あらすじ
美波高校に通う旧家の跡取り舞原吐季は、一つだけ空いた部室を手に入れるため、『演劇部』と偽って創部の準備を進めていた。しかし、舞原と因縁ある一族の娘、千桜緑葉も『保健部』なる部の創設を目論んでおり、部室の奪い合いを発端に、奇妙な推理勝負が行われることになってしまう。反目の果てに始まった交流は、やがて、二人の心を穏やかに紐解いていくことになるのだが……。幸せを放棄した少年と、純真な心で未来を夢見る少女の人生は、いつだってポップなミステリーで彩られていた。これは、現代のロミオとジュリエットに舞い降りる、儚き愛の物語。
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綾崎さんらしい、私の好きな本。
はじめはワカマツカヲリさんのイラストと「現代のロミジュリ」のキャッチコピーに惹かれて読んだものだけどすごく気に入りました。
同じ作者の花鳥風月シリーズのキャラ達も沢山出てくるからそちらのシリーズが好きな人はきっともっと楽しめるんじゃないかな。私は楽しめました。
ストーリーよりもキャラに惹かれて読んだのが1巻。2巻からどんどんキャラや関係性が掘り下げられていって、綾崎さんらしさと面白さが出てきます。
1巻だけで終わってしまうのはもったいないかも。
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日常の謎を解いていきながら話が進む。恋愛の色よりミステリーの色が強い。ロミオとジュリエットになぞらえた描写があり、切ない印象をうける。絵も綺麗で、作品の雰囲気にぴったり。
2013/04/05
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『花鳥風月シリーズ』と合わせて読むと、綾崎ワールドはグンと面白くなります。とにかく、続編の『告別』『断罪』『愛情』を読んでこそのノーブルチルドレン。まだまだ物語――「夜」は、始まったばかり。
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誰かにどうしようもなく必要とされた時、人はそれだけで生の意味を知るのだろう。守りたい人がいて、その誰かを本当に大切に出来たなら、それだけで人は幸せになれる。(110ページ)
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この地球上には数え切れないほどの言葉があるのに、想いのすべてを織り込むことは、誰にも出来ない。どれだけ足しても、何を掛けても、愛には不足する。
だけど、あたしは確信する。この世界にあって、一番美しい言葉は、好きな人が呼んでくれる自分の名前だ。(206ページ)
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旧家の出身の高校生の男女の恋愛模様?を描いた物語。
レッドスワンシリーズから興味を持ち読んでみました。
内容は高校生活における日常と、様々な謎を追うミステリーも。
レッドスワンシリーズ程には入り込む事が出来なかったかな。
一応次の作品も読んでみようかなとは思います。
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「花鳥風月」シリーズとは別の綾崎さんのシリーズ。「舞原」と「千桜」対立する地方の名家。その跡取り的存在の吐季と緑葉が運命?的な出会いをし、互いに惹かれていくという話の流れ。1巻目はミステリー的な要素も絡まり、花鳥風月シリーズとはちょっと違ったノリで読んでいてよかったなと思う。この二人の仲が進展することで、周りにどんな影響がでてくるのか?。引き続き読んでいこうと思う。
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中学生に勧められて読みました。このシリーズ、人気です。
それにしても、主人公を始め、登場人物の名前にまずは驚きでした。舞原吐季、琴弾麗羅、千桜緑葉、桜塚歩夢。
言葉使いも難しい。出だしから「それは霞桜の花弁が舞い散る、卯月の候で。」ですもの。最初は戸惑いながら読みました。
舞原吐季は、学校で昼寝が出来る部屋を確保したくて演劇部を、千桜緑葉は、多くの人の悩みを解決してあげたくて保健部を、それぞれに新しい部活の創設を試みます。でも部室を使えるのは1つだけ。学校の事件を解決した方を採用と言われ、謎を解いていきます。
舞原家、千桜家の因縁や恋模様もあって、面白く読み進めました。
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私的には、吐季や麗羅は好きだな。
緑葉、歩夢はフツーかな?
