近藤史恵のレビュー一覧

  • カナリヤは眠れない

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    ネタバレ

    いつの作品かは分かりませんが、やはり読ませるなぁ、と思います。内容は買い物依存症の女性や様々な闇を持った女性達のそれぞれの物語。茜には共感できない所も多くて、何を偉そうに人の面倒見てるんだろか…的な感情もあったり。デビューが遅いとのめり込みやすいよね、と思います。再生の物語ではなく、そこから事件へ発展させていくので、そこは飽きずに面白いです。整体師の先生が良い味でした。さらさら、と読めました。

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    2017年10月11日
  • 桜姫

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    近藤史恵の桜姫を読みました。
    歌舞伎の世界を舞台にした恋愛ミステリーでした。

    歌舞伎役者を父に持つ笙子は精神的に不安定な女性です。
    幼くして兄の音也を亡くし、母親も亡くしてしまった笙子は、なぜか兄を殺す夢を見るようになります。

    笙子の前に音也の死の真相を突き止めたいという音也の友人だった銀京という青年が現れます。
    笙子と銀京は調査を始めるのですが...

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    2017年09月02日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

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    ネタバレ

    シリーズ1作目。3,4,2,1の順に読んでしまったため、少しネタバレ気味。やはり順番通りに読むべき。キャラクターが生き生きしている。

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    2017年09月01日
  • 昨日の海は

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    ネタバレ

    祖父母の死の真相を探る高校生。真相は、そうなのかなぁと感じる。そんなことで子ども2人残して心中するか?って感じが離れない。展開的には面白い。

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    2017年09月01日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    話が心に響きすぎる程強烈で、私には合いませんでした。痛くてその先にいけない、そんな本です。
    ただ、繋がりのある短編集みたいなものなので、他の話は読むことが出来ました。

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    2017年08月25日
  • 桜姫

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    やっぱり、歌舞伎に興味が出てくるように作られてるのかなぁ。歌舞伎を知って読めばもっと面白いんだろうなぁ。

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    2017年08月08日
  • 散りしかたみに

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    作者の歌舞伎愛が感じられる作品。歌舞伎を全く知らないので、ピンと来ない箇所が多く、読み進め難い。歌舞伎って面白そうと思わせてくれる。

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    2017年08月08日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    ネタバレ

    先に、にわか大根、寒椿ゆれるを読んでいたが、違和感なく読めた。お駒のことは驚きがなく、先にこれを読みたかった。この時代ならではのミステリーと感じた。

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    2017年08月02日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    フリフリヒラヒラを連想させるタイトルだったけど、読み始めてみたら思ったより現実的。乳ガンの話も知らないことばかりで色んな発見があったけど、どちらかというと、周りに(無意識に)虐げられて苦しんでいる人たちの話だった。

    最初の話で、娘をコントロールするために、お前の胸は大きすぎてみっともない。だらしない。慎みがない。と責める親がいた。
    でも字面にするとわかるけど、それって性格に関係なくないか?
    因果関係が全くないこじつけだ…。

    赤い下着を着たくらいで、そんないやらしいもの!と目くじら立てるほどかなぁ。
    確かに下着を外に堂々と干してたら怒るかもしれないけど。
    解説に、素敵な下着を身に付けると、自

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    2017年05月19日
  • 演じられた白い夜

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    雪の山荘で発生する連続殺人事件と演劇の連続殺人事件。作中作を「一種の見立て殺人と思わせておいて、実は…」というお決まりのパターンでうまく収めていますが、被害者役が現実でも殺される理由に関してはやや肩すかし気味。
    また、読みどころの一つである登場人物たちの心の機微も、主人公・麻子以外の女性が描き分けられていないのでやや不満が残ります。

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    2017年05月13日
  • ダークルーム

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    ネタバレ

     高級フレンチレストランに毎晩ひとりで来店する謎の美女… 自転車に乗る時は、いつもヘルメットをする彼女が長い髪をなびかせ車の前に飛び出した… 隣に引っ越してきた二人の魅力的な青年… つまらない絵を描き、絵に対してピント外れのことを言う男の子… 

     意識では、自分自身の才能を信じたいのだけれども、深層心理では、自分に才能がないことを知っている若者達、彼らは、そんな自分を愛したいのだけれども、意識と深層心理との乖離が自分自身を愛する気持ちを妨げる。

