近藤史恵のレビュー一覧

  • アンソロジー 舞台!

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    舞台にかける役者たちの情熱が美しく微細に書かれて、芸術的な短編集だった。
    個人的には2.5次元の裏話のようなエピソードが興味深かった。

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    2024年05月25日
  • 青葉の頃は終わった

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    <再登録>学生時代のマドンナだった瞳子はなぜ自ら命を足ったのか?別々の道を歩いていたかつての仲間達は過ぎた日々を思い出す…
    作品の鍵を握る瞳子の印象がバラバラでつかみにくい。そういう不安定なところがマドンナだった由縁かも知れませんが。

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    2024年05月23日
  • 桜姫

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    ネタバレ

    舞台は歌舞伎だけど、異性愛主義が強く出ている話だった。途中で亡くなる子役の噛ませ方がいまいち軽く噛み合わず肩透かし。もっと歌舞伎を感じる展開を期待。

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    2024年05月17日
  • アンソロジー 舞台!

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    ネタバレ

    【収録作品】近藤史恵 「ここにいるぼくら」/笹原千波 「宝石さがし」/白尾悠  「おかえり牛魔王」/雛倉さりえ「ダンス・デッサン」/乾ルカ  「モコさんというひと」

    どれも舞台に引きつけられる人たちの話で悪意を持つ人が直接的には出てこないのがよかった。
    演じるほうの覚悟も描かれていて、トップスターでないからこその葛藤と矜持がいい。トップスター側も、互いへのリスペクトと舞台への愛情が感じられる話ばかりで、これが現実ならいいのにね…… でも、舞台を見る側としては、そういう人間性を信じたいところもある。

    「ここにいるぼくら」【2.5次元×俳優】メインキャラの一人が病気で無期限療養に入ることになり

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    2024年04月26日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    やっぱり題名にもなってるホテルカイザリンが面白かったかな。
    短編だとどうしても物足りなさというか、消化不良感が否めない。

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    2024年04月22日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「もしも神様に会えたなら」大崎梢
    「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
    「夕日と奥さんのお話」柴田よしき
    「夢よりも甘く」篠田真由美
    「旅の理由」松村比呂美
    「美味しいということは」三上延
    「オーロラが見られなくても」近藤史恵

    タイトル通り、おいしそうな食べ物がてんこ盛りで、話の結末も温かく前向き。

    「もしも……」は、伊勢市が舞台。小五の元喜と泉美の掛け合いが楽しく、口開けの一篇にぴったり。
    「失われた……」は、松本が舞台。亡くなった両親の話を思い出しながらの旅がいい。ちょっとしたニアミスもうれしくなる。
    「夕日と……」は、石垣島が舞台。知っているつもりで知らない連れ合いの話

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    2024年04月20日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    しあわせ編だけあって、旅を通して新しい一歩を踏み出せそうな話ばかりで気持ちよかった。
    柴田よしき「旅と奥さんのお話」と篠田真由美「ゆめより甘く」が好きです。
    アンソロジーは、知らなかった作家さんを知ることが出来てる良いですね。

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    2024年04月19日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    近藤さん初の刑事モノ第一弾。主役の二人はほっこりユーモラスにからんでなかなか楽しいけど、事件の本質部分はとても重い。謎めいた寓話がなにを意味するのか、だんだんわかってくるんだけど、はー、最後そうなるかー。そうだよね。近藤さんだもんね。
    どうしていなくならないんだろう。暴力振るう人間って。

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    2024年04月13日
  • おはようおかえり

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    代々女系が継いでいる和菓子屋さん、小梅はその4代目候補というか漠然と長女だから継ぐのかなと思っている様子
    嫌いじゃないけど大好きでもなくて、でも周りの状況から自分の役目かなと思うところ、空気を読んでるつもりはないけど結果読んでしまっている、良い悪いは別にして

    曾祖母の魂?が妹に乗り移ったり、災害が起きたり、曾祖父と愛人の間にできた子どもの孫が出てきたり(遠い親戚)、人種や性的マイノリティの話が出てきたり、キーワード盛り込み過ぎで、姉妹の話なのか家族の話なのか和菓子屋の歴史の話なのか内容が薄まってしまった感じは残念だったな

    「おはよう」「おかえり」かと思ったら、「お早うお帰り」だった
    そう言

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    2024年04月10日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    ネタバレ

    シリーズの他アンソロジーより、読んだことのある作家さんが多く感じました。
    1番印象に残ったのは篠田真由美さんの「夢よりも甘く」という作品。チョコラータというココアやホットチョコレートのような飲み物の描写が甘い香りがしてきそうで、飲みたくなりました。またおばあちゃまのお話の内容もレトロで、セピア色を思わせる雰囲気が感じられ、私も主人公の横でお話を聴いている気持ちになりました。

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    2024年03月30日
  • 天使はモップを持って

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    ネタバレ

    感想
    最終話は、結構話が飛んでいて、アレっと思ったけど、なんだか丸く収まって良かった。

    あらすじ
    梶本大介は新入社員。その会社にキリコという名物清掃員がいる。見た目はギャルだが、一人でビルの清掃を完璧にこなす。キリコと大介が、周囲で起こる事件を次々と解決していく。

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    2024年03月30日
  • おいしい旅 初めて編