でも、長谷見は納得がいかん。なんか、ウラがありそうな気がする
早く続きが読みたくなるな~
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舞原と千桜の確執が気になるところ。
話しが進むに連れて緑葉がだんだん丸くなってるように思える。
いままでのメンバーも出てくるし、そういえばいままでも所々に千桜が出てきてた。
続きが気になります。
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表紙の絵にひかれ買ってみた(笑)
サクサク読めてマンガ感覚で読めます。結構気になって一気に読んでしまいました。
緑葉はどうも好きになれないタイプやけど(笑)吐季は結構タイプやな(*^^*)
時折出てくる切ない表現が、昔の自分と重なって痛い。今後の展開に期待!
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この人の書く女性にまともな精神の持ち主はいないみたいだ。
だからこそ予期出来ない言動で物語が転がっていくんだろうけど、結構な割合で苛々させられる。
し、好きになれない。
共感しづらい。
でも、その煩わしさを加味した上でも、テンポ良く読み進められる、読み進めたくなるのが、綾崎さんの魅力だと思います。
まだ序章だから、かもしれませんが。
「長く哀切に満ちた物語」で「残酷な未来」が待ち受けているのだから、続巻から段々と息苦しくてどうしようもない感情にさせられるような展開になるのだろうな。
それでもきっと私は読んでしまうのだろうな。
まずは舞原七虹の出てくる『永遠虹路』が未読だから、その後で『告別』に手をつけようか。
と、なんだかんだ言いながら手に取ってしまう作家さんの一人です。
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最初は吐季も緑葉も好きじゃなかったけど、読んでくうちに惹かれてきた。
現代のロミジュリと銘打ってたのでそのつもりで読んでみたら、キャラクターの印象はだいぶ違うし日常ミステリだったけど、これはこれで好きだなぁ。
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登場人物のキャラが個性的で好きだな(o^^o)人間関係にまだ色々ありそうで、この巻読んだだけでは、まだわからないからこそ次巻が楽しみ♪
医者の家系で、その地区の医師会をも牛耳る病院長の孫娘と鉄道で財をなしたその地区の由緒のある家柄の御曹司との恋が始まるまでのお話。この両家は昔からの犬猿の仲なんだけれど•••その後はノーブルチルドレンの告別へ
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ラノベ風味だったけど好みでした!緑葉がお嬢様なのに庶民よりも低レベルな生活をしてて応援したくなってしまう。吐希はもうちょっとデレるようになったら私好みのキャラになるのではないかな?続編に期待。
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謎ばかりで今はなんとも。続編が出てからしっかりした感想書きたいなと思います。ふとした瞬間に恋に落ちてしまう、そんな女の子はやはり可愛いですね。綾崎さんは作品を出す度に新しいことをして読者を楽しませてくれるのでそこも楽しみの一つです。今までとは違ったはっきりとしたミステリーや、どうにもハッピーエンドが見えてこない2人の関係がどうなるのかに注目していようと思います
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これから始まる長編の序章といった感じ。
主人公二人に対しては好みが分かれるところ。
現代版ロミオとジュリエット・・・!?
またひとつ舞原サーガが紡ぎ出されていく。
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花鳥風月シリーズが好きで、ノーブルシリーズもゆっくり買い集めてきて、積読状態だったので、陽炎太陽を買って、花鳥風月シリーズを読み返したのをきっかけに漸く・・・
正直、微妙だった
まず、緑葉の言動が嫌い
表裏がなくてまっすぐなんだと思う 自立しようとしてる点もいいと思う(意地張りすぎて体調壊してちゃ元も子もないけど) 自分に自信があるのもすごい素敵なことだと思うけど、自信過剰すぎるし全面に出しててうざい 少しはおしとやかさを持て
あと、七虹に偽善者とか言ってたけど、知り合いの度合いで先生の犯罪行為を無視して先生側についたくせに、罪は罪とか言うなしって思った 多分、読んでる時も思ったけど、こうして感想書いてはっきりした 私、緑葉嫌いだわ そのまっすぐさ、めげない強さは応援したくなるようで、他の要素が嫌で純粋に応援出来ん
