綾崎隼のレビュー一覧

  • もの語る一手

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    『将棋は決断のゲームである…決断をテーマに書かれた一挙8編の短編集』という紹介文に惹かれて読みました。
    将棋は子供の頃に親に教えてもらって2、3度指したことがある程度でほぼルールも難しいことも分からない状態で読みました。分かってた方が面白いんだろうなぁと思う物語もありましたが、全体的に、話の筋に関わる程度に上手に解説が挟まっていて、あまり調べたりせずに理解でき、読み進めることが出来ました。

    強く印象に残ったのは、葉真中顕さんの『マルチンゲールの罠』、白井智之さんの『誰も読めない』でした。
    『マルチンゲールの罠』は、最後の最後で、見えている世界がグルンとひっくり返るような感覚がお見事で、読み終

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    2025年03月24日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    2018年1月11日、新潟県内の信越本線で実際に発生した列車閉じ込め事件をモチーフに、3人の高校生の三角関係を描いた恋愛小説。3人の主人公それぞれの立場から周囲・家族を巻き込んだストーリーが展開される。

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    2025年02月22日
  • それを世界と言うんだね 空を落ちて、君と出会う

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    終盤の怒涛の謎解き、読み進める手が止まらなかった!正直最初は良くも悪くも普通って感じだったけど読むのやめなくてよかった!アンデルセンの童話をしっかり読みたいと思ったし、現実とファンタジーの共存がとても綺麗でした

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    2025年02月17日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    大大大どんでん返しがある!って書いてたから、いろいろ予想しながら読み進めていたけど、自分の予想は上回らなかったかなというのが正直な感想。どんでん返しがあること自体知らずに読んだ方が変に期待せずすんなり読めると思う。でも面白かったのは事実!「スワローテイル・ワルツ」私にも読ませてください!

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    2025年02月05日
  • 君に贈る15ページ

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    15名の作家さんが『15』をキーワードに描く掌編小説『君に贈る15ページ』の概要と感想になります。

    概要ですが、アンソロジー作品のため、これといった表現は出来ませんが、15歳や15年と年齢や年月に関する作品が多かったですね。

    感想です。
    作家さんの贔屓なしで個人的に良かった作品
    ・息継ぎもできない夜に
    ・十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    ・いざ、さらば
    ・初恋灯籠
    初読み作家さんもいたので、これを機に読みたくなりました♪
    毎夜のお供にして、優しい十五夜を夢みて下さい^_^

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    2025年01月21日
  • 君に贈る15ページ

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    作家のラインナップを見て、読みたくなる人を揃えているなぁとワクワク。

    15ページでも物語は紡ぎだされる。
    けれど、展開にファンタジーを詰め込もうとすると、転が組み込みにくそうに見えた。

    村瀬健さんの「いざ、さらば」が一番印象に残ったかな。

    卒業式という一つの場面を掘り下げることもそうだけど、他者から「どう見られていたか」で、自分の存在価値を振り返ることの切なさ。

    でも、真っ直ぐに生きてきた痕跡を、自分の見えていない他者は見ていたことを知り、鬱屈した想いからも「卒業」するという、まさに青春なストーリーが良かった。

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    2025年01月04日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    久々に読んだ恋愛小説。
    武者小路実篤「友情」のオマージュだそうです。

    高校三年生で友人の博人と静時、博人の幼馴染みの千春。
    電車での立ち往生を迎えるまでの、彼らの歩みを描きながら、「愛こそ人生のすべて」と信じる千春という唯一無二の女性を描く。
    動かぬ電車の中で起こった恋のゆくえは……。

    三人の澄んだまっすぐな思いが、心に射し込んでくるようでした。
    千春の思い。
    博人の思い。
    静時の思い。
    みんな本当に良い子だなぁ。

    あるやり取りでは、これまでに秘めていたそれぞれ思いが溢れ出ていて、もう苦しいやら切ないやら…。
    どんなに一途に思っても、人の気持ちはままならない。

    いつもいつも、千春の言葉

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    2024年12月25日
  • 冷たい恋と雪の密室

