今日作品一覧

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  • 山川健一デジタル全集 Jacks
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    1巻20,166円 (税込)
    山川健一・作家生活40周年記念のデジタル全集。84冊の書籍と著者自身による作品解説を収録! ── ロック ── 天使が浮かんでいた 鏡の中のガラスの船 さよならの挨拶を 窓にのこった風 サンタのいる空 綺羅星 水晶の夜 ロックス ── 青春四部作 ── 壜の中のメッセージ パーク・アベニューの孤独 星とレゲエの島 ママ・アフリカ ── オートバイ小説 ── ライダーズ・ハイ コーナーの向こう側へ サザンクロス物語 追憶のルート19 マシンの見る夢 ── 愛と孤独 ── 雨の日のショート・ストッパーズ クロアシカ・バーの悲劇 チョコレートの休暇 ティガーの朝食 真夏のニール 蜂の王様 ── エッセイ ── みんな十九歳だった 今日もロック・ステディ マギー・メイによろしく ローリング・キッズ ロックンロール・ゲームス ぼくは小さな赤い鶏 恋愛真空パック 初台R&R物語 ロックンロール日和 僕のハッピー・デイズ ライオンの昼寝 いつもそばに仲間がいた ── 嵐のなかで ── ブランク・セヴンティーズ 欲望 セイヴ・ザ・ランド セイヴ・ミー ぼく達の未来 b.とその愛人 JOY ふつつかな愛人達 窓の外を眺めながら、部屋のなかに座っている。 僕らは嵐のなかで生まれた 1 初めての別れ 僕らは嵐のなかで生まれた 2 君たちは世界の新しい王様 ── 快楽 ── スパンキング・ラヴ カナリア 甘い蜜 黒革と金の鈴 凍えた薔薇 ジゴロ ヴァーチャル・エクスタシー アップル・ジャム ジーンリッチの復讐 ── 自動車の世界 ── カーズ 僕らがポルシェを愛する理由 快楽のアルファロメオ 僕らに魔法をかけにやってきた自動車 自転車散歩の達人 ── 自然の神秘 ── ONE LOVE JAMAICA ラブ・アイランドの匂い ヒーリング・ハイ オーラ体験と精神世界 オーラが見える毎日 ソウルメイトの果てしない旅 マッキントッシュ・ハイ 希望のマッキントッシュ Digital Drug リアルファンタジア 2012年以降の世界 アメーバブックス新社 神をさがす旅 ユタ神様とヘミシンク アメーバブックス新社 ── 幸福な毎日 ── ブルースマンの恋 おはよう、ブルースマン。 ローリング・ストーンズ 伝説の目撃者たち 死ぬな、生きろ。 アイデンティティ・クライシス イージー・ゴーイング 頑張りたくないあなたへ 幸福論 扉をひらく自分をひらく ──評論── 不良少年の文学 太宰治の女たち 「空海」の向こう側へ 「書ける人」になるブログ文章教室 新選組、敗れざる武士達 幕末武士道、若きサムライ達 ── 世界の果て ── 安息の地 ニュースキャスター 歓喜の歌 夜の果物、金の菓子 ここがロドスだ、ここで跳べ! 老いた兎は眠るように逝く ── 解説 ── 山川健一自身によるデジタル全集解説 書き下ろし収録作
  • 【合本版】無責任シリーズ 全35巻
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    コツコツやる奴ァ、ゴクローさんってか!?―ジャスティ・ウエキ・タイラーは軍隊一お世辞上手なお調子者。上官のタイコ持ちしか能がないとみられているタイラーだが、奇抜な作戦と想像を絶する(!?)幸運とでトントン拍子に出世して、今や最新鋭宇宙戦艦の艦長なのだ。今日も今日とて副官以下の心配と不信の眼をよそに、ハナ歌まじりで航海中。だが、敵ラアルゴン帝国の通信衛星と遭遇して…。新鋭吉岡平書き下ろしのユーモア・スペース・オペラの登場だ。 特典として、“そもそも、強く、かつ負けない艦とはどんなものなのか!?”トオル・ジョーニアス・ヒラガーの艦にかける熱い思いがほとばしる、電子オリジナル書き下ろし作品『宇宙一の無責任男シリーズ外伝7 ヒラガーのゲーム』を収録! ヒラガーとあの人とのなれそめもチラっと描かれています!! ※本作品は『宇宙一の無責任男シリーズ』全9巻(電子新装版)と『宇宙一の無責任男シリーズ外伝』全6巻(1~4巻は電子新装版)、『無責任キッズシリーズ』全5巻、『無責任カルテットシリーズ』全5巻、『無責任三国志』シリーズ全10巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 七訂新版 労働者災害補償保険法 労働法コンメンタール5
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    労働者災害補償保険法は、今日まで60回超を数える改正を行って発展し、主要なものでも年金制度の導入、特別加入制度や労働福祉事業の拡充、スライド制の改善、二次健康診断等給付の創設、通勤災害保護制度の拡充、社会復帰促進等事業の拡充など、枚挙にいとまがありません。 本書は、労災保険制度の発展・充実に伴い、複雑難解なものとなってきたといわれる労働者災害補償保険法の理解の一助となるよう逐条解説を試みたもので、解釈例規の主要なものをすべて収録、裁判例、学説についてもできる限り引用しています。 平成19年11月1日現在の内容を掲載。

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  • 知れば知るほど得をする!!お金との付き合い方丸わかり大百科
    完結
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 お金の出入りをしっかり把握して、賢く付き合う! 本書は、お金を上手に増やして老後に備える方法、上手に節約する方法、 副業で稼ぐ方法、無駄な出費を抑えるための買い物術、年金・相続・贈与に関する知識など お金に関するあらゆる情報をドーンと詰め込んだ1冊です。 ※本書は 「NISAとiDeCo 完璧スタートガイド2023」(2022年12月) 「初めてのほったらかし投資 簡単&安心ナビ2022」(2022年4月) 「賢く節税する最強のマル得テクニック集」(2022年1月) 「苦労せずに毎月5万円!?お金が貯まる節約術!30代から備える、安心な老後のための節約ライフ」(2019年6月) 「制度改正後 賢い年金のもらい方大研究」(2023年2月) 「相続・贈与 安心&明解 手続きガイド」(2022年7月) 「月収アップ!一番稼げる「せどり」マニュアル」(2019年8月) 「掃除&洗濯 ラクラク便利BOOK」(2021年3月) 「究極の100均アイテム徹底解剖」(2021年3月) 「コスパ最強!コストコ超活用ガイド」(2019年10月) 「今日から始めるコープ生活」 「無印良品最強アイテム&アイデア大全集」(2020年12月) 「目利きが選んだ使える文房具最新BESTコレクション」(2021年12月) 「ワークマン最旬アイテム徹底解剖」(2020年12月) 「裏グッズ禁断の激ヤバ図鑑」(2022年9月) を合本化した作品です。
  • アルゴリズムトレードの道具箱 ──VBA、Python、トレードステーション、アミブローカーを使いこなすために
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    技術の進歩によって、今や平均的なトレーダーでもアイデアを低コストで簡単に実装できるようになった。これまで実現不可能と思われていたトレードシステムに新たな息吹が吹き込まれたわけである。自分のトレードアイデアをもとに最高のアルゴリズムを作成したいと思っているが、どこから始めればよいのか分からない人やプログラミングなどやったことがない人にとって、本書は完璧なコードを素早く簡単に書くための良い出発点になるだろう。 本書では、すぐに使える最新のさまざまな検証・トレーディングプラットフォームを紹介している。これらのプラットフォームを理解することで、理論から実践、さらに利益へとつながる知識とツールを手に入れることができる。実例をふんだんに使った説明、今日で最も人気のあるソフトウェアパッケージ、著者のライブラリーからのソースコード――これらのおかげで、あなたのオリジナルのトレードアイデアをプログラミング・評価・実装するのにプログラミング経験は一切必要ない。本書では数多くのトレードシステムを紹介しており、それらの多くはアイデアを「完成した」システムに変換させるものが多いが、自分のトレードシステムを本書で提供するツールを使ってどう構築していくかはあなた次第である。 本書をいつも手元に置き、折に触れて活用してもらいたい。本書は無限の成功を達成するためのアルゴリズムをたたき出す「頼りになるツールボックス」になるはずだ。本書の主な内容は以下のとおりである。 ●理論から実践へのスムーズな移行 ●本書で提供するソースコードとライブラリーによる完全トレードシステムの開発 ●いろいろなトレードシステムの長所と短所の評価 ●トレードステーション、トレーダーズスチューディオ、マルチチャート、エクセルなどのプラットフォームから最大限の力を引き出すためのアドバイスとプロからの助言 ●サンプルコード、キーワード、データアクセスを提供する便利な付録でアルゴリズム開発時間の短縮 本書のウェブサイトでは、最新のトレードステーションコード、エクセルスプレッドシート、指導用ビデオを見ることができる。ガイダンスで分からないところがあったり、アルゴリズムの実装方法で不明な点がある場合は、ぜひとも著者に直接連絡してもらいたい。 本書は、あなたのトレードアイデアがバックテストや最適化を行うに値するものがどうかが分かるだけでなく、あなたのトレードアイデアが素晴らしいシステムに生まれ変わることも可能である。 さあ、ぐずぐずとサイドラインに立っている場合ではない。 (*本書で紹介したトレーディングアルゴリズム、データ、検証プラットフォームのソースコードはすべてDL可能の特典付き)
  • テクニカル分析の迷信 ──行動ファイナンスと統計学を活用した科学的アプローチ
    完結
    2.5
    科学的なテクニカル分析こそが未来を保証する ひとつのリサーチ手法として、テクニカル分析には重大な欠陥がある。それは、規律のない手法であることに原因がある。テクニカル分析をトレーディングに使える有用な知識体系として確立させるためには、厳密な観察科学に進化させる必要がある。この20年にわたって、学術雑誌などに科学的厳密さと客観的率直さを兼ね備えたテクニカル分析手法に関する数々の論文が発表されてきた。本書はこれらの論文の流れをくむものである。本書は2部からなる。第1部では、科学的なテクニカル分析を学ぶうえでの基礎となる方法論、心理学、哲学、統計学について解説し、第2部では、このアプローチを実際に使って、S&P500に対する6402個の買い・売りバイナリールールを25年にわたるヒストリカルデータで検証する。 本書では、科学的手法と近年になって開発された統計的検定を、テクニカルトレーディングシグナルの真の有効性を調べることに適用する方法についても紹介する。伝統的なテクニカル分析とは違って、過去の収益性を定量化・検証できる客観的ルールにのみ限定するこの新しいタイプのテクニカル分析を、その道のプロであるデビッ ド・アロンソンが詳しく解説する。 この新しい手法は特にデータマイニングによって発見されたルールやシグナルのパフォーマンス評価に焦点を当てたものである。優れた洞察力と実践上のアドバイス満載の本書を通じて、読者はこの新しい手法の全貌を理解することができるはずだ。本書の実験結果は、データマイニング(多くのルールをバックテストしてそのなかからパフォーマンスが最高のルールを選び出すプロセス)が価値のあるルールやシグナルの発見に役立つ効果的な手順であることを示しているが、データマイニングによって発見されたルールやシグナルの過去のパフォーマンスは上方にかたよるという特徴を 持つため、将来の収益性について妥当な推論を導き出すためには新しい統計的検定が必要になる。本書ではそういった統計的検定のなかから2つを紹介する。そのうちのひとつは本書ではじめて公表されるものである。 テクニカル分析を使って今日の市場をしっかり見極めたいと思うのならば、まずは これまでテクニカル分析の世界を支配してきた主観的で自己解釈的な伝統的手法を捨て、科学的および統計学的に有効なアプローチを受け入れることである。客観的観察 と統計的推論に基づく科学的なテクニカル分析はあなたのトレーディングを成功へと導く新しいテクニカル分析手法である。
  • 鎌倉時代物語集成 第一巻
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    1~8巻10,679~15,485円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今日に伝わる鎌倉物語の全容を初めて体系づけた画期的な偉業!全7巻別巻1。解説、参考文献、「風葉和歌集所収歌」付載。[翻刻]あきぎり(村上文庫)/あさぢが露(天理図書館)/あまのかるも(宮内庁書陵部)/在明の別(天理図書館)
  • 【6冊 合本版】宗教・歴史・古典・妖怪の基礎知識
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    『神道用語の基礎知識』鎌田東二 編著 人が自然との共生を願い、本来の心をとり戻そうとするとき、神道の世界は大いなる示唆に富んでいる。神話、神社、祭りなどを現代の目で見つめ直し、日本人の心と日常生活に息づく神道の世界を明快に伝える。 『仏教用語の基礎知識』山折哲雄 編著 仏教の基礎知識を幅広く平易に解説。思想や教義をはじめ、彼岸や盆などの年中行事、霊場めぐり、芸能、寺社縁起などの民俗的な事例、葬儀・墓・戒名など身近な死者供養の問題を、今日的な視点で語る。 『和歌文学の基礎知識』谷知子 著 ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる! 『妖怪学の基礎知識』小松和彦 編著 日本人の想像力によって生み出されてきた妖怪たち。妖怪文化の真髄に迫る! 『新版 古代史の基礎知識』吉村武彦 編著 考古・歴史・言語・美術を横断。確かな知識をえるための必携入門! 『万葉集の基礎知識』上野誠、鉄野昌弘、村田右富実 編著 古代文学、古代史、和歌を学ぶすべての人に役立つ決定版! ※本電子書籍は上記6作品を1冊にまとめた合本版です。
  • [合本版]おと×まほ 全16巻
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    「今日から魔法少女になってね♪」 平凡な町でごくごく普通に暮らす中学生・白姫彼方は、ある日母から魔法少女にされてしまった。いやがる彼方だったが、なりゆきで“変身”して敵と戦うことになってしまう。クラスメイトの“情報屋”こと明日野丈や無邪気な委員長に正体がばれることを恐れながら、だぶだぶのYシャツにミニスカート(中にはスパッツを装着済み)といったいでたちで街や学校に発生する敵=ノイズと戦う彼方。ヒトの言葉をしゃべるようになった猫・モエルやもうひとりの魔法少女・グレイスと力を合わせて、今日も今日とて悪を倒す!? 本作がデビュー作となる白瀬修が贈る、ドタバタ魔法少女コメディ! 「おと×まほ」シリーズ全16巻が合本版で登場!  ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • カバラ ユダヤ教思想の統一性と永続性
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ラバンであり導師と仰がれる著者が、歴史と自然・存在と虚無の問題を語りかける。 【目次より】 凡例 序 第一部 『カバラ』の統一性 第一章 伝承、法、歴史 『カバラ』と歴史 啓示と法 歴史と法 言葉と伝承 書かれた法と口伝法 口伝『トーラー』の力動性 法の神秘 文書の背理 書かれた伝承と口伝承 忘却からの保護 二つの『トーラー』の編年的順序 言葉と文書 思想の「集中化」 絶対への渇望と絶対に対する恐れ 智者の謙遜 人格性と普遍性 匿名の理想、世代の貢献 『カバラ』の人格的要素 「ハラハ」と「アガダ」 「メクバル」という言葉 「セミハ」:叙任、按手 伝統と革新 「今日」の価値 第二章 歴史、自然、トーラー 世界と『トーラー」の更新 更新の二重の次元 時における進歩 天の『トーラー』と地の「トーラー』 古さと新しさ 「ヒドゥシュ」、過去の現在化 論争についてのカバラ的観念 人格の独立性と共同の探求 伝承の権威と解釈の自由 人間的『トーラー』に向かって 人間の知的道徳的至高性 個人的責任と共同体的規律 共同体的至高性 『トーラー』、共同体的遺産と個人的征服 『カバラ』の継続性 『カバラ』の統一性、イスラエルの歴史の普遍性 相補性の原則 合理的知識と神秘主義的知識 歴史:統一と二元論 垂直的相補性 「ツァディク」の生の理想 禁欲主義の価値 瞑想的志向性と道徳的志向性 『カバラ』の内的統一性 第二部 『カバラ』の教義 第一章 人から神へ 神の知識 神と出会うために 神の現実 信仰、疑問、従順 科学的思想と『カバラ』の思想 哲学の神と『カバラ』の神 神の経験 神の確実性 心 人格的な、完全な、しかし決定的でない信仰 信仰と理性 信仰と意志 人間中心主義と人間の責任 謎と探求 主張と質問 言葉と沈黙、驚嘆と服従 「シェマ ユダヤ教の『アイン』とヒンズー教の無、神概念のヘブル的否定とギリシャ的肯定 「エムナ」:盲目と明晰 知識と感情、視覚と行為 「ハムシャハ」の両極性 『アイン』から『アニ』へ:非人格的否定から人格的肯定へ 奇跡の意味 『トーラー』、自然の鍵 『トーラー』による神の知覚 『トーラー』の学問 『トーラー』の直接的意味 神の意志と人間の意志 創造 存在から虚無へ 第二章 神から人間へ 虚無から存在へ 知恵と愛、意志と喜び 「ヘセド」と「エメト」 思想 言葉 『ルーアッハ』と『レアッハ』 光り 「ツィムツム」 矛盾のイメージ 表象、真理、人格 『無限』の引き上げと容器の破裂 世界の神への返還 用語解説 注 *印付き番号の注 注(原著者の脚注) 訳者あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 サフラン,A 1910年生まれ。ジュネーブ大学で永くカバラを講じた大ラバン。欧州で尊敬される導師であり、ミドラシュ、タルムド、ゾハルなどユダヤ伝承の蓄積を通し、歴史と自然・存在と虚無の問題を自らの溢れる内部から語りかけ、ゆさぶる神と人の根源問題を呈示する。
