近藤史恵のレビュー一覧
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近藤史恵さんの作品は、2作目になります。
前回は歌舞伎界のお話でしたので、
ちょっとミステリーな短篇集はどんな感じか
興味津々で読んでみました。
マリアージュ・・・高級レストランに毎日通ってくる美人、シェフも不思議に思ってある日声を賭けます。
コウス・・・二股をかけていた男性。一人の女性は自殺しますが、それからもう一人の恋人の様子が変に・・・
SWEET BOYS・・・仲よし二人の女性の隣に同じように仲よしコンビの男性が住むようになり、2組のカップルができたのですが・・・
過去の絵・・・有名な画家を小父にもつ男性が想いを抱く女性の気を引くためにとった行為とは・・・
水仙の季節・・・美 -
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またしても持ち上がった見合い話。
結婚したら当然の大騒ぎの中、その話は進んでいき…。
何故にこうも、周囲の『女』はあちらこちらへと突き抜けて行く…w
しかしこれくらいの方が、付き合って行くにはよいのかと。
とはいえ、もうちょっとで籠から脱出! の人はどうするのか。
と思っていたら、忘れていた頃に使われてます、そのアイテム。
結局、周囲に幸せよっこいしょ、ですね。
最初の話は、まったくもって糸口なし、でした。
もうっちょっとこう…ヒント下さい!w
まさかな結論、というか糸口、でした。
2つ目は、そこはもう割り切って下さい、といっても
若い娘さんの…しかも金持ってんぞ~には無理無理。
自主的 -
Posted by ブクログ
幽霊が出現すると、その場所に転がっている、作られたほおずき。
奇妙な怪談と同時に、持ち上がったお見合い話。
最後まで読んで、という事はあれもこれも、自力でやったのか…と。
しかし最後、というか、次がなければ同情かとも思ったのですが。
まったく出てこない、見も知らない人物の視点が
まさかそこに繋がるとは…。
猫とかいう落ちだったらどうしよう、と思ったのですが
きちんと(?)人、でした。
『最初』がトラウマになった、とも言えますが
そちらに走れば、確実に期限が近い。
どうしようもない、という感じです。
そんな決意だけを納められても、神様としてもどうしたものか。
そしてほとんど放置されていたお -
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短編、というよりは中編?
表題のものよりも、最初の話の落ちにびっくりでした。
心意気というよりは、単なる維持の張り合い、という感じですが
まぁ女性が集まればこうなるものです。
これが男性だと、体力勝負になるだけですし。
3つ目の話は、そういえばそうだった、という感じが。
この時代は、普通にどちらも大丈夫だったのを思い出し
あっちもこっちも守備範囲なら、もてる旦那を持つと
ものすごい気苦労がたたりそうです。
そして全てを通して問題だった、従姉妹さん。
そんな理由で結婚を決定するなら、あちらの理由でも
あまり変わらない気がします…。
極端な話、お金のある生活か、ない生活か、という状態ですし。