近藤史恵のレビュー一覧

  • あなたに贈る×(キス)

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    恐ろしくてロマンチックで、初読の余韻は凄まじかった。たまたま駅前の本屋で出会った一冊が、生涯手元に置いておきたい一冊になった。

    キスで感染して致死率100%の病。だけどだからって、それが禁じられた世界なんて狂おしいほど切なく甘美さを失うだろうな。

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    2023年03月26日
  • スーツケースの半分は

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    幸せを運ぶと評される青いスーツケースと、それを使って旅に出る女性達の連作短編集。
    スーツケースと共に旅に出た彼女達が、旅に出る前と比べて成長していく様が感じられて、読んでいるこちらも励まされます‼︎
    私は特に、アブダビで連れに置き去りにされるゆり香の話が印象的でした。幸運のスーツケースを信じていなかった彼女にとっても、困っている時に何の見返りも求めず助けてくれる人と出会えたこの旅は、スーツケースが運んで来てくれた忘れられない幸せな旅になったと思います‼︎
    旅でなくとも、新しい世界に飛び込む人の背中を押してくれる小説だと思います‼︎

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    2025年12月21日
  • さいごの毛布

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    歳をとった犬の話から家族関係が上手く出来ない人たちの話へ。コミュニケーションが下手で人間関係などに疲れて嫌になった今の会社から、ちょうどいま新たな組織への転職直前の私にはなんとも言えない話でした。穏やかにいつも通りの毎日を過ごしたいだけなんだけど、いくつになっても思うようにいかなくて悩みます。

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    2023年03月20日
  • 岩窟姫

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    感情表現や風景の表現がわかりやすく、とても読みやすかったです。
    内容については、結末がハッピーエンドで良かったなと思う反面、色々駆け足で終わってしまい、もうすこしエピローグを読みたかったです。
    タイトル回収(とくに、姫部分)がとてもあざやかでした。
    自分では何もしていないつもりでも、誰かにとっての棘になるというのは身につまされるものがあります。
    読後もすっきりとしており、また、ゴシップ記事をすぐに信じてしまう人にも読んで欲しい1冊でした。

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    2023年03月08日
  • [新版]モップの精は深夜に現れる

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    目次
    ・悪い芽
    ・鍵のない扉
    ・オーバー・ザ・レインボウ
    ・きみに会いたいと思うこと

    最初の話『悪い芽』も読後感がよろしくはなかった。
    「駄目な人間は、いくら管理して教育しても無駄だよ」
    「自分には人を振り分ける権利があると思っているのかしら」
    いるよね、こういう人。
    自分は一段上にいると勘違いしている人。
    そして、自分の感覚・意見が絶対正しいと信じて疑わない人。
    その自信はどこから来るのだろう。
    少し分けていただきたい。

    しかし『鍵のない扉』と『オーバー・ザ・レインボウ』は駄目だ。
    「死ねばいいのに」と思うのと、「死ぬかもしれないことをやる」のは全然違う。

    『鍵のない扉』は、それっほっ

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    2023年03月07日
  • エデン

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    シリーズ2作目です。読み出したら止まらないだろうな、と思って長らく積読にしてました。ようやく読み出してやっぱりあーじゃないかこーじゃないかと色々考えて一気読み

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    2023年02月26日
  • 11の秘密 ラスト・メッセージ

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    安定の面白さ!

    秘密と言えど、中身もシチュエーションも様々で、こんな発想の仕方があるのか〜と感嘆の声を漏らしながら読み進めました。

    コロナ禍の出版とあって、時世を反映しているのも特徴的。

    私的には、孤独の谷が1番すきでした。

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    2023年02月19日
  • スティグマータ(新潮文庫)

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    ニコラーーー
    ニコラが帰ってきたーーー
    1観客として物語に入り込んでしまった

    チカが最後まで走れなかったのは残念だけど
    来年あるしね!

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    2023年02月08日
  • ほおずき地獄~猿若町捕物帳~

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    猿若町シリーズ第二弾
    今回は吉原幽霊話です!