  • 帝国と慈善 ビザンツ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 史上初のキリスト教帝国ビザンツ。普遍的なキリスト教ローマ理念は、多様な民族から成る世界に号令をかける皇帝のもと、集権的な富の収奪・再分配機構を構築した。神の恩寵としての慈善を実践する帝権。市民の旺盛な寄進行為。叢生する修道士。古代ポリスの寛厚は、帝国財政に包摂され、救済の摂理(オイコノミア)に基礎付けられた財の再分配原理を定立した。諸民族を包含する統合の範型を創った帝国は、後のキリスト教、イスラム両世界にとって一つの規範となり、現代にも甦る。近代西欧の合わせ鏡として、ネガティブ・イメージのもとに語られたビザンツ。その認識像に潜む近代人の自画像を検証しつつ、今日世界に伏流する帝国の文法を、源流に遡って解きほぐす。帝国とは何か、を考える上で貴重な参照系となろう。日経・経済図書文化賞受賞。 【目次より】 序論 「帝国」の原像ヘ ビザンツ国家の射程 一 歴史の律動のなかで 二 ビザンツ国家の帝国性 三 本書のねらいと構成 第一部 帝国教会の財産形成 第一章 キリスト教帝国と教会 教会の税制特権形成 第二章 教会寄進と国家権力 五・六世紀の法制化 第二部 寄進・慈善・国家権力 第三章 マリアの遺言と帝国役人 貴族の遺言執行と国家機構 第四章 アッタレイアテスの家産政策 慈善施設設立の理念と打算 第五章 ヨハネスニ世と帝国病院 皇帝寄進とコンスタンティノープルの福祉 第六章 ビザンツ国家と慈善施設 皇帝・教会・市民をめぐる救貧制度 第三部 神の資産と皇帝の配慮 第七章 財政問題のなかの修道院 皇帝たちの苦悩と配慮 第八章 教会施設の俗人管理問題 カリスティキアの展開と濫用 第九章 修道院所領と帝国租税システム 神の恩寵・皇帝の管理 結語 注 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大月 康弘 1962年生まれ。 歴史学者、経済学者。一橋大学大学院経済学研究科教授。専門は、東ローマ帝国史、ヨーロッパ経済史。 一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学博士。 著書に、『帝国と慈善 ビザンツ』(日経・経済図書文化賞)『ヨーロッパ 時空の交差点』 『コンスタンティノープル使節記』(リウトプランドの原文全訳+註および論文)など、 訳書に、ピエール・マラヴァル『皇帝ユスティニアヌス』ベルナール・フリューザン『ビザンツ文明』マガリ・クメール/ブリューノ・デュメジル『ヨーロッパとゲルマン部族国家』(共訳)などがある。
  • シカゴ社会学の研究
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    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 通常シカゴ学派と稱される社会学はミードを鼻祖として今日シンボリック相互作用論ほか多くの理論を編み出して燦然とする。一方経験社会学にかんしても独自の方法論に基づき多趣多様な夥しいモノグラフを創出している。本書は特に草創期の重要なモノグラフを選びその解説を通じてシカゴ社会学の根幹を分明にする労作。

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  • 嵐コンプリート10冊合本版1,905ページ★嵐の聖地★嵐の深イイ話★嵐の名言
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 嵐コンプリート10冊合本版1,905ページ★嵐の聖地★嵐の深イイ話★嵐の名言 ★1冊目 ■嵐の名言★ニッポンを元気にする★恋愛、仕事、プライベート 嵐の名言―――ニッポンを元気にする ニッポンを元気にする 嵐の名言 あなたはどこまで嵐のことを知っていますか ・ファンによるファンのための1冊 ・永久保存版 デビューから現在まで、メンバー珠玉のコトバを届けたい ■目次 ●1章 恋愛 ・恋愛観   好きな女の人には、「目に見えない何か」をプレゼントしたいんだよね by二宮和也 ・好きなタイプ  笑顔が多くて優しさがある人。それだけで十分 by櫻井翔 ・結婚&家族  結婚っていうよりも子供が欲しいなって(笑) by二宮和也 ・COLUMN 「嵐に使うお金は、嵐への投資」 ●2章 仕事 ・仕事観 ・デビュー ・音楽 ・芝居 ・コンサート ・ファン ・COLUMN ●3章 プライベート ・学生時代 ・ひとりの時間 ・COLUMN ●嵐 ・嵐  嵐のことは、他の誰よりオレが一番愛している ・相葉雅紀  どっちかといえば、怒るよりも泣くことのほうが多いかも ・松本潤  自分でグッとくるのは、すごくいい時間の使い方をしたとき ・二宮和也  ホントの自分は儚くなんてない、打たれ強いと思うし ・大野智  自分に肩書をつけるとしたら?「普通の人」だよ ・櫻井翔  現実的で身近な目標設定をするから、今日が頑張れる ■著者神楽坂ジャニーズ巡礼団 ★★★他9冊 ●嵐の深イイ話★誰もが知りたい素顔の嵐エピソード200★誰を表紙にすると雑誌の売上げがいい? ●嵐楽曲完全ガイド★デビュー曲からあのカップリングや未収録曲など300曲弱を網羅 ●嵐のルーツ★誰もが知りたい嵐の原点★場所・作品からひもとく歴史 ●嵐の深イイ話2★世界を救う笑顔★光り輝く個性★世界を救う笑顔 ●嵐コンサート完全ガイド1999‐2015★過去のツアーデータを完全に網羅★このコンサートがすごい! ●嵐ジャニーズ交友録★事務所でのメンバー交友秘話★彼らのつながりを知れば嵐がもっと楽しくなる ●嵐ファミリーヒストリー★スターを支えた家族の絆、私たちの知らなかった真実の物語★息子を褒めなかった理由とは ●嵐 大野智のリーダー論―――手本を示し後はニコニコして頷く ●嵐の聖地 完全版★名作ドラマ・映画 わかりやすい都心・近郊ロケ地マップ★花より男子、怪物君、ごくせん 嵐の聖地 完全版 わかりやすい都心・近郊ロケ地マップ
  • 英国の私家版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 自らデザインし彫り上げた活字や挿絵の木版を使って自分が書いた文章を自分で組版し手引き印刷機で印刷する。こうして作られた書物を英国では「私家版」(プライヴェット・プレス)と呼ぶ。本書は「私家版」の伝統が今日まで脈々と生き続けている英国において、ウィリアム・モリス、コブデン・サンダスン、セント・ジョン・ホーンビーなど、私家版工房(プライヴェット・プレス)の創設者たちが持っていた社会と芸術に対する理想像を克明に分析し、その歴史的・社会的背景を明らかにした異色の書。240頁におよぶ「書誌」は私家版研究の格好の手引き。 【目次より】 『日本語版』への序文 第二版への覚え書 目次 序文 I 英国の私家版 ダニエル・プレスと一九世紀のオックスフォード ケルムスコット・プレスとウィリアム・モリス アシェンディーンと紳士の素養 エセックス・ハウスとギルド社会主義 ヴェイル、エラニと審美運動との関連 ダヴズ・プレスと高遠な理想主義 グリガノッグ・プレスとゴグマゴッグ・プレス ゴールデン・コッカレル・プレスとシェイクスピア・ヘッド・プレス その他のプレス 蒐集 II 書誌 序文 ダニエル・プレス ケルムスコット・プレス アシェンディーン・プレス エセックス・ハウス・プレス ヴェイル・プレス エラニ・プレス カラドック・プレス ダヴズ・プレス グリガノッグ・プレス ゴールデン・コッカレル・プレス シェイクスピア・ヘッド・プレス ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 フランクリン,コリン 1923~2020年。英国の書誌学者、書籍収集家、古書商。
  • 他者の原トポス 存在と他者をめぐるヘブライ・教父・中世の思索から
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 哲学とは自己を探求することであり、自己は他者との出会いを契機に、はじめて成立する。アウシュヴィッツに象徴される他者の抹殺と崩壊(ショアー)という20世紀の負の遺産は、われわれに「他者とは何か」という痛切な問を投げかける。著者は今日に至るまでヨーロッパ思想の基底に流れる“存在‐神‐論”の視点から、他者への思索の生成と展開の原トポスともいうべき聖書や哲学、神学など広範なテキストに聴従し、他者概念の真相を見極める。存在、神、そしてロゴスとは何か。これら思想基盤を支える概念が、他者論といかに関わってきたのか、自己と他者との共生は可能か。現代における他者忘却の意味とそれを克服する方向性を示して、現代の思想的課題に正面から答えた問題作。 【目次より】 序論 他者と存在-神-論 本論 存在と他者のトポスへ 第一部 原トポスの哲学 教父・中世哲学と他者 第一章 ニュッサのグレゴリオス(三三〇頃-三九四頃) I 一期一会 『雅歌講話』に即して II 出会いの解釈学 第二章 アウグスティヌス(三五四-四三〇) I ロゴスの転位と他者の拓け 『告白』に即して II 汝の近みゆえに我在り 第三章 トマス・アクイナス(一二二五--七四) I 他者のトポス・存在判断 II 「存在-神-論」の彼方 第四章 マイスター・エックハルト(一二六〇-一三二八) 第二部 原トポスの神学 ヘブライ・新約思潮 第五章 他者の誕生と喪失 『創世記』に即して 第六章 ハーヤー存在論と他者のエチカ 『ルカ』の「善きサマリア人の譬え」より 第七章 死と甦り 『マルコ』の空虚の墓の物語より 第八章 プネウマ言語と他者の記憶 『ヨハネ』十三-十七章 むすびとひらき あとがき 初出一覧 註 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮本 久雄 1945年生まれ。神学者、哲学者。東京大学名誉教授。専門は、古代・中世のキリスト教思想。東京大学文学部哲学科卒、同大学院修士課程修了。東京大学博士(学術)。和辻哲郎文化賞受賞。 著書に、『教父と愛智』『宗教言語の可能性』『「関わる」ということ』『福音書の言語宇宙』『他者の原トポス』『存在の季節』『愛の言語の誕生』『恨と十字架』『「ヨブ記」物語の今日的問いかけ』『いのちの記憶』『他者の甦り』『身体を張って生きた愚かしいパウロ』『旅人の脱在論』『ヘブライ的脱在論』『他者の風来』『出会いの他者性』『隠れキリシタン』など、 訳書に、V.ロースキィ『キリスト教東方の神秘思想』など多数ある。
  • ウィルソン外交と日本 理想と現実の間1913―1921
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソン(1913-1921)に淵源する世界平和の実現のための外交方針。1918年1月には、「十四か条の平和原則」を発表された。侵略戦争を終わらせるための機関として、「国際連盟」を提唱した。 ウィルソン外交の最たる特徴は、「自由主義的・民主主義的・国際主義」を標榜し、国内外の政治体制の変革を追求することがアメリカの使命であると見なすことであり、今日では一般に「ウィルソン主義」と呼ばれている。本書は、日米英の外交史料を駆使して、20世紀アメリカ外交に理念的裏づけを与えたウッドロー・ウィルソン政権による対日政策を、アメリカの東アジア政策史の系譜に位置づけながら、4つの重要問題の再検証を通じて、その特質と実態を明らかにしたものである。ウィルソンの対日外交の分析を通じて、現代アメリカ外交の理念的原点である「ウィルソン主義」の可能性と限界を描き出す。 【目次】 目次 序論 研究動向と問題提起 「ウィルソン主義」をめぐる諸見解 第一節 先行研究の整理 第二節 本書の課題 第三節 アメリカの東アジア政策の伝統 第四節 二〇世紀初頭のアメリカの東アジア政策――ウィルソン政権期に至る歴史的背景 第一章 対華二一箇条要求への対応 第一節 対華二一箇条要求とアメリカ政府内政策方針の相違 第二節 ブライアンの対日宥和的方針 第三節 対日イメージの悪化とウィルソンの対日強硬方針 第二章 石井・ランシング協定への対応 第一節 前史 第二節 交渉の開始とその展開 第三節 石井・ランシング協定の成立 第三章 シベリア出兵への対応 第一節 日米共同出兵への道程 第二節 アメリカ政府の対日抗議と共同出兵の有名無実化 第三節 シベリア撤兵をめぐる諸問題 第四章 パリ講和会議をめぐる日米関係――ウィルソン構想の展開と挫折 第一節 アメリカによる戦後東アジア・太平洋秩序構想 第二節 ウィルソン整形と山東問題 第三節 ウィルソン政権と旧ドイツ領南洋諸島委任統治問題 第四節 ウィルソン政権と人種差別撤廃問題 結論 ウィルソンの対日政策――アメリカの東アジアの政策の中で 第一節 ウィルソン政権の対日政策に見られる振幅の実体 第二節 ウィルソン政権内部における政策潮流 第三節 対外政策における三つの基本要素との関係 第四節 ウィルソンの対日政策に見られる特質 第五節 ウィルソン外交の現代的意義とその東アジアへの適用に見られる限界 あとがき 注 参考文献 人名・事項索引 高原 秀介 1968年生まれ。政治学者。京都産業大学教授。関西学院大学文学部卒業、神戸大学大学院法学研究科博士前期課程修了。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。 著書に、『ウィルソン外交と日本 理想と現実の間 1913-1921』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 宮田光雄思想史論集1:平和思想史研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は古代より現代まで、キリスト教を軸とする平和思想の流れをたどり、近代の代表的思想家の《平和と戦争の論理の交錯》を通じて、永続的平和の前提条件を明らかにした平和の思想史。《秩序と安寧》という従来の平和概念を超えて、《不公正な社会構造の解体》にこそ真の平和の確立があるとする今日的視点がみごとに展開される。旧著『平和の思想史的研究』から二論考を差し替え、あらたに五論考を増補した決定版。 【目次より】 I 1 神の平和と地の平和 《平和》の原型 2 キリスト教平和運動の思想 付論 社会主義社会の宗教と平和 平和と暴力との見方について II 3 近代思想史の平和構想 付論 グローバリゼーションの只中で 《文明の衝突》から《世界エートス》へ 4 カントの平和論と現代 5 クラウゼヴィッツの戦争論と現代 6 政治における敵味方の論理 7 平和倫理としての生への畏敬 アルバート・シュヴァイツァーの平和思想 III 8 核の迷信からの脱却 9 非武装国民抵抗の構想 10 国を守るとは何か あとがき 解説と解題に代えて ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮田 光雄 宮田 光雄 (みやた みつお) 1928年生まれ。政治学者・思想史家。東北大学法学部名誉教授。専門は、政治学、ヨーロッパ政治思想史。東京大学法学部政治学科卒。 二つの著作集がある。 『宮田光雄集 「聖書の信仰」』(全7巻 岩波書店) 「信仰案内」「聖書に聞く 説教選」「聖書を読む 解釈と展開」「国家と宗教」「平和の福音」 「解放の福音」「信仰と芸術」 『宮田光雄思想史論集』(全7巻+別巻 創文社) 「平和思想史研究」「キリスト教思想史研究」「日本キリスト教思想史研究」「カール・バルトとその時代」「近代ドイツ政治思想史研究」「現代ドイツ政治思想史研究」 7巻「同時代史論」「ヨーロッパ思想史の旅」。 訳書に、E・カッシーラー『國家の神話』A・ケーベルレ『キリスト教的人間像』K・フォルレンダー『マキァヴェリからレーニンまで 近代の国家=社会理論』(監訳)エーバハルト・ベートゲ, レナーテ・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』アードルフ・ケーベルレ『信仰の豊かさを生きる』ディーター・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』などがある。
  • 先代旧事本紀 訓註
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    1巻8,800円 (税込)
    『古事記』『日本書紀』と並んで日本の三大古文献といわれた『先代旧事本記』は江戸時代に一部の国学研究者が偽書と断定したことから、古文献からはずされ今日に至るまで葬られていた。 在野の研究者・菊池山哉は『天の朝の研究』で『先代旧事本記』が偽書でないことを明らかにし、自身の研究の大きな糧としたが、学会からは蔑視の対象として無視されつづけてきた。大野七三氏の研究は現地踏査を踏まえた膨大な資料を駆使して神代の神々が「神話」ではなく実在の神々(人間)によって担われていたことを跡付ける。 まえがき/凡例◎『先代旧事本紀』本文、訓註 序、目録/巻第一、神代本紀・神代系紀・陰陽本紀/巻第二、神祇本紀/巻第三、天神本紀/巻第四、地祇本紀/巻第五、天孫本紀/巻第六、皇孫本紀/巻第七、天皇本紀/巻第八、神皇本紀/巻第九、帝皇本紀/巻第十、国造本紀 ◎『先代旧事本紀』概説 1 その成立と諸本について/2 『先代旧事本紀』十巻の構成/3 大和朝廷の成立と饒速日尊/4 饒速日尊の御兒について/5 饒速日尊の伝承は『古事記』『日本書紀』によって消された/まとめ・神々は実在なされた/饒速日尊の伝承は史実である/『先代旧事本紀』こそ真実の歴史書 ◎参考文献および資料/付録1、出雲・日向・大和一族関係系図/付録2、初期大和朝廷物部氏政治祭祀者表/『先代旧事本紀 訓註』復刊にあたって

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  • 【合本版1-7巻】悪役令嬢の兄に転生しました
    5.0
    ※本作品は最新作を含む合本版です。収録書籍をご確認の上、重複購入にご注意下さい。 【「悪役令嬢の兄に転生しました」1-7巻を収録した合本版!】 「君の未来は――僕が守る」 今日も兄が妹を溺愛する、破滅回避のフルラブ・ファンタジー! ※本電子書籍は「悪役令嬢の兄に転生しました」1-7巻を1冊にまとめた合本版です。 (収録書籍) 悪役令嬢の兄に転生しました【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 悪役令嬢の兄に転生しました2【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 悪役令嬢の兄に転生しました3【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 悪役令嬢の兄に転生しました4【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 悪役令嬢の兄に転生しました5【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 悪役令嬢の兄に転生しました6【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 悪役令嬢の兄に転生しました7【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 【あらすじ】 「おにーたま?」 乙女ゲームの攻略対象キャラに転生したカインは、妹・ディアーナの愛らしさに悲鳴を上げた。この天使が、数多の破滅エンドを迎える悪役令嬢になるなんて信じられない――いや、そんな未来があっていいわけがない! 強く拳を握ると、妹を優しい淑女へと育て上げつつ、ヒロインに成り代わって、他の攻略対象キャラたちの抱える闇を次々と払拭【ふっしょく】していく。頼りは前世のゲーム知識と孤児の侍従。全ては愛する妹のため――兄の挑戦が今はじまる! 「おにーたま、ディ、にんじんもたべたのです!」 「えらい! ディアーナは何て素晴らしいんだ!!!」 今日も兄が妹を溺愛する、 破滅回避のフルラブ・ファンタジー!
