あらすじ
美波高校の『演劇部』に所属する舞原吐季と、『保健部』に所属する千桜緑葉。二人の奇妙な推理勝負は話題を呼び、いつしかルームシェアした部室には、悩みを抱えた生徒が頻繁に訪れるようになっていた。緑葉の一方的で強引な求愛に辟易する日々を送る吐季だったが、ある日、同級生、琴弾麗羅にまつわる謎解きをきっかけとして転機が訪れる。麗羅の血塗られた過去が暴かれ、誰も望んでいなかった未来の幕が、静かに上がってしまったのだ。ポップなミステリーで彩られた、現代のロミオとジュリエットに舞い降りる、儚き愛の物語。激動と哀切の第二幕。
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シリーズ2作目。前作より惹きつけられるものがある。とても悲しくて辛いことが綺麗に書かれているので、余計に切なくなる。でもその分、優しさにぎゅっとなる。
2013/05/14
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ヒロインの千桜緑葉の強引さと傲慢さ(?)が読んでいて少し腹が立った。
しかし、読んでいくうちに、ただ不器用ながらも必死な姿がうかがえて、少し共感した。
吐季と麗羅の成れ果てに、緑葉が憤りを隠せないのには、彼女なりに二人を思う思いが隠れていたのだと思う。
幸せな結末を迎えてほしいと思うが、今のままではかなりの悲劇となってしまう気がする・・・。
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今回はれーら君のターン。
彼の過去が明らかに。
前半は歩夢君が完璧に空気。
後半でちょっと出てきます。
次回はでしゃばってくれそうな予感。
妹組も参戦。
今作もワカマツさんのイラスト、綾崎さんのストーリー共に素敵でした。
大お勧め作品です。
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シリーズ前作の『残酷』ではわからなかった吐季と麗羅との暗い因縁が明らかになります。そして突然の長谷見の死に、先が見えない。―――次第に、空は暗くなっていく。
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吐希の感情が少し見えて安心したけど、その一方で麗羅の感情が見えなくなってええええってかんじ。正味緑葉とは付き合わなくても許せたけど吐希と麗羅が絶交とかやめてよ……続刊でもう一度友人になってくれることを願いつつ、歩夢と雪蛍ちゃんを見守り隊。
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前作を上回って好き。
二人の過去がわかって、ぞわっともした。
こういう話が書けるのすごいなぁ。
次回作はどうなるんだろう?
折り返し地点の作品!
Posted by ブクログ
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H23*09*22*Thu 00:30 読破
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私の大好きな作家さん、
綾崎隼さんの最新刊!!
8月中には買っていたのですが、
あまりの時間のなさに今のような日時に………(笑)
今巻は前巻、
ノーブルチルドレンの残酷
の続きになります。
緑葉の傍若無人さには呆れてしまいました(笑)
私もこんな風に振る舞いたいものです。
私が先日読んだ本で
「人の運命っていろんな伏線で織りなされていくもの」
と言うセリフがあるのですが、
この本にはいろいろなところで散りばめられていて、
読み進めると あぁ! と思うところがちらほら。
前巻にあった伏線が今巻にもありましたので、
今巻の伏線が次巻にもあるのかしら?と今から楽しみです。
今巻の中では吐季と麗羅の関係が大きく動きました。
友達になりたいのにならない2人がとても不思議。
女の社会はそんなことがあり得たりしないので(笑)
この2人の関係は、
男と女が(恋愛関係に発展せず)ずっと友達でいられると思う?
と質問するように、千差万別な答えが返ってきそうです。
大人の都合で発刊されなくなる。ってことが無いよう、
次巻を期待しています´・ω・`
以上、
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シリーズ2作目。
今回は琴弾麗羅、そして舞原吐季の2人の過去と真の関係性が描かれていました。
ノーブルチルドレンの哀しい告別。そして終盤の突然の意外な事件。
俄然面白くなったと思います。
3作目から新展開になるのかな。
引き続きこのシリーズを追いかけて行こうと思います。
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吐季と麗羅の過去。
麗羅の赦しがほしいと泣いた吐季が切ない。
全てを諦めたような吐季の姿に、最後の方は読むのがつらかったです。
ふたりの今後がとても気になる。
緑葉のことは相変わらず苦手だったけれど、最後の方はその嫌悪感も少しだけ薄れたかな…
個人的に歩夢のことが気になります(笑)
続きを早く読みたいです。
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主役級の2人に負けずに謎めいた雰囲気で存在感があった麗羅の隠された正体が明らかになり、物語は更に切ない空気になってきた。
表紙や登場人物の名前から受ける軽めのイメージよりも。ずっとしっかりした内容の作品だと思う。
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語られる吐季の内面に胸が痛む。あんまりじゃないか。この子が何をしたっていうのだろう。結ばれる事のない2人だとわかっていても、緑葉の思いが吐季を救ってくれることを願わずにはいられない。吐季にはたくさんの幸せを感じて欲しい。
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明かされた二人の過去。
麗羅の悲劇。
吐季の悲劇。
二人は決して交わることは出来なかった。仮初だった。
これから先に何が起こってしまうのか。
願わくは、笑っていられますように。
