あらすじ
大好きな女の子が死んでしまった――という悪夢をみて起きた朝。高校の教室に入った綜士は、ある違和感を覚える。唯一の友人である一騎が、この世界から「存在が消されている」という事実にひとりだけ気付くのだ。綜士の異変を察知したのは、時計部で時空の歪みの真相を追いかける千歳先輩と、破天荒な同級生の雛美。3人はこの世界で起きているタイムリープの謎を解こうと奔走する!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった〜誰かにオススメしたい、興奮が収まりません!期待しないで、電子書籍値引きだったのでまとめ買いしたのですが、一気に全巻読んでしまった。久々に夢中になって読めました。
学生さんは絶対読んで欲しい。
大人ももちろん!
Posted by ブクログ
主人公の綜士は幼馴染みの芹愛に好意を抱いている
でも小学生の頃に起こしたある事が原因で芹愛と話す事は愚か彼女の視界にすら入れない
高校で親友を得てそれなりな日常を過ごしていた彼だが、ある日日常が一変する
「夕方に駅で芹愛ちゃんが死んだの」
愛しい彼女の死の翌日、綜士はなぜか一カ月前にタイムリープする
学校に行くと親友がいない
存在が元からなかったかのように
前半は説明だけど、とにかく綜士のキャラが好きになれない
芹愛にした事は許せないし、今こうなったのも自業自得
おまけにストーカースレスレの事をしているちょっと気持ち悪い主人公
嫌悪感抱くけど後半は少し応援したくなる
Posted by ブクログ
終盤の想ってる人が目の前で亡くなってしまうシーンでとても肩に力が入ってしまった…。しかも目が合ってしまうなんて…。個人的に1番衝撃的なシーンだったので印象に残っています。
そしてお母さんが消えてしまうシーン。読んでる時にそう言えば最初の方に雛美はタイムリープによって大切な人が消えたって話してたな…と嫌な予感がしながら読んでいて案の定的中してしまったのがううぅ…ってなってしまいました…
Posted by ブクログ
自分の想いびとが死ぬとタイムリープが発動して過去に戻るという青春小説。
まだまだ謎が多い全4部作の1作目。
序章の序章。
タイムリープをすると近しい人も消えるというなかなか過酷な設定も付与されている。
主人公と先輩はどこまで真相に迫れるか。
Posted by ブクログ
タイムリープもの。好きな女の子にいじわるしたりっていうのはあると思うけど、綜士と芹愛の関係はよくわからない。でも綾崎さんの小説らしい独特の関係だと思った。綜士と千歳先輩と雛美の変人ぶりが面白い。芹愛を助けようとして失敗して、1ヶ月前に戻るところで終了。続きが気になる。
Posted by ブクログ
あの綾崎隼による新たなタイムリープミステリー。
はっきりいってめっちゃ面白い。
タイムリープというありふれた題材と、どこにでもいるような平々凡々な主人公と、そしてヒロイン。
惹き込まれる物語。 正直おもしろい。
第一幕、失敗。 第二幕へつづく。
P.S.表紙の人物は誰なのでしょう?
Posted by ブクログ
期待通りの綾崎さんワールド。
どこまでもはらはらとさせてくれました。伏線がたくさん張られていてこれからどう回収されるのか、主要人物たちがどう動いていくのか楽しみです。
花鳥風月シリーズやチルドレンシリーズとはまたちょっと変わった、けれどもほのかに苦く、甘く、そしてミステリーな新しい幕開けかと。
Posted by ブクログ
何かを代償にタイムリープを繰り返し、最後に残るものは『希望』なのだろうか。
綾崎隼さんの『君と時計と嘘の塔 第一幕』は、高畑京一郎さんの『タイムリープ』や筒井康隆さんの『時をかける少女』に似た面白さを感じますね。続きが気になります。
概要(ではなく、脳内妄想)です。
「小学生のとき、俺はクラスメイトに注目されるアイツが嫌で、ちょっとしたイタズラを考えた。
でも、それが一生の後悔になるなんて、全然分からなかったんだ。
許してもらえなくていいから、せめて一生をかけて守らせてほしい。お願いだ、この手をつかんでくれ、芹愛(せりあ)。」
感想です。
綾崎隼さんは、恋愛要素や若者たちの暗い部分を描いた作品が多い印象で、本作も可愛げがない卑屈な主人公が中心となり、タイムリープした過去(未来?)で芹愛(せりあ)を助けたいといったSF要素が入った作品となります。
その二人だけなら高畑京一郎さんの『タイムリープ』に近いのですが、何かの伏線なのか、主人公を支える千歳先輩や面倒な同級生の雛美の存在感が強く、今後の展開が気になってしまうところです。
全4巻(第四幕)で完結となる既刊作らしいため、続きも早めに読みたいです♪
Posted by ブクログ
千歳先輩がいい。ロジカルなのに熱血。
タイムリープに関して明確な発生理由が存在していたり、単純に能力を持った人間が自由に発動させていないところが個人的に新鮮でいいなと思う。
いつか5年前に巻き戻って2人もやり直せたりするのかしら。それは無理なのかな。
Posted by ブクログ
タイムリープの話ということですが、すごいよく出来てる。思わず唸った。想像しただけで辛い気持ちになるようなタイムリープを、ここに登場するキャラは体験していて、このままだとその辛いタイムリープから抜け出せないかもしれないというはじまり。とにかく続きが気になる。
さて、きっとこの後主人公は人間的に成長を遂げていくのだろうと思うが、ここまでの主人公の態度や言動は反抗期真っ只中の思春期男子だということを差し引いても許せるものではない。はやく成長して盛大に後悔して反省して欲しいし、そうなるまでちゃんと見届けたい。
Posted by ブクログ
序章。
多くの謎が散りばめられていて、どうなるのだろう(多分続くから…と予想しつつも)とそわそわしながら読んでとりあえず。
