綾崎隼のレビュー一覧

  • 死にたがりの君に贈る物語

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    今までの辻褄が分かった時「なるほど!」となった。
    題名のままの内容かも。
    最後のあとがきは「作中のキャラに向けて」なのか、「読者に向けて」なのか…
    感動したなぁ…

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    2025年12月03日
  • 盤上に君はもういない【電子特典付き】

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    この物語は、将棋小説だと思って読み始めたはずなのに、最後にはまったく別の層まで連れていかれてしまった。盤上の勝ち負けや才能の優劣よりも、人が何かを追いかけるときに抱える痛みや祈りのような感情がじわじわと浮かび上がってくる。将棋という競技は相手の心を読み、理解しようとする行為に近いけれど、この作品はその“理解する”という営みを極限まで押し広げて、ほとんど愛の形として描いている。

    特にラストで訪れる転換は、物語全体の色を一気に変えてしまうほど強烈だった。勝負小説の熱さから、静かで深いヒューマンドラマへと姿を変える瞬間に、胸の奥がぎゅっと掴まれる。棋譜の向こうに相手や師の影を感じ取るような、将棋の

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    2025年12月03日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    女子フィギュアスケート選手の、オリンピックに向けたそれぞれの戦い。冷酷で努力家の孤高の瑠璃、何年も女王に君臨するアイドル的存在の瞳。天才のくせにその才能に興味のない雛森。
    上を目指す者の、血の滲む努力と熱い思いに感動

    あえて言葉にしなくとも、そこにある言葉は変わらない。だが、どうしたって伝わらないものもある。口にしなければ、届かなければ、分かり合えないこともある。器用でない私たちは、きっとずっと。言葉が足りなかった。

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    2025年11月23日
  • 君に贈る15ページ

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    15周年に掛けた作品や単純に短編小説として書いている作品が入り混じっていて楽しく読んだ。

    綾崎隼先生の「15年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」がよかった。

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    2025年11月21日
  • 君と時計と嘘の塔 第一幕

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    めちゃくちゃ面白かった〜誰かにオススメしたい、興奮が収まりません!期待しないで、電子書籍値引きだったのでまとめ買いしたのですが、一気に全巻読んでしまった。久々に夢中になって読めました。
    学生さんは絶対読んで欲しい。
    大人ももちろん!

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    2025年11月14日
  • 雨のやまない世界で君は

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    ネタバレ

    最後の数ページの怒涛の展開は、涙なしには読めません。樹希も小夜子も茜もみんなお互いが大事である。大事だからこそ、相手を守るためならどんな手段も厭わない。その結果自分が犠牲になるとしてもである。絶望の底に突き落とされてから、その後のあの展開…!
    泣かせにきていますね…
    誰か1人だけじゃなくて、3人が一緒に過ごせる未来に幸あれと思いました。

    また作中の相原先生が亡くなるシーン。
    私は本当に相原先生は応えられないか気持ちをぶつけられるのが苦しいから去ったのでしょうか…?
    私には、相原先生は強盗団に狙われているのに気づいていた。小夜子たちが犠牲にならないよう、あえて1人で夜中に出ていったのではないか

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    2025年10月23日
  • 君と時計と塔の雨 第二幕

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    興奮が冷めないうちにレビューを。

    綾崎隼さん著『君と時計と…』シリーズ2作目ですが、徐々に解明されていくタイムリープの謎に驚き、そして段々と濃くなる恋愛模様に心が躍る展開となっています。

    概要です。
    ある目的を達成できないと一ヶ月前にタイムリープする綜士(そうし)は、今回も信頼できる千歳先輩と謎めいた雛美とともに、目的を果たすための一ヶ月を協力していく。しかし、前回の記憶と何かが違うと気付いた時、自分たちは、より大きな謎に絡まっていたのだと絶望する。

    感想です。
    若者の甘いだけではない等身大の青春が描かれている本作。読み進めるたびにハマってきますね♪
    2作目は綜士と芹愛の距離にも変化が見

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    2025年10月22日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    オリンピックを目指す二人の性格も得意なスケーティングも異なる二人の少女。それぞれ挫折も味わいながらも乗り越えて、最終選考となる日本選手権に望む。
    代表、優勝を目指していく姿にも胸が熱くなる。また、フィギュアで高得点を目指すために選手、コーチ、振付師がどうプランをねっていくのかという点も楽しい。

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    2025年09月21日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    やっぱり、こういう何かを本気でやってる人の話は好き!それぞれの想いが感じられて、臨場感もあって、ページをめくる手が止まらなかった!!

