近藤史恵のレビュー一覧

  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    多少期待はずれ。
    後書きでは良いテーマ、と言ってるが
    結局同じような感じにまとまって
    雰囲気が似てる。
    青い封筒は良かった。

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    2022年11月03日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    ラズベリーソーダの話がよかった。ど田舎の祖父母の家を思い出した。ラズベリーなんて小洒落たものはなかったが、すぐ前の川も暗くて怖い2階も好きだった。

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    2022年10月26日
  • おはようおかえり

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    対照的な姉妹とひいおばあちゃんが織りなすお話し。
    姉妹の成長やひいおばあちゃんの存在が温かく描かれていて良かった。

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    2022年09月28日
  • おはようおかえり

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    ハートフルオカルトミステリーですね。
    大阪の和菓子店「凍滝」は七十年前から営業を続けている。
    店の若き姉妹が主人公。
    姉の「小梅」はのんびりした性格で高校を卒業して「凍滝」の仕事を手伝っている。跡を継ぐか思案中。
    妹の「つぐみ
    」は大学に行き、エジプト留学が夢でアラビア学科を選考、演劇も好きで将来自分で劇団を持つと豪語しているハリキリ娘。
    ある時、つぐみに『ひいお祖母ちゃん』が憑依した事から物語が始まる。
    「ひいお祖母ちゃん」の「ひいお爺ちゃん」の浮気に対する蟠りから甦った事が物語のキーワード。
    家族のしがらみと成長する姉妹の心温まるドラマをユーモアを交えながら、近藤節で鮮やかに描かれています

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    2022年09月25日
  • アンソロジー 捨てる

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    ネタバレ

    シルバーウィーク7冊読破1冊目。アンソロジー好きなんですよね。永嶋恵美さんの「ババ抜き」。短い中に、どうなっちゃうの?というドキドキ感があって、タイトルがまた秀逸だった。

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    2022年09月23日
  • はぶらし

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    ネタバレ

    読み手の神経を逆撫でしてくるような、間近にありそうなサスペンス。主人公、鈴音が夜中に頼ってきた古い友人、水絵にいきなり居候されるが、生活を侵食される主人公がお人好し過ぎて苛々する。作者の作品にみられる捻りを期待して読むうちにページが少なくなり、水絵の破天荒とも言える行動のきっかけとなる心理など、納得感のない終わり方と感じた。水絵が鈴音からものを盗らなかった理由もいまいち分からない。
    テーマは友人どの付き合い方なのだろうが、付き合いに足りる人がどうかを判断するしかないと思うし、水絵は明らかに関わってはいけない種の友人とはっきりわかる。
    水絵目線で描く小説のほうがより切実なストーリーで共感出来そう

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    2022年09月18日
  • はぶらし

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    こんなお人好しっているのかな?それとも良い生活をしている余裕?優柔不断で良い顔をしたい性格なだけ?エピローグも出来過ぎで作り過ぎ。それでも不気味さに引き込まれて一気に読まされましたが、途中のムカムカ感と焦ったさは最悪でし

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    2022年09月18日
  • サヴァイヴ

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    サクリファイスシリーズのスピンオフと言った感じ。サクリファイスの登場人物には不思議と親近感を感じている。小説を読んだだけで、なんか勝手に一緒にレースを戦った仲間の様に思っちゃってるのだ。丹念な人物描写のなせる技だろう。
    そんな彼らの前後譚。ヨーロッパに渡ったチカや日本に留まった伊庭の気になっていたその後が取り上げられており、うれしい限りだ。
    しかしなんといっても出色は謎に包まれていた石尾豪の若かりし頃。それが3話も描かれている。なんて贅沢。
    本人ではなく赤城が語るスタイルも良い。修験者のような振る舞いの中、時たまみせる人間臭さ。友達にはなれないが、石尾豪は小説の主人公としてかなり魅力的な人物だ

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    2023年04月29日
  • 演じられた白い夜

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    クローズドサークルかつ見立て殺人もの。
    本編の合間に作中劇が組み込まれており、そのシナリオに沿うようにして現実でも事件が起きる。
    個人的に事件そのものよりも登場人物達に興味が湧いてしまう。
    特に麻子と2人の男の関係性が、本作でどう展開していくのかが気になって仕方なかった。

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    2022年09月10日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    とても読みやすいアンソロジー。

    近藤史恵さんのお名前があったので手に取ってみたが、ちょっと謎解きが突飛過ぎたかな?

