近藤史恵のレビュー一覧

  • シフォン・リボン・シフォン

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    話が心に響きすぎる程強烈で、私には合いませんでした。痛くてその先にいけない、そんな本です。
    ただ、繋がりのある短編集みたいなものなので、他の話は読むことが出来ました。

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    2017年08月25日
  • 桜姫

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    やっぱり、歌舞伎に興味が出てくるように作られてるのかなぁ。歌舞伎を知って読めばもっと面白いんだろうなぁ。

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    2017年08月08日
  • 散りしかたみに

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    作者の歌舞伎愛が感じられる作品。歌舞伎を全く知らないので、ピンと来ない箇所が多く、読み進め難い。歌舞伎って面白そうと思わせてくれる。

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    2017年08月08日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    ネタバレ

    先に、にわか大根、寒椿ゆれるを読んでいたが、違和感なく読めた。お駒のことは驚きがなく、先にこれを読みたかった。この時代ならではのミステリーと感じた。

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    2017年08月02日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    フリフリヒラヒラを連想させるタイトルだったけど、読み始めてみたら思ったより現実的。乳ガンの話も知らないことばかりで色んな発見があったけど、どちらかというと、周りに(無意識に)虐げられて苦しんでいる人たちの話だった。

    最初の話で、娘をコントロールするために、お前の胸は大きすぎてみっともない。だらしない。慎みがない。と責める親がいた。
    でも字面にするとわかるけど、それって性格に関係なくないか?
    因果関係が全くないこじつけだ…。

    赤い下着を着たくらいで、そんないやらしいもの!と目くじら立てるほどかなぁ。
    確かに下着を外に堂々と干してたら怒るかもしれないけど。
    解説に、素敵な下着を身に付けると、自分が大事にされている気がする。とあって、確かに。と思う。
    下着→性的アピール→おおっぴらは慎みがない
    ではなく
    下着→魅力のひとつ→恥じらいが大事
    と考えたい。

    男友達が、ショーツにリボンを着けることを考えた人は神だ!と熱く語っていたことがあったが、
    確かに、人目に触れさせるでもなく、実用性皆無なのに、可愛い素敵なデザインのもので、かつフィットするとスタイルも良くなって、本当に気分が上がる。

    高ければ良い訳じゃないけど、自分のためにかけるお金の使いどころは自分が魅力的になれるために使うべきだと思った。

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    2017年05月19日
  • 演じられた白い夜

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    雪の山荘で発生する連続殺人事件と演劇の連続殺人事件。作中作を「一種の見立て殺人と思わせておいて、実は…」というお決まりのパターンでうまく収めていますが、被害者役が現実でも殺される理由に関してはやや肩すかし気味。
    また、読みどころの一つである登場人物たちの心の機微も、主人公・麻子以外の女性が描き分けられていないのでやや不満が残ります。

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    2017年05月13日
  • ダークルーム

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    ネタバレ

     高級フレンチレストランに毎晩ひとりで来店する謎の美女… 自転車に乗る時は、いつもヘルメットをする彼女が長い髪をなびかせ車の前に飛び出した… 隣に引っ越してきた二人の魅力的な青年… つまらない絵を描き、絵に対してピント外れのことを言う男の子… 

     意識では、自分自身の才能を信じたいのだけれども、深層心理では、自分に才能がないことを知っている若者達、彼らは、そんな自分を愛したいのだけれども、意識と深層心理との乖離が自分自身を愛する気持ちを妨げる。

     近藤さん初の短編集は、登場人物の挫折を描くことで、私達が抱く夢をまるで好きな異性への告白を断られるように打ち砕く。それは、現実を突きつけられたり、古傷に塩を擦り込まれるように沁みる。私達は、登場人物の行方から、自分の物語りを紡ぐための手がかりを手繰り寄せるのだ。

