【感想・ネタバレ】この銀盤を君と跳ぶのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月28日

とっても胸が熱くなった。スポーツ、コンテスト、大会系の小説が大好きな私にはとても刺さった!

それぞれ2人の天才を側で支え、信じ続けた2人指導者の目線で語られる。2人の天才は沢山傷つき、困難を乗り越えながら、少しずつ精神的にも成長していく。
最初は、なんて最悪な性格なんだと嫌な気持ちになったけれど、...続きを読むどんどん彼女たちを応援したくなって、2人ともに勝って欲しいと思うようになった。
最終決戦は手に汗握りながら、ページを捲る手が止まらなかった。
読んだ後、タイトルを見返して、また胸が熱くなる。

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Posted by ブクログ 2024年03月22日

天才同士の氷上の戦い。手に汗握る展開と二人の競技に対する熱量がすごい。
天才ゆえに人格に問題はあれど、それぞれの葛藤や苦悩が細かく描かれているので、自然と応援したくなった。ラストも若干予想は出来たものの、綺麗に収まるところに収まって良かった。

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

何これ、最高すぎる…。
素敵な作品に出会ってしまった。
とにかく読んで欲しい!!

女子フィギュアスケートの世界。選手二人のオリンピック出場をかけた挑戦に釘付け!
圧倒的身体能力で女子ジャンプの限界を越え続ける雛森ひばり。卓越したセンスと表現力をもつ完璧主義の京本瑠璃。
そんな二人に寄り添うのは、幼...続きを読むい頃からの友人とコーチ兼振付け師。
四人の視点で見るオリンピック出場をかけた挑戦に息をのむ… 。

極めて選手生命の短い女子フィギュアスケーターの厳しい勝負の世界が心の機微とともに描かれています。
アイス競技連盟について、競技について知ることも多かった。

選手はもちろん、選手とともに歩む誰しもに、その人だけの想いがあり、それぞれに語られるべき人生のドラマがある。
視点を変えて描かれていますが、登場人物のだれもが主人公のよう。

一人一人みんなの頑張りが報われて欲しくて、結末が知りたいけど知りたくない葛藤。
涙が溢れてたまらん…。
胸打たれました。
これは是非読んで欲しい胸アツな作品!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月11日

ずっと鳥肌が立つくらい。天才とそれに伴奏する違った天才たち。スケート好きじゃないけど見たくなるし、怖くなる。対照的な舞姫と思ったけど、人格破綻してるのはどっちも同じ。瑠璃に惹かれる。ラストは若干予想してたけど、それでも涙がででくる。先は見たいけど、見たくない。

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Posted by ブクログ 2024年03月10日

一Qさんの本棚から、まず間違いなく表紙の女の子がかわいかったから選んだであろう『この銀盤を君と飛ぶ』でやんす

たまには一Qさんの高評価本も読む!たまには

いつからフィギュアスケートって国民的スポーツになったんですかね?あれ、国民的スポーツで間違ってないよね?
うちの奥さんも必ず見てるし
うちの奥...続きを読むさん国民代表だし

それにしても、ひっじょーに挑戦的な構成だったと思います
ひっじょーに挑戦的なプログラムだったと思います(フィギュアスケートに掛けた表現を思いついたので井伊直弼違う言い直した!)
まぁ全面的に成功してるとは井伊直政違う言い難いんだけどね

具体的に井伊直虎違う言いますとね

あ、なんかめんどくさくなってきたw

いや、ちょっと頑張ろう

えー2人の同い年の天才が出てきてね
どっちも嫌われ者っつのがまず斬新
でもって交互に2人を中心にした章立てなんだが、語り手がどちらもコーチなんよね
これってね、すごく挑戦的だと思うんだけど、一方でフィギュアスケートが非常に日本で人気のあるスポーツだというところをかなり信じてるというか
日本人の多くがフィギュアスケーターとコーチは「一心同体」というのをすんなり受け入れる土壌があることを疑ってない気がしたんよな
なんでルールのところで細かい説明とかは最低限してるんだけど、フィギュアスケートの世界や試合の雰囲気みたいなところの描写をけっこうバッサリいってて、そこが不親切に感じちゃう人には合わないかもと思ったりもしましたね

