近藤史恵のレビュー一覧

  • 青葉の頃は終わった

    Posted by ブクログ

    物語自体は、悪くないけれど、
    登場人物「瞳子」に嫌悪感が生まれる。
    なので後味が悪い気分。
    私が、外見が良くなく、
    中身も魅力的な女ではないからだろう(笑)

    物語的には、すごく面白く、
    先が読めない分、次々と読み進めてしまって、
    あっという間に完読にいたりました。

    0
    2013年04月24日
  • ダークルーム

    Posted by ブクログ

    近藤史恵さんの作品は、2作目になります。
    前回は歌舞伎界のお話でしたので、
    ちょっとミステリーな短篇集はどんな感じか
    興味津々で読んでみました。

    マリアージュ・・・高級レストランに毎日通ってくる美人、シェフも不思議に思ってある日声を賭けます。

    コウス・・・二股をかけていた男性。一人の女性は自殺しますが、それからもう一人の恋人の様子が変に・・・

    SWEET BOYS・・・仲よし二人の女性の隣に同じように仲よしコンビの男性が住むようになり、2組のカップルができたのですが・・・

    過去の絵・・・有名な画家を小父にもつ男性が想いを抱く女性の気を引くためにとった行為とは・・・

    水仙の季節・・・美

    0
    2017年11月09日
  • 青葉の頃は終わった

    Posted by ブクログ

    大学卒業から5年後、仲間の中では特別な存在だった瞳子が死んだ。
    しかし彼女の死後、「わたしを殺さないで」と書かれたハガキが届く。
    決して爽やかではない青春小説とでもいうのか?
    大人になりきれない26、7歳の若者?たちのあがき?
    一応、こうだったのだろうって結論には達する。
    その結論もどうかと思ったりもするんだけど
    なんせこの著者の文章って読みやすいのよ。
    途中、ドキドキするシーンがあったりもして
    あっという間に読んじゃったんだけど
    ここに出てくる登場人物達は個人的に好きじゃない。
    っていうか、これってミステリじゃないよね?

    0
    2013年04月06日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    上手に実写化してほしい。
    NHKの連ドラとかで少し遅めの時間に。

    千次郎さんは中村吉右衛門さん
    千蔭さんはヒガシとか?もーちょっと強面のほうがいいかな

    0
    2013年04月04日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

    Posted by ブクログ

    今回の派遣先々での悩み事はキャスト毎に深い。今度のキリコちゃんはwitch!?…朧気に深夜に現れるも、登場シーンは躍動感が足りないなぁ。異色の「第二病棟~」は大人、子供それぞれの思惑の絡みが良い!…彼女は"幽霊"に纏わる悲しみが伴っていたんだね。でもモップを持った魔女もこの章は完全に雪美ちゃんに押されっぱなし(笑)。相変わらずの鋭い読みと的確な呪文?で各問題を終息に向かわせる。完全に大介の出番は無し♪

    0
    2013年03月31日
  • 寒椿ゆれる~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    またしても持ち上がった見合い話。
    結婚したら当然の大騒ぎの中、その話は進んでいき…。

    何故にこうも、周囲の『女』はあちらこちらへと突き抜けて行く…w
    しかしこれくらいの方が、付き合って行くにはよいのかと。
    とはいえ、もうちょっとで籠から脱出! の人はどうするのか。
    と思っていたら、忘れていた頃に使われてます、そのアイテム。
    結局、周囲に幸せよっこいしょ、ですね。

    最初の話は、まったくもって糸口なし、でした。
    もうっちょっとこう…ヒント下さい!w
    まさかな結論、というか糸口、でした。

    2つ目は、そこはもう割り切って下さい、といっても
    若い娘さんの…しかも金持ってんぞ~には無理無理。
    自主的

    0
    2013年02月23日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    幽霊が出現すると、その場所に転がっている、作られたほおずき。
    奇妙な怪談と同時に、持ち上がったお見合い話。

    最後まで読んで、という事はあれもこれも、自力でやったのか…と。
    しかし最後、というか、次がなければ同情かとも思ったのですが。
    まったく出てこない、見も知らない人物の視点が
    まさかそこに繋がるとは…。
    猫とかいう落ちだったらどうしよう、と思ったのですが
    きちんと(?)人、でした。

    『最初』がトラウマになった、とも言えますが
    そちらに走れば、確実に期限が近い。
    どうしようもない、という感じです。
    そんな決意だけを納められても、神様としてもどうしたものか。

    そしてほとんど放置されていたお

    0
    2013年02月14日
  • 賢者はベンチで思索する

    Posted by 読むコレ

    しつこいですがサクリファイスは本当に名作でしたねー。
    もしかしたら、作者自身が好きなテーマ(?)の女の子を
    一旦離れて別な主題にして書いた事が功を奏したのではないかしら?

