綾崎隼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまずは、鳴神幹久がなぜ「ひーくん」と呼ばれていたのか。
そういう背景か。安易に細谷雅子のことは責めれないけど、やはりやり方は間違っている。佐伯先生も子供らも自分たちの出来うる範囲で行動を起こすが事態は悪化。最後の最後には杏先生が全てを見通して細谷を説き、本来の生き方を促す。
あんなに詰め寄られたらさすがにね。ちょっと同情。
そして、瀬戸内バスジャック事件の犯人として言い当てられてしまった佐伯道成こと倉永道成の半生が語られる。
第一幕の時点では三億円事件はただの比較対象としてしか存在しないんだろうな~、と思っていたらちゃんと意味があったのはビックリ。
両事件共に、客観的に見たら直接的な被害者は -
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Posted by ブクログ
新本格30周年記念アンソロジー…アンソロジーってあまり手に取ることはこれまでなかったけど、どうしても読みたかった恩田陸先生の 『麦の海に浮かぶ檻』を読むために手にしました。やっぱりいいなぁ…『麦の海に沈む果実』の番外編、主人公はあの人!だから、今そうなんだぁ~と納得できました。読めてよかったです!
他の作品では、綾崎隼先生の『時の館のエトワール』:時間が狂う館、「時の館」に修学旅行で宿泊することになった女学生…時間が狂うとはどういうことなのか…。
井上真偽先生の『囚人館の惨劇』:兄妹の乗ったバスが転落事故を起こす…生存した他の乗客と一緒に近くにあった館で救助を待つことになったが…その館は囚人 -
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