近藤史恵のレビュー一覧

  • おはようおかえり

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    ネタバレ

    タイトルや表紙、和菓子屋さんが舞台ということからもっとほんわかした物語かと思っていた。読んでみると、姉妹の比較や曾祖母の過去、出自のことなど、考えさせられるエピソードが多く、良い意味で裏切られた。最後の手紙を破るシーンが印象的。小梅なりの曾祖母への思いやりなのだと思った。

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    2025年06月02日
  • 震える教室

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    歴史の古い女子校が舞台の女子高生2人によるホラー・ミステリー。手を繋ぐと霊感が強くなる特技によりミステリーを解決していく手法が楽しい。
    女子高生と女子校特有の事情などが盛り込まれておりそちらも楽しい。これが男女共学であれば否が応でも恋愛要素も盛り込まれそうだがそれがないのもミステリーに集中出来て好感でした。
    花音の母、芽衣子エピローグでの続編の存在を思わせる不穏な思慮はなんだろう。

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    2025年06月01日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食って、罪悪感あるけどいつも頑張ってる自分にご褒美だとかたまにだからいいかなって甘やかしちゃって食べてしまう。ラーメンの話は美味しそうだった!最後の韓国のインスタントラーメンも美味しいだろうな〜

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    2025年05月25日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    なぜ火をつけたのか?束縛の夫婦生活から逃れようと足掻く女性たちを描いた表題作ほか、ミステリ中心の短編集。
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    近藤さんの短編集ですが、なんとイヤミスがたくさんありました。近藤さんのミステリはけっこう際どい線を行っていてもイヤミスと言えるほどのものは読んだことがなかったのですが、これらははっきりイヤミスですね。うーん、と思いながら読んだのが多かったです(つまらないということではなく、面白く読みながらも読後感が・・)。
    読めば読むほど迷路の奥に誘われるような「孤独の谷」と女性の憐憫に絡め取られるモラハラ夫を描いた「老いた犬のように」が好きです。

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    2025年05月25日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    マドモワゼル・ブイヤベースにご用心、が新たな三舟シェフを知れてよかった。
    前半は高築視点、後半はお客だったり三舟の知り合いだったり。

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    2025年05月22日
  • 間の悪いスフレ

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    読みやすい
    けど、自分に置き換えて読める内容
    コロナ禍など世の中の流れもきちんと入れて書かれていて現実味がありますね
    こんなビストロが近所、帰り道にあったらいいな

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    2025年05月21日
  • マカロンはマカロン

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    シリーズ3作目。あっという間に読み切ってしまった。
    表題作である「マカロンはマカロン」も勿論良かったが、「ムッシュ・パピヨンに伝言を」が二度読み返し、また直ぐ読めるように付箋を付けた程好みな作話だった。
    改めて著者の近藤史恵さんは人間関係や心情を描くことに長けている方だなと感心した。

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    2025年05月19日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ほっと温まる短編たち。
    夜に読むと必ずお腹が空く。
    総じて気を使いすぎて自分を偽っても
    良いことは起きないなと思えた。
    特に最後のお話は
    ラストでクスッとこの夫婦が愛おしくなる。
    愛おしい夫婦といえば、ワケアッテの夫婦も。
    こんなペンション止まってみたいなー!
    夜食の会、ちょっと切ないけれど、そんな仲間が私にもいたらなと思う。
    未来に期待。
    この人の本読んでみたい!ってなる作家さんにも出会えて
    とっても楽しかった!

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    2025年05月13日
  • サクリファイス

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     ロードレースはおろかスポーツ全般への知識が乏しいので敬遠していたが、評判が良いので手に取る。個人競技とばかり思っていたが、チームスポーツだったとは。自転車は身近な乗り物だが、未知の自転車競技の世界と文章から感じる爽快感に魅了された。プロローグから主人公をずっと心配していたが、このような仕掛けが待っていようとは。もっと地味な展開を予想していたため、二転三転する展開と真相に良い意味で期待を裏切られた。エースとしての責務、アシストとしての信念に心を打たれる。続編も楽しみ。

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    2025年05月10日
  • 私の命はあなたの命より軽い

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    一気読みしました。よくある家族のちょっとした違和感と、家族だからこその秘密から成るストーリー。登場人物達のあるある感と実際に起こりうる(超レアケースだとは思うが)問題に、自分ならどうする?と考えさせられた。

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    2025年05月08日
  • 天使はモップを持って

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    近藤史恵さん読書キャンペーンがそろそろおわりそうです。『天使はモップを持って』、キリコちゃんシリーズの第1作目。キリコちゃんと新入社員の大介の出会いから、社内の色々なトラブルを、解決していく連作短編です。

    どの短編もライトに読めるので、気楽に読みたい方にオススメでしょうかね。でも、近藤先生らしく、人間のもつ闇のようなココロ、粘着質な女性の内面と、男優位社会からぬけだせない男の弱さがチラホラブレンドされていますのでご注意を。

    ワタシも女性ばかりの職場で20代を過ごしました。自分的には女性は優秀で、優しいなぁと思っていました。いい匂いするし。しかし、その女性先輩達はみな言っていましたね。
    『女

