綾崎隼のレビュー一覧
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ネタバレ逢坂柚希と美蔵紗雪は幼馴染。
ある日、罪を犯そうとしていた舞原星乃叶を止め、家庭の事情から彼女は紗雪の家で居候を始める。美蔵家によく出入りしていた柚希に惹かれ始め、付き合い始める星乃叶。2人を見守る紗雪と星乃叶に好意を寄せる琉生との4人で交流するようになる。
やがて星乃叶が県外へ引越しすることになり、柚希は小学生~高校までの間は文通で連絡を取り合うことに。
いつの間にかアメリカへ行ってしまった星乃叶を訪ねようと、大学生の彼が旅立つ数日前、琉生と紗雪が長年抱えていた秘密を知る。
花鳥風月シリーズでは、一番ミステリー部分でびっくりしたかな。
普段感情を露にしない紗雪の想いが誰よりも強烈で、星乃叶を守るために必死で叫ぶ場面は涙が。
自分の幸せよりも、自分の好きな人の幸せを一番に考えることが出来るのは本当にすごい事だと思う。
そしてそんな紗雪を想って、ずっとフォローし続けてきた琉生はイイ男だ。
紗雪が望んでいた形ではないにせよ、最後は3人で暮らせるようになってよかった。
花鳥風月シリーズの中では一番好きな作品。 -
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ネタバレノーブルチルドレンシリーズ第4弾・最終巻。
長谷見の断罪を行なった歩夢は、罪を認めたものの姿を消してしまう。
必死に探す緑葉。やっと見つけた先は、吐季と告別したはずの麗羅の自宅。
麗羅と共に歩夢の元へ緑葉は赴き、次に吐季と再会したのは空港。
絶対に自首しないという歩夢は国外逃亡するといい、緑葉も一緒に行くと言う。そして吐季に別れを告げる。
緑葉がいなくなり、大きな喪失感を抱える吐季。やがて高校を退学し、舞原家から勘当される。そして引きこもりへ。その期間10年。
社会復帰を果たすのは、最愛の妹・雪蛍の死がきっかけ。彼女の分まで生きようとし、舞原の後継の資質を発揮する。
正式に後継者指名を受けていた弟・夕莉はコミュニケーション能力が足りず、その資質が一族内でも疑問視されていた。彼の孤独を痛感した吐季は、弟のために後継者となる決意を。
そして別れから20年後、緑葉と再会を果たす。。。
緑葉の強引さ、まっすぐさ、有言実行の性格。これくらいのタイプでないと、人生を諦めてる吐季の心を開かせることは無理だったのだなぁと全巻読んで納得。緑葉の傲慢さに最後は慣れてしまった。
親に愛されず不幸な境遇の吐季だったけど、妹弟を慈しむ心があってよかった。それがなかったらきっと立ち上がれなかっただろうな。
吐季も緑葉も麗羅も歩夢も、みんな幸せに★ -
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ネタバレノーブルチルドレンシリーズの第3弾。
監禁事件での賭けに勝った緑葉は、吐季と付き合い始める。
それと同時に同級生・長谷見芽衣の事件について調査。親類に事件を担当する刑事がいて、彼女から話を聞くと長谷見の裏の顔が明らかになる。
猫殺し事件の被害猫の写真が何枚も携帯に保存されていたり、また同じ高校の女生徒に覚せい剤の運び屋を斡旋・強要。
吐季のいとこ・琴寧の不登校原因もここにあった。
脅されていた女生徒達には共通点があり、それを知った吐季は事件の犯人を思い当たる。
これ以上、事件に首を突っ込まないよう緑葉を止める吐季だったが、緑葉から歩夢との境遇を知らされて・・・
一気に話が動き出してあっという間に読んでしまった。
芽衣の本性、怖すぎるんですけど。こんな不気味な高校生いるの?
緑葉はまっすぐで、傷つくことがわかってる吐季が必死に止めても聞かずに。。。
最後に歩夢は失踪しちゃうし、最終巻どうなる!?今回麗羅の出番少なすぎ。 -
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ネタバレ伏線回収が多くなされ、事件が解決への道を辿る一方で、どんどん重くなっていく本編・・・
相関図も(また書いてるんだけど)どんどん大きくなり、いろんな繋がりがあって、ごちゃごちゃしてきた
芽衣が運び屋なのかな、とか思ってたら、まさかの主犯だし、琴寧がまさかの繋がり方しててビックリしたし、緑葉と歩夢の関係にも、最後の衝撃の事実にもびっくりした
芽衣と歩夢がいまいち繋がらないけどね そこは次の最終巻で分かるのかな? 猫殺しの事件で意外と繋がったりするのかな?