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     すごい❢
     恋愛小説❢

     千春の想いはすごい〜〜


     「千春、世の中にはお前の生き様を笑う奴がいるかもしれない。でも、俺は勇気をもらっていた。かっこいいよ。おまえ、昔からずっと、一番かっこよかった。」


    「好きです。愛してます。」
    「知ってるよ」
    「私と会ってくれて、ありがとうございます。
    今日からずっと、この命が終わるまで、ずっと、私はあなたのものです。」

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    2024年12月24日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    純粋な愛情と、歪んだ感情がぶつかり合う中で、
    後半予想外の展開を見せます。

    前半読むのがしんどくなる感じだったけど、3章あたりからテンポよく話が進み、そこからは一気読み。

    作中の『Swallowtail Waltz』という小説のような人生をも変える一冊にであってみたいな。

    最後の最後の一言がグッとくる。

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    2024年12月15日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    なんか淡々とした感じで盛り上がりに欠ける。
    微妙に『秒速5センチメートル』と情景が被る。
    作者曰く恋愛ミステリらしいけど、伏線を伏線と気付くまで時間がかかった。違和感は感じるけどこの張り方は弱い。

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    2024年12月06日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    p259お洒落をするというのは、心を武装するということだったのかもしれない。

    p274だが、人間は立ち直ることの出来る生き物だ。時間と共に、傷口は癒える。

    p344心なんて簡単に死ぬ。人間は、いとも容易く、病んでしまえる。

    ミマサカリオリの正体が分かった時にだからあの生活リズムなのか。と納得してしまった。(小説家は不規則な生活をしてるイメージがわたしの中にある為)死にたかった純恋は愛する作家から生きて欲しい。あなたのために小説を書く。と言われたのだから生きる道を選ぶよね。そして死にたかったミマサカリオリも生きていくんだろうな。誰も死ななくてよかった。

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    2024年11月24日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    綾崎隼だなという本。
    なるほどそういう叙述トリックか。結末は好き嫌いはわかれそうな内容かな?
    途中までは完全に騙されててそこは面白かった。

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    2024年11月09日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    ネタバレ

    電車の中、人が多い中で立ちっぱなし、何十時間も閉じ込められるっていう、体力的にも精神的にもつらい状態の中での物語なのに、情景描写がとても美しく、登場人物たちの友情や恋する想いが優しくて切なくて、とても綺麗な物語だなあと感じました。

    個人的に、静時が救われた博人との友情エピソードがとても好きで、千春をはさんだ三角関係になってもふたりの友情やお互いへの思いやりは変わらず…
    素敵でした。
    お互いに、苦しくても博人のために身を引く優しさや、千春に「頑張れ」っていう博人の強さに感動しました。三角関係ってつらい!

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    2024年11月03日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    『思い出の館のショウシツ』(はやみねかおる)3…設定は面白い。
    『麦の海に浮かぶ檻』(恩田陸)3…幻想的な世界観がいい。
    『QED〜ortus〜——鬼神の社——』(高田崇史)2…神社仏閣と鬼の蘊蓄だけで事件自体はしょうもない。
    『時の館のエトワール』(綾崎隼)4…あの個性的な2人はたぶんシリーズがあるんだろう。トリックもオチも気持ちいい。
    『首無館の殺人』(白井智之)2…著者の作品は何冊も読んできたがなぜか急に露悪・下品な表現が受け付けなくなってしまった。
    『囚人館の惨劇』(井上真偽)5…一番しっかりしてて一番面白かったが、それは一番ボリュームがあったからかもしれない。

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    2024年11月03日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    私には若すぎるのだけど
    綾崎さんの小説が好きみたいで
    前回のレビューで天才が好きだからかなと
    書いたけど もう一つ どの作品も男の子が
    魅力的なんです
    なので 今回も男子高校生を産みたくなる
    それに反して どの作品も女の子達が少し変わり種が多いんですね
    これは作者のご趣味だろうか
    で変種女子を支える精神イケメン男子の構図が
    たぶん好きなんですわ

    で、本作ですが ストーリーは豪雪で密室となった列車の中での若い彼らの心象風景
    帯にどんでん返しとあるので
    恋愛のどんでん返しって まさか この男子達がBL風味になるのでは?と妄想しましたが
    それは 外しました