    今作は21歳の女の子が主人公ですがその彼女を取り巻く
    謎の老人や弟なんかがいいキャラを醸し出しており
    楽しく読める作品ですね。
    サクリファイスの次に読むなら今作がいいのではないかという
    万人受けしそうな暖まる作品。

    ........犬....飼いたいなぁ。

    0
    2013年02月12日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    人気役者と同じ帯揚げをしていた女性が殺される事件が発生。
    それは偶然なのか違うのか。

    堅物そうな主人公がよいです。
    しかし堅物というより、固物?w
    とはいえ、譲れない所は普通(?)に怒っていますが。
    あれです、ふだん静かな人が怒ると…を
    地でいってる感じです。

    堅物主人公と、どこかの下町の女性の視点で話は進みます。
    どう繋がるのかと思いきや、なるほど…というより
    犯人そこ!? という驚きが。
    確かに、あちらにしてみればかなり切実な問題ですよね。
    生活がかかってますし。
    片方、駄目な男の見本ですか? という状態ですが。

    0
    2013年02月10日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    短編、というよりは中編?

    表題のものよりも、最初の話の落ちにびっくりでした。
    心意気というよりは、単なる維持の張り合い、という感じですが
    まぁ女性が集まればこうなるものです。
    これが男性だと、体力勝負になるだけですし。

    3つ目の話は、そういえばそうだった、という感じが。
    この時代は、普通にどちらも大丈夫だったのを思い出し
    あっちもこっちも守備範囲なら、もてる旦那を持つと
    ものすごい気苦労がたたりそうです。

    そして全てを通して問題だった、従姉妹さん。
    そんな理由で結婚を決定するなら、あちらの理由でも
    あまり変わらない気がします…。
    極端な話、お金のある生活か、ない生活か、という状態ですし。

    0
    2013年02月04日
  • 演じられた白い夜

    Posted by ブクログ

    恩田陸っぽい雰囲気。
    雪の山荘と、劇中劇。
    いい緊張感はあるんだけど、人物の描きわけとか伏線とかはちょっと弱かったかな。

    0
    2013年01月13日
  • 演じられた白い夜

    Posted by ブクログ

    近藤さんの作品では初期ものになるからなのか、今まで読んできた作品よりは物足りなかった。
    登場人物が多いのに、それぞれの特徴が全員わかりずらくて何度も見返したりしました。

    しかし、根底にある物静かなものは今の近藤さん作品にも通じるものがあると感じる。

    0
    2012年12月15日
  • 桜姫

    Posted by ブクログ

    私の大好きな探偵・今泉シリーズ。

    笙子と音也の関係が思わぬもので驚きました。
    今回は、笙子の語りが多く前回とはまた違った印象を受けました。

    歌舞伎役者としての名前と、本名の名前がごちゃごちゃになってしまい何回か前のページを見返したりしましたが…。

    0
    2012年12月09日
  • ねむりねずみ

    Posted by ブクログ

    歌舞伎の世界の話。
    想像しにくいのかテンポが悪いのか、話の中心は何なんかがわかりにくいせいか読みづらかった。
    はぁ、そんなことだったのかという結末だったし。

    0
    2012年11月06日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    猿若町捕物帳シリーズ第一弾。
    時代物ミステリなど以前は見向きもしなかったのに、面白く読める年代になってしまったようだ。

    0
    2012年10月07日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    この捕物帳では、実際に有りそうな事件が起こる。単純に人間の憎愛が発端。結局こういった現実に近い事件、そしてその解決から、人間、一種の諦めと前向きな態度が培われるのかもしれないな。
    お駒がちょっとうざい。17歳で自分の親の年齢以上の男に嫁いだから一生懸命背伸びしてるんだろうけれども、その話し口調も落ち着きを持たず、長屋のおかみさんみたい・・・。後半千次郎さんがたしなめてくれてこっちはほっとした。
    千蔭の今後が楽しみだぁ!

    0
    2012年10月06日
  • 茨姫はたたかう

    Posted by ブクログ

    面白かった。不思議な力を使いこなす(?)整体師をうまーく使っているし、登場人物の心理描写がとてもうまい。

    0
    2012年10月01日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    なんだかダークな事件だった。けど、主人公のお見合い話がおかしいので、差し引きぜろという感じか。巴之丞の妖艶さは簡単に想像できるんだけど、千蔭の男前ぶりは全く影が薄くわからない。下戸で面白みに欠けるという印象しかない。でもストーリーが面白いので、次に行こう。

    0
    2012年09月25日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

    Posted by ブクログ

    これは謎解きや推理小説と思って読んではいけないのだなと思った。では何なのかというと・・・何なのでしょう。冒頭の書き出しはとても怪しい雰囲気があって『いかにも』といったところなんだけれど。

    0
    2012年09月24日
  • カナリヤは眠れない

    Posted by ブクログ

    悩める女性たち
    2000年代より更にその数、深さは進行してしまっていると感じる。力先生や少年のように理解し、支えてくれる人に出会えない、それだけで壊れてしまった人がいる。壊れそうになりながら必死に生きている人がいる。

    少年の台詞に同意せざるを得ない
    曰く『女子中高生は心配すべきことも心配していないように見えるが、中高年の女性は心配する必要がないことまで心配しているように感じる』

    0
    2012年09月18日