  • 創造力の論理 テクノ・プラクシオロジー序論 カント、ハイデガー、三木清、サルトル、…から、現代情報理論まで
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「想像力」は理性や知性に比べて低位の能力とされてきたが、今日では逆に基礎能力、それ以上に、動物にはあり得ない人間存在に固有の全体「構想力」とされるようになってきた。今日・今後の技術と情報に溢れかえる時代と文明を、この「想像力・構想力」をより生産的で強靭な「創造力」へと拡充することによって正しく方向づけていくには、どうすべきか。近現代の諸哲学とともに考える。 【目次より】 要旨 序 構想カ・想像カ・創造力 第一章 基準の創定、世界の賦活 カント 補章 カントとカッシラー 象徴概念をめぐって 第二章 世‐開・リヒトゥングへと「構」え「想」う ハイデガー 第三章 〈exhibitio originaria〉(世界の根源的‐自己形成) 三木清 第四章 世界の意味を現働化する:〈reel〉と〈irreel〉の弁証法 サルトル 第五章 〈vivre l'invecu〉(非‐生を生きる)、「語れ、飛べ、創れ!」 バシュラール 第六章 創造者は現象を救う、〈image a priori〉 の脱‐弁証法 シモンドン 第七章 知覚と創造、潜勢秩序の現働化 ボーム 第八章 無意識の魔術、「異」と「同」と新たな「類」の創定 アリエティ ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 中田 光雄 1939年生まれ。哲学者。筑波大学名誉教授。 東京大学教養学部教養学科フランス分科卒、同大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退、パリ大学大学院哲学科博士課程。著書に、『抗争と遊戯』『文化・文明』『政治と哲学』『現代を哲学する』『正義、法-権利、脱-構築』『哲学とナショナリズム』『現代思想と<幾何学の起源> 』『差異と協成 』『創造力の論理 -テクノ・プラクシオロジー序論』など、 訳書に、シモーヌ・ヴェイユ『前キリスト教的直観、人格と聖なるもの(著作集第2巻)』シモーヌ・ヴェーユ『科学について』などがある。
  • 習慣の哲学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代・中世の習慣概念の形成と展開を歴史的に跡づけ、さらに習慣の体系的考察により今日閑却されている習慣の復権を主張した問題作。 【目次より】 再版への序言 初版はしがき 目次 第一部 序論 第一章 習慣の概念 第二章 経験主義と習慣の問題 第二部 習慣論の歴史的研究 第三章 トマスの習慣論 はじめに 第一節 歴史的源泉 第二節 習慣の本質 第三節 習慣の原因 第四節 習慣と徳 トマスの人間論 第五節 トマス以後の展開 第四章 パースの習慣論 経験主義と形而上学 第五章 デューイの習慣論 経験と習慣 第三部 習慣論の体系的研究 第六章 習慣と価値 第七章 習慣と自由 第八章 習慣と意志 第九章 意志と徳 第十章 習慣と法 第十一章 習慣と因果性 第十二章 習慣と確実性 第十三章 習慣と形而上学 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 稲垣 良典 1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。
  • トレンドフォロー大全 上げ相場でも下げ相場でもブラックスワン相場でも利益を出す方法
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    なぜいつもトレンドフォロワーは最後に勝ってしまうのか? 最強の戦略! ブームにもバブルにもパニックにも大暴落にも機能する戦略! あなたの残りの人生をがらりと変える投資哲学の旅に出てみてはいかがだろうか。成功への道を保証してくれる人などだれもいない。しかし、マイケル・コベルは、真実を知ることができる赤い錠剤であなたを目覚めさせることを約束する。 本書は上げ相場でも、下げ相場でも、まったく予期しない相場でも利益を上げることができるトレード戦略について書かれたものである。ブル相場であろうと、ベア相場であろうと、経験や統計で予測できないブラックスワン相場であろうと、簡単で再現性のあるルールを適用し、トレンドが変わる瞬間までトレンドに従うことでだれでも市場で利益を出すことができるのだ。彼の古典をベストタイミングで全面改訂した本書では、トレンドフォロー戦略をリスク、利点、人々、システムに焦点を当てて分析している。何百万ドルも稼いだトレーダーや彼らの成功と失敗から、多くのことを学べるはずだ。こうした話は本書でしか読むことはできない。さらにトレンド哲学や、それがブーム、バブル、パニック、大暴落のときにどう機能したかも学ぶことができる。しっかりとしたデータと動かぬ証拠、そして行動ファイナンスを駆使して、トレンドフォローの中核となる原理を突き詰めた本書は、新米トレーダーからプロトレーダーまであらゆるトレーダーにとって役立つはずだ。市場からアルファを引き出すにはどうすればよいのか。その答えは本書のなかにある。 この改訂版では7人のプロトレーダーへのインタビューと彼の独自ネットワークを使って取得したトレンドフォローの研究論文が新たに加えられ、今日的なトピックが満載されている。パッシブインデックスファンドを超えた耐久性のあるポートフォリオを構築したい人、FRBを信じてばかりもいられないと思う人にとって、これほどパーフェクトな本があるだろうか。 ・偉大なトレンドフォロワーと出会い、彼らのルールとゲームの哲学を学ぼう。 ・窮地に陥ったとき、トレンドフォローがいかに素晴らしいものであるかを実感するためにデータを分析してみよう。 ・トレンドトレードを理解しよう。トレンドトレードの中核をなすものは行動経済学やルールに基づく意思決定で、効率的市場仮説はその対極にある。 ・トレンドトレードの哲学を学び、自分で実践してみよう。あるいはトレンドフォローファンドに投資してもよいだろう。  トレンドフォローとは予測をすることではなく、パッシブインデックス投資でもなければ、買ってただ祈ることでもない。トレンドフォローはいかなる形のファンダメンタルズ分析でもない。トレンドフォローとは具体的なルール、つまり経験則を使って、人間の行動心理を利用して利益を上げる戦略のことを言うのだ。トレンドフォローは非常に明快で、簡単で、根拠に基づく戦略だ。常にカオスのなかにある複雑な世界で利益を上げたい人にとって、トレンドフォローほど確実な戦略はいまだこの地球上では発見されていない! 本書は2010年に発売した『規律とトレンドフォロー売買法』(第1版)の改訂第5版です。前著の『規律とトレンドフォロー売買法』の「パート1、2、3、4」は本書での第1部にあたり、アップデートされています。今回の第5版では、新たに第2部と第3部が追加されました。
  • スイングトレード入門
    5.0
    200以上の豊富なチャートと典型的かつ著者が考案した多くのオリジナルトレード手法が公開されている本書は、短期トレードからギャンブル的要素を完全に排除している画期的な書籍である。 冷静な分析とリアルタイムのトレード結果にも裏付けされており、読者を一段階上の短期トレーダーに導き、同時にリスクマネジメント方法を身につけさせてくれ、本書を読んだあとは今日のボラティリティの高いマーケットに自信を持って立ち向かうことができるだろう。デイトレーダーと長期投資家の間に潜り込み、隠れた利益をつかみ取れ! 光の速さで反応するデイトレーダーと忍耐強い投資家の間に挟まれ、現代のスイングトレーダーは安定的に大きなトレード利益を手に入れる。本書は実用的なアイデアと情報にあふれ、多数のトレーダーが見落としている貴重で多くの短期売買手法が紹介されている。詳細なパターンサイクルとトレンドと横ばいの説明のあと、読者は以下のようなスイングトレードの成功に欠かせない重要な知識を吸収できる。
  • 精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、今日もっとも優れた古典文献学者であるスネルの主著であり、自由な精神の記念碑である。かれは、ギリシアにおける思考の形成過程を人間による精神それ自体の発見過程として捉え、ホメーロスに始まる文学と哲学の歴史に表われるギリシア的人間観・自然観・思考形式が、どのような発展過程のもとでヨーロッパ精神の基盤となりえたかを鮮やかに解明する。膨大な文献、豊富な史料を駆使して豊穣なイメージで描いたギリシア精神史の名著。 【目次より】 凡例 序論 第一章 ホメーロスにおける人間把握 第二章 オリュムポスの神々への信仰 第三章 ヘーシオドスにおける神々の世界 第四章 初期ギリシア抒情詩における個人の覚醒 第五章 ピンダロスのゼウス讃歌 第六章 ギリシア悲劇における神話と現実 第七章 アリストパネースと美学 第八章 人間の知識と神の知識 第九章 歴史意識の発生 第十章 徳の勧め ギリシア倫理思想よりの短章 第十一章 譬喩、比較、隠喩、類推 神話的思考から論理的思考へ 第十二章 ギリシア語における自然科学的概念の形成 第十三章 象徴としての道 第十四章 人間性の発見とギリシア人に対するわれわれの立場 第十五章 カッリマコスにおける遊びについて 第十六章 アルカディアー ある精神的風土の発見 第十七章 理論と実践 第十八章 科学と教義学 第十九章 科学としての精神史 訳者あとがき 第二刷あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 スネル,B 1896~1986年。ドイツの哲学者。 ハンブルク大学教授。専門は、古典文献学。
  • 超入門 プライマリ・ケア医のための今日から使えるダーモスコピー
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    1巻8,250円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一般皮膚科医や皮膚疾患も診るプライマリ・ケア医向けに、ダーモスコピーの使いこなしを伝授 ポケットから取り出して、さっと患部を見てすぐに鑑別診断ができるダーモスコピーは、今や皮膚科専門医だけが使うものではなくなっています。組織検査を経なくとも患部の悪性度が判別できるため、一般皮膚科医やプライマリ・ケア医の強い味方となり得る存在です。しかし、登場してからの歴史が浅いこともあり、ダーモスコピー像の判読に自信が持てずにいる医師は少なくありません。 本書は、ダーモスコピーを実地で使いこなしてきた筆者が、一般皮膚科医やプライマリ・ケア医がよく遭遇する症例を中心に、ダーモスコピー像の読み方をグラフィカルに解説。筆者がカシオ計算機と共同開発した画像変換エンジンを使って、見づらかった皮膚病変を誰でも判読しやすいように変換した画像も付け加えました。これを読めば、すぐにダーモスコピーをフル活用できるようになること請け合いの一冊です。
  • シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀前半に、「経済成長」を発案し、イノヴェーションによる経済発展を説いた経済学者シュムペーターを社会学的方面から検討する。 【目次より】 序文 第一章 シュムペーター体系序説 一 ウェーバーとマルクス 二 社会変化の一般理論 三 「経済的解釈」の図式 四 「企業者」と「革新」 五 資本主義の制度とその性格 六 社会化過程の展開 七 将来の展望 八 結語 第二章 シュムペーターの経済学 一 シュムペーター体系 二 発展の理論  三 資本主義進化と景気循環 四 むすび 第三章 経済社会学の根本問題 一 序論  二 経済理論と与件理論 三 与件理論の展開と経済学の変革 四 「経済発展」の理論――本質とその射程 五 資本主義社会の構造と精神 六 歴史的社会学の復活 第四章 シュムペーターとマルクス――資本主義発展の論理について 一 問題提起 二 シュムペーターと歴史主義の問題 三 経済発展の論理 四 社会階級の理論 五 結語 第五章 資本主義発展と社会構造の変化について――シュムペーターの資本主義崩壊論― 一 序説 二 シュムペーターの階級理論 三 社会階級の形成と衰退 四 ブルジョア社会の構造とその解体 五 資本主義体制と経済的成果の問題 六 過渡期の問題 補論 シュムペーター体系と『社会階級論』 第六章 資本主義の変貌 一 資本主義変貌の問題 二 革新の経済学 三 トラスト化された資本主義の段階 四 診断と予見 第七章 帝国主義の社会学 一 解釈上の諸問題 二 歴史上の帝国主義 三 十七世紀の戦争と社会 四 帝国主義と資本主義 五 近代イギリスのケース 六 現代の局面 第八章 社会主義をめぐる問題 一 イデオロギーとしての社会主義 二 社会主義と経済学 三 歴史的相対性と制度的諸条件 四 移行過程の問題 五 結論 第九章 シュムペーターにおける革新の原理 一 仮説とヴィジョン 二 「革新」のメタ・ヒストリー 三 革新の経済学と社会学 四 残された課題 第十章 「歴史的」理論と「歴史主義」の問題 一 分析と予見 二 シュムペーターの「歴史的」動学 三 歴史的進化の論理と構造 四 結語  引用文献 人名索引 大野 忠男 1915~1998年。経済学者。大阪大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒。大阪大学経済学博士。 著書に、『ス・フ織物規格と解説』『シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊』(日経・経済図書文化賞受賞)『経済学史』『自由・公正・市場 経済思想史論考』など、 訳書に、J.M.ケインズ『人物評伝』(共訳)『ケインズ全集 第10巻 人物評伝』ヴァルター・オイケン『経済政策原理』シュムペーター『資本主義と社会主義』サミュエル・ホランダー『アダム・スミスの経済学』(共訳)シュムペーター『今日における社会主義の可能性』シュムペーター『理論経済学の本質と主要内容』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 職業会計人の独立性 アメリカにおける独立性概念の生成と展開
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    洋の東西を問わず、すべての職業会計人(税理士・公認会計士)が具備すべき基本条件「独立性(independence)」の概念が、どのように生成され、そして展開してきたのか─。 19世紀から始まるアメリカ公認会計士の独立性概念の歴史的な展開の過程を検証し、、職業会計人の独立性の今日的意義を解明。 第Ⅰ部 独立性概念の生成 ―「財務上の利害関係」「二重の関係」「その他の関係及び状況」 第Ⅱ部 独立性概念の展開 ―監査業務と非監査業務の両立から対立まで 第Ⅲ部 独立性概念の現状 ―エンロン事件から2020年代まで
  • 保育の起源 保育を巡る今日的論考
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    1巻7,920円 (税込)
    少子高齢化、知識偏重など現代社会の問題を背景に、<子ども集団>について捉えなおし、「見守る」を基盤においた保育の大切さについて、多角的に解説する。藤森平司先生の教育・保育理論をまとめる集大成です。
  • 出来事と自己変容
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、ハイデガー存在論の探究構造とその変化を、二十世紀初頭の思想潮流に深く根ざした修業時代から、『存在と時間』の立場を形成した初期フライブルク期とマールブルク期、独自の現象学的形而上学をうちだす形而上学期、形而上学の根源への遡行がもたらす「転回」、そして、現代哲学に比類ない影響を与えた出来事の哲学を確立する後期著作にいたるまで包括的に分析し、これにより、存在の問いの実体に他ならない「変容」の論理を解明する。陸続と刊行されるハイデガーの最新資料がしめすハイデガーの思考の繊細な揺らぎに耳を澄まし、リアリティの究極の根底に遡行する精神の軌跡、その中で精神がとげる変容の過程をたどり、西洋哲学の臨界で新たな思索の可能性を求めるハイデガー存在論の視座を真に共有し、今日の我々の思考のさらなる前進をめざした著者渾身の作。 【目次】 序 第一節 問題領域の提示:現象学的存在論において自己変容が問題となる理由 第二節 ハイデガー哲学における「変容」の意味と本研究の焦点 第三節 各章の構成 第一章 ハイデガー哲学の誕生 導入 第一節 由来としての神学 第二節 普遍的存在論と純粋論理学 第三節 有意義性と生 第四節 宗教哲学草稿(1917~1919)における実存体験と存在論の統合 第二章 解釈学的現象学における自己変容 導入 第一節 ハイデガーのディルタイ批判とミッシュの反批判 第二節 一九一九年戦争緊急学期講義から一九二二年夏学期講義に至る初期解釈学的現象学の構造:時間性概念を導入するまで 第三節 解釈学的現象学の全体的統合化による記述構造と事象把握の変容 第三章 形而上学という自己変容 導入 第一節 ハイデガー形而上学の生成 第二節 付論:ハイデガー形而上学の展開可能性 第四章 「転回」という自己変容 導入 第一節 『カント書』におけるハイデガー形而上学の臨界 第二節 ハイデガー形而上学の終焉:「現れ」と「隠れ」の二重性の浮上 第五章 出来事の只中で変容する自己性 導入 第一節 世界経験の原初的与件としての出来事の機制 第二節 世界経験における変容を反復する自己性 結論 注 あとがき 景山 洋平 1982年生まれ。哲学者。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。関西学院大学大学院文学研究科・文学部准教授を務める。専門は現象学、解釈学、近代日本哲学。 著書に、『東アジアにおける哲学の生成と発展』『「問い」から始まる哲学入門』『作業療法カウンセリング』(共著)『出来事と自己変容 ハイデガー哲学の構造と生成における自己性の問題』などがある。
  • カントと神 理性信仰・道徳・宗教
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    哲学者カントのエートスの根幹に「理性信仰」をみ,かれの全思索をこの概念に結びつけて統合的に理解する.カントにおける「知る」ことと「信じる」こととの内的な連関がテクストの綿密な分析に基づいて提示される.今日,道徳や宗教について考えるうえで有効な,ひとつの指針を提供するものともなっている.著者10数年の研究を集成.