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    2017年05月06日
  • 桜姫

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    近藤さんの物語を読むようになってから、歌舞伎にも興味を持つようになった。
    跡継ぎの重要性など、たぶん一般人が考えている以上に大きなことなのだろう。
    だからこそ、跡継ぎを必要とした父親は兄・音也にこだわり続けたのだと思う。
    幼くして亡くなってしまった兄。
    入れ替わるように実の父親のもとに引き取られた妹。
    二人に接点はないはずなのに妹・笙子は兄を殺した夢を見続ける。
    誰にも言えずにずっと悩んできた笙子の前に、兄の死の真相を知りたいという銀京が現れる。
    兄と出会ったことが歌舞伎に興味を持つきっかけになったと言う銀京。
    才能もあり、華もある。
    「大部屋役者で終わる気はない」と言いきる銀京には、それ相応の野心もあったとは思う。
    芸に対する自信もあっただろうし、厳しい稽古にもついていく覚悟もあっただろう。
    銀京というキャラクターがもう少し魅力的だったら…と思ってしまった。
    どことなく上滑りしているような感じが残ってしまって、もっと掘り下げた描写があればと感じてしまった。
    兄の死の真相はあっけないほどあっさりと語られている。
    物語にとって真相は何だったのか?ということよりも、真相を知ってからの笙子の心理描写のほうが細微に語られている。
    歌舞伎という独特の世界での出来事。
    読んでいて引き込まれるところも多く、それだけに妙に浅く感じてしまったことが残念だった。

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    2017年04月24日
  • ダークルーム

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    ネタバレ

    2017/4/4
    人の怖さや弱さが垣間見えつつ、希望のある終わりかたになっている。
    短編だと誰かを好きになる前に終わっちゃうから私は長編が好きなんだな。

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    2017年04月16日
  • ダークルーム

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     短編集、小説として共通しているのは内容がスカスカであること、この形が成立するのは「ほんとうにあった怖い話し」というジャンルだけじゃないかな、小説なら詳細に描写を説明しないと怖さが伝わらない。

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    2017年03月23日
  • 桜姫

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    ネタバレ

    2017/3/16
    今回はちょっぴり救いがあった。
    このシリーズいつも救われない気がしてたから。
    しかし芸事というのは業が深い。
    芸のためならすべてを捨ててもいいという人たちが集まると常識が常識じゃなくなるのがいい。
    本を読む醍醐味って気もする。

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    2017年03月19日
  • この島でいちばん高いところ

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    ネタバレ

    短編のようにシンプルな孤島ミステリー。でも途中からミステリーなのか冒険小説なのか、はたまた猟奇ホラーなのか分からなくなってしまいました。でも見えない敵と戦う少女たちの姿は『十五少女漂流記』のように緊張感を持って楽しめました。特にユンジャの頑張りには感動。彼女の仲間を想う気持ちは、国境も民族の違いも軽く超えていきます。ラストがあっさりし過ぎて拍子抜けで、今の近藤さんならもっと深く心を抉るようなラストを描けるだろうに…と思ってしまいました。

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    2017年03月01日
  • ダークルーム

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    スイートボーイズが一番怖かった…。
    近藤さん、短編集。読みやすいけどじわじわぞくっとする物語満載でした。

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    2017年02月26日
  • 土蛍~猿若町捕物帳~

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    猿若町捕物帳シリーズ5作目。

    長屋の大家に店子の諍いを仲裁して欲しいと千蔭が頼まれていた矢先、大家が殺されてしまうという「むじな菊」、髷を切られるという事件が続発する「だんまり」、中村座の人気役者の弟子が自殺し、そして同時に梅が枝の身請け話が持ち上がるという「土蛍」、人生貧乏くじばかりだった男が頼まれた富くじを買った後死んでしまった謎を解く「はずれくじ」の4編を収録。

    くどくどとした描写は全くないのに、人物のさりげない言動や所作から行間を読ませる手法で、その者の特徴や性格を見事に表現するという筆力。
    その上、テンポ良く動きのある場面と静謐なそれが物語に緩急のリズムを作っているところも読みやすさを助長しています。

    今までのシリーズ同様、事件の裏に垣間見える人間の業の深さにはやるせなくなります。
    千蔭にとうとう年の離れた妹ができるのですが、赤ちゃんの無垢な様子が事件と対比していて、人間の欲望の果てしなさがより際立っていると思いました。

    ほんとに、必要以上に求める人の飽くなき欲望って、いらぬ苦しみを招く悪の元だなーとしみじみ考えさせられました。
    いっとき欲望が満たされて満足しても、すぐに足りなくなってまた欲求が止められなくなるという人間の本能的なサガが怖くなります。
    足るを知るって大事だよな・・・と読後に痛感しました。

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    2017年02月12日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    ネタバレ

