綾崎隼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
舞原七虹と、その周りの人たちのお話。
会社員である夏目瑛太から始まり、同じバンドメンバーの伊東和也、そして天文学部へ誘ってくれた保科彩翔、子供の頃からの知り合いである楡野世露へと時間は遡っていく。
七虹が誰を想っているのか、誰の為に歌っているのか、そして歌をやめる理由が、読み進めていくうちにわかってくる。
居場所となってくれた人が、自分の歌を望んでいた。
だから、その人に聴いてもらう為だけに歌っていた。
例え、その人に彼女ができても、自分がただの妹のような存在だとしても。
そんな一途で健気で不器用で、そんな七虹を好きになった永遠虹路でした。
遠回りをしても、やっと七虹の想いが届いたん -
Posted by ブクログ
逢坂柚希と美蔵紗雪は幼馴染。
継母を殺そうとしている同級生の舞原星乃叶を見かけた二人は、星乃叶を預かることに決めた。
柚希と星乃叶の恋。
紗雪の想い。
切なくて苦しかった。
紗雪は大切なものを片手で数えられる。
この文章が、とても好きです。
大切なものは多い方が良い。
でも、そんなにたくさんあったとしたら、大切なものを大切にし続けることが出来なくなる。
紗雪は、柚希と星乃叶だけが大切だったから、どれだけ自分が辛くても壊れそうでも…もう壊れていたとしても、守り続けていくことが出来たんだろうな。
彗星、見れて良かった。
どうか紗雪が、またどこかで柚希と星乃叶に逢えますように。 -
購入済み
恩田陸目当てで読みました。それだけを評価するならとても良かったし、知りたかった部分を読めて満足です。
しかしそれ以外の作者はグロテスクなものもあり、ちょっと面白いとは言えませんでした。 -
Posted by ブクログ
舞原零央、譲原紗矢、紀橋朱利の三角関係。
楠木風夏、楠木蓮、朽月夏音の三角関係。
朽月夏音の恋。
様々な恋の話が、とても切なかった。
でも私は、紗矢にはその人と幸せになってほしいって思いながら読んでたから、その通りに終わって良かった!
色んな人の名前が出てきて、今後の作品にも関係してくるって知っていたので、専用ノート作っちゃいました。相関図、本当に欲しくなるくらいの登場人物の多さ。
本の中のことだから、こうして受け入れて読めるけど、紗矢と村山さんが受けてたイジメの内容がかなり酷くて、読むのも苦しかった。零央じゃなくてもキレるってあれは。
紗矢のこれからの幸せと、夏音の新しい恋を願 -
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