    小説の半ば過ぎたあたりから
    ストーリー

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    2024年10月28日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    みんながミマサカリオリのために行動していることがすごく伝わってきた。みんなが思いやりをもって意図を汲んでくれていた。そしてそれは6人だけじゃない。肯定して、愛してくれるファンがたくさんいること。それに気づけたことがミマサカにとって一番だったと思う。
    編集者の塚田さんと山際さんが優しすぎるし、稲垣さんの言動が人格者すぎる。

    どれだけの賞賛があっても、批判の声は目に映る。人一倍そういう声が届くミマサカだからこそ、自暴自棄になり、周りの人を試した。
    生い立ちや境遇を鑑みれば十分推察できる。

    だからこそ、純恋の意志の強さと小説への愛がミマサカの胸を打った。本気で小説に救われて、命をかけるほどじゃな

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    2024年10月26日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    実際に新潟であった豪雪での電車立ち往生。
    電車の中に閉じ込められた、センター試験を2日後に控えた高校生博人と親友静時、2人の友人千春。
    よくある三角関係です。

    博人と静時の章は、ゴリゴリした恋愛小説って感じではなくていい感じに読んでいたのですが、、千春の章になってからのメッセージのやり取りが、なんか、こう、むず痒くなるような、、、
    一晩を電車の中で過ごすという平時ではない昂ぶりと夜中の時間帯の昂ぶりともあってなのか、若さなのか、、情熱的!!

    なにはともあれ、みんな無事に電車降りれて良かったね!

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    2024年10月24日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    ネタバレ

    謎がどんどん生まれてどんどん解消していく感じ。サバイバル?生活の空気感に入り込めて、スラスラ読めた。
    正直自分の辛さを楯に人を傷付けることを厭わない人の描写はあまり気持ち良いものではなかったけど、それでも受け入れようとしてくれる人たちがいる温かさや想いが伝わったし、なぜそうなったかもどんどん明かされていく展開になってるから飽きずに読めた。
    どうか二人がお互いのことを胸に、少しでも前向きに生きていってくれたらなと。二人は自分は独りだって強く思っていると思うけど、案外世界は自分が動きさえすれば反応があって、繋がっていけるものなのかなぁ〜と。

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    2024年10月13日
  • 冷たい恋と雪の密室

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    「恋愛小説」って書いてあったら
    ほぼ手に取らない
    単純に読みたいと思わないからで
    嫌っているわけではない

    読んだことない作家さんで
    実際あった事件?事故?に
    着想を得た話だと
    何かで見た気がしたので読んでみた

    ゴリゴリに恋愛小説だった

    サラッと読めるっしょ〜の
    期待は裏切られたし
    雪に覆われすぎてて
    めちゃくちゃ疲れたし
    キュンキュンもしないって!
    (いや、ちょっとはキュンもある)

    3人の登場人物の
    誰推しでいくかで
    感想が変わるかもしれないが
    なんかもう…
    ラストが辛かった…
    大人だから
    待て待て、コイツじゃない視点で
    そう、コイツ推しだと思えば
    このやるせなさも変わってくるぜ?

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    2024年09月06日
  • 盤上に君はもういない【電子特典付き】

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    ふたりの天才系女性棋士の誕生から活躍の物語
    もちろん、それだけではないけれど

    1年以上前の「ぼくらに嘘がひとつだけ」が
    はじめて読んだ綾崎さんの作品でした
    やはり将棋界をベースにした少年たちの作品で
    かなり好きだった記憶は残っているんですけど
    こちらの主要登場人物である棋士二人が
    ぼくらに嘘の方に もっと強くなって登場させているらしい
    悲しいかな、全く思い出せない
    文庫化されたら再読しようかな

    ですので この作品が綾崎さんの将棋小説1作目になります

    史上初となる女性棋士のふたり
    将棋の名門一家の天才高校生、飛鳥
    地方の大病院の長女で生まれた時から肺に持病を持つ、夕妃26歳棋士
    初めての対

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    2024年09月02日