綾崎隼のレビュー一覧

  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    現在の世界でもSNSというものが普及し
    その影響で亡くなる人も増えている。
    そんな世の中なのが事実なのですが、その作品はまさに今の現実を表しているよう。
    何万何千万に褒められても、たった一人の意見に傷つく。本当にそうだと思います。
    しかし、作品内でもありましたがそれをするのは
    "逆に愛なのだ"と言われていました。
    それも正しいことだと深く思いました。
    素晴らしい人間だからこそ、沢山の人が注目をしてくれる、読んでくれる。そのありがたさがわかった小説です。

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    2024年08月04日
  • 君を描けば嘘になる

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    読んで良かったと思えるお話だった。「絵」については詳しくないけれど、芸術の世界ではきっと才能が必要で、天才に出会うと、自分の限界を突きつけられる。凡人なんだとみせられる。そんな世界のいろいろな立場の人の生き方を読んで、どの人の人生も素晴らしいなと思った。絵を好きな気持ちは同じなのに全然違う人生を歩んでいた。梢や恵介は、天才に人生を狂わされたと思いながら、出会わなければよかったとも思えないのではないかと思う。先生の人生は一人では輝けなかったけれど、教え子とともに輝かしい人生を歩んだのだと思う。

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    2024年08月01日
  • 死にたがりの君に贈る物語

    ネタバレ 購入済み

    わくわく

    最初に少女の話が出てきた時はなんなのかなって思ってたけど、あとあとその話を回収するように話がなってて面白かった!誰が作者なのかな?!という感じの気持ちがすごくあってドキドキしながら読めたのですごく面白かったです。

    #エモい #切ない #アツい

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    2024年07月28日
  • 盤上に君はもういない【電子特典付き】

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    将棋という世界の過酷さ、精神的に繰り広げられる死闘が繰り広げられ、それに人生を賭けた人たちの物語でした
    最後は泣いてしまいました

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    2024年07月12日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    久しぶりに心震わされる小説を読みました。
    本が好きで多くの作家さんの文を読むけれど、その中には、その文で特別な輝きを感じさせる方々がいる。それを知ってるから、この話にもリアリティと深みが生まれ、深い感動が生まれる。
    綾崎さんも、それを知ってるから、この話が書けるんだろう。そこはある程度、読めてしまう話の筋とは関係のないところ。

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    2024年06月13日
  • 君と時計と雛の嘘 第四幕

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    ネタバレ

    前巻のラストで千歳先輩が消滅してしまった時はどうなるかと思ったけど、やっぱり千歳先輩は凄かった。
    芹愛も綜士も人間的に成長した姿が見られてよかったなぁ。特に綜士は最初の頃は本当にクズだなと何度も思ったし

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    2024年06月13日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    登場人物全員が愛おしくなるし胸が苦しくなるし、最終章は本当に手に汗握る。
    誰に感情移入しているのか自分でもわからなくなり、どう言った結末を望んでいるのか見失った。

    "号泣"ではないが、熱くなれる一冊

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    2024年06月16日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    2029年オリンピック代表選考会となる全日本フィギュア。世見に嫌われる二人の天才19歳の闘いを描く。

    めちゃくちゃ面白かった。フィギュアスケートはオリンピックで観戦するぐらいなので詳しくないけど、選手や振付師の苦労、家族環境などがリアルに伝わる。映像化希望

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    2024年05月24日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    久しぶりにズシンと心に響く、泣ける本に出会えました。

    世の中にはナイフで刺されるよりも痛いことがある。言葉で人は簡単に傷つくし、傷つけられる。

    でも、逆もまた然りで、誰かが紡ぐ言葉に助けられたり、支えられることもある。

    自分を否定されたり、傷つけてくる言動はどうしても目についてしまうし、記憶に残りやすい。なのに、自分を肯定してきたり、認めてくれる存在や言葉にはなかなか気づけなくて。

    この本を読み終えたあと、必ず、これから出会う作品のあとがきまでしっかり読みたくなる。
    それくらい、この作品はあとがきまでが作品なのだと思った。

    この物語が誰かの生きる糧になるなら。
    この物語を読んだ誰かが

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    2024年05月23日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    2人の天才フィギュアスケーターと、それぞれのパートナー。
    ひとつしかないオリンピックの出場権を懸けて全日本フィギュアスケート選手権に挑む2組の世紀の決戦と、長い年月をかけてそれぞれがそこに至るまでの物語が描かれます。

    何度も大きな波乱に見舞われ厳しい環境に晒されながらも、決して諦めることなく、人生を懸けて競技に挑み続ける2組は、4人ともが本当にかっこいい。

    ラストの「決戦」の章は、それぞれの演技を自分も実際に会場で観ているかのように手に汗握り、得点発表の場面はほんとにどうなるんだ⁉︎とドキドキしながら読みました。

    自分たちなら世界の頂点を獲れると信じて大舞台を闘う2組の凄みと固い絆に、胸

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    2024年05月19日
  • 君と時計と雨の雛 第三幕

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    ネタバレ

    今回の第三幕では、実は芹愛は小学生の頃綜士に憧れの気持ちを抱いていたことが明かされる。
    そのぶん綜士にされたことへのショックも大きくて、ほんと綜士何やってるんだよって改めて思った( ´ㅁ` ;)
    でもずっと孤独だった芹愛にも大切な友達できて楽しく過ごせた日々があったことに救われた。
    だからこそ現在の状況が切なくて

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    2024年05月19日
  • レッドスワンの死闘 赤羽高校サッカー部

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    最後の選手権は書かないのだろうか。各自の思いに任せるということなのでしょうか。それもいい終わり方な気がしますが。

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    2024年04月28日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    とっても胸が熱くなった。スポーツ、コンテスト、大会系の小説が大好きな私にはとても刺さった!

