あらすじ
戦後最大の未解決事件<瀬戸内バスジャック事件>に巻き込まれた十年前のあの夏から、声を失った三好詠葉、十七歳。彼女は舞原杏が教壇に立つフリースクール――静鈴荘で傷を抱える子どもたちと学び、穏やかに暮らしていた。佐伯道成が教師として働きはじめるまでは……。詠葉の揺れる心に気付かぬまま、生徒の不登校を解決しようと奮闘する佐伯。彼が辿り着いた正解とは?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
未解決バスジャック事件の関係者たちのその後の物語。
いやーほんと感傷的な物語を上手く書くよなぁこの御方は。
読み始めたらやめられないとまらない。
Posted by ブクログ
次々と暴かれる真実に始終驚いていました。実話を踏まえながらの物語にはリアルさがありますね、、。何よりも杏さんの心の内側の部分が気になりました。まだまだ謎が多く残る終わり方でとてももどかしく感じました。
早く続きが読みたいです。
Posted by ブクログ
最後にどんでん返し。
ゆうきの事件の後味もなんかあんまりよろしくないけど、最後のぶっ込みで全部飛んだ。続きも楽しみ。
2022.10.1
147
Posted by ブクログ
フリースクールの学生と教師の奮闘物語。
冒頭のバスジャック事件から声を失った少女と。
突然現れフリースクールの教師として働く青年と。
彼らを中心に様々な事件が起こっていく。
真剣に子供に向き合う佐伯と冷静に温かく見守る杏。
子供たちの本当の救いとは何かというものが描かれていました。
終盤は突如現れた佐伯の謎も。
最後の1行は衝撃。
Posted by ブクログ
第二幕、第三幕併せての感想になります。
過去作の「君と時計と…」の四部作がメチャメチャ面白かったので読んでみました。
フリースクールを舞台に、教師=探偵という役回りを与え、日常の謎…と言っても、かなり鬱で厄介な謎を解決していく、ような感じです。
どれも解決なんか出来ないだろう、というような人間関係における問題事が提示されるのですが、ある程度納得出来る解決が与えられ、謎解きとしても面白かったです。
ラストは…好みも分かれるでしょうが、個人的にはハッピーエンドが好きなので、出来れば他の解決を提示して欲しかったです。
Posted by ブクログ
バスジャック事件の被害者二人を中心に進むのかと思いきや、一人はあまり登場せず、その嫁が運営するフリースクールが話の中心。裏がありそうなこの夫婦が気になる。綾崎さんらしい感傷的なこのタイトルは苦手だけれど、読むと納得。