    良かったのは『もうひとつある 鷹宮家四訓』(大崎梢)と『そのハッカーの名は』(福田和代)

    おお、そう来たかと思わせてくれる。

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    2022年09月09日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    なんとなくモヤモヤが残るが、決して悪い気分ではなく、いてるよなーと思わせる。構成としては面白かった。

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    2022年09月06日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    三つの名、エル・ナナ・ササミ
    その時々の飼い主に愛され、それなりに大事にされてきた。
    犬にとって何が大事かは犬に聞いてみないとわからないけど、不満そうだ、退屈そうだは見ていればわかるのだろう。
    対して人間は犬がリラックスした様子を自分に見せてくれただけで、嬉しくなる。孤独感が薄らむように感じる。人は守るべき相手がいると強くなる、正しくいられる。

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    2022年09月25日
  • わたしの本の空白は

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    男性を外見の良さで選ぶと、目の曇った人間のように扱われることが多いが、見た目はわたしを決して裏切らない。
    なにも全財産を管理する人や、自分の弁護士を選ぶわけではない。
    その場合は、いくら美しい人が好きだといっても、無能な人を選ぶわけにはいかない。
    だが、つかの間楽しく過ごす人を選ぶのなら、外見で選んでなにが悪いのだろう。
    話がおもしろい人と一緒にいるのは楽しいと思うけれど、見かけが悪いことがそのまま話題が豊富なことや優しいことと同じではない。
    世の中には、自慢話しかできない上に、見てくれもよくない男だってたくさんいる。
    少なくとも、美しい人を選べば、一緒にいる間、その美しさを楽しむことができる

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    2022年08月20日
  • ねむりねずみ

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    サクサク読めるし舞台の作り込みはいいけどなんだかストーリーとしては軽いなあと思っていたら、ラストでちゃんときれいに終わらせてくれた。幕引きを書くのが本当にうまい書き手だなあ。

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    2022年08月11日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    アミの会の11人の作家さんによる短編集
    「アミの会(仮)」のアンソロジー第9弾

    この本で初めましての作家さんは
    永嶋恵美さん、松尾由美さん、光原百合さん

    さらさらと楽しみながら読めました。

    ところで、なぜ「アミの会(仮)」?と思っていたら
    「アミの会」の名前の由来を書かれた記述がありました。


    以前、「雨の会」という若手作家集団があり
    ”雨の会編”のアンソロジーが出版されました。
    その「雨の会」へのリスペクトも込めて、
    とりあえず仮の名を「アミの会(仮)」ということにしたら
    なぜかそれが一番しっくりきてしまったということなのです。
    網のように広がる交友関係だとか、
    フランス語でamiは

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    2022年08月07日
  • 迷 まよう

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    アンソロジーの中に「アミの会(仮)」というものがあるのを知ったのは、この【迷 まよう】だった。

    アミの会(仮)のアンソロジー企画は『捨てる』『毒殺協奏曲』『隠す』
    そして、第4弾が『迷』と『惑』


    ところで「アミの会(仮)」って何?
    と疑問に思ったら、「アミの会」には公式ページ "Facebook" があり、
    活動も2015年からだと知って驚いた。
    それによると、「アミの会(仮)」は女性作家の集まりで、会の目的はアンソロジーを出すこと。
    たまに集まってお茶を飲んだり、ご飯を食べたり(お酒を飲んだり)すること。

    2015年、GWの東京で、5人の作家が集まって食事会をして

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    2022年08月07日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    小説家の織部妙は、今話題の小説"やさしいいきもの"を読み、内容の面白さや、美人という事にも"橋本さなぎ"と言うペンネームも、やけに目についてしまった。

    ある日妙は、文学賞のパーティーで、対面した橋本さなきの完璧すぎる受け答えに、幻滅した。
    反対に、興味を覚えたのは、決して美人とは言い難い、橋本の秘書の初芝祐という女性だった。

    やがて妙は「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。

    同性愛者で、不器用な恋しかできない女性。
    才能はあるのに、容姿に劣等感を持つ女性。
    誰かに寄生しないと生きられない女性。

    三人の女性が繰り広げる物語。

    ちょっと、理

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    2022年08月02日
  • 天使はモップを持って

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    オフィスビルの清掃を、たった1人で完璧にこなす
    キリコが、オフィス内で起こるちょっとした事件を解決する日常ミステリー。

    短編で読みやすく、ガッツリ読書は疲れる時におすすめです♪さらっと空いた時間にどうぞ(^ー^)

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    2022年07月13日
  • 昨日の海は

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    静かな青春ミステリー作品ですね♪
    四国の鄙びた海辺の町で、進学校の高1になった光介は母の両親だった祖父母の旧家に両親と3人暮らしだったが、夏休み中に不意に母の姉という女性が8歳の娘連れで東京からやって来て同居することとなる。
    四十代の若さで亡くなった祖父母が実は心中だったという噂も小さな町なので耳にするが実感が湧かない光介だったのに、ひょんなことから祖父母や伯母や母の知らなかった事実を掘り起こして行くことになる。
    終盤の二転三転の展開もなかなか良くて一気読みでした。
    知らなかった家族の真実を探ることが光介の成長する糧にもなっていくさまが良いです。この著者の他の作品も読みたくなりました♫

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    2022年06月15日
  • 三つの名を持つ犬〈新装版〉

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    思わず、ジャケ買い(笑)

    都が
    ちゃんと踏みとどまれる人で
    良かった、、

    江口が
    性根まで腐ってないヤツで
    良かった、、

    同じ犬でも
    関わる人によって
    「秘密のかたち」になったり
    「希望のかたち」になったりする。

    自分たちには
    このひたむきに見つめてくる彼らに
    絶対にしてはいけないことがある。

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    2022年05月25日