えていて、それを知ることで少しずつ主人公が最後に家族と向き合ってみようという心境に変わっていくのがよかった。犬たちがかわいい。

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    2024年02月04日
  • 賢者はベンチで思索する

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    公園で犬が殺されていたり、子どもが誘拐されたりと、物騒な事件が起こるんだけど、なぜか根底にほのぼのした暖かいものを感じられる作品だった。
    主人公久里子のキャラクターかなぁ。

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    2024年01月30日
  • インフルエンス

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    きっかけと環境の大切さと怖さが印象的
    このふたつ次第でどうにでもなれてしまう
    共有できる友達に縋って固執してしまうのは
    仕方ないなぁ、と

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    2024年01月25日
  • さいごの毛布

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    犬猫系は泣けるよな。。と思いつつ手に取った本。
    最近良く読んでる近藤史恵さん。私には読みやすいみたいだ。

    老犬ハウスで働く主人公の成長と少しだけサスペンス調なお話。

    やっぱり泣けるシーンもあったけど、サスペンスなとこがドキドキして面白かった(人がなじられたり殴られたりしてるのを面白いと書くのはどうかと思うが)

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    2024年01月20日
  • さいごの毛布

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     所謂コミュ障で、就職面接で不採用を繰り返す中、友人の紹介により老犬ホームで働き出した智美の成長物語。犬猫等のペットを飼ったことがないので、最期の時や飼えなくなる事情などを真剣に考えたことがなかった。犬にとって昨日と同じ毎日がいつまでも続くことが幸せらしい。多くを望まず、飼い主に忠実で健気な犬の姿が愛らしく切ない。しかし犬のように男を愛する碧は見ていられない。犬だから可愛く見えるだけなのか。
     犬自身が思う幸せと人間の側から見た犬の幸せに乖離があることにハッとした。このようなホームも1つの幸せの形。人間のエゴで振り回されることなく、1匹でも多くの犬が幸せな形で生涯を終えられることを祈る。

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    2024年01月19日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ネタバレ

    おいしい旅シリーズは疑似旅行している
    みたいで読んでいて楽しいし
    いったことがあるところでは自分も旅している
    みたいでそこがまた楽しいし美味しい!

    『夕日と奥さんのお話』のオチに
    あぁ~やっぱりそうかと思ったけど、
    そういった聞いたらわかる事ですら
    聞かない夫婦がお互い色々と覚めちゃって
    離婚しちゃうんだろうなぁ。だから夫婦って
    お互いのことを知るって大事なんだなぁ~
    なんて当然のことなんですが改めて
    思いました。まぁそれって夫婦間に関わらず
    人間関係にも当てはまるもんですよね。

    『美味しいということは』のなかで
    卓郎とお婆さんの会話の中で出てくる
    「美味しいということは」の問いかけの答え

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    2024年01月17日
  • [新版]天使はモップを持って

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    ネタバレ

    軽い感じで読める。短編集なので隙間時間でも読めるのが良かったです。

    若くて可愛い女子はビル清掃「なんか」するのは勿体無い的なことを言う男が出てきて、色んな意味で、なんて失礼なやつなんだ!と思いました。

    最後の「史上最悪のヒーロー(だったっけな?)」だけ、毛色が違うしなんとなく無理矢理感があって好きではなかったです。ハッピーエンドではあったので、良いのかもしれないですが…。

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    2024年01月12日
  • おいしい旅 初めて編

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    こっちのほうが食より旅メインか。知り合いの振りして声かけた結果に驚愕。詰めが甘いとはいえまさかの一言。

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    2023年12月26日
  • 迷 まよう

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    迷う、短編集。

    不思議な話かと思ったらミステリーだった1話目に
    今度こそ! と思ったら2話目もミステリー。
    確かに、人生に迷いがある短編でしたが
    しっかりと道を決めるのが物語だな、と。

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    2023年12月15日
  • さいごの毛布

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    スーツケース一つを持って、老犬ホームに住み込みで働く事にした智美は人との付き合いが苦手だったが犬達にはそんな事は全く関係ない。
    犬の一途さが物凄く尊い。

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    2023年12月14日
  • おいしい旅 初めて編

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    アミの会のメンバー7名による旅と食に関する短編作品集。

    いつもながら同じテーマでも各作家の個性が出ておもしろいです。

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    2023年12月14日
  • はぶらし

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    日常にありそうな物語。
    水絵に終始苛立たされた。
    自分も主人公の立場になった時強く言える自信がない。
    読みやすかった。

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    2023年12月09日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

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    千蔭さんにも八十吉さんにも、
    梅が枝も巴之丞にも会ったことあるはずなのに
    初読みで混乱した。
    復刊で、これがシリーズ第一作だったんだ。
    知らなかった。

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    2023年11月27日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    ネタバレ

     近藤史恵「スティグマータ」、シリーズ№5、394頁、2016.6刊行、2019.2文庫。クライマー白石誓(ちかう)(通称チカ)は30歳に。オランジュフランセに所属。今回はアントワープからスタートするツール・ド・フランス。ドーピングで失格になったドミトリー・メネンコ37歳と誓のチームメイト、アントニオ・アルギ35歳の確執がテーマ。メネンコはドーピングだけでなく、アルギの妹ヒルダへの薬使用と強姦の「汚名」が。

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    2023年11月25日
  • シャルロットの憂鬱

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    最近まで喋る動物ものを読むことが多かったので、普通の動物ものが新鮮だっ(笑
    話せないからもどかしくて可愛くて、やっぱり話せたらなぁと思ってしまう。
    人間に利用された犬たち。彼らにとっては駆け引きない愛情と信頼しかないのに、人間はいとも簡単に裏切る。
    出てきた犬たちはみんな幸せになってくれたので嫌な気分で終わることはなかった。

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    2023年11月15日
  • シャルロットの憂鬱

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    ネタバレ

     近藤史恵「シャルロットの憂鬱」、シリーズ№1、連作6話、2016.10刊行、2019.6文庫化。池上浩輔・真澄夫妻のところにやってきたジャーマン・シェパードのシャルロットの話。よく訓練されている元警察犬で雌犬の4歳。飼い主の周りで起きる様々な事件とシャルロットの活躍を描く。中にはよくない飼い主というか家族がいる話もあり、そんな話は読み辛かったけど。

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    2023年11月14日
  • キアズマ

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    本編とは違う学生達のお話でしたが、自転車・勝負の世界の厳しさを感じさせる作品でした。走る理由は人それぞれですけど、自転車が好きだという気持ちは各々の根底にあるのかなと思います。

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    2023年11月05日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

     大阪の和菓子屋「凍滝(いてたき)」は三代続けて女性店主。榊(43年前没)→清美(80歳で隠居、現在83歳)→小枝(現在の店主)→娘姉妹(小梅21歳、つぐみ19歳)。つぐみに曾祖母の榊が時々乗り移るという物語。近藤さんにしてはキレ不足で、物語が「月並み」に感じられました。失礼しました。「おはようおかえり」、2021.11発行。

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    2023年11月03日