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    2025年05月07日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    どれも美味しそうな夜食がいっぱいでそれぞれ美味しそうに食べてたり罪悪感を感じていたりしていて読みながら自分も、食べたいな〜って気持ちになりました。
    特に『深夜に二人で背脂ラーメンを』と『ペンション・ワケアッテの夜食』の話が特に好きだった。

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    2025年05月03日
  • インフルエンス

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    ネタバレ

    続きが気になりすぎてページをめくる手が止まらなかったです!!ずっと主人公(小説家)が何か関係あるドンデン返し系かと思っていたので、最後そっちかー!と騙されました。笑

    女性の友情特有のドライなベトベト感(?)といい、終始付きまとう罪悪感の気持ち悪さといい、完全に友梨に感情移入して読むのがどんどん苦しくなりました。ほんとリアルすぎてこわい…

    こちらの作者の方の本は初挑戦でしたが、
    他の作品も読んでみたいと思います!!
    新しい推し作品が見つかって嬉しい!

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    2025年05月01日
  • ふたつめの月

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    近藤史恵さんの『賢者はベンチで思索する』の続編。久里子ことくりちゃん奮闘記です。

    テーマは面白いとこから始まったのです。
    契約社員から正社員に登用され、2ヶ月経ったある日、尊敬する上司から言われます。
    『あしたから、こなくていいから』と。うまくやっていたはずなのに。会社のトラブルから事業縮小で何人か辞めてもらうことになったらしい。
    ただ、同僚から後日聞かされます。『部長が、正社員になったのに急にやめるなんて』って怒っていたよと。しかも辞めさせられたのはどうやら自分だけ。 あれ?

    何が起きてるの!と十分すぎるミステリ!

    何かくりちゃんやらかしていた?経営者が不正してる?何があったんだ?とく

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    2025年04月30日
  • みかんとひよどり

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    ネタバレ

    ジビエを出すフレンチの悩めるシェフが、ひょんなことから猟師と出会って彼の生き方を知っていくうちに、吹っ切れていく話

    人生まったくついてないと嘆いていた主人公が、山に出入りするうちに、フラフラ生きていてもいいと自分を認められるようになっててよかった

    ジビエまだ食べたことないんだけど、より命をいただいて生きている感が強いんだなと思った

    タイトルかわいい〜くらいのノリで読んだけど、人が育てたみかんと、それを食べて育った野生のひよどり
    解説にもあったけどすごい対比
    駆除されて焼却場で焼かれる積み上げられた鹿とか、考えさせられる内容でもあるなと思った

    あとピリカとマタベー文章だけで超かわいい

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    2025年04月24日
  • みかんとひよどり

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    自然とともに生きるということを、少しだけ覗けるような作品でした。
    この作品だけでは分かったつもりには到底なれないけれど、動物の命をいただくことを意識するきっかけになると思います。

    『みかんとひよどり』というタイトルも装丁も可愛らしいので、手に取りやすいと思います。
    文章もとても読みやすいです。

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    2025年04月19日
  • 昨日の海は

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    切なく重い
    とある1人の高校生の人生が変わる瞬間
    そんな日々を覗き見させてもらった感覚

    幸せなのだろうか
    高校生だから、大人になる手前だから、
    受け止めきれたのかもしれない

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    2025年04月18日
  • キアズマ

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    近藤史恵さん、読書強化月間中!
    サクリファイスシリーズの番外編。

    白石くんは今回はお休みで、新しい主人公の登場です。大学生からロードレースデビュー!
    あれよあれよで、インカレで優勝!

    今回は主に3人しか選手として出ないため、
    あまりエースとかサポートとかがあまりでてこなかったですね。ダブルエースになったところも
    あまり争うでもなく、ちょっと残念。

    どちらかと言うと、ダブルエースの二人の
    背負っいる重い過去に焦点が当たっていましたね。二人とも直接的には悪くないのに、自分に何かできたはず!と重荷を自ら背負っています。

    解説にもあるように、この作品読んで『ロードバイク乗ってみたい!』になると

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    2025年04月17日
  • 間の悪いスフレ

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    コロナ禍の飲食店の様子がひしひしと伝わってきました。
    テイクアウトや料理教室を開いてみたり、コロナ禍の情景が蘇ってくるようでした。
    そしてお店で美味しい料理を味わうことができることのありがたさを感じました。

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    2025年04月17日
  • ホテル・カイザリン 電子再編集版

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    近藤史恵さん、読書強化月間!
    『ホテル・カイザリン』。短編8作。
    全体的に、ドロドロでした。数日前に読んだ
    『ホテルピーベリー』に近いトーンでした。

    読後感が良かったのは『金色の風』と『迷宮の松露』。ともに海外に旅する日本人女性のお話ですが、日本で色々あって海外に旅に・・・。
    そこで出会う人との触れ合いで自分を見つめ直す、というようなお話。良いお話です。

    残りの6作は『世にも奇妙な物語』にしても良いくらいな、ブラックユーモアテイストからミステリホラーに思えるものまで、まぁ、ねっとりです。

    近藤さんは、登場人物の内面、心理描写を飾らず、リアリティある質感で描く作家さんですね。
    人のココロの

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    2025年04月16日