続きが早く読みたい。
こういう青春の雰囲気とタイムリープが大好物。
四部作らしいのでまとめて読みたいけど、出るたびに読んでしまうだろうなぁー。
多くの謎の答えとこれからの展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
献本に当選しました。初めてです。とてもうれしいです。
最初の小学生の件も、タイムリープをするたびに起こる不可抗力なリスクもとても苦しい。第1幕となっていたので続くことは覚悟の上だったけど、この終わり方は精神的にきつい。まだまだ登場人部には秘密がありそうなのと、最終的に彼女を救うことはできるのか、気になることはたくさんあります。。出来ることなら二人の関係が良好になりますように。
Posted by ブクログ
タイムリープ・ミステリー。
時の揺れ、「時震」の現象を追う三人の高校生。
タイムリープのきっかけは「絶望」。
大事な人が消えていく中で、後悔し続けながら好きな人を守れるのか。
性格の違う三人の関係性が絶妙。
面白い!最後の絶望まっしぐらな感じの引きが凄い。
第二幕「搭の雨」へ
Posted by ブクログ
想い人が死ぬと同時にタイムリープが発生し、改変後の世界では自身の周囲にいる最も親しい人間が消失するというアイディアは興味深い。失敗が許されず、親しい人間をまるでシューティングゲームのような残機としてカウントするのは面白いが、作品全体に漂うのは不協和音のような陰鬱さとウエットな感情が先走るばかりで、いまいち緊迫感や残酷さには欠けると思った。歪んだ関係はこの作者の持ち味なのであろうが、主人公には感情移入できず、タイムリープして想い人や親友を救うことに切迫した感情を感じないのもまた事実だ。やはり独りよがりな面が鼻についてしまって、高校生はまあこんなものなのであろうが、それにしてもその自分語りの多さが作品全体の足を引っ張っているように感じてしまう。また設定したルールがエグいわりには、タイムリープに付き物の理不尽さや残酷さも感じず、選択の重要性も現時点では無い。不意の事故で亡くすのと何も変わりがないように思ってしまった。オチも予想通りといえば予想通り、主人公の心に食い込んでいた親が消失したわけだが、これなら友人二人のどちらかが消滅したほうが面白かったように思う。同じくタイムリープしたヒロインはともかく、変わり者の先輩が例外というのはいただけない。まあ次巻以降に持ち越しのネタなのかもしれないが、第一巻の時点ではほぼ想定内の出来事ばかりで驚く部分はなかった。
Posted by ブクログ
友人が消えた、に加えて、知り合った破天荒同級生の
家族までもが消えていっているという現実。
自分だけが憶えている、という状態が、ぞっとします。
自分が狂ったのか、はたまた周囲なのか。
手を貸してくれる先輩はともかく
同級生が謎です。
一体何を目的として、手を貸してくれているのか。
自分の家族が…と言われても、悲壮感がありません。
焦ってる感もないので、嘘なのだろうか、と
疑ってしまいます。
誰を味方にして、どうすればいいのか。
思考錯誤を繰り返せるのはありがたいですが
正直、あの光景を何度も…は、心が折れます。
Posted by ブクログ
ある日突然一人の友達が世界から消えてしまい、いなかったことになっている。それは好きな少女が死んでしまったことから起こるタイムリープの副産物だった…
タイムリープというSF的状況に巻き込まれた高校生たちが、その謎を解いて繰り返される世界から抜け出そうとする青春SFミステリ(?)。ありがちな設定だが、タイムリープのたびに大切な人が消えるというのは緊迫感があるし、なかなか面白かった。仲間になった先輩と同級生にも謎がありそうだし、続きが楽しみな展開である。
Posted by ブクログ
主人公がここまでダメ男だとまったく応援も感情移入もできないので、たいてい続きを読む気がなくなる。だが、本書はキャラがイヤな分、冷静に謎を追究できそうだ。
Posted by ブクログ
昨年創刊になった「講談社タイガ」はまだ未読だったのでこの作品を選びました。内容はまだ始まったばかりという感じで幕切れしたので、今月2月発売の続巻に期待です。読んでいる途中で地震が起きたので、するわけないタイムリープが頭をよぎることがありました。
Posted by ブクログ
献本企画に当選したので。
久しぶりに読んだタイムリープ物、ずっと嫌な感じが付きまとっていて、最後を読んだ瞬間ゾクッとしました。
タイムリープという言葉は夢に溢れた言葉だけど、もし自分がそれを体験したらと思うと恐ろしくて仕方がない。
続きが気になる終わり方で次巻が待ち遠しいです。
でも四部作とのことなので、まだまだこのモヤモヤは続きそう。
とても読みやすかったけれど、主人公をはじめ登場するキャラクター全員にイライラしました。
Posted by ブクログ
タイムリープ青春ミステリー。
タイムリープという言葉になじみがないのだけれど、タイムスリップと考えていいのかな?
衝撃的なできごとが起こった人で、かつ何らかの条件を満たしている人が過去にタイムリープする。
何度もタイムリープをしたりしていたら、パラレルワールド上わけのわからないことになるのではないかとは思うけれど、そのあたりを排除して、とにかく「衝撃的なできごと」が起こらないように過去における行動を変えていくというところに集約している分わかりやすい。
しかし!タイトルを見て気づいていたはずなのだけれど、あくまでも「第一幕」。to be continued 状態なので、この先どのように展開するのか気になります。
自らはなかなか手を出さなかったであろう分野の本、献本企画にて機会をいただき感謝です。