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  • 和刻本漢詩集成1 唐詩1
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸時代の学者が面目をかけて完成した正確な訓点つき和刻本は、今日すでに稀覯書となりつつあり、「(分類補註)李太白詩」「李長吉歌詩」のようにこれによらなければ見られないテキストを含む、漢詩115首の一大集成が吉川幸次郎先生のおすすめと、多くの個人・図書館のご協力を得てついに実現しました。
  • カイエ・ソバージュ[完全版] 人類最古の哲学 熊から王へ 愛と経済のロゴス 神の発明 対称性人類学
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    21世紀の「第三次形而上学革命」を迎えるにあたり、旧石器人類の思考、国家の誕生、貨幣の発生、神の創造と一神教の成立まで、「超越的なもの」について、人類が考え得た全領域を踏破することをめざした伝説の講義録が、愛蔵版として装いも新たに登場! ※『カイエ・ソバージュ(合本版)』と同一の内容です。 第一部では、「神話」とは、人類が最初の考え出した、最古の哲学です。今日の「哲学」は、神話が切り開いた領土で、自然児の大胆さを失った慎重な足取りで進められた後追いの試みでしかないのではないかと思われるほど、神話には根源的な問いに対する人類の果敢な試みが保存されています。 第二部では、「国家=野蛮なるもの」はいかに誕生したか? 熊をカミとする狩猟民たちの「対称性の思考」とは? 「哲学」と「権力」が共存する冬の祭りの秘密とは? 王を戴く国家が「無法の野蛮」と結びつく根源へと遡行して、国家というものが持つ、本質的な問題に迫ります。 第三部では、 本当の豊かさとは? 資本増殖の秘密とは?貨幣と魔術。愛と資本主義の不思議な関係を探る。全体性の運動としての経済と精神の構造は同一だろう。資本主義の彼方に出現する「未知の贈与論」を探究し、 モース、マルクス、ラカンを超えて、21世紀の贈与論へ! 第四部では、「宗教的思考」の3万年を語りつくします。内部視覚、瞑想、夢の時間(ドリーム・タイム)……「宗教的思考」の根源、そして精霊(スピリット)が超越を生む飛躍を探ります。さらに、高神から唯一神への道のりとは? <精神の考古学>が、神々の基本構造をあざやかに解き明かします。 【目次概要】 はじめに カイエ・ソバージュCahier Sauvage)について 第一部 人類最古の哲学 第二部 熊から王へ 第三部 愛と経済のロゴス 第四部 神の発明 第五部 対称性人類学 第五部では、神話、国家、経済、宗教を旅してきた私たちは、新たな知の営み「対称性人類学」へと向かいます。「圧倒的な非対称」が支配する世界の根源を問う冒険が、ここに堂々完結します。抑圧された無意識の「自然」は甦るのか?「対称性の論理」が切り開く新たな世界とは? 野生の思考としての仏教を媒介に、来たるべき形而上学革命への展望は私たちの未来をを示しています。
  • プリンシピア 自然哲学の数学的原理
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本電子書籍は1977年発行の『プリンシピア〈自然哲学の原理〉』の紙面をそのまま電子化しています。2019年より配信されている新書版(全3巻)もございます。】今日の物理学の原点ともいうべき「ニュートン力学」の根幹をなすもので、多くの物理学者、数学者、天文学者を魅了した真に独創的な著作とされる。第1、第2編では、諸物体の運動の形態が詳細に論じられ、第3編では、前2編で述べられた理論の応用例が議論されている。第3版の英訳をもとに原書を可能な限り正確かつ、今日の用語に置き換えて訳出。そのため巻末にはていねいな訳注がついている。現代人が読んでもその発想の素晴らしさと、ニュートンの天才ぶりに改めて驚嘆させられる。今だからこそ読んでほしい古典の中の古典。1977年に出版された『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』を電子書籍で“復刊”。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • [合本版]魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 全11巻
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    いらっしゃいませ。 ドーク魔法材店へようこそ! わたし、この店で働いているサシャと申します。 ここは三十年前に高名な魔導師が創業したお店です。 今は三代目が店主を務めているのですが、在庫管理はいい加減、仕入れは無計画だし、今日も予約が入っていたドラゴンの鱗を別の人に売ってしまったんですよ? まったく、わたしがいないと店番ひとつもできないんですから。 それで、すぐに買い戻してくるように言ったら、なぜかドラゴンの鱗でなく金髪ツインテールの美少女を連れてきたりして……困ったものですよね。 さて、そんな旦那様の物語、楽しんでいただけますと幸いです。期待のGA文庫大賞奨励賞受賞作、ですよ♪ 『魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』シリーズ全11巻が合本版で登場! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 旅人の脱在論 自・他相生の思想と物語りの展開
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 存在神論や根源悪の問題を突破した脱在論の構築を志向しつつ、物語り解釈から、他者論さらに相生論の地平を披く。間・辺境を越境する旅路に読者を誘う思想的試み。 地球化時代の現代、われわれはどのような危機と虚無の只中にあるのか。人間には明るい和解と共生の未来が開かれているのか。本書は前著『他者の甦り』の提起した問いを引き継ぎ、存在神論や根源悪の問題を突破した脱在論の構築を志向しつつ、物語り解釈から、他者論さらに相生論の地平を披く。間・辺境を越境する旅路に読者を誘う思想的試み。 アウシュヴィッツ的現代の悲劇を脱出する思想的方策、すなわち存在論を突破した脱在論「エヒイェロギア」の構築を目指す。まず、エヒイェロギアがどのようにヘブライ旧約物語りから誕生するかという前著のテーマを解説した上で、他者に関わる物語り群の解釈を通し、他者論の地平を考究する。ギリシア古典のオイディプスに見られる人間の悪なるもの、旧約における預言者エリアの絶望と再生のドラマや新約におけるイエスの譬え、そして西洋中世において破壊的力を持つとともに他者とのかけがえのない出会いをもたらすとされた恋愛論を取り上げ、そこに脱在「エヒイェ」の文学的な展開を示す。さらにその展開のエネルギーが日本へも及び、宮沢賢治や石牟礼道子の文学と生に現成していることを、作品の読解により探究、近代化がもたらした社会問題を思想的観点から論じる。閉塞化する大きな物語を脱し、それらの間、辺境を放浪する旅路に読者をいざなう希望のメッセージ。古典テキストの語りえざる声に耳を傾ける本書の姿勢は、古典論としても重要な示唆を与えよう。 【目次より】 序 目次 第一部 アウシュヴィッツの審問を前に 物語り論的解釈からヘプライ的脱在論(エヒイェロギア)へ 第一章 和解と相生への荊棘的途行き 小さな物語りとエヒイェロギアに向かって 第二章 「アブラハム物語り」の現代的地平 自同性の超克・脱在(ハーヤー・エヒイェ)と自他相生の物語り 第二部 物語りに働くエヒイェと他者の地平 差異化を生きる放浪の人物群 第三章 無なる荒野に咲く花 オイディプスとホセア 第四章 唯一神から「残りの者」へ 預言者エリアの物語り 第五章 イエスの譬え 第六章 恋愛の誕生 唯一・一回性ということ 第三部 地涌の菩薩たち 言葉を焚く賢治と石牟礼道子 第七章 宮沢賢治の修羅的菩薩像と相生協働態の諸相 第八章 たましい(魂・anima) への道 石牟礼文学から始める 註 むすびとひらき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮本 久雄 1945年生まれ。神学者、哲学者。東京大学名誉教授。専門は、古代・中世のキリスト教思想。東京大学文学部哲学科卒、同大学院修士課程修了。東京大学博士(学術)。和辻哲郎文化賞受賞。 著書に、『教父と愛智』『宗教言語の可能性』『「関わる」ということ』『福音書の言語宇宙』『他者の原トポス』『存在の季節』『愛の言語の誕生』『恨と十字架』『「ヨブ記」物語の今日的問いかけ』『いのちの記憶』『他者の甦り』『身体を張って生きた愚かしいパウロ』『旅人の脱在論』『ヘブライ的脱在論』『他者の風来』『出会いの他者性』『隠れキリシタン』など、 訳書に、V.ロースキィ『キリスト教東方の神秘思想』など多数ある。
  • フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 イタリア・ルネサンス、そしてその中心となったフィレンツェ共和国(1282年~1532年)。ギリシャ・ローマの古典文化との関連でこの間の歴史が考察されるが故に、ルネサンスという時代概念が用いられる。また今日ではこれと分離し難い概念として、ヒューマニスト(ウマニスタ)が存する。特定の時代に生まれ、やがてヨーロッパ各国で定着するが故に、人文主義者と邦訳せずに用いられる。ならば、共和国のルネサンスはいかにあり、同国のヒューマニストたちはいかなる人たちであったのか。これらを知るべく、レトリックと自由の意義が歴史的に探究され、文化と政治の担い手たちが群像豊かに叙述される。彼らは古典的教養(パイデイア、フマニタス)を積みながら、政府官房の公務に勤しむ点で異彩を放つ。研究史上の名高い概念、「市民的ヒューマニスト」と称されるのは彼らのことであり、公私にわたる彼らの活動が点描される。 【目次より】 序論 ルネサンス文化の時代的特徴 1 古代「再生」の時代 2 ルネサンス世界の成立と拡大 3 レトリック文化 4 ヒューマニズム文化とプラトン主義文化 第一章 レトリックの伝統と社会 1 ヒューマニズム概念の成立とヒューマニスト誕生 2 中世レトリックの伝統とルネサンス・ヒューマニズム 3 古典レトリックの復興 4 レトリックと公的・私的書簡 第二章 一四〇〇年代フィレンツェ史論 1 アリストテレス主義と政治的ヒューマニズム論 2 バロンの市民的ヒューマニズム論 3 市民的ヒューマニストか職業上のレトリシャンか 4 レオナルド・ブルーニとフィレンツェ社会 5 プラトン主義の歴史性と古典 第三章 共和政的自由と書記官長 1 自由と市民社会 2 フィレンツェ史に見る自由の内容 3 サルターティの政治思想と自由観 4 政治制度と権力中枢部 5 書記局とブルーニの自由観 第四章 メチェナティズモと知識人 1 親族・友人・隣人 2 フィレンツェ社会とパトロネージ 3 コムーネと個人 4 外来者とパトロネージ 5 フィレンツェ人とパトロネージ 6 政治とパトロネージ 第五章 メディチ体制下の市民的ヒューマニストと新文化 1 パルミエーリの生い立ちと人脈 2 公生活と政治信条 3 アッチャイウォーリの人となり 4 文化状況と教授招聘 5 大学人アルギュロプーロスと新哲学文化 6 市民的ヒューマニズムと現実政治 結語 あとがき 注 一次文献:原典(イタリア・ルネサンス研究) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 根占 献一 1949年生まれ。西洋史家。学習院女子大学名誉教授。専門はルネサンス文化史、思想史。 早稲田大学第一文学部(西洋史)、同大学院文学研究科修士課程、同大学院同研究科博士課程満期退学。文学博士。 著書に、『イタリア・ルネサンスの霊魂論』(編著・編訳) 『ロレンツォ・デ・メディチ』(マルコ・ポーロ賞)『東西ルネサンスの邂逅』『フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究 [正]』『共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続』『ルネサンス精神への旅』『イタリア・ルネサンスとアジア日本』『ルネサンス文化人の世界』など、 訳書に、クリステラー『イタリア・ルネサンスの哲学者』(共訳)『原典イタリア・ルネサンス人文主義』(共訳)『原典ルネサンス自然学』(共訳)ハービソン『キリスト教的学識者』(共訳)などがある。
  • アメリカ的理念の身体
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人権概念を史上初めて提唱した17世紀のピューリタン、ロジャー・ウィリアムズ。アメリカ独立以前の、ジョン・ロックより半世紀も早い出来事であったことは、わが国ではまったく知られていない。本書は、「寛容と良心」「政教分離」「信教の自由」という倫理学上の鍵概念をめぐる哲学的探求であると同時に、それらが初期アメリカ社会の歴史においてどのような実験と紆余曲折を経てきたかを尋ねる政治学的な探求である。まず中世スコラ学の良心論から歴史的系譜を辿り、近代の愚行権の神学的由来に触れた上で、現代社会が享受する自由がいずれも宗教的主張を淵源とすることを示し、自由主義の中核概念である寛容を批判的に検討する。次に、現代憲法論の争点ともなる政教分離に焦点を当て、その原型であるウィリアムズの思想と歴史的評価の変遷を考察、発展期の矛盾と逆説から生まれた歴史的な知恵を尋ねる。さらに、信教の自由の具体的な表現として、初期ハーヴァード大学に見るピューリタニズムの知性主義、反知性主義としての信仰復興運動、市場原理に動かされる20世紀の教会を論じ、現代アメリカ社会の実利志向や大統領選挙にも影響を及ぼし続ける思想構造を分析する。わが国で手薄なアメリカの宗教理解を深化させ、アメリカを内面から思想史的に探求した画期的業績。ますます多元化する現代社会において、異なる思想が平和裡に共存するためのモデルを提供して、現代リベラリズムにも一石を投じる。 【目次より】 序章 第一部 寛容論と良心論 第一章 中世的寛容論から見た初期アメリカ社会の政治と宗教 第二章 「誤れる良心」と「愚行権」 第三章 「誤れる良心」と「偽れる良心」をどう扱うか 現代寛容論への問いかけ 第四章 人はなぜ平等なのか 第二部 政教分離論 発展期の錯綜と現代の憲法理解 第五章 初期アメリカ社会における政教分離論の変容と成熟 第六章 ロジャー・ウィリアムズの孤独 第七章 さまよえる闘士 ロジャー・ウィリアムズ評価の変遷と今日の政教分離論 第八章 教会職と政治職 第三部 信教の自由論 プロテスタント的な自由競争原理の帰結 第九章 プロテスタント的な大学理念の創設 第一〇章 ジョナサン・エドワーズと「大覚醒」の研究史 第一一章 反知性主義の伝統と大衆リヴァイヴァリズム Harvardism, Yalism, Princetonismをぶっとばせ 第一二章 キリスト教の女性化と二〇世紀的反動としての男性化 結章 あとがき 註 引用文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森本 あんり 1956年生まれ。神学者。国際基督教大学教授。 国際基督教大学人文科学科卒業、東京神学大学大学院組織神学修士課程修了。プリンストン神学大学院博士課程修了(組織神学)、Ph.D。 著書に、『使徒信条』『ジョナサン・エドワーズ研究』『現代に語りかけるキリスト教』『アジア神学講義』『キリスト教でたどるアメリカ史』『アメリカ的理念の身体』『反知性主義』『宗教国家アメリカのふしぎな論理』『異端の時代』『不寛容論』など、 訳書に、H.ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)G.デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』ジェフリー・S.サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)エミール・ブルンナー『出会いとしての真理』(共訳)ピーター・L.バーガー『現代人はキリスト教を信じられるか』(共訳)J.P.バード『はじめてのジョナサン・エドワーズ』など多数ある。
  • 【合本版】ご愁傷さま+おあいにくさま二ノ宮くん 全17巻
