近藤史恵のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
つまづくことは誰にだってある
成功を積み重ねてきたしっかりした人も
充実しているように見えるまぶしい人も
そして、完璧に見える人でさえも。
誰だって、手探りで毎日を生きているのに、
自分だけがなんだかうまくいかないで足踏みをしているような気持ちになる。
歌舞伎をはじめとする観劇の魅力に、
ステキな登場人物とちょっとした謎解きだけど・・・
スラスラと読める優しい文体の奥底に、そんな分厚くて頼もしいメッセージが隠れている気がする。
それにしても、それぞれ違うお話の積み重ねだと思っていたのに、ラストに向けて少しずつ、密やかに物語が収束して、最後のページまで来ると、
待って終わらないでぇ -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ白石誓
チーム・オッジ。新人。「チカ」と呼ばれる。身長一七〇センチ、体重六〇キロ。高校時代は陸上の中距離走でインターハイ一位になった実力者だった。夜中にテレビで見たロードレースに惹かれ転向を決める。陸上で推薦が決まっていた大学を蹴って、自転車部の強い大学に入った。大学を卒業すると同時に、スカウトされてチーム・オッジへと加わった。
伊庭和実
チーム・オッジ。白石と一緒にチームに入った新人。大学を卒業したばかりの二十三歳。実力はベテランのチームメイトを追い越して、石尾の次の位置にいる。
石尾豪
チーム・オッジのエース。普段は物静かな人だが、自転車のこととなると厳しい。峠を得意とするクライマー。 -
Posted by ブクログ
ツール・ド・フランスを舞台としたロードバイクレースの物語。前作「サクリファイス」の続編で、主人公、白石誓がついに夢の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。
前作よりはロードバイクレースの話が長く、臨場感があった。クライマーであり、アシストである白石が、チームのエースのために献身的な働きをしながら、その都度状況を考え、自分の走りを全うする姿はとても惹きつけられました。ツール・ド・フランスの魅力がとても伝わってきて、こんなにもドラマがあるんだなと気づきました。
自転車をこよなく愛し、だからこそ3000キロを走破する過酷なレースに参加する。そんな男達の戦い様が伝わってきました。