近藤史恵のレビュー一覧

  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    ネタバレ

    2016/6/6
    旦那さんが出てこなくてちょっとさびしい。
    あの素敵なおばあちゃんは死んじゃったのか…
    つらい

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    2016年06月12日
  • 土蛍~猿若町捕物帳~

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    安定の猿若町捕物長シリーズ。
    間隔が空いてしまったので登場人物の関係を思い出すのにちょっとかかったけれど。
    見方によって菊の花の文様が貉の毛並みにも見えるという「むじな菊」がよかったな。
    玉島千蔭の探索は、ほぼ聞き込みの調査のみ。
    ふと気がかりになった事を掘り下げてさっと解決に導く。
    あとから見れば序盤にちゃんと布石が置かれているという寸法。
    さすが文章の手練れだ。

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    2016年06月06日
  • 演じられた白い夜

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    1998年の作品。
    新装版として2012年に出版された文庫。
    近藤史恵さんは大好きな作家さんのひとり。
    この本、さらさら~と読めますが、少し物足りなさも。

    「BOOK」データーベースより
    小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやってきた。
    山荘には匠によって、初対面である八人の俳優らが集められていた。
    匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古は行われていく。
    台本が進行するにつれ、麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき事件の形を取って表れた。
    作中劇の中に隠された真相は―。

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    2016年05月26日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    江戸時代の捕物帳。
    堅物の同心が幽霊騒ぎを解き明かしていく。犯人を下手人と言ったり、岡っ引きが出てきたりと、時代物のサスペンスは言葉も楽しい。
    最後ちょっとした愉快などんでん返しもあり、スピーディーに楽しんだ。

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    2016年03月23日
  • キアズマ

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    近藤史恵さんになる自転車競技ものの4冊目。
    これまでの3冊、プロのレーサー白石誓の物語とは異なり、ひょんなことから大学の弱小自転車部に入ることになったずぶの素人の青年が主人公。
    起承転結に則って、途中色々あるけれどそれら含めて、とてもオーソドックスなお話の展開。
    朝夕の通勤電車の友としては無難なところ。

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    2024年11月18日
  • カナリヤは眠れない

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    『眠れない私の眠らない私の』

    表紙と粗筋が、評価を下げていると私は思う。もっとこの作品に似合う絵と言葉がある。そんなふうに思った。

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    2016年02月18日
  • 賢者はベンチで思索する

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    猫派の私には、犬の散歩の描写が出るたびに「毎日散歩するのはしんどそうだなぁ」なんて思うのだった

    犬パルボウイルス感染症なる病気を初めて知る。

    次回作は「ふたつめの月」
    機会があれば。

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    2015年12月28日
  • ダークルーム

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    ちょっと怖いミステリ短編
    人の悪意がそこかしこに見えるので・・・
    でもまぁ全ての話が怖いわけでもないけどね

    表題作の「ダークルーム」も悪意と言えば悪意なんだけど、カワイイものだし
    「北緯60度の恋」はもっと複雑な感情だしね

    近藤史恵の日常系ミステリが好きだけど、こんなスパイスが効いたミステリもいいかもと思った

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    2015年11月27日
  • シフォン・リボン・シフォン

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    ある下着店にまつわるお客さんや店主の家族の話。
    美しい下着を身に纏い、「うふふあはは」なふわふわのお話。ではなく。
    介護の話、親子関係の話。心を抉られるような表現がいくつも出てきて共感してしまいます。

    家族は、決してきれいなものだけではできていない。お互いに棘を刺し、刺されている。それは、意識的なこともあれば、無意識のうちにやっていることもある。
    それでも、最初で最後の関係だから、うまくやっていかなくっちゃね。たとえ、きれいでなくっても。

    すぐに理想化してしまう私には、よかったかもしれません。

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    2015年11月23日
  • 散りしかたみに

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    今泉文吾と小菊シリーズ、二作目。
    難しいなあ~と思いつつ読み進むと、序破急…
    種明かしの場面で、そうだったのか!
    と、悲劇に打たれる…
    けれど、自分がもっとちゃんと、劇中で演じられている歌舞伎の作品を理解していれば、途中から推理できて、もっと楽しく読めたのになあ、と思う。
    近藤史恵の伝統芸能シリーズは、演目の内容に要注意だ。
    難しくても、よ~く吟味すべし。
    もう結末は分かってしまったけれど、後でまた読みたい。

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    2016年05月22日
  • あなたに贈る×(キス)

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     キスによって感染する致死率100%の病”ソムノスフォビア”のためキスが違法行為とされた近未来。全寮制の学校で一人の女生徒が亡くなり、死因はその感染症だといううわさが流れる。その女生徒を慕っていた美詩は真相を探り始める。

