綾崎隼のレビュー一覧

  • 冷たい恋と雪の密室

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    ネタバレ

    大雪の日、列車に閉じ込められた幼馴染の博人、静時、千春。それぞれの想いが交錯して、それがどれも片思いでどうなるかと思いましたが、千春の粘り勝ちになってストーリー的にはハッピーエンドなんですが、私は博人推しだったので切なかったです。

    博人に家業を救ってもらった恩義を持ち続ける静時の生真面目さと、その不器用な優しさを母の遺言と共に振られてもずっと想い続ける千春のど根性が健気でした。

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    2024年11月25日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    面白かった!
    日本女子フィギュアスケート界に現れた2人の天才による、オリンピックへのたった1枚の切符をかけた美しき闘い。
    実際のエピソードや人物をモデルに書かれたであろう部分が、妙なリアル感を産んでいて物語に没入してしまった。
    面白いから集中してどんどん読みたいのに、時系列が行ったり来たりするせいで突っかかってしまうのがちょっと残念だった。
    天才2人はどちらも性格に難ありで、最初は絶対好きになれそうもなかったのに、少しずつだけど人間性が成長していく姿を見ていくうちに好きになっていった。どっちかが負ける姿を見たくないほどに。
    最終章の決着はどうなるのか、まるで本当に試合を見ているかのように心臓が

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    2024年11月07日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

    購入済み

    つまみぐいにアンソロ

    母がフォローしている恩田陸を少し読んでみようと思ったのですがこういう方向性は求めてなかったなあ…という感じ。ファンタジーはちょっと。
    しかし高田さんの作品だけかなり刺さったのでシリーズ読みたくなりました。こういうのと出会えるから良いのよね。

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    2024年10月23日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    本で救われる人がいるんだ、ましてや救われる命もあるんだと気付かされる。もちろんフィクションだが本当にそんな人は世の中にはいると思う。
    それが本でなくても。作者の本に対する熱い想いが伝わる名書です。

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    2024年10月08日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    普通本って1巻に2巻と発売される事が少ないので、作中作の swallowtail waltzはライトノベルなのかなと思った
    読んでる登場人物も皆若いし

    ミマサカリオリは正体は予想通りの人物だった

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    2024年09月25日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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     ミステリー要素を持ちなら繊細で感動的な物語でした。たいへん楽しく読みました。「若さ」をお持ちのみなさんにおすすめします。(生きていれば濃淡あれど若さありますから、みなさんですね)

     物語を語ったり、書いたりすることと、物語を聞いたり、読んだりすることは、どれだけ離れたことなんだろうかと思いました。
     小説家と読者だと、まったく別の種類の人間のように思ってしまいます。
     でも、この本を読むと、そんなに離れていない、作家と読者は表裏一体、近しい存在なんのかなと感じられました。

     この小説の主要テーマである「誹謗中傷」なんかはすっ飛ばし、わたしなりの理解は、以下のとおりです。
    「遠いむかし、あ

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    2024年09月16日
  • 世界で一番かわいそうな私たち<特別ショートストーリー>

    ネタバレ 購入済み

     これは読みやすい。まだ恋をしたことがない17歳の少女。あるトラウマのせいで声が出せない。作中にお菓子づくりの場面が出てくるので、読みたくなった。

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    2024年09月02日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    物語を必要な人がいて、そんな人が物語を書く人に必要とされている。
    彗星の如く現れた覆面作家ミマサカリオリ。熱狂的ファンも多い。その反面、批判も多くなる。そして主要キャラの死に世間は大荒れ。厳しい批判の中、完結目前にミマサカリオリの訃報が報じられる。
    後を追うようにミマサカリオリに心酔していた少女も自殺未遂。
    やがてファンサイト7人(自殺未遂少女含めた)が物語に似た山中の廃校に集まり、、、。
    ミマサカリオリは生きている。そしてミマサカリオリは誰なのか。途中で色々ミスリードしていたことに気付き、展開が楽しい。本は人を救う。書き手、編集者の苦労も垣間見えた。
    誹謗中傷という言葉の暴力は人を死に追い込

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    2024年08月21日
  • 君を描けば嘘になる

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    “胡蝶の夢”という荘子の説話の挿入がある
    夢の中の自分が現実か、現実の自分が夢なのか
    もしかしたら 天才と称される人達はそんなふうにに生きているのかなと思った

    圧倒的な絵の才能を持つ少女
    彼女には 感情的で社会性が欠如している
    綿密な技術で才能を表す少年
    彼は 勤勉で品行方正
    ふたりは同じアトリエで 同じ空間と時間を過ごしていく
    ふたりを育てる事に 生きがいを感じる元画家の女性
    巨大な才能を目の前にして苦悩する
    それでも 好きな絵を描き続ける彼ら

    彼女に小学生で出会った才能ある少年は、幼くして天才に寄り添う道を選んでいた
    緻密な計画と生活で最初から彼女を導いていた

    不幸な事故で利き腕を失

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    2024年08月18日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    タイトル気になるねって友達と話してて、でもあらすじがピンとこなくてなかなか読むに至らなかった本。もっとじめじめしてるイメージで読み始めたら、えっなんか冒険はじまった!?ってなって、読み進めるとどんどん種明かしされていくので、途中からは飽きずにスイスイ読めました。学校には来たものの教室のドアを開けられなかった人や電話がかけられない人には何か感ずるものがあるんじゃないかなと思ったり。最後はありきたりと言われればそうなのかもしれないけど、変な暗さもなく純粋に真っ向勝負!という感じで好き。