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    災厄はチャイムとともにやってきた。平凡ながらも平和な毎日を送る、ごくごくフツーの高校生・二ノ宮峻護の家へやってきたのは見知らぬ兄妹。「はっはっは今日からお世話になるよ」ヒトの迷惑なんのその。兄はヘンジン、妹の真由はおとなしそうな究極美少女。いったいどうして、いやそもそもあんたら誰? だいいち、年頃の男女が一つ屋根なんて美味し、じゃなかった倫理に反する――などという峻護の叫びは届くはずなど、もちろんなかった。しかも! 実は真由、男性の精気を糧に生きるサキュバスだったのだ!! そのくせ男に囲まれただけで失神するほど重度の男性恐怖症。触れれば天国、吸われて地獄。こうして二ノ宮くんのどきどきムラムラな受難の日々は始まった? 第16回ファンタジア長編小説大賞佳作のときめき吸愛ファンタジー! 特典としてカラーイラストセレクションを収録! ※本作品は『ご愁傷さま二ノ宮くん』シリーズ全10巻と『おあいにくさま二ノ宮くん』シリーズ全7巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 科学の名著 第2期<1> インド医学概論 : チャラカ・サンヒター
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    1~10巻7,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドの伝統医学体系はアーユルヴェーダと呼ばれ、今日なおその命脈を維持している。『チャラカ・サンヒター』は二千年にも亙って、アーユルヴェーダを伝えてきた実用的医学書。

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  • 和刻本類書集成1
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 類書とは、本文を分類して排列した書物の謂である。従がって、非常に漠然としており、今日わが国で称せられる事典には似ているが、同じではない。類書中の各書の内容を検討すると、事典的正確のものよりも、故事熟語を列し、出典を注したものが多い。中国研究はもとより、国語国文学研究の基本資料である。
  • 自由・公正・市場 経済思想史論考
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ヨーロッパの伝統的な自由思想を踏まえ、市場競争を前提に公正さと効率を実現しうる資本主義の可能性を分析する。 【目次より】 第1部 自由と公正および市場システム I 自由主義の伝統とその再建 II ハイエクとネオ・リベラリズム III シカゴ学派の自由主義 IV 自由主義と市場システム V 自由な社会とその哲学 ハイエクの社会理論について VI 自由主義 VII 自由と平等 ロールズ正義理論の一考察 VIII ロールズ正義理論再考 基礎構造と正義の二原理について IX 福祉と公正 福祉国家と分配についての省察 第2部 シュムペーターの歴史的経済学をめぐる諸問題 I シュムペーターの体系と方法 II シュムペーターと資本主義の将来 III シュムペーターの未来学について 第3部 現代経済学批判 I 経済学における危機と革命 II 革命の意義と現代経済学 付論 あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大野 忠男 1915~1998年。経済学者。大阪大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒。大阪大学経済学博士。 著書に、『ス・フ織物規格と解説』『シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊』(日経・経済図書文化賞受賞)『経済学史』『自由・公正・市場 経済思想史論考』など、 訳書に、J.M.ケインズ『人物評伝』(共訳)『ケインズ全集 第10巻 人物評伝』ヴァルター・オイケン『経済政策原理』シュムペーター『資本主義と社会主義』サミュエル・ホランダー『アダム・スミスの経済学』(共訳)シュムペーター『今日における社会主義の可能性』シュムペーター『理論経済学の本質と主要内容』(共訳)などがある。
  • グローバル経済の産業連関分析
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 今日の世界は,貿易や直接投資あるいは自然環境を通じて経済的な相互依存関係にある。それらの実態を分析する上で産業連関分析は成熟した分析手法として多くのエコノミストに利用されてきた。本書は新たに開発された最新の手法を紹介しつつ、経済のグローバル化に伴ってますます重視されてきたエネルギー消費と環境汚染物質の排出の関連といった環境問題をはじめ、アジアNIEsや米国との産業構造、費用構造の国際比較、消費税導入の経済効果、さらには地域間の産業構造格差や輸入財を除いた国産化率など、多岐にわたる実証分析の応用を通してその可能性を明らかにする。 【目次より】 はしがき 第1章 産業連関表と産業連関分析 産業連関表とは 産業連関分析 産業連関分析のミクロ経済的基礎と多部門経済モデル的発展 第2章 日本の産業構造の変化とその要因 はじめに 比例成長からの乖離モデル 日本の産業構造の変化とその要因 まとめ 第3章 韓国・台湾・米国の産業構造の変化とその要因 はじめに 韓国の産業構造変化とその要因  台湾の産業構造変化とその要因  米国の産業構造変化とその要因  まとめ 第4章 産業構造の地域間格差の要因分析 はじめに:日本の産業構造と国土政策 地域産業連関表での比例拡大からの乖離モデル  地域格差の要因分析 まとめ 第5章 環境問題と産業連関分析 産業別環境汚染物質発生量の予測 エネルギーと環境問題 持続可能な経済開発 エネルギー消費と二酸化炭素・硫黄酸化物排出量  産業別二酸化炭素・硫黄酸化物の排出量 日中の産業別二酸化炭素・硫黄酸化物排出量 二酸化炭素排出量の削減と技術移転 まとめと今後の課題 第6章 国産化率の推定 はじめに 産業連関表と国産化率の定義 国産化率の計測 多国間国際産業連関表を使った国際分業率  まとめと今後の課題 第7章 費用構造の国際比較 日本, アメリカ, 西ドイツを例にとって 問題意識と分析方法 価格決定モデルと国際間での価格格差 購買力平価による価格格差 ジョルゲンソン・黒田モデルの産業連関分析への応用 拡大ジョルゲンソン ・ 黒田モデルによる価格の日米比較 まとめと今後の課題 第8章 戦後日本の費用構造変化の要因分析 はじめに 費用構造変化の要因分解モデル 戦後日本の費用構造変化 まとめと今後の課題 第9章 消費税導入の経済効果 1990年産業連関表を用いた予測とその評価 はじめに 価格決定の基本モデル 伝票方式  帳簿方式 帳簿方式間接税(現行方式「消費税」)の経済効果 伝票方式間接税(中曽根内閣「売上税」)との比較 第6節 本章の分析の限界と今後の課題 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 藤川 清史 1959年まれ。経済学者。愛知学院大学大学教授。神戸大学経済学部卒業。神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は、国際経済学。 著書に、『経済政策入門』(共著)『中国経済の産業連関分析と応用一般均衡分析』(共著)『社会保障の計量モデル分析』(共著)『産業連関分析入門』『グローバル経済の産業連関分析』などがある。
  • ライプニッツの認識論 懐疑主義との対決
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「自由意志」と「連続体合成」を哲学の二つの「迷宮」と表現したライプニッツは、実はそのさらに奥に広がる第三の迷宮、「知識の迷宮」を探索していた。かれは「懐疑主義の危機」の時代を生き、今日でも懐疑主義との対話を真剣な問題とする人々の共通する友人たる資格をもつ哲学者である。しかし、懐疑主義をめぐるライプニッツの考察のドキュメントとロジック、そしてその認識論上の意義が十分に解明されてきたとは言い難い。本書はこの点に注目し、ライプニッツが旅した知識の迷宮の冒険に光を当てるだろう。読者は、この冒険旅行に登場する「懐疑主義者たち」の多様な広がりに驚かされるに違いない。こうして見いだされたライプニッツの認識論は、時としてわたしたちを陥れる抗し難い力をもつ、懐疑の渦、知識の迷宮からの脱出のための「アリアドネの糸」なのである。 【目次より】 凡例 序 ライプニッツの哲学を認識論として読む 第一章 懐疑主義と認識論 ライプニッツ読解の一視角 第一節 「物体論」批判 ホッブズと若いライプニッツ 第二節 デカルト以後の懐疑主義「観念」から「表現」へ 第三節 「自由意志」の認識問題 スピノザとライプニッツ 第二章 論理と認識 論理主義的ライプニッツ解釈の批判 第四節 概念分析的真理論と認識論的問題 第五節 内属の論理学の問題構成 計算と「述語」の分析 観点からの伝統論理学の構成 5 述語としての「存在」 第六節 内属論理の「臨界」としての「関係命題」 第三章 認識と言語 構造的類比の「意味論」 第七節 反省行為と言語「ライプニッツのコギト」へ 第八節 自然言語の「意味論」 ライプニッツの自然言語論と認識論 第九節 直観と論理 デカルトとライプニッツ 第四章 認識と方法 類比・発見・最適 第十節 現象と実在 発見のための構成 第十一節 発見法としての「真の論理学」 ライプニッツの見果てぬ夢 第十二節 「最善」の認識可能性「弁神論」の方法論 第五章 認識論とモナドロジー 第十三節 ピュロニズムとモナドロジー 第十四節 モナドロジックな「心の哲学」の可能性 第十五節 モナドロジックな「実在論」 註 あとがき 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松田 毅 1956年、岡山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。哲学博士(ドイツ連邦共和国オスナアブリュック大学)。九州芸術工科大学助教授を経て、現在、神戸大学大学院教授。専門は、西洋近現代哲学。 著書に、『ライプニッツの認識論』『哲学の歴史』第五巻(共著)『ライプニッツ読本』(共著)『部分と全体の哲学』(編著)『世界哲学史6』(共著)など、 訳書に、R・フィンスター+G・ファン・デン・ホイフェル『ライプニッツ』(共訳)クリスティン・シュレーダー=フレチェット『環境リスクと合理的意思決定』(監訳)『ライプニッツ著作集』第II期第3巻(共訳)など。
  • 現代の租税理論 最適課税理論の展開
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 最適課税理論の展開 望ましい租税制度の要請が強い今日、所得税と消費税に亙る最適課税理論を、最新の研究を踏まえて体系的に考察。 【目次より】 はしがき 序 第I部 最適課税理論:展望 第1章 展望 I:最適消費税理論 線形最適課税 1 最適消費税理論の展開 2 最適消費税問題の構造 3 最適消費税体系の構造 4 租税改革の理論 第2章 展望 II:最適所得税理論 非線形最適課税 1 最適所得税理論の展開 2 最適所得税問題の構造 3 非線形最適所得税 4 最適線形所得税 第II部 基礎理論の検討 第3章 最適消費税体系の存在問題 1 はじめに 2 モデル 3 再分配的な最適消費税体系 4 一般の場合の最適消費税体系 5 利潤が存在する場合の最適消費税体系の特徴 6 反例:最適消費税体系が存在しない場合 第4章 最適消費税ルールの一般化 生産者価格の可変性,利潤と最適課税ルール 1 はじめに 2 可変的生産者価格と最適消費税ルール 3 利潤の存在と最適課税ルール 付論1 不変生産者価格が意味する生産関数 付論2 最適消費税理論と租税改革理論 付論3 政府の徴税方式と課税ルール 補論 最適課税と効率的生産 1 はじめに 2 最適消費課税と非効率生産:反例 3 モデルと準備的議論 4 最適消費税経済における効率的または非効率的生産 5 要約 参照文献 第III部 最適課税のシミュレーション分析 第5章 わが国の最適線形所得税制 1 はじめに 2 分析の枠組み 3 計算の方法 4 わが国の最適線形所得税:結果と解釈 5 結語 第6章 わが国の最適消費税制 1 はじめに 2 分析の枠組みとモデル設定 3 計算の方法 4 わが国の最適消費税体系:結果とその検討 5 要約と展望 第IV部 最適課税理論の展開 第7章 貯蓄と最適課税 1 はじめに 2 モデル 3 貯蓄と最適課税:結果と検討 4 貯蓄課税の是非 第8章 脱税と最適課税 1 脱税と最適課税 2 経済の枠組み 3 脱税がない場合の最適課税体系 4 脱税と最適課税制度 5 最適な税務調査および罰則制度 6 結語:他の税の場合 第9章 最適課税理論の課題:新展開にむけて 1 税の包括化と総合的最適課税体系の考察 2 理論の枠組みの拡大 3 応用的数量分析の展開 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 山田 雅俊 1948年生まれ。大阪大学教授。神戸大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。専門は、財政学、公共経済学。 著書に、『現代の経済政策』(共著)『ゼミナール現代財政入門』(共著)『現代の租税理論』『公共政策論』(共著)『財政学』(共著)『APECの経済と税制』(共著)『公共経済学』などがある。
  • カント『判断力批判』と現代 目的論の新たな可能性を求めて
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    哲学における〈目的論〉概念を今日に生かすべく,『判断力批判』を考究する研究書.ときに内在的な読解を越え,現代の哲学や科学との接点をとらえることで,一層重要性を増しつつある同書の新しい読み込み地点を示す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • エメット・ティルの血
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1955年の夏、シカゴからミシシッピにやってきた黒人少年は、地元 白人女性に「狼の口笛(ウルフ・ホイッスル)」を吹いたとして「私刑(リンチ)」によって裁かれ殺害された。 事件から半世紀以上を経過して沈黙を破った白人女性当人による告白を基に、著者 タイソンンはエメット・ティル殺害事件の真相を追求していく。 「黒獣姦魔」から「南部のユリ(白人女性)」を守る」という白人至上主義の神話に込められ、人々の心を縛ってきた南部の歴史と閉鎖社会の欺瞞を炙り出す。  アメリカの根深い人種差別のみならず、事件の背景にある南部の白人男性が黒人から白人女性を守るというエゴイスティックな騎士道精神がどのようにして生み出されてきたのか。「人種」という概念は、白人支配を正当化するために作り出された「虚構」に過ぎず、女性もまた男性のもとで抑圧された生活を強いられた。この南部の歴史と神話がどのように人々の心を縛ってきたのかを考えることで、今日の混迷するアメリカの分断にたいする理解を深めることができる。
  • 芸術と技術 ハイデッガーの問い
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「技術的世界の意味は覆蔵されている」。ハイデッガーが家郷の人々を前に語り出したこの言葉のうちに、本書は、ハイデッガーの思索の根本契機と、現代世界との接点を見出す。ハイデッガーが西洋形而上学との対決を通して読み解いていった西洋の歴史は、同時に、「制作(ポイエーシス)」の知として「芸術」と「技術」両者の由来である「テクネー」が現代テクノロジーにまで展開した歴史でもあった。その展開は、テクノロジーとアートの新たな関係を探る種々の試みとなって今日もなお不断に生成している。本書は、初期フライブルク時代から晩年に至るハイデッガーの有(存在)の問いの展開を「技術と芸術」の主題のもとに一貫して読み解き、家郷喪失性という現代人の運命を見据えながら、「技術的世界に覆蔵されている意味」の解明を通して、ハイデッガーの思想の現代的意義を探ることを試みる。 【目次より】 序章 問題の所在 第一章 意味と世界 思索の端緒において 第一節 現象学と解釈学 意味への問い 第二節 アリストテレスの受容 ポイエーシスとテクネーの視点から 第二章 『存在と時間』の思索圏 第一節 存在の意味への問しとテクネー 第二節 『存在と時間』の途絶へ 第三章 芸術と真理 第一節 道具と作品 エルゴンの分析 第二節 作品と真理 第三節 真理と芸術 第四章 性起の思索空間 第一節 性起 第二節 省慮 意味から真理へ 第三節 芸術と技術 第一の主題化 第五章 ニーチェとの対決 ニヒリズムの本質への問い 第一節 芸術をめぐるニーチェとの対決 第二節 永劫回帰思想 創造と瞬間 第三節 ニヒリズムの完成としてのニーチェ  第六章 四方界と集立態 第一節 世界と物 第二節 技術の本質への問い 第三節 芸術と技術 第二の主題化 第七章 言葉と世界 第一節 思索と詩作 第二節 情報としての言語 第三節 家郷としての言葉 第八章 技術時代における可能性 第一節 放下と場所 第二節 芸術の可能性 結び ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 秋富 克哉 1962年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程宗教学専攻学修退学。文学博士。フンボルト奨学生としてミュンヘン大学に留学。京都工芸繊維大学工芸学部教授。 著書に、『芸術と技術』『共同研究 共生 そのエトス、パトス、ロゴス』(共著)『再考 三木清』(共著)『日本発の「世界」思想』(共著)『続・ハイデガー読本』(共著)などがある。
