近藤史恵のレビュー一覧

  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    終始漂う侘しさ、満たされなさが素敵な作品です。個人的に毒気やホラー要素は感じませんでした。そうなって然りだったのだとすとんと飲み込めるような。

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    2024年11月21日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    クリスマスマーケットでホットワインを飲みたくなった。ヴァンショーはスパイスや果実を入れる。飲んでみたいな。

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    2024年11月16日
  • マカロンはマカロン

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    シリーズ3作目。これまでの短編の中で「ムッシュパピヨンに伝言を」が一番よかった。特に終わり方が印象的。おいしいワインを飲んだ後のような余韻が感じられるとてもいお話でした。

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    2024年11月09日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    近藤先生、よっぽどグルメでいらっしゃると思う。あたかも読者がおいしいものを目の前にしているかのような表現力と食へと造詣の深さ。
    シリーズ二作目はお客様目線の短編もあり、飽きずに読めました。

    あー、私も三船シェフの作るフレンチを食べたいです!

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    2024年11月09日
  • 昨日の海は

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    ネタバレ

    ・「どちらかがどちらかを殺して、一緒に死んだの」

    ・「あれは心中事件であり、もしかすると殺人事件だったかもしれない。でも、わたしと妹はあの日、父と母に捨てられたの」

    ・「心中だとしたら、わたしと夢ちゃんはふたりから捨てられたことになる。でも殺人ならば、どちらかはわたしたちを見捨てたわけではないと信じられる」

    ・華子は娘を守ろうとして、プリントを水没させた。夫が命よりも大事にしていた作品よりも、娘の未来を選んだ。

    無理心中ではなく殺人事件だった。でもこれは娘を思って行ったもの。愛する娘を守るために母は犯罪者になったと思うと悲しい。それにしても夫はそこまでしてヌードを撮り見てもらいたかった

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    2024年11月06日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    ネタバレ

    フランス料理が食べたくなるシリーズ。

    『錆びないスキレット』には猫が登場。真相には胸が痛みました。
    『天空の泉』『ヴァン・ショーをあなたに』は若き海外修行時代の三舟シェフが登場して面白かったです。
    ミリアムおばあちゃんの赤ワインのヴァン・ショーを飲んでみたいですね。

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    2024年10月27日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    前回とはちょっと毛色が違うな
    ヴァンショーをあなたにだけど前作みたいにお客さんにはヴァンショーあげてない、内容的に仕方ないのか
    後半はフランスメインでワクワクした

    星の王子さま サン・テグジュペリ

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    2024年10月24日
  • マカロンはマカロン

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    2作目よりもこちらの方が好きかもしれん。
    お店を舞台に相手を気遣いながらもシェフの考えを伝える部分、とても好きです。
    ドラマ化されてましたが、実際にあったらぜひ行ってみたい、そんなお店とスタッフのみなさんだなと思いました。

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    2024年10月23日
  • [新版]モップの精は旅に出る

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    キリコちゃんの物語もこれでおしまい。人のさりげない悪意や価値観の違いなど色々感じることが多かった。
    キリコちゃんが元気でいてくれれば…ってのはおんなじ気持ちだけど大介ちょっとうっとうしいぞ笑

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    2024年10月21日
  • シャルロットのアルバイト

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    ネタバレ

    再読。シリーズ2作目。犬と過ごす日々を通じて、いろんな出来事に遭遇したり、いろんな人に出会ったり、嬉しかったり、悲しかったりの物語。「天使で悪魔とシャルロット」が痛い話だけれど良かった。

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    2024年10月20日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    たくさんのおいしいものがそれぞれの思い出と一緒に出でくる。食べ物を見るたびに思い出す昔の懐かしい記憶。ますますおいしい食べ物を食べたくなりました。

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    2024年10月20日
  • モップの魔女は呪文を知ってる

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    世の中善悪だけじゃ割り切れない部分が描かれる一冊。前作、前々作と快刀乱麻のキリコちゃんも今作では辛い気持ちを背負っていてそれがまた更に最後の短編の彼女の優しさにつながっているのかな。

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    2024年10月12日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    それぞれの旅を通しての成長を感じさせながら、美味しそうなご飯や雄大な自然の描写などが多く、読んでいて旅行に行きたいと思えるような作品だった。

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    2024年10月12日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    タルトタタンの夢に続けて一気読み。
    短編のようになっているがどの話も心がほっこりする。
    ヴァンショーを魅力的に感じさせてる書きぶりは素晴らしい。

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    2024年10月11日
  • みかんとひよどり

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    題名からは想像もつかない始まりだった。
    すらすらと入り込んでいける。
    ジビエは好きてはなかったが、この本を読んで自然のものを戴くことの大変さや、料理をするまでの工程の大切さが理解できた。猟師との関係も良かった。

    流行ってないレストランのシェフが、すごく料理も上手いので安心した。そして食べてみたいと思った。

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    2024年10月10日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅と美味しいものの短編集。どれも良かったです。ビブリア古書堂の三上延「美味しいということは」が特に好きでした。これだけでいいから、読んで~って、知人達に読ませたいと思ったくらい。銀座ライオン本店や崎陽軒の焼売など小道具も良かったのと、ビブリアは身内が反目していて辛い内容多いけど、これは美味しいもので家族が繋がるのが良かった。やっぱり小説というか、フィクションは読んで面白かったり多幸感欲しいです。
    「もしも神様に会えたなら」大崎梢
    祖母と合流して伊勢神宮に行くつもりだった町田の小学生は祖母が来れず、一人で向かう。そこで地元の小学生に会う。
    「失われた甘い時を求めて」新津きよみ
    昔住んでいた松本に

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    2024年10月06日
  • サクリファイス

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    久しぶりに飲み食い忘れて没頭してしまった!
    スポ棍もの? ミステリー?
    どんな切り口で読んでも面白い。
    続編もあるようなので 間髪入れずに読みたいですね。

    解説も面白かったー!

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    2024年10月04日
  • おはようおかえり

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    不思議な本
    妹の身体にひいばあちゃんが宿るというのだから、その時点で不思議な話になるのは確定だったのだけれども……。
    謎が続いてどうなるのかなあ、と思って、なるほどなあ、と思いました。

    上手く言語化出来ないけど良かった

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    2024年10月03日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    つまづくことは誰にだってある

    成功を積み重ねてきたしっかりした人も
    充実しているように見えるまぶしい人も
    そして、完璧に見える人でさえも。

    誰だって、手探りで毎日を生きているのに、
    自分だけがなんだかうまくいかないで足踏みをしているような気持ちになる。

    歌舞伎をはじめとする観劇の魅力に、
    ステキな登場人物とちょっとした謎解きだけど・・・

    スラスラと読める優しい文体の奥底に、そんな分厚くて頼もしいメッセージが隠れている気がする。

    それにしても、それぞれ違うお話の積み重ねだと思っていたのに、ラストに向けて少しずつ、密やかに物語が収束して、最後のページまで来ると、


    待って終わらないでぇ

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    2024年10月02日
  • マカロンはマカロン

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    安定のおもしろさ&読みやすさ。

    気軽にフランス料理を食べてみたいと思う。

    マカロンの話はちょっと矛盾を感じた。元料理人なのに化粧や香水に気付かないだろうか。
    最後のヴィンテージワインの話が印象的だったが、切ないなーと感じた。


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    2024年09月25日