綾崎隼のレビュー一覧
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想い人が死ぬと同時にタイムリープが発生し、改変後の世界では自身の周囲にいる最も親しい人間が消失するというアイディアは興味深い。失敗が許されず、親しい人間をまるでシューティングゲームのような残機としてカウントするのは面白いが、作品全体に漂うのは不協和音のような陰鬱さとウエットな感情が先走るばかりで、いまいち緊迫感や残酷さには欠けると思った。歪んだ関係はこの作者の持ち味なのであろうが、主人公には感情移入できず、タイムリープして想い人や親友を救うことに切迫した感情を感じないのもまた事実だ。やはり独りよがりな面が鼻についてしまって、高校生はまあこんなものなのであろうが、それにしてもその自分語りの多さが
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ネタバレ解決編ではあったが、ほぼ犯人や物語の抱える謎が予想通りの内容だったのが残念。足の怪我という似た症状の人間が同時期に複数いることや、その発端となった行為も上巻を読めば想像がつき、それほど上手く隠されていたわけでもなかった。ただ回想の時系列トリックは少々意外で、登場人物に注意していてもやや予想外だったのは面白かった。舞台設定やその動機、島の行く末などの言いようのない切なさや悲しみはこの著者独特の筆致だとは思う。凄く細かい箇所だが、あまりキャラクターが好きにはなれなかった……。流石に親しいとはいえ、ヒロインを猿呼ばわりするのは色々と引っかかる所も。端的に言えばあまり可愛げはなかったかなあ。
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三部作の最終巻です。
読み始めたからにはどんな終着点になるのかを見極めないと。
で、見極めてみました。
率直な感想としては、これはネタを盛り込み過ぎなのではという気がしました。
いくらなんでもそんな何から何まで繋げちゃうの!!??とハートが置いていかれそうでしたが、ラストはなかなか潔くてわりと好きです。
誰も彼もが間違っていて、人間くさくて、たいへんよろしいと思います。
でも杏ちゃんは、女からするとものっそイライラする女性だなぁ(苦笑
これ、ストロベリーナイトの姫川玲子と同じタイプですね。かわいそうなのはわかったからその無意味な強がりと意固地はどうにかならんの?かわいそうな自分に酔って -
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館に関する謎のアンソロジー。
自分だけが知っているらしい館。
隔離された島にある学校。
神社という隔離された空間。
逆行すると噂される宿泊施設。
雪に閉ざされた館。
高速バスで交通事故にあった人達が避難した場所。
もうわけが分からなくなってきたのは、修学旅行。
話の運び方に、不思議な状態にのめりこみましたが
驚きの結末。
これは教えられたという事?
気が付いたという事??
落ち…というか、人物に対しての驚きは雪の館。
断言されてしまうと、人間の脳はそれでインプットされ
考える事を止めてしまう、というのは確かなようです。
完全に騙されました。 -
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特に館モノが好きとかではなく、手っ取り早く読んだことのない作家さんの小説を読みたい!と思い、手に取りました。
■はやみね先生といえば児童書というイメージが強いのですが、掲載作は大人が読んでも充分に楽しめるし、青少年が読んでも楽しめる話だと思いました。ガッチガチのミステリーを期待している方には物足りないかもしれませんが、1作はこういった話があってもいいのではないかと思います。
■恩田先生の作品はタイトルでわかるように『麦の海に沈む果実』のスピンオフで、私も楽しみにしていました…が、いかんせん話が短い!勿論、このページ数で恩田陸の世界を見事に作り上げる力量は流石ですが、『麦の海に沈む果実』 -
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SF。タイムリープミステリ。シリーズ4作目。最終巻。
ありがちな展開の最終話から、プロローグ、エピローグで完結。
確かに、プロローグはこの位置でないといけませんね。
で、エピローグでもう一工夫。上手くまとめたな~、という印象。
シリーズを通して
・SF設定はそこまで難しくはなく、SFが苦手な人でも大丈夫そう。
・雰囲気は基本的に暗い。気楽に読む感じではないかな?
・登場人物、特に杵城綜士の後悔や苦悩を濃く描いている。陰気なキャラだった綜士が希望を見出す、青春的な展開が一番の見所?
・大きな盛り上がりはなかったと思うけど、シリーズ通して安定して楽しめる、なかなか良い作品でした。
・ほろ苦い青春