  • メルロ=ポンティの意味論
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 メルロ=ポンティの言語論には、全体論的言語観の内包主義的・表象主義的傾向に対するはっきりとした批判が含まれていた。彼にとってラング(記号体系)とは観念の体系でもなく、脳の記憶痕跡でもなく、それは微分化してゆく行動の構造(身体図式)にほかならなかった。広く今日の“認知科学”や“心の哲学を視野に捉え、メルロ=ポンティの言語論を全体論的行動主義と解釈し、その先駆性を位置づけた画期作。 【目次より】 序 言語の全体論とメルロ=ポンティの哲学 第一章 構造主義言語学の意味論とその問題点 一 ランガージュ・ラング・パロール 二 記号の体系としてのラング 三 ラングと恣意性の原理 四 構造主義における意味論的閉鎖性 五 構造主義の指示理論とその問題点 六 メルロ=ポンティと言語の哲学 第二章 メルロ=ポンティの初期言語思想 一 『知覚の現象学』における経験論と主知主義の批判 二 所作としての言葉 三 言語所作理論の問題点 第三章 中期思想とソシュール 一 『知覚の現象学』における言語の分類 二 メルロ=ポンティのソシュール解釈 三 パロールとラングの二重の意味 四 ラングと言語の「図式」 第四章 身体図式と習慣 一 幻影肢とデカルト 二 ヘッドの「図式」による幻影肢の解明 三 シルダーの「身体像」 四 メルロ=ポンティの身体図式論 第五章 身体図式と言語 一 対人関係としての言語と身体図式 二 身体図式と習慣としてのラング 三 メルロ=ポンティのソシュールの誤読 四 中期思想の問題点 第六章 言語と存在 一 後期言語思想における知覚と言語 二 分節化の体系としての知覚と言語 三 転換可能性・次元・肉 四 身体の転換可能性と言語 五 「無言のコギト」について 第七章 行動と構造 一 「行動」という概念 二 古典反射学説の批判 三 高等な行動とゲシュタルト 四 学習の理論 五 構造をもった行動と意識 第八章 指向性と知覚的意味 一 指向性と知覚 二 知覚主体としての身体と「作動している指向性」 三 ゲシュタルト理論の構成主義批判 四 知覚の構造性 五 指向性と制度化 六 知覚的意味の発生 第九章 メルロ=ポンティの意味論 一 メルロ=ポンティの言語論の進展 二 状況における発話と指示の発生 三 言語の理解と表現としての行動 四 象徴的形態の行動と知覚と言語の転換可能性 五 言語と他者 第十章 結論と考察 一 メルロ=ポンティの意味論と開かれた全体論 二 メルロ=ポンティの意味論の射程 三 考察 あとがき 注 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 河野 哲也 1963年生まれ。 哲学者。立教大学文学部教育学科教授。慶應義塾大学 文学部(哲学科哲学専攻)卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(哲学)。 専門は心の哲学、現象学、倫理学、応用倫理学。 著書に、『メルロ=ポンティの意味論』『エコロジカルな心の哲学』『環境に拡がる心』『〈心〉はからだの外にある』『善悪は実在するか 』『暴走する脳科学』『意識は実在しない』『エコロジカル・セルフ』『道徳を問いなおす リベラリズムと教育のゆくえ』『「こども哲学」で対話力と思考力を育てる』『境界の現象学 始原の海から流体の存在論へ』『現象学的身体論と特別支援教育: インクルーシブ社会の哲学的探究』『いつかはみんな野生にもどる』『じぶんで考えじぶんで話せるこどもを育てる哲学レッスン』『人は語り続けるとき、考えていない』『対話ではじめるこどもの哲学 道徳ってなに?』など、 訳書に、ジョナサン・コール『スティル・ライブズ』(共監訳)マシュー・リップマン『探求の共同体: 考えるための教室』(共監訳)カレン中村『クレイジー・イン・ジャパン』(共監訳)など多数ある。
  • 資本主義の思想史―市場をめぐる近代ヨーロッパ300年の知の系譜
    4.0
    人々は市場とどう向き合ってきたのか? 資本主義の勃興期、1700年代から今日に至る、300年にわたる膨大な知の歩みを時代背景と当時の最良の言説とともに描き出す。取り上げるのは、経済学者にとどまらず、文学者、哲学者、政治家など幅広い。取り上げる人物:ボルテール、アダム・スミス、ユストゥス・メーザー、エドマンド・バーク、ヘーゲル、カール・マルクス、マシュー・アーノルド、マックス・ウェーバー、ゲオルク・ジンメル、ヴェルナー・ゾンバルト、ルカーチ・ジェルジ、ハンス・フライヤー、ヨゼフ・シュンペーター、ジョン・メイナード・ケインズ、ヘルベルト・マルクーゼ、フリードリッヒ・ハイエク。
  • マーケットのテクニカル分析 ――トレード手法と売買指標の完全総合ガイド
    3.7
    この1冊でテクニカル分析のすべてをマスターできる! 世界的権威が著したテクニカル分析の決定版! テクニカル分析の教科書――『投資苑』を超える圧倒的実例 <目で見てよくわかる<チャート400以上掲載>  1980年代後半に世に出された『先物市場のテクニカル分析』は大反響を呼んだ。そして、先物市場のテクニカル分析の考え方とその応用を記した前著は瞬く間に古典となり、今日ではテクニカル分析の「バイブル」とみなされている。  そのベストセラーの古典的名著の内容を全面改定し、増補・更新したのが本書である。本書は各要点を分かりやすくするために400もの生きたチャートを付け、解説をより明快にしている。 ●テクニカル分析とチャート作成の基礎 ●トレンドとチャート分析の基礎として知っておかなければならないこと ●価格パターン――主要な反転パターンや継続パターン ●各種分析手法――移動平均、オシレーター、コントラリーオピニオン、その他の知っておくべき指標 ●サイクル、マネーマネジメント、トレード戦略  また、前著の改定増補版である本書は高まる需要に応じて、対象を金融市場全体(株式、金利、株価指数、FX)にまで広げ、この記念碑的著作の完全なる全面改訂を行った。前著で好評だった内容の明晰性・簡潔性・論理性を保持しながら、本書は新しく登場したチャート手法やチャート作成技法、また変化の早い分野での最近の成果を盛り込んでいる。各章で内容を一新し、多くのチャートを更新し、以下のような内容を新たに追加した。 ●株式市場の指標――値上がり銘柄と値下がり銘柄の対比。新高値と新安値の対比。値上がり銘柄の出来高と値下がり銘柄の出来高の対比。その他、マーケットブレドゥスを測るためのツールとトレンドの変化を前もって知るためのツールを紹介 ●ローソク足――値動きがコンピューター画面から目に飛び込んでくるようなビジュアル性に富んだ魅力的なチャートであるローソク足の最良な使用法を解説 ●市場間分析――市場分析に欠くことのできない各市場間の相互関係を明快かつ的確な解説 ●コンピューターとトレードシステム、そしてトレードシステム構築の要点 ●上級テクニカル指標――DI、HPI、STARCバンドとケルトナーチャネル ●マーケットプロファイル  初心者から上級者までのあらゆるレベルのトレーダーにとって有益な本書のテクニカル分析の解説を読むことで、チャートの基本的な初級から上級までの応用から最新のコンピューター技術と分析システムの最前線までを一気に知ることができるだろう。
  • 現代催眠原論 臨床・理論・検証
    4.5
    かつて人知を遙か超えた魔術的思考として永く夜の闇へと放擲されてきた催眠は,その治療術としての真価をミルトン・エリクソンの名とともに復権する。この栄光の時代を経由して,催眠は今日さらにその臨床的価値と評価を高めつつあるが,しかし同時にその秘儀的来歴から「学知(discipline)」としての体系化を未だ果たせずにいる。この未完のプロジェクトを引き受け,催眠の歴史的考察から臨床的考察へと論点を横断し,かつて誰にも為されることのなかった催眠の原理論を樹立しようとする試論――この言葉こそ本書の定義にふさわしい。現代催眠の父としてのミルトン・エリクソンを継承し,コミュニケーション技法としての催眠誘導技法,観念誘導技法,催眠感受性への細密な考察を施し,今日的水準に適うエビデンスとエチカを構築する。現代臨床催眠の極地点へと迫る徴をその記述に残し,催眠の夜の闇を超えようとする本書は,したがって現代催眠学の到達点を標す水先案内,そのためのマイルストーンである。

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  • トレーディングシステム入門
    -
    巨額のマネーを動かす機関投資家であろうと、ポケットマネーの身銭を切って戦う個人投資家であろうと、成功と失敗の分かれ目は、結局、あなたが構築したトレーディングシステムにかかっている。あなたのトレーディングの運命を任せるに足るシステムと考え抜かれた戦略的トレーディングシステムの設計方法について、すべてを網羅した画期的書籍! あなたは先の見えない裁量派ですか、先の分かるシステム派ですか? あなたは勝つシステムを作れますか? あなたのシステムは勝てますか? あなたは自分のシステムを評価できますか?―― 仕掛ける前に勝負はすでに決着がついているのです! トレーディングとは、単なる個々の勝利を超えて、食うか食われるかの闘いに生き残ることである。すべてのコンポーネントが相互に絡み合い、リスクがヘッジされ、実行が容易で、ローリスクによる安定的な収益を確保されるようなシステムこそが求められている! 今日利用できる情報とテクニックのベストの組み合わせで、全天候型のシンプルなシステムを構築する。その過程の一部始終を、ステップ・バイ・ステップで体験! ・ユニークかつパワフル、そして収益をもたらすトレーディングシステムの設計と構築の指針とは? ・首尾一貫した資金管理プログラムの実現とは? ・収益を最大化しリスクを最小化するポートフォリオの構築方法とは? ・ストップロスと収益目標によるリスク管理戦略とは?
  • 世界一簡単なアルゴリズムトレードの構築方法
    5.0
    本書を読んでアルゴリズムトレードのことが理解できなければ、裁量トレードを続けるしかない! 1970年代、ペリー・カウフマンが自動化システムでトレードを始めたとき、プロのトレーダーたちは「バカバカしい」と一笑に付した。しかし、今や高頻度トレードは「一般投資家からお金を盗んでいる」として、その不公平なまでの優位性を非難されるまでになった。本書で公開されたアルゴリズムトレードのテクニックを習得すれば、ホームトレーダーのあなたにもパワーを取り戻すことができるだろう! プロのトレーダーにとっても、自動化システムの完璧化を目指すマネーマネジャーにとっても、あるいは今日のテクノロジーを使って財務管理を試みる一般投資家にとっても、成功するアルゴリズムトレードシステムの洗練された構築方法を、簡単なハウツー形式で提供するこのコンパクトなガイドは大いに役に立つはずだ。本書は、バックテストの単なるステップバイステップの枠を超えて、あらゆるタイプの市場を40年以上にわたって練り歩いてきた著者の幅広い経験から最良のものを抜粋して、読者にトレードの神髄を伝授してくれる。トレードで成功するためには、利益の出るところで売買するだけではダメで、正しいトレード法を構築してリスクを管理できなければならない。信頼の置けるトレードシステムを一から構築するために、実績のあるこのガイドラインに従うことで、必要な理論はもとより、歴史的観点を見据えたうえで、システムを自信とテクニカルなノウハウに基づいて構築し、あなたのパラメーターやリスクに合わせて微調整することができるようになる。 ●アルゴリズムに正しい深さのルールを含めよ ●システム開発と検証の各段階において、よくあるワナにはまるのを避けよ ●つもり売買からリアルトレードにいつ移行すべきなのかを知れ これらは本書に出てくるアドバイスの一例だが、本書にはほかにも役立つアドバイスが満載されている。 本書で最も重視するものはシンプルさである。基本的なベストプラクティスから実際のシステム設計に至るまで、簡単なアプローチのほうが人々に好まれ、勝利を収めることが実証されている。アルゴリズムシステムは実際に市場で使うと失敗することが多い。本書では、失敗の原因となる落とし穴にはまらないように、勝率を大幅に高めるためのプロセスを紹介している。本書を一度読めば、それはあなたの一部になる。だから、何度も読み返したくなるだろう。 トレーダーとして洞察力を磨き、その洞察力を利益の出る戦略に変えることから、トレードを生計手段とするうえで直面する現実的な問題に至るまで、第一線で戦ってきた40年以上に及ぶ経験を惜しげもなく披歴し、エキスパートと戦えるまでの近道を教えてくれるのが、アルゴリズムトレードの最高傑作ともいえる本書である。
  • FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則
    2.5
    本書は、概念やトレードテクニックを驚くほど隠さず公開していることである。これはプライスアクションの仕組みに関する総合的な教材であり、そのなかには連続した6カ月間(2012年3月~2012年8月の全取引日)のユーロ/ドルの5分足チャートも含まれている。396枚に及ぶ解説付きチャートを示した第9章だけでも、ほかのトレード本では見ることができない日中のマーケットを分析した膨大なデータベースになっているだろう。本書では、主にユーロ/ドルの5分足チャートを使ってさまざまなテクニックを紹介しているが、プライスアクショントレードは、どんなマーケットでも、どんな時間枠でも、どんなトレード環境でも応用可能だとボルマンは強調する。そのことを示すため、まとめの章では、いくつかの人気の銘柄や時間枠でボラティリティが低い状況が続いた場合(今日のマーケットではよくあること)の対処方法も紹介している。
  • フィボナッチブレイクアウト売買法 ──高勝率トレーディングの仕掛けから手仕舞いまで
    2.0
    フィボナッチとブレイクアウトの運命的な出合い! 黄金比率だけでもなく、ブレイクアウトだけでもない! フィボナッチの新たな境地! 従来のフィボナッチの利用法をブレイクアウト戦略まで高めた実践的手法 株式、先物、FXなど、今日のマーケットでトレードするのは大変困難なチャレンジになっている。しかし、トレードの仕掛けから手仕舞いまでの完全なトレード計画を学べば、この分野での成功も夢ではない。 本書では、トレーダーであり著名なトレーディング講師であるロバート・マイナーが実践的なトレード計画のすべての要素を非常に分かりやすく説明している。これは、彼が20年以上をかけて開発したトレード計画で、仕掛けから手仕舞いまでを網羅している。このフィボナッチとブレイクアウト手法を融合させた「トレイリング・ワン・バー戦略」と「スイングエントリー戦略」を学べば、あらゆるマーケットのあらゆる時間枠で自信を持ってトレードするための一貫性が身につくだろう。 本書では、1高勝率のトレーディングチャンスを見つける方法、2具体的な仕掛けと損切り(仕切り)の価格、3手仕舞うまで完璧にトレードを管理する方法――などを学ぶための方法を伝授してくれる。ここには、2つの時間枠を使った指標とパターンと価格と時間という4つのカギとなるファクターを用いてトレーディングで利益を上げるための手法が示されている。本書で紹介するフィボナッチとブレイクアウトを融合させた戦略とテクニックを学べば、具体的なトレーディング判断を下すために必要な情報や、そのトレーディングを最初から最後まで自信をもって執行するための方法が理解できるだろう。 マイナーは本書で、完全なトレード計画が完成するまでの過程を実践的かつ丁寧に教え説いていく。トレーディングの成功に不可欠なこれらの教えを学ぶための最善の方法は、実例を見ることである。そこで彼は昔の教え子たちから集めた実際のトレード例を紹介した「実在のトレーダーによるリアルタイムのトレード」と題した章を設けている。この章では、本書で学んだ戦略が世界中のあらゆるマーケットで機能していることを知ることができるだろう。 真剣で自立を目指すトレーダーに向けて書かれた本書は、トレーダーの資金を維持し増やしていくために、マーケット動向を分析し、利益の上がるトレードのセットアップを探し、それを執行し、仕掛けから手仕舞いまでを管理するための実践的な方法を細かく明らかにしている。今日のマーケットでその努力を十二分に反映させたい人にとって、本書を読み込み、理解をすれば、それだけで十分だろう。
  • アペル流テクニカル売買のコツ ──MACD開発者が明かす勝利の方程式
