近藤史恵のレビュー一覧

  • ヴァン・ショーをあなたに

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    今回も面白かったー!
    お客の何故?を軽やかに解いていく三舟シェフ。
    よくそこまで頭が回るなあ。
    一話目の話は心が苦しくなったなあ・・・。
    親思いの子もいれば、そうかと思えば大人には自分の事だけを考える人もいるし、私たち周りに潜んでいる問題をあざやかに解決してくれる。
    読んでいてすっきりする。
    シェフの昔も知れてよかったな。

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    2025年07月20日
  • 山の上の家事学校

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    こんな家事学校があったら、通ってみたい。
    暮らしていくなかの一つ一つ、家庭の数だけやり方や常識が違って、それを楽しめたらいいのだけど、びっくりすることも意外とあるなぁ、とつくづく思う。

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    2025年07月20日
  • 山の上の家事学校

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    今は、生きるのは難しい時代だ。
    男女平等といっても、何でも平等にはならない。見えない世界がみんなに存在している。だからこそ、互いを思いやれる様にしなければならないのだけれど、自分のことにいっぱいになって、うまくできないことが多いよね。

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    2025年07月19日
  • スーツケースの半分は

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    青いスーツケースを巡る、ステキな旅の連作短編集。フリマで出会ったスーツケースが、いろんな人に連れられて、ステキな旅をする物語。それぞれの人が、良い人に出会ったり、自分を見つめ直したり、前向きに生きていこうと思ったり。
    旅に出てみることで、今の自分の何かが少し変わるかも、と読んで前向きになれました。
    そしてこの幸せのスーツケースの生い立ちがまた、良いエピソードでした。
    旅に出るのも良いかも。

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    2025年07月19日
  • 山の上の家事学校

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    男性が対象の、生活の為の家事学校。
    離婚してすさんだ生活をしていた主人公が、日々の暮らしの技術を学んで、人間らしく心身共に健康になっていく様は、読んでいてとても清々しい。
    自分で自分を大切に扱う。まず日々の食事を大切に、丁寧に生きていきたい。

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    2025年07月16日
  • 間の悪いスフレ

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    このところ、私の現況の心の温度に寄り添ってくれる作品群の筆者、近藤さん。
    これ、お初だが、シリーズもの・・そして盗作は第4弾。

    順を追って読んでいなくても、アトランダムに追っていても、問題なく、すぃっと流れに入り込める弾力性に富んだ作品。

    シェフ・スーシェフ、ソムリエ、ギャルソンの面々の探偵の眼力やいかに・・てな展開。
    コロナ禍の情景という事もあって、テーブルをにぎわせてくれるお客の面々の内情は人間関係の微妙な、それでいて人生の岐路に立つようなことも。

    一日に1,2篇ずつ寝る前に読むのがいい感じ。

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    2025年07月15日
  • 南方署強行犯係 狼の寓話 〈新装版〉

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    新米刑事の圭司が先輩の黒岩とバディを組んで捜査する殺人事件。物語に狼の寓話が挿入されていてそれが意味するものとは?

    捜査が進むにつれて被害者と容疑者のことが分かってきて苦みが増してくるんだけど、対照的に圭司の周りは明るくて文章に軽やかさがあって読みやすかった。
    そして、普通って何?という投げかけにハッとさせれる。

    大好きな作家・近藤史恵さんの本なので安心して読めた。
    続編も楽しみ。

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    2025年07月15日
  • わたしの本の空白は

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    目が覚めると記憶を失っていた
    家に戻り、夫と義母と義姉の3人と同居を始めるが、なんとなくぎくしゃく
    夢には美しい男性が出てくるけど、誰だか思い出せない…

    前半と後半で印象がガラッと変わるお話
    おもしろかった

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    2025年07月12日
  • これが最後のおたよりです

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    タイトル通りラストレターというか、最後のメッセージをテーマとした短編集。個人的には「猫への遺言」がよかったなぁ。これまでは猫を見送ることばかりだったので、猫に言葉を残すという発想がなかった。人間いつ死ぬかわからないしね。

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    2025年07月10日
  • マカロンはマカロン