    2017/2/2
    1話目が最も揺さぶられた。
    毒親に腹が立って腹が立ってそれにいいように使われてる娘にも。
    最後に洗脳が解けてよかったけど。
    少し自分と重なるんだよね。
    だから叫びだしたくなるような感情が沸いてきて困惑する。
    私はここまでじゃないと思うし、それぐらいはどこの家でもあるだろうとも思う。
    現実は捨てるほどじゃないと思うからフィクションでは捨てて欲しかった気もする。
    いい下着とパジャマが欲しい。

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    2017年02月04日
  • 巴之丞鹿の子~猿若町捕物帳~

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    ネタバレ

    江戸で若い娘だけを狙った連続殺人が起きるが、被害者は皆、人気の女形・巴之丞の名を冠した鹿の子の帯締めを身に着けていた。
    同心・玉島千陰はその帯締めを縁に巴之丞と出会う。
    下手人の狙いは一体何なのか。調べが進むなか新たな被害者が―。

    ミステリーなのですが、キャラクター設定が個性的で際立っていて読みやすかったです。
    同心の玉島千蔭は男前なのに遊びに興味のないカタブツで、それとは対照的に歌舞伎役者の巴之丞や花魁の梅が枝は妖艶で謎の多い人物として配置されています。
    また、遊び人で砕けた性格の千蔭の父や、生真面目で不器用な部下の八十吉など、脇を固めるキャラも魅力的。
    シリーズ第一作目ですが、どの人物もキャラがしっかり立ち上がっていると思いました。

    千蔭が追う事件の流れが本筋ですが、その合間に、お袖という町娘のエピソードが盛り込まれています。
    最終的にお袖の話と事件が繋がり鮮やかな解決に導くという手法で、ミステリーとしては常道なのですが、作者特有の湿気を含んだ淫靡な雰囲気や女性のたくましさが読んでいて心地良かったです。

    背徳的だけど狂おしいほどに一途な愛を描いていて、心が揺らされました。
    真っ当すぎる千蔭がそんな事件に関わるのが、皮肉めいていてこれまた面白かったです。

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    2016年11月20日
  • あなたに贈る×(キス)

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    キスでのみ感染する病気が蔓延したため世界的にキスが禁止された時代
    寮に住んでいる女子高生がその病気で死亡し、その理由を解き明かすお話

    キャリアの人は死なない、キャリアを診断する検査はない(あるけど手間?お金?がかかるため全員は無理)という物語を成立させるための設置や
    研究者の娘がたまたま学校にいたり、情報が駄々漏れだったり、スーパーハッカー(笑)だったりとちょっと設定的には素人っぽい

    でも、結末としてはキレイな筋書きだよね

    解説にも書かれてあったけど、フーダニットからホワイダニットへの流れがよい
    そして終わり方によって物語のキレが感じられる
    一応、その後も書かれてあるものの、別のお話なので

    すべて読み終わってタイトルについてもう一回考えたときの「あ~、なるほど」という感覚

    ただ、このレベルの小説ならそこそこありそう

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    2016年11月19日
  • ガーデン

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    ネタバレ

    2016/11/11
    正直ようわからん。
    感情がついて行かん。
    今泉シリーズを読むにあたって、今泉君にはとんでもないつらい過去があるんだなと覚えておこう。
    助手の少年にもびっくりやで。

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    2016年11月11日
  • 青葉の頃は終わった

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    ミステリー風青春小説?
    主人公たちは「青春時代」からは少し大人になった年代。
    私は若葉どころか更に枯れかけている年齢で、読む前から危惧していたとおりあまり深く感情移入はできませんでした。若き日に立ち返るようなノスタルジーも感じられず……。
    登場人物全員面倒くせー!(笑)
    しかしそれが若さというもので、思い起こせば自分も確かにそういう面倒臭い若者だったような気もします。

    「わたしを殺さないで」との言葉を残し、突然ホテルの7階から飛び降りてこの世を去った瞳子。
    彼女は本当に自殺なのか、もしかしたら殺されたのか?と引き込まれはしたけれど、結末にもスッキリせず。
    言いたい事は解らなくもないですが、全体的に中途半端な印象でした。
    主人公たちともう少し近い年齢だったら理解できるところがもっとあったのかもしれないと思うと、出会うのが遅すぎた作品としか言えません。

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    2017年01月15日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    その人に寄り添い、考えて、事件を解決していくキリコ。
    これって、キリコの助けで、その人が自分を取り戻していくみたい。

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    2016年10月01日