近藤史恵のレビュー一覧

  • 夜の向こうの蛹たち

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    最後まで、読んでしまいたい

    そう感じて、一夜で読み進めてしまった作品

    まるで妙自信が書いた、自伝のような。
    そう思わせるほど、入り込まされた。

    生きているだけで、難しい。
    人はみんな無い物ねだりをしてしまう。

    自由に。望んだままに生きられたら。
    純粋に。人を傷つけあわずに、生きられたらいいのに。

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    2025年07月25日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    近藤史恵さん作品読みたくて本屋でパッと手に取ったもの読後気持ちいい小さな謎解き
    そして主人公の心の成長も…

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    2025年07月22日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    新米刑事の圭司が先輩の黒岩とバディを組んで捜査する殺人事件。物語に狼の寓話が挿入されていてそれが意味するものとは?

    捜査が進むにつれて被害者と容疑者のことが分かってきて苦みが増してくるんだけど、対照的に圭司の周りは明るくて文章に軽やかさがあって読みやすかった。
    そして、普通って何?という投げかけにハッとさせれる。

    大好きな作家・近藤史恵さんの本なので安心して読めた。
    続編も楽しみ。

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    2025年07月15日
  • わたしの本の空白は

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    目が覚めると記憶を失っていた
    家に戻り、夫と義母と義姉の3人と同居を始めるが、なんとなくぎくしゃく
    夢には美しい男性が出てくるけど、誰だか思い出せない…

    前半と後半で印象がガラッと変わるお話
    おもしろかった

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    2025年07月12日
  • これが最後のおたよりです

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    タイトル通りラストレターというか、最後のメッセージをテーマとした短編集。個人的には「猫への遺言」がよかったなぁ。これまでは猫を見送ることばかりだったので、猫に言葉を残すという発想がなかった。人間いつ死ぬかわからないしね。

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    2025年07月10日
  • マカロンはマカロン

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    可愛らしい表紙とタイトルだけれど、題材はけっこう切り込んでて意外だった。トランスジェンダーや人種差別的な内容もあったり。ただ、全体的にほっこりとした内容でストレスなく読める。1話のボリュームもちょうどよくて、さくさく読めた。シェフの謎解き要素も面白かった。シリーズものらしいので、他のも読んでみようと思う。

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    2025年07月08日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    友井羊 深夜に二人で背脂ラーメンを

    ストーリーも好きだったけどそれ以上にめちゃくちゃ飯テロされた!

    大沼紀子 夜の言い分。

    読み始めの違和感が、終盤ではそういうことだったのか、と楽しく読めた。

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    2025年07月06日
  • マカロンはマカロン

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    ドラマで観てしまったところが多かったので結末は知っていたけどそれでも面白く読めました。やっぱ三船シェフ好きだな〜

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    2025年06月27日
  • インフルエンス

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    団地や荒れた中学校の情景がありありと目に浮かび、私の地元でも起きていたかもしれないと思えてきた。
    性虐待、強姦、DV…彼女たちを苦しめるものからお互いを守るために闘ったシスターフッド小説なのでは。

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    2025年06月26日
  • 賢者はベンチで思索する

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    裏表紙のあらすじ読んでいたイメージと違って、とても奥深いストーリーだった。
    良い意味で始めの印象からのこの入り込んでしまうストーリー凄いです!

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    2025年06月18日
  • エデン

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    面白い。アシスト白石は今回も輝いてた。
    終盤に悲しさと感動が同時に押し寄せてくる感情はサクリファイスと同様。
    世界が舞台だからカタカナの名称に翻弄される自分の頭を呪う。

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    2025年06月17日
  • エデン

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    ツールドフランスの面白さが全面に出ててよかった。白石の徹底したアシスト魂に惚れるね。最後のアルプスでニコラに共闘を持ちかけられステージ優勝できたかもしれないのにミッコのアシストとして全力で走る姿に感動した。自分がその立場なら迷わず優勝を選択するだろうな。改めてツールドフランスの過酷さが伝わってくる作品だった。

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    2025年06月16日
  • エデン

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    ネタバレ

    サクリファイスの続編。白石誓(チカウ)が山岳賞を取った時はちょっと感動的。やはり今回もエースをアシストするサクリファイスではあるのだが葛藤が見られ人間らしくて良い。ニコラも魅力的。