    吉原という事で花魁・梅が枝も登場♪
    女形・巴之丞、作者・利吉も引き続きいい味出してます(〃ω〃)

    今作も二枚目同心・千蔭は素敵でしたが…
    千蔭パパには驚きました( ̄▽ ̄)



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    2023年02月02日
  • サヴァイヴ

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    石尾さんの物語
    アスリートの孤独と死との恐怖 重圧 普通の人には考えられないくらいの苦悩と葛藤
    何気なく TVで見てる試合も 読んだ後だと見方が変わる

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    2023年01月30日
  • おいしい旅 初めて編

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    女性ひとりの語りみたいな話が多く、生活に何か辛いことあっても旅や美味しいもので元気になったり、変わるきっかけになったり…という話が多かったので、怖いのやファンタジーじゃない、しっとり系で手軽に手に取りたい人にオススメ。私は坂木司と近藤史恵に惹かれて読みました。
    男女関係に踏み込んだ内容もあるので、中学生からかな。際どい表現はないです。
    「下田にいるか」坂木司
    仕事行き詰まり感じてふらりと伊豆熱川に行き楽しむ僕。楽しむ僕。あー、このコースで伊豆行きたい!って思いました。
    「情熱のパイナップルケーキ」松尾由美
    台湾オフィスの下村さんのお土産はいつも李製餅家のパイナップルケーキ。そのお土産を不思議な

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    2023年01月27日
  • おいしい旅 初めて編

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    アミの会による旅行本。下田、糸島、函館、サハリン、台湾、オランダ…。知らない場所、美味しそうな食べ物。こんな本読んだら旅行行きたくなっちゃうじゃん!特に良かったのは糸島の話。思わず検索して半ば本気で行きたくなった。

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    2023年01月24日
  • おはようおかえり

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    人に対する考え方
    勝手な偏見

    私にもあるなっと反省

    愛情の難しさ
    祖母も昔は娘だった

    とか当たり前の事を
    改めて考える

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    2023年01月22日
  • おいしい旅 初めて編

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    ネタバレ

    唐突な飯テロ作品もあるので
    空腹時に読むのはきついかもよ…(誉め言葉)

    良かったのは、報われない恋をしている女性が
    それに手を出した場合、もうダメな時点になって
    勧誘した女性に救われる物語。

    こういう手法って本当にあるんだよね。
    多分実際にあったんだろうね。
    その女性のおかげで彼女は救われるんですよね。
    本当の「彼女」を取り戻したのですから。

    そして最後に出てくるのはこれまた闇を抱えた人。
    時折その描写は出てくるけど
    そこにいる彼女は底抜けに明るい。
    そして友達がたくさんいる。
    食べ物を通して、ね。

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    2023年01月17日
  • アンソロジー 捨てる

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    テーマは捨てる
    9人の女性作家さんが同じテーマで書いた短編小説
    同じテーマと思えないくらい、ゾッとしたり、ドキドキしたり、短編と思えない満足感でした!

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    2023年01月03日
  • 天使はモップを持って

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    仕事でしんどかった時に買って読んだ本を再読。今はしんどくないけれど、キリコの明るさ、前向きさ、頑張る姿は若さ以上にキラキラしていて読んでいて楽しい。今回近藤先生のあとがき『掃除の極意とは、一割のテクニックと二割の便利な道具。そうして七割の「やる気」である。』が目から鱗だった。どうして掃除が好きになれないのか? それはやる気が七割も必要だからなのか……と。掃除とは終わったその瞬間から汚れ始める終わりのない作業。それはもはや修業なのだから好き嫌いで語ることじゃないのね。年末に読めてさらによかった!

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    2022年12月25日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    好きなものがあるって…大切

    久しぶりに著者の作品を読みました。
    生の舞台っていいよね、と思うと同時に好きなものがあることの大切さを、改めて感じました。
    道楽かもしれませんが、好きなものに触れることで働く、或いは生きる活力になるのは、自分も実感するところです。
    さぁて、次はどの舞台に行こうかな!

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    2022年12月23日
  • 夜の向こうの蛹たち

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    全部わかったように他人にアドバイスしたり判断したり委ねたり出来るのに自分の事が一番わからない。
    最後の一文が全てだと思った。

    見た目も性格も才能も見る角度で随分と変わるもんだな。
    人の持つそれぞれの傷をきちんと受け止める織部さんはいいと思う。

    初芝さんのようなこちらの内面を静かに抉ってくるような本は実は苦手です。

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    2022年12月17日
  • エデン

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    ロードレースのことなんて
    全然わからないのに面白い。
    細かい駆け引きや
    チーム内での役割や日々変化する
    順位や優位性など臨場感や緊張感が伝わってくる。

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    2022年12月14日
  • エデン

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    サクリファイスの続編
    3週間のツールドフランスのレースの模様が描かれている。
    相変わらず自転車ロードレースのルールや戦略は複雑で理解困難な部分が多々あるも、スルスルと読み進められるのは、文章の力によるものか。
    アスリート達はその競技において喜びや悲しみ、嫉妬や疑惑、希望や失望、積年の思いと言った人生そのもののような体験をしている思う。
    主人公チカの真面目さ、真摯さ、何処かクールで冷静なものの考え方が嫌いではなく、心に沁みる。

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    2022年12月06日