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    2024年08月11日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    なんだか妙にリアルな素敵な小説でした
    二か月後、新潟オリンピックが開催される全日本フィギュアスケート選手権大会
    出場枠は2
    一つは、女子フィギュアの牽引者三十歳を迎えているレジェンドが決定している
    残る一枠をかけて、二人の天才少女が銀盤を跳ぶ
    そして、この少女たちを支え彼女たちの人生まで抱えて一緒に銀盤を跳ぼうとする女性コーチ二人
    二人×二組の女性たちの決戦
    決戦の日をたどりながら、四人のそれまでの人生を読ませる
    「蜜蜂と遠雷」の天才たちの話を思い出す
    この二人の少女たちがなかなかの問題児
    加えて彼女らに責任の無い家庭の問題も次々と起きる 波乱が続きすぎ
    卓越したセンスと表現力を持つ完璧主義の

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    2024年08月07日
  • 盤上に君はもういない【電子特典付き】

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    今回もすごかった。将棋について全く知らないですが、夢中になって読みました。女性が棋士を目指す壮大な物語と夢への熱い想い、愛を感じられる話でした。 ―私は絶対に将棋を選んだと思う。だって盤上遊戯の王様は将棋だから。将棋だけが奪った敵の駒を味方として使えるからだよ。 ―この世で最も相手を想い合うゲーム

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    2024年08月01日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    ネタバレ

    最後の章がとてもとてもよかった。ハラハラドキドキの展開、終わり方まで良かった。

    特に、「私と出会ってくれて、ありがとう。私を選んでくれて、ありがとう。二人で成し遂げてきたすべてが、今の私の誇りです。」は印象深く残った表現。


    時系列が行ったり来たりして、こんがらがる部分があったので、マイナス1です、。

    でも、フィギュアスケートの知識がない身としてもとても楽しめる作品で、作品として、とてもおもしろかった!!最後まで自分たちを信じ続け、演技に向かった二人×二組に拍手です。

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    2024年07月04日
  • この銀盤を君と跳ぶ

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    2人の19歳の女子フィギュアスケーターと
    それぞれのパートナーの話。
    面白かった!

    2組のペアどちらも応援したくなるので、オリンピックを賭けた全日本選手権の場面は、どっちが勝つのかドキドキハラハラで、「早く結末知りたいけど、知りたくない!」状態。

    このモデルは!とか
    このエピソードは!とか
    実際の選手やエピソードを元にしているものも多く見受けられ、フィギュアファンとしてはそこも楽しい。

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    2024年06月18日
  • それを世界と言うんだね 空を落ちて、君と出会う

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    今まで読んだことのない世界設定のファンタジー。ファンタジー小説が読める方なら楽しめると思います。私は暖かくて好きでした。

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    2024年06月04日
  • 君と時計と雛の嘘 第四幕

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    綾崎さんの本が好きで、本作も読みました。
    大切な人の死を回避すべく、精神が過去へと戻るタイムリープもの。
    辛い設定が多い分、主人公の成長と、仲間との絆の構築に至る駆け引きが楽しめます。
    4分冊ですが、読み始めたらすぐでした。
    面白かったですが、先が読める展開が多かったので、星4つ。。

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    2024年05月24日
  • 君を描けば嘘になる

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    ネタバレ

    「盤上〜」がめちゃくちゃ好みだったので、同じく綾崎さんの作品を。
    電子書籍で細切れに読んでいたけど、続きが気になってしまう推進力のある文章は相変わらず。

    色んな登場人物からの視点で話が進んでいく構成。
    電子書籍だったため残ページ数を意識していなかったがゆえに、最後には遥都視点になるのかと思っていたのにあっさり終わってしまって、びっくり。
    ラストのプレゼントの婚姻届はあまりにも唐突で驚いた。ハチクロエンドということ…?
    遥都視点がないからこその奥行きなのかもしれない。

    遥都が灯子に献身的だった理由が私には読み取れなかった。サブタイトルからして恋ではなかったとは分かるけど、灯子の才能に圧倒され

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    2024年03月20日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    人が作り上げた虚構の世界が人を動かす事ってあります。僕自身高校の頃「グインサーガ」の世界に体半分くらい入り込んでいた気がします。
    この本はそんな物語を現実よりも近しいと感じた若者たちのピュアな物語です。とてもいいラストです。

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    2024年03月18日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    最後の方までミマサカリオリが誰だか分からなくて翻弄されてしまった〜小説を模倣して現実世界で体験するって思いつきそうでなかなかない設定が面白かった。最後は涙なしに読めない。たくさんのファンレターの中で自分の分なんて読まれていないだろうって思っていたけどこの本を読んで考えが変わった。ファンの一声はクリエイターを生かすことも殺すことも出来るんだなって。

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    2024年03月02日
  • 君を描けば嘘になる

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    子供の頃から絵の世界で才能を発揮した2人の物語。
    あまり彼らと絡みのない第三者視点が入るなど、最後まで2人の心理描写、関係性が見えてこないため、想像しながら読み進めるのが面白かったです。
    ただ、遥都の感情や想いを追いきれなかったので、少し消化不良気味です。再読してみようと思います。。

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    2024年02月29日