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    2025年06月16日
  • 昨日の海は

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    『騒ぎ立ててなにもかも明らかにすることが正しいやり方ではない。口をつぐんでら知らなかったふりをすることだってできる。正しいということがなんの力を持たない時だってあるのだ』

    田舎で暮らす高校生・光介の亡き祖父母の死の真相を探るミステリー。
    光介が初めて1人で東京へ行き、真相を探ろうとしに行くシーンが良かった。

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    2025年06月16日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    作家さんによって味わいが色々で楽しい。
    近藤史恵さん、冬森灯さんの作品が特別好きでした。

    「ひめくり小鍋」冬森灯
    冬森さんらしい心に小さな明かりが灯るような温かな読後感。クスリとなるシーンもあって楽しく元気をもらえました。
    私には絶大な安心感のある著者です。

    「ペンション・ワケアッテの夜食」八木沢里志
    不器用なペンションオーナー夫妻が好ましい。夜食を食べるシーンは、捕らわれていた苦しさからの解放感と安心感に包まれました。ハッとするシーンや、じんわり染みるストーリーがいい。

    「正しくないラーメン」近藤史恵
    料理研究家の苦悩を描いた本作が断トツに好きでした!!食べ物描写も美味しそうだし、ストーリーも心理描写もすべてに、「これでもか」という位心をくすぐられました。夫の優しいまなざしに幸せな気持ちになった。
    近藤史恵さん、さすがとしか言いようがない。

    切なさと寂しさ懐かしさを感じたり、他作品とは一味違う見事な展開に唸らされたり。
    友人たちとの深夜のファミレス「なる褒めの夜食会」が最高でした。

    満足度の高い短編集。
    私には馴染みの作家さんばかりで贅沢な1冊でした。

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    2025年06月14日
  • サクリファイス

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    久しぶりに読んだけど面白かった。また自転車乗ってみようかなって思うような描写も多くて良かった。ロードレースは個人戦のようで実は団体戦。一人のエースを勝たせるために他の選手はアシストすることに徹する、この姿がいいんだよな。主人公の白石誓はまさに生粋のアシストで自分で前に出て勝とうとするのではなくエースを勝たせることに重きを置いて走っていて結果的にそれが彼のキャリアを上げることになるのもロードレースの面白さ。しっかりとミステリの要素もありロードレースの世界観にマッチしていた。まさか白石と伊庭が飲んだワインの中にエフェドリンが入っているとは、そのことを発覚させないためにエースの石尾が自ら事故でレースを中断させるとは。エースとして多くのアシストを犠牲にしてきた覚悟が現れていてグッと来るものがある。

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    2025年06月13日
  • 岩窟姫

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    面白かった…!
    とあるアイドルタレントの自殺。自殺の原因と目されたのは同じ事務所のグラビアタレント、レミ。まったく心当たりがないのにいじめの疑いをかけられたレミは、自殺の真実を探し始める。
    胸糞悪い真実が待っているけど、復讐を誓うレミとその謎解きが面白くて一気に読んだ。

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    2025年06月11日
  • [新版]天使はモップを持って

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    私にとって近藤史恵さんの作品は兎に角読みやすくて少し疲れてて、あまりややこしい話は読みたくないなという時の癒しのようなもの。
    今回もすいすい読めて人間関係もわかりやすく、軽めのミステリがとても心地よい。

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    2025年06月07日
  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    タイトルや表紙、和菓子屋さんが舞台ということからもっとほんわかした物語かと思っていた。読んでみると、姉妹の比較や曾祖母の過去、出自のことなど、考えさせられるエピソードが多く、良い意味で裏切られた。最後の手紙を破るシーンが印象的。小梅なりの曾祖母への思いやりなのだと思った。

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    2025年06月02日
  • 震える教室

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    歴史の古い女子校が舞台の女子高生2人によるホラー・ミステリー。手を繋ぐと霊感が強くなる特技によりミステリーを解決していく手法が楽しい。
    女子高生と女子校特有の事情などが盛り込まれておりそちらも楽しい。これが男女共学であれば否が応でも恋愛要素も盛り込まれそうだがそれがないのもミステリーに集中出来て好感でした。
    花音の母、芽衣子エピローグでの続編の存在を思わせる不穏な思慮はなんだろう。

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    2025年06月01日