あと、細かいところで「敬語」とか色々あるんだけど本格的にめんどくさくなってきたのでもう井伊直親違う言いません

うん、恐らく井伊家を絡ませなければめんどくさくなかったのかもしれない
技術点は高い

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

全日本女子フィギュアスケート大会で戦う2人の天才とその周囲の話。凛として居るけど情熱的な2人、癖が中々強いけど最後は応援したくなった。 胸熱なスポーツ小説が読みたい人に。

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Posted by ブクログ 2024年02月22日

開始3ページでもう面白かった。スポーツ物、特に芸術スポーツ好きな自分に完全にハマったし、また体操がやりたくなった。最後の展開は正直予想出来たものだったけど、全部面白かったしどんなラストでもモヤると思うから仕方がない。勝負の世界に完全なるハッピーエンドなんてないしこれがリアルだと思う。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

卓越したセンスと表現力を持つ完璧主義者の京本瑠璃。
圧倒的身体能力でジャンプの限界を超越する雛森ひばり。
2人の天才スケーターがそれぞれのパートナーと共にオリンピックの切符を競う…

瑠璃は子供の頃から完璧主義者故の癇癪持ちで、それを支えるだけの財力が家にはあった。だが、父親が事件をおこし一家離散し...続きを読む、全てを失った。現役選手を引退し、振付師となった江藤朋香に弟子入りして上を目指す。

ひばりはスケート一家に育つけど、才能はあるのに飽きっぽくてずっと同じ事をするのを拒む。そんなひばりのコーチは幼馴染の滝川泉美。泉美もまたスケーターだったけど、怪我で現役を断念。

それぞれのコーチが扱いづらい天才達を高みに導き、ラストのオリンピック選考会は手に汗握る展開でドキドキでした。
是非新潟オリンピック編読みたいです! 

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

佳麗な装幀に対して、氷上で最も熱い物語が描かれた作品でした。

氷上の獅子と妖精を支える側の2人から語られる、競技の世界のトップで戦う2人の葛藤や信念が垣間見える描写が好きで、熱くなりました。
この世界でも、怒りが強い原動力になりますが、それを希望にも昇華させるためには、全幅の信頼を寄せるパートナー...続きを読むとの出会いが必要であることも再認識させられます。

世界で1番有名な犬が言っていたように、"You play with the cards you’re dealt "ですが、そのカードの真の価値を理解することも大事です。そして、それは自分1人では気付けないことも多々あると、そのきっかけになる人との出会いの大切さも感じる、佳麗な物語でした。

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Posted by ブクログ 2024年02月07日

フィギュアスケートってテレビで見たことあるくらいであんまり知らないなと思いつつ、装画が綺麗過ぎて思わず手に取りました。
対照的な2人の天才選手とその横にいる2人による目線からの話の進みにとても新鮮な感覚で読めました。天才を横から見るって感じだったので、感情も入りやすかったからかな、最後の決戦では2人...続きを読むのそれぞれ滑り始めから涙が止まらなかったです。自分を、相手を信じるって素敵だなあ…読んでよかった…

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Posted by ブクログ 2024年02月04日

性格が対照的な2人の女子フィギュア選手が家族を愛するが故に味わう挫折を乗り越え、オリンピックの頂点を目指し最後の1枠を信頼する指導者と共に目指すストーリー。
選手本人では無くいつも傍にいる指導者目線で描かれ、最終決戦のフリーの演技はテレビ中継を観ているかのように手に汗握りました。スポーツが舞台の作品...続きを読むですが、内容は2人の選手が指導者と心を通わせ、家族との絆を大切にし、成長していく姿が繊細に描かれています。
物語が進みページが少なくなるにつれて、もうすぐ終わることが残念でもっと読んでいたい、2人の物語をもっと見ていたい、そう感じさせてくれるとても良い作品でした。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

