近藤史恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
清掃作業員キリコのシリーズ第一作。
とある会社に新入社員として入社した梶本大介がある日社内で出逢ったのがおよそ清掃作業員に似つかわしくない姿のキリコ。
大介に起きた謎の事件をきっかけに親しくなった2人が社内で起こるちょっとした事件を解決していく物語。解決に当たっては,清掃作業員ならではのスキルが活かされるというより,日頃キリコがごみを回収する中で,ごみから浮かび上がる各社員の秘めた問題などがヒントになる。
今どきの会社なら,個人の捨てるごみにももっとセキュリティ意識が上がってると思うが,まぁそれは良いこととしよう。
しかし,自分が働いている会社のみの周りにこれほど悪意や愛憎が吹き荒れていたらと -
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Posted by ブクログ
ビストロパマルのシリーズがとてもよかったので、
作家読みしようとウロウロしていたらこちらを発見。
まさかの、ホラーじゃん!!??と大喜びした私。
中高生むけの良質ホラー、随時募集中です。
直接的な怖さというより、
じわじわくる表現が怖い、ミステリホラーでした。
いやたまにぎょっとするほど怖い描写も出てくるんだけど、短編集なので、こう、中和されつつ読めるというか。
「境界が曖昧になる」って、さらっと書いてるけど、めっちゃ怖いとおもう…ここを読み取って欲しいなあ…。
あと最初と最後のお母さんのパート、
あれなに?どういう意味だったんだろう?
あそこが1番怖いよ。
結局、種明かしされないの -
Posted by ブクログ
騙されても、良いときの思い出だけを残しておきたいと思うぐらいのハンサムってすごいな。どんな良い男なんだろ。(書いてて思ったけど、ハンサムって言葉、この頃聞かないな…。)
まぁでも実際問題、どうせなら自分好みの容姿の異性と恋に落ちたいって願望はわからないでもないかも。とはいえ、ちょっとヒロインの思考はわからないですが。
ハンサムくんも彼女が過去を忘れたらもう一度…と思う辺りも分からないし、お兄さんが彼女に固執する理由も今一つよくわからなかったです。でも新しいパートナーとハンサムくんの暗躍は知りたいような知りたくないような感じではあります。 -
Posted by ブクログ
キスすることでしか感染しない謎の伝染病。この病には大きな特徴がある。一つは感染したら致死率は100%ということ、そしてもう一つは元々キャリアの人は発症しないことである。しかし、現在の医療では自分がキャリアかどうかは判断できない。
ある全寮制の学園で一人の少女がこの病を発症して死んだ。なぜ彼女は死んでしまったのか、彼女を死に至らしめたのは誰なのか。真相を追っていくとそこには思いもよらない真実が待ち構えていた。
自分がキャリアかもしれないという恐怖、誰かがかかると突然起こる犯人捜し、疑心暗鬼の渦、まるで現在のコロナ禍を彷彿とさせる展開である。