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    可愛らしい表紙とタイトルだけれど、題材はけっこう切り込んでて意外だった。トランスジェンダーや人種差別的な内容もあったり。ただ、全体的にほっこりとした内容でストレスなく読める。1話のボリュームもちょうどよくて、さくさく読めた。シェフの謎解き要素も面白かった。シリーズものらしいので、他のも読んでみようと思う。

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    2025年07月08日
  • 山の上の家事学校

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    読みやすかった
    男性が行く家事学校
    家事っていわゆる名もなき家事の集合体で、男性(普段家事をしない人)にはそれが分からない
    そこをうまく言語化してくれてる気がした
    幸彦は物分かりのいい方で、素直にいろんな授業で学んでくれたけど、実際昭和男子を教育するのは大変、、って偏見かも知れないが
    家事学校なんてのがうまくある訳ではなく、男子の、うたってあっても料理教室だけでもハードル高そうだし
    まぁ、夫婦、家族の家事分担はやったことへの感謝が大事よね
    面白く読めた

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    2025年07月08日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    友井羊 深夜に二人で背脂ラーメンを

    ストーリーも好きだったけどそれ以上にめちゃくちゃ飯テロされた!

    大沼紀子 夜の言い分。

    読み始めの違和感が、終盤ではそういうことだったのか、と楽しく読めた。

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    2025年07月06日
  • みかんとひよどり

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    子どものときに食育で培われた命への感謝を、大人になった今ではあまり意識していませんでした。この作品の登場人物のように食に向き合うことは無理でも、日々の食事の時間にスマホから目を離してきちんと意識を向ける、そんなことから始めたいと思います。あとジビエ料理食べに行きます!

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    2025年07月04日
  • ときどき旅に出るカフェ

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    本と夜更かし読書会
    コンセプトが素敵な連作短篇集。旅に出て世界のいろんな食べ物を知れたような気持ちになった。円と瑛子の温かくてちょっとした事件が起こる日常にふっと笑顔になれる。連作短篇でずっと同じ登場人物がいたから寂しくならずにずっと楽しめてとても良い本でした。苺のスープとロシア風ツップフクーヘンが気になる。いつか食べてみたいし、カフェ・ルーズにも行ってみたいな。

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    2025年07月01日
  • マカロンはマカロン

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    ドラマで観てしまったところが多かったので結末は知っていたけどそれでも面白く読めました。やっぱ三船シェフ好きだな〜

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    2025年06月27日
  • インフルエンス

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    団地や荒れた中学校の情景がありありと目に浮かび、私の地元でも起きていたかもしれないと思えてきた。
    性虐待、強姦、DV…彼女たちを苦しめるものからお互いを守るために闘ったシスターフッド小説なのでは。

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    2025年06月26日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    ハワイ島の情景は、想像しながら読めてすごい良かったんですが、主人公と和美さんの絡みが引いてしまった。
    バカンスだからこんなもんかと思うが…それ以外のミステリー要素は満足です。

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    2025年06月23日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    ネタバレ

    8つの短編小説を集めた素晴らしい1冊でした。少しゾクッとするミステリーも素晴らしいですが、個人的には2作目の金色の風が好きです。

    何かをしたくてもがきながら、悩み、泣き、人と出会い、走りながら自分の中の真理というか気持ちに気付くシーンがたまらなく好きです。「泣きたいほど苦しくて、やめたくて、どうしてこんなことをやっているんだろうと思って。そう、なにもかも同じで、繰り返しだ。わたしたちは同じことを繰り返す。」何度も何度も読み返したくなる作品でした。

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    2025年06月23日
  • 間の悪いスフレ

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    気取らないフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルの個性あるメンバーによるミステリー。今回も納得のクオリティです。特に今回はコロナの蔓延による規制から概ねの警戒解除までの段階を追う展開でコロナ禍を経験した人には感慨深いとも言えるます。コロナ禍による飲食業の苦境をあらためて知ることができ、記録ものとしても貴重に感じました。ミステリー要素のキレも健在です。こんなビストロに行っていみたいです。せめてテイクアウトだけでも。。

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    2025年06月22日
  • 賢者はベンチで思索する

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    裏表紙のあらすじ読んでいたイメージと違って、とても奥深いストーリーだった。
    良い意味で始めの印象からのこの入り込んでしまうストーリー凄いです!

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    2025年06月18日