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    「アミの会」がなんだかわからんが、旅と、その物語のなかで出会う食べ物の短編集。
    寝る前に1つづつ読むのがちょうどよかったです。
    後半の話はちょっと感情移入するまで時間かかって眠くなるやつもありましたが、おおむね面白かったです。
    一番印象に残ったのはサフィール踊り子に乗って下田に行く話。割と近いから私も体験できそうだからかな。現存する施設に興味を持ってWEBで調べて想像力を補完するのも楽しかったです。
    オランダの揚げ物三昧の話も楽しかったです。


    【下田×キンメコロッケ】 坂木司「下田にいるか」
    【台湾×パイナップルケーキ】 松尾由美「情熱のパイナップルケーキ」
    【オランダ×ニシン、フライドポ

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    2024年03月30日
  • 昨日の海は

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    四国の海辺の小さな町で暮らす高校生光介。母の妹の伯母さん芹、その娘双葉が一緒に暮らす事になる。
    芹は、心中で亡くなったという祖父母の真実を知ろうとして、光介もいつのまにか、巻き込まれてしまう。

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    2024年03月26日
  • タルト・タタンの夢

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    ネタバレ

    テレビドラマ「シェフは名探偵」の4人の仲良しな感じが好きで、原作を読んでみたくなった。
    ドラマとは少し違った。

    さらりとして読みやすかった。
    後ろの解説に「私はクレイグ・ライスのような軽妙でキャラクターが立っているものがすごく好きで」という作者の言葉があって、そうかこういうのは軽妙と表すのかと気がついた。


    「タルト・タタンの夢」(ドラマ第6話)
    「ロニョン・ド・ヴォーの決意」(第1話)
    「ガレット・デ・ロワの秘密」(第3話)
    「オッソ・イラティをめぐる不和」(第5話)
    「理不尽な酔っぱらい」
    「ぬけがらのカスレ」(第2話)
    「割り切れないチョコレート」(第1話)

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    2026年02月22日
  • おいしい旅 初めて編

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    ネタバレ

    帯に書かれた、「旅に出たくなる"絶品"アンソロジー!」とても素敵でまさにその通り、という感じでした。どれも前作とは変わって少し遠出をするような料理もですが、旅行もテーマとなっているアンソロジー。
    1番好みだったのは図子慧さんが書かれた「あなたと鯛茶漬けを」。タイトル通り鯛茶漬けに注目するのはもちろんですが、主人公が心の中でもがき苦しく、でも食事を通して自分を取り戻す描写に共感しました。食べて美味しい楽しいだけではなく、自分が健やかになる食事、心が満たされる食事を大切にしたいと思わされる作品でした。

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    2024年03月23日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    2024.3.23

    ひとりがひとりを守るために殺人を犯し、ひとりがそれを庇うことをきっかけに、誰にも言えない秘密を重ねていく。

    “幸せか、価値があるかということを、誰かの基準にゆだねたりはしない。行けるところまで三人は走って行く。立ちはだかるものを破壊し、なにものにも従わない。
    少しは悔やんだり、反省したりはするかもしれないが、すぐに忘れてしまえばいい。傷つこうが、しくじろうが、失おうが、年を取ろうが、未来はいつだってわたしたちの手の中にあるのだ。”

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    2024年03月24日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    読み終えたなら、文庫の厚みを確認していただきたい。薄さに驚くだろう。物語の密度が異常。物語は極めて濃厚だし、その描写もあらすじだけを記すようなものではなく、緻密で濃厚なものだ。なのに、なぜこの分量で収まる。ホントに要らぬ枝葉は一切を切り捨ててるんだろうなあ。

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    2024年03月19日
  • 幽霊絵師火狂 筆のみが知る

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    他人には見えないものが見える絵師の火狂とその絵師が居候している料理屋の娘の真阿が、絵に関わる謎を解く。
    火狂に関わることで、真阿にも不思議な現象が起こる。
    最後に明かされるタイトルの意味。火狂と真阿の今後が気になる。

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    2024年03月17日
  • さいごの毛布

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    ・心の棘が抜けたわけではない。

    ・「そりゃあ、素直な子の方がなにかと得だけど、人間、自分に向いてない行動は取れないものよ。素直になれなけりゃ、それはそれでいいわよ」

    ・ 見捨てるのではなく、手放すのでもなく。迷いを迷いのままで置いておくように。

    ・結局人がどのくらい重い荷物を背負うべきかなんて、他人に決められることではないわよね。

    ・手に入らなかったものすべてを取り返すことはできなくても、拾えそうなものには手を伸ばしてみてもいい。犬たちのように少しだけ素直になって。

    棘が抜けたわけじゃないから
    たまにチクチク痛むんだろうな。

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    2024年03月07日
  • 岩窟姫

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    芸能界の闇、自殺、SNSやマスコミのあり方等、今の時代らしい物語。

    主人公蓮美は全く身に覚えの無い濡れ衣で世間から責められ、芸能界から姿を消す、、なんて気の毒な。
    かわいそうすぎて、なんとか彼女の無実が証明されるよう応援しながら読んだ。中盤からまさかの事実が判明するが、、ちよっと簡単すぎないか?

    あまりにも簡単に解き明かされるし、そもそも謎の暗号もイマイチで、、それ?と少しがっかり。
    中盤までの謎の部分がとても面白かったので、後半が残念に感じた。

    ちょっと疑問だが、蓮美を可愛がっていた病気の元社長もそれらの悪行に無関係ではないんだよね?あるいは全く知らなかった?か、知ってたが止められなか

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    2024年03月07日