近藤史恵のレビュー一覧

  • 茨姫はたたかう

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    ミステリーという感じはあまりしない作品。
    だけどストーリーはおもしろい。
    茨姫=全ての女性と解釈、どんな女性も違う形で闘ってる。それぞれの女性の心の葛藤が響く。
    シリーズの2作目だけど1作目を読んでいなくても関係なく読める。

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    2024年09月23日
  • シャルロットのアルバイト

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    シャルロットはもちろんのこと、登場する全ての犬が愛らしい。
    抱きしめてモフモフしたいぐらい可愛いさが伝わってくる。
    そんな彼女達に癒される一方、人間達が引き起こす事件には歯噛みしてしまう。
    特に最後の話がイラッとした。
    本人には悪気がないからこそ却って許せないと感じる。
    人間の弱さや狡さ、家族間の問題を描いたストーリーは嫌いじゃない。
    ただ、それに犬達が利用されるのは嫌だなあと。
    とは言いつつも、シャルロットは可愛いし続編が出るなら読みたいという矛盾。

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    2024年09月23日
  • 私の命はあなたの命より軽い

    匿名

    購入済み

    読みやすくて先が気になってどんどん読み進められました。どうなるのどうなるの…と夜更かしして最後まで読みました。

    #ドロドロ #ドキドキハラハラ

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    2024年09月20日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    ミステリーかな?と思ったけど、それだけではなかった。
    一話一話味付けの違うお料理のようでとても楽しめました。
    この著者の本の中でこの本が今一番好きかも。

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    2024年09月17日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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     うっすら怖い話の中で「金色の風」だけは爽やかだった。パリオリンピックのマラソンをイメージしながら読めたのがよかった。人の物を羨んで欲しそうにする人や人のことをやっかむ人っているけど、「甘い生活」を読んだら心を入れ替えるのではないか。いや、「老いた犬」のように情けなく吠えてみるか鼻を鳴らして泣くだけか。

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    2024年09月09日
  • マカロンはマカロン

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    食べた事のない料理でも、読んでいるだけで食欲が湧く文章力が素晴らしいです。
    日常ミステリーの代表作として続編を希望します。

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    2024年09月04日
  • シャルロットのアルバイト

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    近藤史恵のシャルロットのアルバイトを読みました。

    シャルロットという名前の大型犬を飼っている夫婦が主人公の日常の謎ミステリー短編集でした。
    各短編ではご近所さんとの付き合いや会社の同僚からの依頼などで事件が発生します。

    愛犬に対する愛情があふれている物語でした。
    konnokは猫は飼っていますが犬は飼わないと思うので、ふーんそういうものなのか、と面白く読みました。

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    2024年09月03日
  • キッチンつれづれ

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    「対面式/福田和代」
    「わたしの家には包丁がない/新津きよみ」
    「お姉ちゃんの実験室/永嶋恵美」
    「春巻きとふろふき大根/大崎梢」
    「離れ/松村比呂美」
    「姉のジャム/近藤史恵」
    「限界キッチン/福澤徹三」
    「黄色いワンピース/矢崎存美」
    8話収録の短編集。

    『アミの会』によるアンソロジーも本作で14作目。

    今回のテーマはキッチン。

    HAPPYなものからサスペンスフルなものまで、バラエティに富んでいて大満足。

    強烈なインパクトを残す近藤さんの「姉のジャム」はブラックな読み心地。
    お気に入りの新津さんと松村さんの作品は安定の面白さ。

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    2024年08月29日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    三人の少女の思惑により三つ巴の連鎖殺人が行われる。ただ利用してやろうとかじゃなく、衝動的に助けたい思いからくる行動なので、あまり気分は悪くないが悲しくなる。
    本格警察小説ならこんなにうまくいかないだろうなと思うがここは上物のサスペンスとして、深く考えず楽しめた。
    この小説家は作者の近藤さんがやはりモデルなんだろうな、名乗っていないけど。

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    2024年08月28日
  • キッチンつれづれ

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    どのお話も内容が濃くて短編なのに満足。
    食べ物もでてくるけどそれだけじゃない。
    どの話も妙に引きこまれた。

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    2024年08月27日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    歌舞伎が好きなので読んでみた!出てくる演目ぜんぶは観たことないけど名作揃いで羨ましい!
    劇場で起こる不穏な出来事…かなり物騒なものも