恋に落ちたきっかけも何とも単純で、あの時、吐季が守って、頼ってくれたからとか・・・花鳥風月シリーズの登場人物を思うともう・・・残念
あと、読んでてどうしても既視感を覚えて、七虹からの依頼が来た時点で確信した 『氷菓』シリーズと似てるんだよね
吐季と奉太郎もちょっと似てるし
そういう意味でもちょっと残念 もちろんこっから展開がぐんと違う方向にいくかもしれないけどさ
一方で、吐季と麗羅の(てか琴弾兄妹との)関係も気になるし、緑葉と歩夢の関係も少し気になるっちゃ気になる
長谷見がどう出るかも気になるし
全巻揃えてしまってるし、ちょっと気が進まないけど読み進めるよ
てか有栖川先生はさっさと何かバレて先生やめさせられるか飛ばされればいい あんな先生絶対教育上よろしくない
吐季が偏頭痛持ちみたいだけど、作者好きだね、偏頭痛 花鳥風月で誰かも偏頭痛持ってたよね
そういえばあの交通事故の話は蒼空時雨に出てきたのと一緒? あ、でもあの事故では4人亡くなってるから別かな
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☆3.9
財政界で強大な力を持つ舞原家。その跡取りである舞原吐季は、学校内にパーソナルスペースを持ちたくて部室獲得のために準備を進めていた。しかし因縁ある一族の娘・千桜緑葉も創部のために一つしかない部室を狙っていて、なぜか推理勝負で決着をつけることになってしまう。
ちょっとコミカルだけど全体的に少し哀しい。前のシリーズから出てくる人物もいて、楽しい。
緑葉のまっすぐな気持ちが届くといいなぁ。
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因縁のある一族の娘と息子が、立ったひとつだけ空いた
部室を手に入れるために奮闘する…話?w
確かに学校に睡眠できる空間があったら素晴らしいとは思います。
しかし…まさかそのためにだけに頑張るとは。
1番最初の関門(?)は、どちらが部室を手に入れるか。
2つ目は、先生の『恋人』がどこにいったのか。
3つ目…と4つ目、ケーキの印象しか残らなかったです(笑)
しかも2つ目と4つ目!
どこまでこの人自分勝手なんだ!? という感じですが
あっけらかんとしてるので、関わり合いにならなければ
どうでもいい気もしてきます。
それを言うなら、突如恋に目覚めた彼女もそうですが。
これが現実にいたら、ちょっと知り合いになるのもお断りしたい。
というよりも、なぜこうも上から目線なのか。
そういう教育をされているのでしょうか??
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とりあえずキャラクターの顔見せ、というところかな?
教師のアレっぷりとか、その他諸々にもお腹いっぱいでもう途中で読むのをやめようかと思った…自由な校風だけど、いろいろ自由すぎるだろ…!とつっこんだ回数は数知れない。
Posted by ブクログ
厭世観のただよう無気力な舞原吐季が、どうしてそうなったのか知りたくてたまらなくなる、そんな小説だった。
明るくて前向きで自信にあふれた千桜緑葉が対照的で、彼の虚無感を際立たせている。
脇役も訳ありっぽい感じなので、これから一波乱も二波乱もありそう。
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現代のロミオとジュリエットということで。ラブストーリー。でもなぜだかちょっとしたミステリー?
設定は面白そうだけど、内容がなぜだかいつも謎解き勝負に行きついていてなんか微妙。
まぁ真面目な恋愛物語らしいので続けて読みたいと思います。
Posted by ブクログ
現代版、ロミオとジュリエット。旧家の跡取り舞原吐季は、一つだけ空いた部室を手に入れるため、因縁ある一族の娘、千桜緑葉とかかわり合いになることに。反目の果てに始まった交流は、やがて二人の心を穏やかに紐解いていく。
1巻は導入部の要素が強く、登場人物の核心には触れません。
そのせいか、おもしろいのですが、ちょっと物足りない印象です。面白いらしい続刊に期待!
Posted by ブクログ
絵も内容もよくてさくさく読めちゃいます。緑葉は好き嫌い分かれる性格ですね〜私は彼女みたいな子は好みです。『現代のロミオとジュリエット』というだけあってたまにくる切ない描写や緑葉と吐季の感情の変化などが細かく書かれていてとても読みごたえがあるお話でした。
『ノーブルチルドレンの告別』のほうも読みたいです〜!
Posted by ブクログ
以下続刊。
とりあえず、現時点では「現代のロミオとジュリエット」というより学校内の日常ミステリーが濃い。
ロミオとジュリエット路線が濃くなるのは次巻以降。