綾崎隼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!
日本女子フィギュアスケート界に現れた2人の天才による、オリンピックへのたった1枚の切符をかけた美しき闘い。
実際のエピソードや人物をモデルに書かれたであろう部分が、妙なリアル感を産んでいて物語に没入してしまった。
面白いから集中してどんどん読みたいのに、時系列が行ったり来たりするせいで突っかかってしまうのがちょっと残念だった。
天才2人はどちらも性格に難ありで、最初は絶対好きになれそうもなかったのに、少しずつだけど人間性が成長していく姿を見ていくうちに好きになっていった。どっちかが負ける姿を見たくないほどに。
最終章の決着はどうなるのか、まるで本当に試合を見ているかのように心臓が -
購入済み
つまみぐいにアンソロ
母がフォローしている恩田陸を少し読んでみようと思ったのですがこういう方向性は求めてなかったなあ…という感じ。ファンタジーはちょっと。
しかし高田さんの作品だけかなり刺さったのでシリーズ読みたくなりました。こういうのと出会えるから良いのよね。 -
Posted by ブクログ
ミステリー要素を持ちなら繊細で感動的な物語でした。たいへん楽しく読みました。「若さ」をお持ちのみなさんにおすすめします。(生きていれば濃淡あれど若さありますから、みなさんですね)
物語を語ったり、書いたりすることと、物語を聞いたり、読んだりすることは、どれだけ離れたことなんだろうかと思いました。
小説家と読者だと、まったく別の種類の人間のように思ってしまいます。
でも、この本を読むと、そんなに離れていない、作家と読者は表裏一体、近しい存在なんのかなと感じられました。
この小説の主要テーマである「誹謗中傷」なんかはすっ飛ばし、わたしなりの理解は、以下のとおりです。
「遠いむかし、あ -
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物語を必要な人がいて、そんな人が物語を書く人に必要とされている。
彗星の如く現れた覆面作家ミマサカリオリ。熱狂的ファンも多い。その反面、批判も多くなる。そして主要キャラの死に世間は大荒れ。厳しい批判の中、完結目前にミマサカリオリの訃報が報じられる。
後を追うようにミマサカリオリに心酔していた少女も自殺未遂。
やがてファンサイト7人(自殺未遂少女含めた)が物語に似た山中の廃校に集まり、、、。
ミマサカリオリは生きている。そしてミマサカリオリは誰なのか。途中で色々ミスリードしていたことに気付き、展開が楽しい。本は人を救う。書き手、編集者の苦労も垣間見えた。
誹謗中傷という言葉の暴力は人を死に追い込 -
Posted by ブクログ
“胡蝶の夢”という荘子の説話の挿入がある
夢の中の自分が現実か、現実の自分が夢なのか
もしかしたら 天才と称される人達はそんなふうにに生きているのかなと思った
圧倒的な絵の才能を持つ少女
彼女には 感情的で社会性が欠如している
綿密な技術で才能を表す少年
彼は 勤勉で品行方正
ふたりは同じアトリエで 同じ空間と時間を過ごしていく
ふたりを育てる事に 生きがいを感じる元画家の女性
巨大な才能を目の前にして苦悩する
それでも 好きな絵を描き続ける彼ら
彼女に小学生で出会った才能ある少年は、幼くして天才に寄り添う道を選んでいた
緻密な計画と生活で最初から彼女を導いていた
不幸な事故で利き腕を失 -
Posted by ブクログ
なんだか妙にリアルな素敵な小説でした
二か月後、新潟オリンピックが開催される全日本フィギュアスケート選手権大会
出場枠は2
一つは、女子フィギュアの牽引者三十歳を迎えているレジェンドが決定している
残る一枠をかけて、二人の天才少女が銀盤を跳ぶ
そして、この少女たちを支え彼女たちの人生まで抱えて一緒に銀盤を跳ぼうとする女性コーチ二人
二人×二組の女性たちの決戦
決戦の日をたどりながら、四人のそれまでの人生を読ませる
「蜜蜂と遠雷」の天才たちの話を思い出す
この二人の少女たちがなかなかの問題児
加えて彼女らに責任の無い家庭の問題も次々と起きる 波乱が続きすぎ
卓越したセンスと表現力を持つ完璧主義の -
Posted by ブクログ
ネタバレ「盤上〜」がめちゃくちゃ好みだったので、同じく綾崎さんの作品を。
電子書籍で細切れに読んでいたけど、続きが気になってしまう推進力のある文章は相変わらず。
色んな登場人物からの視点で話が進んでいく構成。
電子書籍だったため残ページ数を意識していなかったがゆえに、最後には遥都視点になるのかと思っていたのにあっさり終わってしまって、びっくり。
ラストのプレゼントの婚姻届はあまりにも唐突で驚いた。ハチクロエンドということ…?
遥都視点がないからこその奥行きなのかもしれない。
遥都が灯子に献身的だった理由が私には読み取れなかった。サブタイトルからして恋ではなかったとは分かるけど、灯子の才能に圧倒され