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    2024年08月25日
  • サクリファイス

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    ネタバレ

    白石誓
    チーム・オッジ。新人。「チカ」と呼ばれる。身長一七〇センチ、体重六〇キロ。高校時代は陸上の中距離走でインターハイ一位になった実力者だった。夜中にテレビで見たロードレースに惹かれ転向を決める。陸上で推薦が決まっていた大学を蹴って、自転車部の強い大学に入った。大学を卒業すると同時に、スカウトされてチーム・オッジへと加わった。

    伊庭和実
    チーム・オッジ。白石と一緒にチームに入った新人。大学を卒業したばかりの二十三歳。実力はベテランのチームメイトを追い越して、石尾の次の位置にいる。

    石尾豪
    チーム・オッジのエース。普段は物静かな人だが、自転車のこととなると厳しい。峠を得意とするクライマー。

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    2024年09月11日
  • エデン

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     ツール・ド・フランスを舞台としたロードバイクレースの物語。前作「サクリファイス」の続編で、主人公、白石誓がついに夢の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。
     前作よりはロードバイクレースの話が長く、臨場感があった。クライマーであり、アシストである白石が、チームのエースのために献身的な働きをしながら、その都度状況を考え、自分の走りを全うする姿はとても惹きつけられました。ツール・ド・フランスの魅力がとても伝わってきて、こんなにもドラマがあるんだなと気づきました。
     自転車をこよなく愛し、だからこそ3000キロを走破する過酷なレースに参加する。そんな男達の戦い様が伝わってきました。

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    2024年08月16日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    ミステリーを期待して選んだのに読み終わるとそことは別にあった物語の核に気持ちを持っていかれてしまう、という嬉しい誤算。

    物語の冒頭では久澄は弱くて、1人では生きていけない、でも母も姉も祖母もみんな強く、自立していて…というような描写があるのですが、お芝居と紳士との出会いが彼女を少しずつ変化させて行き、物語の最後は久澄が芯のある魅力的な女性という印象に変わります。

    この本に出てくる女性陣、みんなかっこいい!

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    2024年08月12日
  • シャルロットの憂鬱

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    どのお話も楽しく読めました。
    夫婦とシャルロットの間には愛情と信頼があり、読んでいて優しい気持ちになります。

    犬が好きな方はぜひ読んでほしい。
    犬がそれほど好きでない方も癒されること間違いなしです。

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    2024年08月08日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    ネタバレ

    どの話も面白かったです!
    ホラー、ミステリ、イヤミス…ジャンルは違えどゾクっとする短編集で今の季節にぴったり。
    「甘い生活」「未事故物件」「ホテル・カイザリン」の怖さが特に好き。

    「金色の風」は他の七編とは趣が違って、犬好き(ですよね?!)な近藤さんならではの逸品。自分もベガになって走ってるようで爽快でした。

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    2024年08月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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     標野凪、冬森灯、友井羊、八木沢里志、大沼紀子、近藤史恵さん、ひとり一編ずつの短編集。テーマは全て夜食で、美味しそうな夜食と心温まる物語になごむ。

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    2025年12月07日
  • マカロンはマカロン

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    面白かったし、読みやすかった。
    ミステリーというから、少し身構えたがちょっとした謎解きなのも良かった
    ミステリーというと、殺人、を思い浮かべてしまうが、こうしたちょっとした謎が良かった

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    2024年07月31日
  • 歌舞伎座の怪紳士

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    とても良かった。グイグイと引き込まれて一気読み。『誰かがあなたを責めようとして発することばは、自分がいちばん言われたくないことば』『だから、あなたが傷つく必要はない。』というセリフが心に響いた。主人公が自分のペースで自分を変えるべく前に進んでいく姿に応援したくなる。

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    2024年07月28日
  • エデン

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    前作とは異なりミステリー要素は無かったけれど、グランツールの手に汗にぎる心理戦や駆け引き、仲間をアシストするチカの心理など非常に読み応えがあった。

    そして、私はやっぱりチカが好き。
    誠実で常に仲間を気遣い清潔感がある。
    他のメンバー達も実に男らしくてかっこいい。
    チカはいつも自分を謙遜するけど、いつも確実に自分の仕事(アシスト)をする姿をまわりはちゃんと見ていて評価もしているのが嬉しい。

    ラストはやはり驚いたし、辛い事実だったが、これを乗り越えたらニコラはますます強い選手になるであろう。

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    2024年07月24日