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    2025年08月20日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    続きが気になって一気読み。
    ラストを知った上でもう一度、登場人物たちの言葉や行動を振り返りたくなる物語でした。
    タイトルの意味も、最後まで読んでやっとわかるし、すっごくスッキリ。
    私も、誰かの心を狂わせるほどの物語に、いつか出会ってみたい。

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    2025年08月09日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    ベストオブけんご大賞受賞作! 
    熱狂的なファンが多い、小説家ミマサカリオリ。人気作品は賛否両論が激しく、作家は物語を完結させる前に死亡してしまった。
    作品のファンで小説をなぞり、廃校物語の結末を探ろうとした。
    作品に浸透していた少女を、対人恐怖症の作家を、
    作品を愛する人たちで前に向かせようとする応援と、お互いが支え合って生きていく彼女たちに感動した。

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    2025年08月06日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    皆壊れた作家の心を想う良い人だったのだなと感じる。作家の最後のメッセージが好き。取っていた行動は傷つけることでも、人の心が分かり感謝したからこそ最後のメッセージはそうなったのだろうなと感じる

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    2025年08月03日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    本当にこの本大好き!学校で表紙に一目惚れして読み、ついに文庫版まで買いました!
    あとがきが本当に素敵。掲示板に書き込んでいた人もみんなあとがきに気づいているといいなと思います。そして何より純恋ちゃんが気づいてくれて良かった。ミマサカリオリの苦しみを理解しきることは出来ませんが誹謗中傷が身近になった今心に留めておきたい内容です。
    沢山の人々を心酔させるスワロウテイルワルツを読みたいというのは野暮かも知れませんが読んでみたいものです。

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    2025年08月02日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    ネタバレ無しでは感想が書けん!

    中里純恋の叫びがとにかく凄い!
    著作への愛と著者の自己卑下への憎しみの両方がない交ぜになってすごい感情!
    一人の人間に対して、命を懸ける程の愛と頂点に達した怒りを同時にぶつける、という複雑なシチュエーションを作ったという事実だけで綾崎隼という人を尊敬する。

    そしてラストが凄い!
    非常に個人的でプライベートなメッセージをあとがきに入れてミマサカと中里が“お互いに”救われている。
    双方向なのがとても重要だ。
    実際に自殺未遂した人と社会的に自分を抹殺した人、お互いの心が確かにこの瞬間に支えあってかろうじて踏みとどまっている。

    人が死なないし男女の恋愛もほぼ無い。

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    2025年07月07日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    SNSが普及している現在で、エゴサって言葉もあり人にどう思われてるのか考えるのが人間。
    また、人気がある人ほどアンチがある。
    人間の心理を考えさせられる1冊でした。
    7人が織りなす廃校での共同生活。一人一人の心境の変化を感じ最後まで気になりすぎて本をめくる手が止まりませんでした。

    そして、あとがきがとても好きです!

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    2025年05月25日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    あとがきが最高でした!話の終わらせ方が素敵!!

    ミマサカリオリが誰なのか?廃校に集まった7人が抱える秘密とは?と少しミステリー要素も在りつつ、小説家が持つ闇にもスポットが充てられていて、とても面白かった。

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    2025年05月19日
  • レッドスワンの死闘 赤羽高校サッカー部

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    レッドスワンサーガ、セカンドシーズン堂々完結!

    決戦が続くインターハイで、レッドスワンは研ぎ澄まされた新戦術で鮮烈な軌跡を描いていく
    そして、ついに今大会最高の一戦を迎えることになる

    インターハイ準決勝の相手は、青森一条高校(愛称はセレストブルー)
    高槻優雅の父がチームを率いる前年度の選手権王者
    今大会No.1プレイヤーの篠宮貴希が牽引する攻撃力は大会随一
    最強の矛(セレストブルー)対最強の盾(レッドスワン)の戦い


    私は決して忘れないだろう

    この試合を!

    この死闘を!

    榊原楓のファインセーブを!

    桐原伊織の体を張ったプレーを! 

    高槻優雅の躍動する姿を!

    舞原世怜奈監督の粋

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    2025年05月14日
  • レッドスワンの混沌 赤羽高校サッカー部

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    yukimisakeさんからは「エースの1Qを出してくれ」、mihiroさんからは「チームのピンチを救うことができる存在1Qを出してくれ」と、要望のあるシリーズです
    さて、その要望に応えて1Qの登場はあるのかが注目されます!


    今作、舞台は高校生の夏の祭典インターハイ
    この大会は彼のための大会なのかもしれない
    (彼…?おっ、1Qの登場か!?)

    いや、間違いない、"ガラスのファンタジスタ"高槻優雅のための大会だ!
    (1Qちがうんかーい!)

    前作でついに復帰を果たした高槻優雅
    今作、インターハイでは大活躍!
    まだまだ膝に不安を抱えているため出場機会は少ないが、与えられた時

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    2025年05月13日
  • レッドスワンの飛翔 赤羽高校サッカー部

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    青春サッカー小説『レッドスワン』のセカンドシーズン開幕!


    前作『レッドスワンの奏鳴』で激闘の末、惜しくも全国高校サッカー選手権大会ベスト4で敗れてしまったレッドスワン
    そこから春を迎え新チームとして始動し始める
    新チームの最初の目標はインターハイ出場

    その目標を目指して舞原世怜奈はチームを作っていくのだが一筋縄ではいかない
    個性豊かな新一年がチームをかき乱し、チーム主力の伊織と楓はとある事情からチームを離脱
    そんな危機的状況でインターハイ出場を掴み取ることはできるのか、、、!?


    そんなチームのピンチを救うことができる存在、それがエースです
    「レッドスワン」のピンチを救うエースは彼しか

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    2025年05月11日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    女子フィギュアスケートもの! 綾崎隼、デビューから一貫して“天才”がテーマなのだけれど、一般文芸はミステリ要素でなくて人間の深みを掘ってる感じがして、こういうのも好きだなあ。瑠璃もひばりもとにかくキャラが良いのが、フィギュアものとして大正解すぎ。

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    2025年04月29日