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以下続刊。
タイトル通り「告別」の巻。
いろいろ動き出す巻でもあり。
激動と哀切の物語のヒロインが幸せといえるかはわからないけど、
緑葉みたいに、明るい未来をゆるぎなく信じられる、そういう強い信念をもてるのってすごく幸せなことだと思う。
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吐季と麗羅の過去が判明して話がぐっと進んだ感じでした。
麗羅との別れの場面がすごく印象に残って、早くこの先がどうなるのかを見たいと思いました。
また「残酷」では緑葉のポジティブさに少し呆れる部分があったけど、この「告別」ではその明るさに救われた感じ。緑葉のことも好きになれた巻でした。
続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
「残酷」とはまた違ったびっくりと衝撃でした。丁度シリーズ折り返しの巻だからなのか、物語の急展開にドキドキしながら、「残酷」よりもじっくりと進むお話だった気がします。まあ読み終えた時間はほぼ変わらなかったんですが、1ページに詰まってる文字とか、情報とか、感情の量が多く感じました。前巻「ノーブルチルドレンの残酷」から時間が空いて読んだのですが、まず最初の麗羅君についてのエピソードが衝撃的、というか、とってもびっくりしました。そのエピソードで一気に自分の中での麗羅君の好感度が上がり、惚れました(おい)
真ん中あたりでは麗羅の妹バカっぷりに、吐季と一緒に呆れながらも緑葉の可愛さにニヤニヤしつつ読んでいました。
そしてまさかのあの事件。そしてあの結末。
麗羅をぶん殴りたくなりました。吐季を慰めたくなりました。緑葉が可愛くてしかたありませんでした。
ここからどう展開していくのか、吐季の母親の謎や、これから緑葉とどうなっちゃうのか、次巻は出てくる気配のない麗羅はどうなるのか。
やっぱり綾崎さんの執筆を待つばかりです。
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この巻では琴弾麗羅と舞原家の過去の因縁が明らかになる。各キャラ壮絶な人生を送っているなという印象。吐季は緑葉の良さに早く気付くべき。緑葉の性格、舞原と千桜家の因縁などはどうであれ、自分のことを有りのまま受け入れてくれる人は貴重だと思う。ただ、傍にいすぎて気付かないことも多いのだけど。この恋、どうなるのかな。先が気になります。
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ノーブルチルドレンシリーズ二弾。
吐季と麗羅の過去が明らかになり、話が動き出す。
それにしても暗い話だな。
空気だった歩夢に少しだけ存在感がでてきたかな。
Posted by ブクログ
ノーブルチルドレンシリーズの第2弾。
麗羅の妹・乙羽が登場する「乙羽外出事件」
突然現れた麗羅の初恋の相手・市夏。
彼女とともに緑葉は、麗羅の陰惨な過去を知ることになる。
吐季の妹・雪蛍から相談を受ける「メッセージカード事件」
麗羅の策略による「吐季&緑葉の監禁事件」
暗闇に閉じ込められる内に、吐季は自らの忘れがたい記憶を思い出す。
そして同級生・長谷見芽衣の交通事故死がどうやら事件性があるようで・・・
1弾目より登場人物も増え、また吐季と麗羅の因縁も明かされる。
ただの脇役だと思っていた芽衣の事件が今後どう絡んでくるのか。。。
この勢いで3弾目の断罪を読もう。
Posted by ブクログ
少しは氷菓色が抜けて、ミステリーな感じになったかなって
前回のラストを全く引きずってない展開(緑葉)に少し戸惑いつつ、一気に読み切った
それにしてもぐんと暗くなったね・・・
正直、緑葉と一夏があの超えちゃいけないラインを超えなければ、こんな展開はなかったか、あるいはあっても違う形で収まったかもしれないのに まぁ最悪展開が遅れてやってくるだけだったんだけど・・・
友達/想い人を理解する為とは言え、理解したいという綺麗そうで勝手な想いを全面に、土足で人の過去に踏み込み過ぎです
最後の監禁のシーン(また監禁か)で緑葉の吐季への想いがぐっと強まってることは理解したので、前よりは好印象にはなったけど、相変わらず手足出すわ、頭突っ込むわで、少し落ち着けって感じ
吐季の過去が予想以上に重たくてビックリした
七虹も妹だったなんて思わなかったしね 緑葉の感想はある意味正解だったわけだ
二人によって生きる意味を見出して、麗羅によって友達の良さを知って、少しずつ感情を覚えてきてるのに、邪魔するように悲しいことが起こるのが切ないなー
最後はハッピーエンドで終わるのだろうか・・・
そしてどこまでも舞原家というか、頭首が汚いな、と感じさせられるばかりだな 花鳥風月シリーズも含めて、家と頭首と家業に振り回される子供達である登場人物達が可哀想で仕方ないわ
てか、現代版ロミオとジュリエットとうたわれてる割には、両家の対立しかその要素はないみたいだね 寧ろ麗羅が緑葉/千桜側じゃないと、くらいに思うわ
謎に包まれていた芽衣の謎の死と、これから更に下降していくであろう吐季がどうなるのか気になるから、このままの勢いで読み進めてしまおう
あぁ吐季が壊れてしまわないことを願うよ・・・
Posted by ブクログ
☆3.9
舞原家と、琴弾麗羅の因縁が明らかになる。そしてちょっと不気味な存在、長谷見芽衣に過去の傷を突きつけられた吐季。相変わらず緑葉は泣いたり笑ったり怒ったりと忙しい。桜塚歩夢のことも気になるけど、今後出てくるんでしょう。
Posted by ブクログ
いつも隣にいる同級生。
一体彼はどういう『繋がり』なのか。
名字が違うけれど親族なのか、と思っていたら
完全なる他人でした。
しかも…なおまけ肩書き付き?
しかし人生かけてやるには、恐ろしく大変な計画です。
それを分かっていて、そのまま実行させている側は
自分でも気がつかない希望を持っていたのでしょうか?
題名通り告別した2人。
最後で帳尻を合わせているかのような彼女には
あいかわらずいらっときますが。
Posted by ブクログ
舞原吐季と琴弾麗羅の重たい過去。
高校生が背負うには重すぎるものを背負って、大人達のように心を閉ざしてしまえば、傷つくこともないのに、そうすることもできず、苦しむばかりの二人。
緑葉は、二人にとっての救いになれるのだろうか?