     キスへの恐怖と嫌悪とが作り上げられた世界。なんとも不可思議な設定ですが設定、特にキスが禁止されてからの文化や恋愛観の変化の思考実験は面白かったです。確かにキスがないとその先のことも想像しにくくなるし、性とか恋愛観、そして人との付き合い方も変わらざるを得なくなるのかもしれません。

     元々ヤングアダルト向けのレーベルから出版されたということを考えると、キスについて興味なりを

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    2015年11月02日
  • 青葉の頃は終わった

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    大学の時の友達が投身自殺した理由を探す青春ミステリ
    なのか?これは
    う~ん、個人的にはミステリではないです
    青春小説かと言われると、最後の展開も含めてそんなに青春っぽくない
    まぁ、登場j品物達が自意識過剰なので、そんな青臭さは感じるけどね

    それはそうと、瞳子さん
    現実にこんな人がいたら、多分僕は嫌いだと思う
    もしくは、弦くんのように心の中に想いを忍ばせて神格化するかもしれない
    でも、「あ~、はいはい、僕とは住む世界が違う人なのね」って割り切ってまったく関わらないようになるな、きっと

    小説の中で推測されている自殺の理由も到底納得出来ない
    もしかして、本当の自殺の理由で他にあって、僕が読みこな

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    2015年10月14日
  • にわか大根~猿若町捕物帳~

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    猿若町捕物帳シリーズ第三弾。安定の面白さ。千蔭と巴之丞が、対照的なんだけど気の置けない友人?ぽくなってきてて面白い。

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    2015年10月14日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    猿若町捕物帳シリーズ第二弾。お玉の人生を達観したような姿が哀しい。でもそう思うのは巴之丞の言う通り愚かなこと。欲の塊みたいな自分を反省。「我も五障の雲晴れて、真如の月を眺め明かさん」

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    2015年10月14日
  • ねむりねずみ

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    梨園の世界のミステリー。
    昔からお芝居をいっぱい見れる家庭で育ったので、こういう話はワクワクしました。

    小菊がいい味出してるー。
    今泉とか一子とか不倫相手の良高とかどうでもいいんだけど、役者さんのキャラが様々でいいねぇ。
    もっと役者さんたちの絡みが読みたかったけど。。。

    最後みんなを集めて真相を話すの読んで、んーなんか冴えなく詰めの甘い見解だなと思ったけど、本当の真相はそうだったんだ。
    なるほどー。
    銀弥の芝居に対する心は恐ろしいほどだけど、もっと恐ろしく書かれても良かったと思う。。。

    イマイチ、すかっと読み切った読後感がない。

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    2015年09月23日
  • モップの精と二匹のアルマジロ

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    ネタバレ

    清掃作業員探偵キリコの4作目、シリーズ初の長編。ちょっとしたきっかけからある夫婦と知り合い、事件に巻き込まれていくキリコと大介。二人を心配し、ときには憤り、諭すキリコとそれを支える大介。キリコは23歳と思えないぐらいしっかりしていて清掃作業員として色々見て経験しているからなのかな。単なる浮気調査と思っていた話も最後には社会的な問題にまで広がって、少々重い話でした。

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    2015年09月19日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    扱っているテーマはどれも重いのにかわいらしいキリコのキャラクターのおかげでするすると読み進めることができる。

    おしゃれでかわいくて料理ができて頭が回って掃除が好きでしかも若いというキリコのキャラクターはできすぎ感もあるが魅力の方が勝っているのでそう気にならなかった。

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    2015年09月08日
  • サヴァイヴ

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    2023.06.23 ★3.2

    読んだのが2回目だってことに今気がついた。
    8年ぶり?

    どれも悪くない話なんだけど、心に残らないのか。
    サクリファイスが刺さったから、期待しすぎなのか。

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    2023年06月23日
  • あなたに贈る×(キス)

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    ネタバレ

    近未来、キスで死の病が移るので、キスをしてはいけない世界のお話。
    2話構成。

    電子書籍で読んだので、これは帯でしょうか、
    「真相に辿りついた時、それまでの景色が反転する。」
    と書かれちゃあ、なんとなく「反転」したらどうなるのか
    予想がついてしまった
    が、その後更に、そう来るか…! と思いました。
    後味悪い感じ。

    2話目のラストは希望が持てそうな終わり方でした。

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    2015年08月14日
  • あなたに贈る×(キス)

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    青春ミステリー。甘酸っぱい…ようで、実はブラック。ホワホワした主人公の少女から脱却物語。

    そして、実は過去に読んでいて再読。

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    2015年08月03日