近藤史恵のレビュー一覧
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ネタバレ【収録作品】近藤史恵 「ここにいるぼくら」/笹原千波 「宝石さがし」/白尾悠 「おかえり牛魔王」/雛倉さりえ「ダンス・デッサン」/乾ルカ 「モコさんというひと」
どれも舞台に引きつけられる人たちの話で悪意を持つ人が直接的には出てこないのがよかった。
演じるほうの覚悟も描かれていて、トップスターでないからこその葛藤と矜持がいい。トップスター側も、互いへのリスペクトと舞台への愛情が感じられる話ばかりで、これが現実ならいいのにね…… でも、舞台を見る側としては、そういう人間性を信じたいところもある。
「ここにいるぼくら」【2.5次元×俳優】メインキャラの一人が病気で無期限療養に入ることになり -
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ネタバレ【収録作品】
「もしも神様に会えたなら」大崎梢
「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
「夕日と奥さんのお話」柴田よしき
「夢よりも甘く」篠田真由美
「旅の理由」松村比呂美
「美味しいということは」三上延
「オーロラが見られなくても」近藤史恵
タイトル通り、おいしそうな食べ物がてんこ盛りで、話の結末も温かく前向き。
「もしも……」は、伊勢市が舞台。小五の元喜と泉美の掛け合いが楽しく、口開けの一篇にぴったり。
「失われた……」は、松本が舞台。亡くなった両親の話を思い出しながらの旅がいい。ちょっとしたニアミスもうれしくなる。
「夕日と……」は、石垣島が舞台。知っているつもりで知らない連れ合いの話 -
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代々女系が継いでいる和菓子屋さん、小梅はその4代目候補というか漠然と長女だから継ぐのかなと思っている様子
嫌いじゃないけど大好きでもなくて、でも周りの状況から自分の役目かなと思うところ、空気を読んでるつもりはないけど結果読んでしまっている、良い悪いは別にして
曾祖母の魂?が妹に乗り移ったり、災害が起きたり、曾祖父と愛人の間にできた子どもの孫が出てきたり(遠い親戚)、人種や性的マイノリティの話が出てきたり、キーワード盛り込み過ぎで、姉妹の話なのか家族の話なのか和菓子屋の歴史の話なのか内容が薄まってしまった感じは残念だったな
「おはよう」「おかえり」かと思ったら、「お早うお帰り」だった
そう言 -
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「アミの会」がなんだかわからんが、旅と、その物語のなかで出会う食べ物の短編集。
寝る前に1つづつ読むのがちょうどよかったです。
後半の話はちょっと感情移入するまで時間かかって眠くなるやつもありましたが、おおむね面白かったです。
一番印象に残ったのはサフィール踊り子に乗って下田に行く話。割と近いから私も体験できそうだからかな。現存する施設に興味を持ってWEBで調べて想像力を補完するのも楽しかったです。
オランダの揚げ物三昧の話も楽しかったです。
【下田×キンメコロッケ】 坂木司「下田にいるか」
【台湾×パイナップルケーキ】 松尾由美「情熱のパイナップルケーキ」
【オランダ×ニシン、フライドポ -
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ネタバレテレビドラマ「シェフは名探偵」の4人の仲良しな感じが好きで、原作を読んでみたくなった。
ドラマとは少し違った。
さらりとして読みやすかった。
後ろの解説に「私はクレイグ・ライスのような軽妙でキャラクターが立っているものがすごく好きで」という作者の言葉があって、そうかこういうのは軽妙と表すのかと気がついた。
「タルト・タタンの夢」(ドラマ第6話)
「ロニョン・ド・ヴォーの決意」(第1話)
「ガレット・デ・ロワの秘密」(第3話)
「オッソ・イラティをめぐる不和」(第5話)
「理不尽な酔っぱらい」
「ぬけがらのカスレ」(第2話)
「割り切れないチョコレート」(第1話) -
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芸能界の闇、自殺、SNSやマスコミのあり方等、今の時代らしい物語。
主人公蓮美は全く身に覚えの無い濡れ衣で世間から責められ、芸能界から姿を消す、、なんて気の毒な。
かわいそうすぎて、なんとか彼女の無実が証明されるよう応援しながら読んだ。中盤からまさかの事実が判明するが、、ちよっと簡単すぎないか?
あまりにも簡単に解き明かされるし、そもそも謎の暗号もイマイチで、、それ?と少しがっかり。
中盤までの謎の部分がとても面白かったので、後半が残念に感じた。
ちょっと疑問だが、蓮美を可愛がっていた病気の元社長もそれらの悪行に無関係ではないんだよね?あるいは全く知らなかった?か、知ってたが止められなか