    5.0
    テクニカル分析に革命をもたらした最新かつ高度な画期的テクニックを網羅! テクニカル分析の世界的な権威であり、マックディーの開発者であるジェラルド・アペル氏がサイクルやトレンド、モメンタム、出来高シグナルなどを用いて将来の相場動向を予測する手法を明らかにした。本書は、既存の多くのテクニカル分析本とは異なり、ステップ・バイ・ステップの構成によって、初心者からプロの投資家まで今日の高いボラティリティのマーケットで大きな成功を収めることが可能になっている! アペル氏は広範な戦略やタイミングモデルを詳細に分かりやすく解説する。また多くの独自の高度なテクニカル分析も本書で初めて公開している。短期、中期、長期投資家向けにテクニカル分析ソリューションも提示、それはミューチュアルファンドを対象とする投資家にも有効である。テクニカル分析に革命を起こし、人気の高いオシレーターであるMACDに基づく戦略やモデルの紹介は、アペル氏自身が開発したこともあって、その洞察は深く、示唆に富み、他の追随を許さない冴えわたったものになっている。読者がリアルトレードですぐにでも利益を上げようと思っているならば、本書は必携の書であろう。
  • 投資家のためのマネーマネジメント
    5.0
    ギャンブルと投資の絶妙な融合!資金管理のバイブル!確率と現代ポートフォリオ理論を使ってトレーディングシステムの改良を伝授!トレーディング戦略のリスクやリワードはもとより、今はあらゆるものが数学的に測定可能な時代だ。本書は、先物、オプション、株式市場での「成功を測るためのモノサシ」を、分かりやすい言葉で解説してくれるほかに例を見ない書籍である。本書では、確率と現代ポートフォリオ理論を使って手持ちのトレーディングシステムを改良する方法を、ステップ・バイ・ステップで示してくれる。本書から学べることは次の3つに集約できる。 ・任意のトレーディングや投資条件の下で、資産を可能なかぎり増大させる「オプティマルf」の計算方法 ・現代ポートフォリオ理論と賭け方戦略との関係とこれらの概念の市場への応用 ・システム開発が暗礁に乗り上げたときの打開策 各種マネーマネジメントテクニックをあなたのコンピューターで実装するためのソースコードを含め、今日の市場でトレーディングを成功させるために必要な数学的ツールと公式のすべてが、この一冊に凝縮されている。
  • 株価指数先物必勝システム ──行動ファイナンスと統計学を活用した科学的アプローチ
    完結
    -
    変化の激しい今日の金融先物市場において、トレーダーは不確実で矛盾に満ち、しかもほとんどランダムともいえるマーケットのノイズに直面している。そして、そうしたノイズのなかから有望なバイアスを選別し、それをトレーディングシステムに取り込もうとしているトレーダーの90%以上がその試みに失敗し、大きな損失を余儀なくされている。一方、こうした複雑なマーケットでその試みに成功した数少ないトレーダーはとてつもない報酬を手にしている。そうした有効なトレーディングシステムを開発し、金融先物市場で飯を食っていけるわずか5~10%の成功するトレーダーとなるには何をすればよいのだろうか。 本書にはマーケットのそうしたノイズとチャンスを見極めながら、有望なバイアスだけをトレーディングシステムに取り込んで利益につなげるため、ヒストリカルなデータで検証されたいろいろなトレーディングアイデアが提示されている。ベテラントレーダー兼システム開発者、講演者兼著述家として多方面で活躍しているアート・コリンズは、本書のなかで次のようなテーマについて論じている。 ・裁量トレードのいろいろな問題点を指摘しながら、ヒストリカルデータで検証済みのメカニカルトレードのメリットとその正しい実行法 ・トレーディングシステムに取り入れる最高のパラメーターを見つけるため、適正な最適化に向けた4つの原則 ・マーケットのバイアスを利用し、そこから利益を上げるための多岐にわたるトレーディングルール ・マーケットの多様な環境に適したトレードルールをうまく使い分けながら、ヒストリカルな統計データで裏付けられた信頼性の高いトレード手法 ・有効なコンセプトとそうでないものを選別し、損失を回避しながら利益の極大化を図るためのトレードステーションの効果的な活用法 金融先物市場には、有望でありながらその複雑なマーケットの前に力尽きた多くのトレーダーの死臭が漂っている。本書にはそうしたトレーダーにならないためのサバイバル戦略、すなわちメカニカルなトレードを100%実行できるようなシンプルで有効なトレーディングルールが数多く提示されている。本書で検証し尽くされたことと規律あるスタンスでメカニカルトレードを淡々と実行していけば、トレーディングでのいろいろな難しい問題は解消し、勝率が飛躍的に高まり、読者を勝ち組に導いてくれるであろう! 【本書の結論】 ・メカニカルトレードと裁量トレードの両方を採用すれば、双方の悪いところが増幅される ・シンプルがベスト ・小さな基本が積み上がって大きな全体となる ・優れたトレードとは退屈なものである ・自分がよく理解できないことを実行してはならない ・魔法の情報源などはないし、耳寄り情報をうのみにしてはならない ・トレーディングシステムの違反者を神は罰する ・「トレーディングシステムが間違っている」と思ったら、それはあなたが間違っている証拠
  • バーンスタインのトレーダー入門 ――30日間で経済的自立を目指す実践的速成講座
    完結
    5.0
    ヘッジファンドマネジャー、プロのトレーダー、マネーマネジャーが公表してほしくなかった秘訣が満載! 30日間で経済的に自立したトレーダーになる! 世界のマーケットの構造と性質はこの30年間に大きく変わった。われわれはもはやバラバラな経済国家ではなく、複雑で相互依存的に絡まり合った世界に住んでいる。こうした状況の下でマーケットの日々のボラティリティはかなり大きくなり、われわれトレーダーに大きな利益のチャンスを与える一方で、大きな損失のリスクも突き付けている。トレーダー兼アナリスト、そしてトレーダーの教育者として35年以上にわたるキャリアを持つジェイク・バーンスタインは、こうした現在のマーケットに適切に対処する方法を教えてくれる。彼は正しいトレーディングツールと高いモチベーションがあれば、だれでもコンスタントに利益を出せるトレーダーになれると信じている。 22章から構成される本書のトレーディングの授業は、先物や株式などあらゆるマーケットで利益を上げられる実践的な速成投資講座である。ここで紹介されているセットアップ、トリガー、フォロースルーというトレーディングの3つの基本条件(プロセス)をベースとするバーンスタインのトレード手法は、そのルールを正しく順守すれば、トレーダーにコンスタントな利益をもたらすだろう。また異なるマーケットやタイムフレームなど、3つのレベルにおける分散投資の必要性、どのような優れたトレーディングシステムやトレード手法を使おうとも、トレードの成否を決定するのはそのトレーダーの心理と行動、そして規律であるというのも貴重なアドバイスである。 トレーディングによる経済的自立を手にするうえで、経済学やファイナンスなどの専門知識や学位は不要である。必要なものは正しい決定を下す意思力、それを順守する規律と行動力である。本書ではその具体的な方法をはじめ、今日のダイナミックなマーケットで成功するための分析と行動のスキル習得法についても詳述されている。
  • スイングトレード大学 ──あらゆる状況にも対応できる低リスクの戦略とテクニック
    完結
    3.0
    ベストセラーとなったアラン・ファーレイの『スイングトレード入門』(パンローリング)は、いまや短期的な値動きから利益を最大化するための決定的なガイドとして幅広い支持を得た。その『スイングトレード入門』の待望の続編とも言える本書は、実証されたファーレイの戦略とテクニックを現在のマーケットに合わせ、さらに発展させたもので、一貫して市場に打ち勝つための新たなヒントが満載されている。 『スイングトレード入門』が理論中心であったのに対し、本書では応用と実践に重点を置いている。市場の大暴落から生みだされる絶好の機会を見つけ、資金を増大させるにはどうすればよいのか。暴落後の環境を生き抜き、利益を出し続けるにはどうすればよいのか。そして将来的に発生すると思われるどんなシナリオにも対応できる低リスクの投資対象の見つけ方など、本書では現実に即したさまざまな戦略が紹介されている。 著者のトレーディングスタイルは『スイングトレード入門』の刊行当時からさらに進化している。それは市場が変化したからだ。この現代の電子化された市場で利益を得るためには、市場の変化に対する適応能力と自分だけのエッジ(優位性)を持つことが不可欠である。本書でファーレイが特に強調しているのが「ディフェンシブトレーディング」である。現実世界を生き抜くためのサバイバルガイドである本書では、彼の言うディフェンシブトレーディング戦略の威力を示す数多くの実例が紹介されているだけでなく、特定の市場で機能するさまざまなパターンや観察結果も紹介されている。 本書では洞察に富んだ最新のテーマが数多く取り上げられているが、特に重要なものは以下のとおりで、これらはすべて現在の、そして未来の市場で成功者となるために必要なものばかりである。 ●クロスマーケット分析 ●コンバージェンス-ダイバージェンス関係 ●レラティブストレングス ●複数ポジションの管理 ●リモートトレーディング ●リスク管理 ボラティリティの高い今日の市場を勝ち抜いて、明日の機会に備えるための信頼のおけるアドバイスが満載された本書は、トレードで暮らすための極秘ファイルと言ってもよいだろう。斬新な低リスクのマーケットプレー、実証された投資戦略に基づく利益の出る意思決定の仕方、高ボラティリティ市場で利益を保護するためのディフェンシブトレーディングなど、本物のプロのトレーダーが教えるマーケット戦略は勝者への近道を示してくれている。 群集心理に支配された今日の市場の非効率ばかりを追いかけるのはもうやめにしよう。重要なのは、高確率のトレードセットアップをいち早く発見して、それらが消滅する前に利益をごっそり稼ぐことだ。本書でそのための最新ツールを学ぶことで、市場に不意打ちを食らうことは二度となくなるだろう。
  • プライスアクショントレード入門
    完結
    4.5
    複雑な戦略やシステムを使ってうまくいくトレーダーもいるかもしれないが、トレードで成功するために唯一必要なのは実はプライスアクションを理解することなのである。プライスアクション分析は、今日のマーケットでトレードするための有効な手法で、株にも先物にもオプションにも使うことができる。これを使えば、複雑に組み合わされたトレードテクニックに困惑することなく、トレードそのものに集中することができる。一見、初歩的に見えるかもしれないが、これは最小限のリスクでリターンを大幅に増やすことができる手法なのである。 トレードにプライスアクション分析を取り入れる方法のひとつに、チャートパターンがある。そして、この手法をだれよりもよく理解しているのが、著者のアル・ブルックスなのである。彼はフューチャー誌に寄稿しているテクニカルアナリストで、独立系のトレーダーとしても20年以上の経験がある。彼は10年前、自身のトレードにおいて、指標を表示していない価格チャートを読むことこそが最も単純で、信頼でき、利益率も高いことに気がついた。そして、その規律を順守することによって、継続的に利益を上げられるようになった。本書は、彼が会得したプライスアクションの読み方を詳しく紹介したものである。 この信頼できる本は、真剣なトレーダーにとって必要な規律についても書かれている。このなかには、チャート上のすべての足を1本ずつ理解することの重要性、特定のパターンがセットアップとして信頼できる理由、リアルタイムでの仕掛けや手仕舞いポイントを見つける方法などが含まれている。本書では基本的な原理の説明には5分足のローソク足チャートを使っているが、日足チャートや週足チャートについても書かれている。また、数種類の株の銘柄を使った日中のスイングトレードや、日足チャートを使ったオプションの戦略についても詳細に見ていくことで、これらのトレードでさえプライスアクションのみを用いて実行できることを示している。 トレードは簡単ではないが、価格チャートの読み方を学び、信頼できるパターンを見つけ、自分に合ったマーケットと時間枠が分かれば利益を上げることができる。プライスアクショントレードには複雑なソフトウェアやたくさんの指標は必要ないが、この簡単な方法がほぼすべてのマーケットで利益を上げる可能性を高めてくれる。本書を読んで、その方法をぜひ会得してほしい。 本書で詳しく紹介する内容とは、以下のようなものである。 トレンドラインとトレンドチャネルライン 前の高値や前の安値 ブレイクアウトとブレイクアウトがダマシになったとき ローソク足の実体やヒゲの長短 現在の足とそれまでの足の関係 アル・ブルックス 1950年生まれ。医学博士で、フルタイムの個人トレーダーとして約20数年の経験を持つ。10年間に指標やシステムを試すのに1万時間を費やしたが、1996年に彼は一からやり直すことを決意し、指標は使わずにプライスアクションのみを使ったトレードを始めて、現在に至っている。
  • キリスト教修道制の成立
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 今日世界各地に見られるキリスト教の修道院の源流は、3-4世紀の地中海世界、特にエジプトなどに求めることができる。本来人間が生きられない場所である砂漠への隠遁を敢行した「修道者の父」アントニオス、さらにその先駆者たちの試みがキリスト教修道制の端緒を成しているのである。その後の歴史に鑑みて、修道制の成立はキリスト教史上巨大な意義を有すると言うことができる。では、修道制はどのようにして成立したのか。これまでに提出された様々な学説を批判的に検討し、さらに修道生活とはそもそもどのようなものだったかを提示しつつ、修道制の成立という、古代キリスト教史研究上最もよく議論されてきた問題の一つに対して、新たな光を当てるのが本書の狙いである。 【目次より】 序言 凡例 第一部 修道制の成立をめぐる諸論点 第一章 「最初の隠遁者テーバイのパウルス」は実在したか? 第二章 『アントニオス伝』の史料価値をめぐって 第三章 無学な修道者アントニオス? 初期修道制研究の 動向 第四章 キリスト教修道制の成立とマニ教 エジプトとシリアの場合 第五章 エジプトにおけるキリスト教修道制の成宜をめぐる覚書 第六章 ローマ期エジプトにおけるキリスト教の普及をめぐって 第二部 キリスト教修道制の成立 第一章 『師父たちの金言』とポントスのエウアグリオス 第二章 古代末期におけるキリスト教修道制の成立 第三章 キリスト教修道制の成立をめぐる諸論点の詳論 補論 初期修道制と「主知主義」 第一章 グノーシス主義と修道制 第二章 なぜエウアグリオスは秘教的だったか? 註 文献略号表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 戸田 聡 北海道大学大学院文学研究院准教授。 東京大学経済学部卒。一橋大学大学院中退。ベルギー・ルーヴァンカトリック大学特別学士課程修了。オランダ・ライデン大学文学部博士課程。文学博士。専門は、古代キリスト教史、東方キリスト教文学。
  • フィヒテ研究
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 カントの影響を受けたドイツ観念論哲学者の巨星は、後にヘーゲル、シェリングに影響を与える。フィヒテの思想的全貌に迫る一大研究である。 【目次より】 序 第一章 フィヒテ哲学の理念 一 生と哲学 二 人間的精神の二つの循環 三 現実的生に対する知識学の関係 第二章 フィヒテにおける構想力の概念 イェナ期知識学に関する一考察 一 生成する自我 二 障害の問題 三 理論と実践との根源的合一 四 構想力と世界 五 構想力と有限性 第三章 対決期のフィヒテとシェリング 一 問題 二 超越論的哲学と自然哲学 三 絶対的同一性の体系 四 フィヒテの反論 第四章 絶対的反省の問題 一八〇一年の知識学に関する研究 一 表象のニヒリズムと神 二 絶対知の概念 三 知的直観の視圏 四 自由の本質 五 知の非存在と絶対的存在 六 残された問題 第五章 真理と意識 一八〇四年の知識学に関する研究 一 カントの超越論的観念論に対する知識学の関係 二 絶対的自我と自我の絶対的生成 三 概念の自己否定 四 原始概念と絶対的実在 五 真理への二つの道 六 自己意識と自体。高次の観念論と高次の実在論 七 対自の根拠 第六章 ドイツ観念論における神秘主義と形而上学 一 近世の根本錯誤と客観的観念論 二 絶対的主体と脱自 三 光と眼 第七章 フィヒテ哲学と現代 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大峯 顕 1929 - 2018。哲学者、浄土真宗僧侶、俳人。大阪大学名誉教授、元龍谷大学教授。専攻は宗教哲学。中期フィヒテ研究・西田幾多郎を研究。俳号は大峯あきら。 京都大学文学部宗教学科卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。(文学博士)。 著書に、『フィヒテ研究』『今日の宗教の可能性』『親鸞のダイナミズム』『宗教と詩の源泉』『宗教への招待』『法蔵菩薩と生命世界』『本願海流』『哲学の仕事部屋から 花月のコスモロジー』『永遠なるもの 歴史と自然の根底』『宗教の授業』『即身成仏と信心決定』『高僧和讃を読む』『仏法は無我にて候』『正像末和讃を読む』など多数。