とても面白かった。初めてフィギュアスケートの作品を読み、フィギュアスケートというスポーツへの理解も深まった。後半の2人の選手からの視点と2人の選手を応援するコーチからの視点がとても心を熱くさせた。こんなにもどちらとも勝って欲しいと思ったことは無いと思う。とても素晴らしい作品でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月22日

19歳の天才フィギュアスケーターが、オリンピックの最後の1枠をかけ全日本選手権に挑むというストーリー。

現実の世界であったとしたら、スケヲタとしては胸熱展開でもある。

物語の中には、スケヲタなら聞いたことあるような事件や話が出て来るため、フィクションかノンフィクションか境目が曖昧で、臨場感があっ...続きを読むた。

演技のシーンが少しさっぱりしてる気もしたけど、
そこは想像でカバーできるくらい、それぞれのキャラクターが素晴らしいかったとおもう。

天才と凡才、嫉妬、妬み、努力、いろんなことが入り混じった素敵な小説です。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

今年最後に読んだ本になるかと思いますが、とにかく面白かった。後半の演技のシーンは読んでるだけで興奮。
最後まで表紙が誰かは分からなかった。誰なんでしょう。

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

青春アスリート物。フィギアスケートの魅力とスケート連盟への批判に納得。
また採点方法の解説もあり分かりやすくてためになりました。
京本瑠璃と雛森ひばり。2人の天才少女の挫折と成長、そして彼女たちを支えるコーチ振付師の絆を熱く描いていて、19才で挑むオリンピック選考を兼ねた日本選手権の戦いは圧巻で大興...続きを読む奮。2029年にこんな選手が現れてほしいです。

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Posted by ブクログ 2024年02月02日

話が行ったり来たりするの、めんどいと
思っていたけれど、
どんどん引き込まれてしまった。
ここまですごいダークヒロイン、初めてだわ。

最後は結局どうなるのかハラハラし過ぎて、
久々に徹夜しましたー。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

面白かった!
久々にそこまで恋愛が絡まない長編やったかな?
相変わらず不思議とこの人の文章は読みやすいな、合うんだろうなー。
全体的にはまあ、分かりやすいし、オチも読めたけど、なかなか良かった!最後が全員の誰から目線でもかかるメッセージなのが良かった!
ひばりはやっぱ嫌いやけど、瑠璃はとても良いね!

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

 瑠璃、ひばり、すごい性格、行動ですね。
 朋香、泉美は自分の夢をアスリートに同化し、夢を追い続ける。
 そのことは、親が果たせなかった事の現実逃避と子供に対する異常な期待と似ている。
 加茂瞳も人生をしっかりと足をつけて歩いている感じがします。

 感情表現が細かくされている。

 そして、人生の...続きを読む生き方を教えてくれる。

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Posted by ブクログ 2024年04月02日

フィギュアスケートの天才二人が、家族問題などに振り回されて、その実力を発揮できぬままでいてたが、心を入れ替えて、素晴らしいコーチに出会い、全日本選手権→オリンピック代表を目指す話。
瞳さんは、まさに浅田真央そのもので、男子の話の箇所も実際の話がベースになっている。
不屈の闘志を漲らせ、絶え間なく努力...続きを読むする人と完全なる天才肌。天才同士の話はなかなか共感できないが、二人を繋ぐ凡人コーチのおかげで、あたたかな話になっていた。

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Posted by ブクログ 2024年03月08日

こういう話では、大体問題児×優等生というのがセオリーだけど、問題児×問題児なところが良い。
どちらも同じく、周囲巻き込み型の我が道をいく少女。

実際にあった出来事を彷彿とさせる展開があったり、登場するスケーターを自在の選手に勝手に当てはめてみたりして、フィギュアスケート好きとしては楽しく読めた。

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