     近藤さん初の短編集は、登場人物の挫折を描くことで、私達が抱く夢をまるで好きな異性への告白を断られるように打ち砕く。それは、現実を突きつけられたり

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    2017年05月06日
  • 桜姫

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    近藤さんの物語を読むようになってから、歌舞伎にも興味を持つようになった。
    跡継ぎの重要性など、たぶん一般人が考えている以上に大きなことなのだろう。
    だからこそ、跡継ぎを必要とした父親は兄・音也にこだわり続けたのだと思う。
    幼くして亡くなってしまった兄。
    入れ替わるように実の父親のもとに引き取られた妹。
    二人に接点はないはずなのに妹・笙子は兄を殺した夢を見続ける。
    誰にも言えずにずっと悩んできた笙子の前に、兄の死の真相を知りたいという銀京が現れる。
    兄と出会ったことが歌舞伎に興味を持つきっかけになったと言う銀京。
    才能もあり、華もある。
    「大部屋役者で終わる気はない」と言いきる銀京には、それ相応

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    2017年04月24日
  • ダークルーム

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    ネタバレ

    2017/4/4
    人の怖さや弱さが垣間見えつつ、希望のある終わりかたになっている。
    短編だと誰かを好きになる前に終わっちゃうから私は長編が好きなんだな。

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    2017年04月16日
  • ダークルーム

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     短編集、小説として共通しているのは内容がスカスカであること、この形が成立するのは「ほんとうにあった怖い話し」というジャンルだけじゃないかな、小説なら詳細に描写を説明しないと怖さが伝わらない。

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    2017年03月23日
  • 桜姫

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    ネタバレ

    2017/3/16
    今回はちょっぴり救いがあった。
    このシリーズいつも救われない気がしてたから。
    しかし芸事というのは業が深い。
    芸のためならすべてを捨ててもいいという人たちが集まると常識が常識じゃなくなるのがいい。
    本を読む醍醐味って気もする。

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    2017年03月19日
  • この島でいちばん高いところ

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    ネタバレ

    短編のようにシンプルな孤島ミステリー。でも途中からミステリーなのか冒険小説なのか、はたまた猟奇ホラーなのか分からなくなってしまいました。でも見えない敵と戦う少女たちの姿は『十五少女漂流記』のように緊張感を持って楽しめました。特にユンジャの頑張りには感動。彼女の仲間を想う気持ちは、国境も民族の違いも軽く超えていきます。ラストがあっさりし過ぎて拍子抜けで、今の近藤さんならもっと深く心を抉るようなラストを描けるだろうに…と思ってしまいました。

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    2017年03月01日
  • ダークルーム

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    スイートボーイズが一番怖かった…。
    近藤さん、短編集。読みやすいけどじわじわぞくっとする物語満載でした。

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    2017年02月26日
  • 土蛍~猿若町捕物帳~

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    猿若町捕物帳シリーズ5作目。

    長屋の大家に店子の諍いを仲裁して欲しいと千蔭が頼まれていた矢先、大家が殺されてしまうという「むじな菊」、髷を切られるという事件が続発する「だんまり」、中村座の人気役者の弟子が自殺し、そして同時に梅が枝の身請け話が持ち上がるという「土蛍」、人生貧乏くじばかりだった男が頼まれた富くじを買った後死んでしまった謎を解く「はずれくじ」の4編を収録。

    くどくどとした描写は全くないのに、人物のさりげない言動や所作から行間を読ませる手法で、その者の特徴や性格を見事に表現するという筆力。
    その上、テンポ良く動きのある場面と静謐なそれが物語に緩急のリズムを作っているところも読みや

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    2017年02月12日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    ネタバレ

    2017/2/2
    1話目が最も揺さぶられた。
    毒親に腹が立って腹が立ってそれにいいように使われてる娘にも。
    最後に洗脳が解けてよかったけど。
    少し自分と重なるんだよね。
    だから叫びだしたくなるような感情が沸いてきて困惑する。
    私はここまでじゃないと思うし、それぐらいはどこの家でもあるだろうとも思う。
    現実は捨てるほどじゃないと思うからフィクションでは捨てて欲しかった気もする。
    いい下着とパジャマが欲しい。

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    2017年02月04日
  • 昨日の海は

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    海辺の町で生まれ育った高校生の光介の家に、母の姉とその娘が同居することになる。突然の話に困惑した光介だったが、やがて祖父母にまつわる「事実」に彼女たちとかかわっていくことになり…

    ときにはゆったりとたゆたい、ときには一変して暴れ恐怖を招く海のように、人もまた知られざる一面を隠し持っているものだ…、ということが静かに語られる物語。

    身近な人びとの過去を知るために行動した光介が、結局知り得た真実のようなものを、ひけらかすこともなく己の胸にしまいこんでいく。

    その姿はなんだかやたらリアルなように感じられて、そういった秘密を持つという行動はやはり「大人」のかけらが育まれていることでもある、と改め

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    2016年12月08日