吐季がようやく恋というものを知ったというのに・・・二人の運命はどうなってしまうのかなー
知らない方がいいこともあるって言われても、事実を見付けてしまった緑葉だけど、まっすぐすぎて、真実への探究心が強すぎて、ホント、いい加減にしたら?と思わなくもないけど、彼女がこれだけ行動力があってこその展開でもあるんだろうなーとも思うから複雑 まぁ、前の2冊に比べてぐっとうざさは減ったけどね
お金を止められた吐季が、これから大きくて悲しい決断をしようとしている緑葉がどう動くのか、歩夢は見つかるのか、麗羅がどう関わってるのか、いろいろ気になるし、今日は夜更かしして最終巻を読むことになりそうだな
そういえば雪蛍ってこの頃から葵依が好きだったのかな? 久々に本家で会った時からちょっと惹かれてたみたいな描写はあったけどさ -
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土砂降りの雨が降る夜、アパートの前で倒れていた譲原紗矢と言う女性を助けた舞原零央。お金がない。帰るところもないという彼女に、零央は仕方なく居候をさせてあげることにした。
綾崎隼さんは二冊目。言葉の選び方や表現がやっぱり素敵です~。
同じ時を重ねている間にふたりの心も寄り添っていくのですが。それではい、終わりといかないのが、この作者さんらしいです。
まさかの!えええ~。
意図せず出来上がった三角関係ですが、このメインの三人にはある双子が絡んできます。
これが紗矢にとってはかなりエグい。
…はずなのですが、姉の夏音がさらりと流します。
他のキャラがやったらうそ臭さを感じるかもしれませんが、その前に夏音のお話が挟まれているのでなんとなく頷けてしまう。
そしてこの夏音のお話が、私は一番好みでした。 -
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どうして作者の綾崎さんはこんなに心を揺さぶられる文章を書けるのか。
花鳥風月シリーズ久々の第5弾、陽炎太陽。
終始圧倒されっぱなしでした。
ある意味鼻につく文章だし、ワンパターンだし、先の展開は読めるし、主人公は他作品と似たようなキャラだし…。
粗を探せばいくらでも見つかります。でもそんな読み方は“ロックじゃない”。
ただそこにある文章を一つずつ追いかけながら、登場人物の心情に触れながら、物語の世界に入っていけばいいんです。
主人公の一颯は、小学生の頃、同級生の陽凪乃を何よりも大切に思っていた。
陽凪乃もそんな一颯に全幅の信頼を寄せ、二人は周囲から孤立した二人の世界を生きていく。
そんな二人に訪れた、突然の別れ。
引越しにより陽凪乃と引き裂かれた一颯は、陽凪乃のいない人生なんて、と殻にこもった毎日を過ごしていく。
中学生、高校生、そして大学生。
相変わらず人を寄せ付けずに東京で一人暮らしをしていた一颯、そんな彼がバイト先で大学の後輩でもある若奏と出会う。
不器用ながら真っ直ぐで、自分の弱さを認めてくれる彼女に惹かれ、付き合い始めて数年。
結婚を意識し指輪を用意したところに、10年以上音沙汰の無かった陽凪乃が現れ―。
読んでいる最中真っ先に思い浮かんだのが新海誠の「秒速5センチメートル」。
綾崎さんがどこまで意識していたのかはわからないけど、貴樹と一颯がなんとなく重なる。
貴樹はラストで当時付き合っていた彼女と別れ一人でいることを選んだけれど、一颯はどのような選択をするのか―興味が尽きなかった。
また、同作者の「初恋彗星」とも重なる部分があったが、それもそのはず、「もう一度三角関係の物語が書きたかった」とのこと。
主人公に尽くしてくれるヒロイン美と人の舞原一族のヒロインという構図も一緒。
自分を大事にしてくれる今の彼女と、どうしても忘れられない昔の彼女。
よっぽど好きな設定なんだろうな。
「秒速5センチメートル」を取り入れた「初恋彗星」の焼き直し。
悪く言えばこんな言い方もできるこの「陽炎太陽」。
しかしそうした捻くれた捉え方をせず、物語に入っていけばそれらに勝るとも劣らない感動が待っています。
とにかく胸がいっぱいになった。
一颯たちの今後が、明るくありますように。