    それぞれ2人の天才を側で支え、信じ続けた2人指導者の目線で語られる。2人の天才は沢山傷つき、困難を乗り越えながら、少しずつ精神的にも成長していく。
    最初は、なんて最悪な性格なんだと嫌な気持ちになったけれど、どんどん彼女たちを応援したくなって、2人ともに勝って欲しいと思うようになった。
    最終決戦は手に汗握りながら、ページを捲る手が止まらなかった。
    読んだ後、タイトルを見返して、また胸が熱くなる。

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    2024年03月28日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    天才同士の氷上の戦い。手に汗握る展開と二人の競技に対する熱量がすごい。
    天才ゆえに人格に問題はあれど、それぞれの葛藤や苦悩が細かく描かれているので、自然と応援したくなった。ラストも若干予想は出来たものの、綺麗に収まるところに収まって良かった。

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    2024年03月22日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    死にたがりの君に贈る物語。その意味が分かり、胸をうたれた。ラストのタイトル回収が秀逸だった。
    書き手と読み手。両者は、ある種の信頼関係の上で成り立っている。改めて凄い職業だと思わされたし、心無い外野の悪意がどれほど罪深いかを思い知らされる傑作だった。

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    2024年03月18日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    何これ、最高すぎる…。
    素敵な作品に出会ってしまった。
    とにかく読んで欲しい!!

    女子フィギュアスケートの世界。選手二人のオリンピック出場をかけた挑戦に釘付け!
    圧倒的身体能力で女子ジャンプの限界を越え続ける雛森ひばり。卓越したセンスと表現力をもつ完璧主義の京本瑠璃。
    そんな二人に寄り添うのは、幼い頃からの友人とコーチ兼振付け師。
    四人の視点で見るオリンピック出場をかけた挑戦に息をのむ… 。

    極めて選手生命の短い女子フィギュアスケーターの厳しい勝負の世界が心の機微とともに描かれています。
    アイス競技連盟について、競技について知ることも多かった。

    選手はもちろん、選手とともに歩む誰しもに、

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    2024年03月15日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    ネタバレ

    ずっと鳥肌が立つくらい。天才とそれに伴奏する違った天才たち。スケート好きじゃないけど見たくなるし、怖くなる。対照的な舞姫と思ったけど、人格破綻してるのはどっちも同じ。瑠璃に惹かれる。ラストは若干予想してたけど、それでも涙がででくる。先は見たいけど、見たくない。

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    2024年03月11日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    一Qさんの本棚から、まず間違いなく表紙の女の子がかわいかったから選んだであろう『この銀盤を君と飛ぶ』でやんす

    たまには一Qさんの高評価本も読む!たまには

    いつからフィギュアスケートって国民的スポーツになったんですかね?あれ、国民的スポーツで間違ってないよね?
    うちの奥さんも必ず見てるし
    うちの奥さん国民代表だし

    それにしても、ひっじょーに挑戦的な構成だったと思います
    ひっじょーに挑戦的なプログラムだったと思います(フィギュアスケートに掛けた表現を思いついたので井伊直弼違う言い直した!)
    まぁ全面的に成功してるとは井伊直政違う言い難いんだけどね

    具体的に井伊直虎違う言いますとね

    あ、な

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    2024年03月10日
  • 君と時計と塔の雨 第二幕

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    面白さ倍増で一気読み!
    一巻であった謎が明かされる中新たに出てくる謎の数々。
    千歳先輩はどこまでも良い人だなぁ。
    他人のためにここまで色々できる人はそうそういない。
    綜士に対しても一巻ほどの嫌悪感はない。
    これまで読んで苦しい目にあってきてるし、芹愛を助けるために奔走する姿は本当に芹愛の事が大切なんだなぁと思える。
    一巻から雛美の嘘が作戦の邪魔になっていてイライラしたけど最後にあぁなるほどと思った。
    さてここからどうタイムリープを抜け出すのか?
    今から読むのが楽しみ!

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    2024年03月05日
  • 君と時計と嘘の塔 第一幕

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    ネタバレ

    主人公の綜士は幼馴染みの芹愛に好意を抱いている
    でも小学生の頃に起こしたある事が原因で芹愛と話す事は愚か彼女の視界にすら入れない
    高校で親友を得てそれなりな日常を過ごしていた彼だが、ある日日常が一変する

    「夕方に駅で芹愛ちゃんが死んだの」

    愛しい彼女の死の翌日、綜士はなぜか一カ月前にタイムリープする
    学校に行くと親友がいない
    存在が元からなかったかのように

    前半は説明だけど、とにかく綜士のキャラが好きになれない
    芹愛にした事は許せないし、今こうなったのも自業自得
    おまけにストーカースレスレの事をしているちょっと気持ち悪い主人公
    嫌悪感抱くけど後半は少し応援したくなる

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    2024年03月02日