  • 「妖奇庵夜話」シリーズ【全10冊合本版】
    5.0
    突如発見された「妖怪」のDNA。 それを持つ存在を、「妖人」と呼ぶ。 都内に佇む茶室、妖奇庵。 美貌の主・洗足伊織(せんぞく いおり)は、 明晰な頭脳をもつ隻眼の美青年。 口が悪くひねくれ気味だが、彼は人間と妖人とを見分ける力を持つ。 その能力を頼られて、警察からは捜査協力の依頼が。 今日のお客は、警視庁妖人対策本部(Y対)の新人刑事、脇坂。 彼に「アブラトリ」という妖怪が絡む、女子大生殺人事件について相談され……。 家令の美青年で「管狐(くだぎつね)」の夷(えびす)、無垢な美少年で「小豆洗い」のマメ。 家族同様の絆で結ばれた二人と、ひっそり暮らしていたいのに、 事件が伊織を放ってはおかない。 穏やかな日常に潜む「悪意」を、伊織は暴くことができるのか。 大人気妖人探偵小説! ※本電子書籍は『妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず』『妖奇庵夜話 空蝉の少年』『妖奇庵夜話 人魚を喰らう者』『妖奇庵夜話 魔女の鳥籠』『妖奇庵夜話 グッドナイトベイビー』『妖奇庵夜話 花闇の来訪者』『妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか』『妖奇庵夜話 顔のない鵺』『妖奇庵夜話 ラスト・シーン』『妖奇庵夜話 千の波 万の波』を1冊にまとめた合本版です。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。 ※妖奇庵夜話の「き」は王扁に奇です。
  • 【合本版】神様ゲーム 全11巻
    -
    「さあ、ゲームを始めよう!」ある日突然、創造主にそう宣言された、秋庭多加良たち叶野高校生徒会の面々。しかし「また神様か~」と反応はなんだか日常的。なぜなら彼らは、キュートなくせに腹黒な土地神“かのう様”が持ち込むやっかい事に、毎日困らされていたから。なのに創造主を見つけないと地球崩壊だって!? 今日から未来を賭けて神様探しの1ヶ月が始まる!! ※本作品は『神様ゲーム』シリーズ全11巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 組織衰退のメカニズム 歴史活用がもたらす罠
    5.0
    【2022年度日本経営学会賞(著書部門)本賞受賞】 戦前に大きな成功をおさめた鐘紡。戦後は衰退して最後には破綻した。本書は、膨大な社内資料や当事者の証言から、戦後の過程(プロセス)に解像度高く迫り、組織衰退のメカニズムを探求していく。そこで見えてきたのは、当事者の必死さ、誤算、恐れ、弱さ、罠に陥っていく様や、一人一人の思惑とそれらの掛け違いであった。 成功した経験をもつ組織がなぜ衰退してしまうのか、と問えば、多い答えは、成功から学習したことの慣性が、環境変化への適応を妨げるから、というものだろう。とはいえ、人は失敗から学習することもできるはずだ。環境変化に際して大きく失敗すれば、失敗から学習して新たなやり方を取り入れることもできる。だが、それがうまくいくとは限らない。つまりこの問いは、容易には答えられないし、かといって気にせずに済ますこともできない古くから人間社会にある問いであり、持続的成長が求められる今日の企業にとっても向き合うべき問いとして残されている。 成功あるいは失敗から学習するということは、組織の過去についての解釈(歴史)を当事者が活用する営みである。組織の当事者が自分たちの歴史をどのように活用してしまうことが衰退につながるのか。本書が解き明かすのは、等身大の企業人たちが歴史の活用に失敗し、それによってもたらされる組織衰退のメカニズムである。

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  • [合本版]ふぁみまっ! 全9巻
    -
    「ボンジョルノ、お兄ちゃん。私はサブリナといいます。今日からお兄ちゃんの妹です」 和己(かずき)のもとに両親から送りつけられてきたのは、なんと“妹”だった!? しかも両親によると、サブリナにはなにやら事情があるようで――。 「もしかして、マフィアの隠し子?」 「スィ」 「殺し屋の卵?」 「スィ」 ぎゅ。サブリナが和己に抱きつく。 「そして……お兄ちゃんの妹です。逢いたかったです、お兄ちゃん」 金髪ツインテールに、碧く綺麗な瞳。でも、世間知らずのサブリナに、和己の毎日は一気に大・崩・壊!! 第2回GA文庫大賞・奨励賞受賞作。 『ふぁみまっ!』シリーズ全9巻が合本版で登場! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 魔的なるもの 美と信の問題
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 科学技術の最先端が宇宙空間にまでその手を伸ばしつつある今日、人間は自然のなかで孤立している。著者はその原因を美と信の喪失に求め、自然本来のデモーニッシュな旋律に耳傾けつつ、詩と神話の復活を説く。ゲーテ、キェルケゴール、ドスエフスキイ、ニーチェ、マン、ハイデッガーとの対話を通して、近代合理精神の行方を問う、たおやかな思索の結晶。 【目次より】 序論 魔のありか 第一部 魔的なるもの 美と信の問題 一 ファウストとドン・ファン 二 カラマーゾフの兄弟 三 トニオ・クレーガー 四 ファウストゥス博士 五 アポロとディオニソス 第二部 詩と思索 ハイデッガーをめぐって 一 詩と言葉 二 詩と思索 三 芸術作品の根源 四 技術への問い 五 永遠と瞬間 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐々木 徹 1941年生まれ。哲学者、評論家。専門は哲学・比較思想比較文化論。追手門学院大学名誉教授。専門は哲学・比較思想比較文化論。 著書に『愛と死について』『美は救済たりうるか』『西谷啓治 その思索への道標』『魔的なるもの 美と信の問題』『こころの橋 - 詩と小品』『愛と別れについて』『近代文学と仏教』(共著)『悲の思想 文学にみる生老病死』『木下恵介の世界 愛の痛みの美学』『東山魁夷を語る』(共著)など。
  • ヤスパースの政治哲学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ヤスパースの未完の政治思想を人間の主体的真理としての実存の理性の政治哲学として再構成し、カントの永遠平和論との比較を試みる。 【目次より】 はじめに 目次 第一章 序説 第1節 まえがき 第2節 序説 第二章 ヤスパース哲学の体系における政治哲学の位置と意味 第1節 序説 第2節 根源的体系性 第3節 著作の根源的体系 第4節 体系の周辺 第5節 全体系(性)における政治哲学の位置と意味 第三章 政治哲学の体系 第1節 政治哲学の根本体系 第2節 外的平和と内的平和 第3節 平和と自由 第4節 自由と権威 第5節 自由と真理 第6節 結語 第四章 全体主義との闘争 第1節 序説 第2節 全体主義 第3節 ドイツにおける全体主義の発展 第4節 政治的認識の特色 第5節 全体主義の地盤 第6節 全体主義の原理 自由喪失・欺瞞・不安 第7節 自由のための闘争 第五章 集団と個人 第1節 序言 第2節 集団と個人との両極性 第3節 双方の両極性と技術 第4節 現代の神話と個人の喪失 第5節 集団における本来の個人 第6節 「集団と個人」のまとめ 第六章 カントの永遠平和論とヤスバース 第1節 序説 政治哲学 1 政治哲学 2 政治哲学と哲学体系 3 政治哲学と形而上学 第2節 平和の草案 1 平和の草案 2 予備条項 1) 予備条項第1 について 2) 予備条項第5 について 3) 予備条項第6について 4) 予備条項のまとめ 3  確定条項 1) 確定条項 2) 確定条項第1 について 3) 確定条項第2 について 4) 確定条項第3について 5) 確定条項のまとめ 第3節 永遠平和の実現のために 1 政治の現実へのカントの顧慮 2 政治と道徳 3 何によって永遠平和が到来し得るか 4 懐疑と信頼 5 カントはプログラムを与えるか 6 哲学の意義 7 今日のカント 結語 おわりに 略語表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 斎藤 武雄 1904 - 1995年。哲学研究者。東京文理科大学哲学科卒。文学博士。弘前大学学長を歴任、同大学名誉教授。 著書に、『現代人の幸福と道徳』『ヤスパースにおける絶対的意識の構造と展開』『ヤスパース研究』『実存をめざして』『実存と実践』『実存と教育』『実存の真理を求めて』『ヤスパースの教育哲学』『ヤスパースの政治哲学』などがある。
  • ロシア民族精神の深淵
    -
    ウクライナ戦争を支えるロシアの民族精神への視線! ロシア革命による内戦と第一次世界大戦の対ドイツ戦の最中に書かれたロシアの精神を解き明かす古典中の古典の新訳。(旧訳『深き淵より ロシア革命批判論文集2』(ベルジャーエフほか 著、長縄光男、御子柴道夫 監訳、現代企画室、1992年)) ロシアの代表的な思想家11人による革命の“陰の部分”を指摘するとともにロシア人の新旧の精神世界を冷徹に分析、国家と民族の運命に思いをめぐらせる。 革命派(ボリシェヴィキ)がロシア人以外のウクライナ人やグルジア人などの異民族に“民族自決”を認め、旧ロシア帝国の版図を分解、縮小したことに対する民族主義者の立場からの憤激の感情が述べられている。それから70年、ソ連邦として再び寄せ集めた版図(構成共和国)が解体された時(1991年)に、分離・独立した共和国に対して、ロシアの民族主義者たちは全く同じように嘆き憤激、激昂した。そうした大ロシアの民族主義の感情は、そのまま今般のウクライナ戦争に投影されている。 そして本書には「ロシアには何故、今日に至るまで独裁的な指導者や権威主義的、強権、全体主義的政治体制がくり返し出現するのか」「何故、国民はそれらの指導者や体制を受け容れるのか」などの疑問への答えも含まれている。
  • 実践ドメイン駆動設計
    4.0
    『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』は、2003年の刊行だったにもかかわらず、大型ソフトウェア構築時につきまとう不透明感を払拭するための指針として現役技術者に多大な影響を与えた。ある意味、エリック・エヴァンスの先見性によって、今日、必要とされるパタン/アンチパタンが整理されていたためだ。 とはいえ、それからすでに11年。ベースとなるオブジェクト指向はそれほど大きな変革はないものの、この10年の間にコンピューティングの対象は大きく増え、さらにドメイン駆動設計をコトバでは知っているものの、経験値のまだ低い技術者の増加もあり、理論だけではなく現状に則した形で体得する必要性が増している。 本書はDDDの考え方はもちろん、コミュニティや実際のビジネスシーンのなかから実践的な方法論を精錬し、いわば21世紀(初頭)型ドメイン駆動設計を伝授するものであり、現在のニーズに合致する内容で構成されている。 ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 〈世界史〉の哲学 近代篇 全2冊合本版
    -
    『〈世界史〉の哲学 近代篇1 〈主体〉の誕生』、『〈世界史〉の哲学 近代篇2 資本主義の父殺し』の「近代篇」上下巻を一冊にまとめた合本版! 【収録内容】 『〈世界史〉の哲学 近代篇1 〈主体〉の誕生』 資本主義の生育の土壌としては、イスラーム教圏や中華文明のほうが遥かに有利であったように見える。しかし実際に、無限の資本蓄積を求める「主体」が生まれ出たのは「長い16世紀」を経た西洋キリスト教圏からだった! 見えない時間を先取りし、終わってはならない経済「ゲーム」が終わることへの恐怖によって動くシステムはいかにして生まれたのか? プロテスタンティズムの倫理の特異性をあらためて腑分けし、近代が生み出した新たな「人間」存在の本質を解明する。 『〈世界史〉の哲学 近代篇2 資本主義の父殺し』 近代には不思議な性質がある。近代はいわば自分自身を否定するのであり、その否定を含めて近代なのだ。その奇妙なメカニズムに迫るため、本書はまずドストエフスキーの小説に挑む。ドストエフスキーの小説を通じて何が解明されるのか。資本主義のメカニズムである。と、書くとびっくりされるかもしれない。ドストエフスキーの文学と資本主義とはあまり関係がないと思えるからだ。だが、両者のつながりを理解するには、資本主義の本質を理解しておく必要がある。資本主義は一種の宗教である。資本主義が宗教の一種であるならば、ドストエフスキーの文学を媒介にしてそのメカニズムへと通じる道があっても不思議ではない。考えてみると、ドストエフスキーの小説では登場人物がたいていおカネのことで苦労している。と同時に彼らは絶えず神のことで思い悩んでいるのだ……。小説同様に資本主義と骨がらみの産物として美術や歴史意識が生まれ、19世紀以降今日にいたるまでわれわれを規定している。その軛からのがれることは可能なのか? 精神の自由を求める認識の冒険はさらに佳境へ!
  • 宗教復興と国際政治――ヨルダンとイスラーム協力機構の挑戦――
    -
    1巻5,610円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 国際関係において宗教が対立の要因として語られる傾向にある今日、宗派間・宗教間対話のメッセージを発信し続けるヨルダンや国際機構OICを軸に、宗教が国際規範形成に与える影響を解明。平和構築に向けたことばの営みを追う。
  • 増補 日本理科教育史 付・年表
    -
    1巻5,610円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 初版は1968年に出版されました。しかしその後,今日に至るまで本書を越える,いやかなり迫るような教育史の本はついにあらわれていません。それほど,本書の内容は卓越していたのです。「年表」をぱらぱらとめくっていくだけでも,たとえば「理科の授業中に教科書を使ってはいけない時代があった」ということを発見して驚くでしょう。また「理科離れ」というのが今にはじまったことでなく,何度も何度も叫ばれてきたことを発見して驚く人もいるでしょう。 この本は,書名に「理科教育史」と書かれています。しかし,じつは,「日本で最初の,信頼できる教育史」なのです。だから,教育に深い関心をいだいているすべての人にとって,なくてはならない道しるべとなるでしょう。 ★圧倒的にくわしく,役立つ「教育史年表」。待望の「戦後編」を増補; 旧版では1965年まで,しかも1945年以後は簡略化されていました。今回,全体的に改訂しただけでなく現代部分を大きく増補しました。 ★★ もくじ ★★ 序 総説 第1編 日本における科学教育の成立 1.幕末・明治初年における科学技術の教育機関 2.小学校における科学教育の発足 3.科学技術の専門教育機関の確立 4.小学校における科学教育の具体化 第2編 理科教育の成立と展開 5.「理科」教育の制度化とその定着 6.「理科の要旨」と「理科」教育の確立 7.国定『小学理科書』の成立とその内容 8.理科教育改革運動と自由主義教育運動 9.教学刷新運動下の科学教育 10.戦時下における理科教育の改革 11.教育民主化と生活単元・問題解決学習 付;理科教育史を調べる人のための文献案内、付;年表

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  • 山頭火全句集
    -
    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 投げだしてまだ陽のある脚 笠にとんぼをとまらせてあるく まつすぐな道でさみしい だまつて今日の草鞋穿く 山頭火の俳句を句集、句帖、日記、書簡、雑誌、新聞などから広く収集し、編年体に配列した全句集。
  • 一本堂行余医言(巻之五) 癇とその周辺
    -
    本書は、江戸時代の漢方医学者である香川修庵(かがわしゅうあん)の残した全二十三巻の医学全書『一本堂行余医言(いっぽんどうこうよいげん)』のうちの一冊「巻之五」を現代語に全訳し注釈を付したもの。今日の精神病を広く含み込む「癇(かん)」、神経症、知的障害など、さまざまな精神障害の臨床像や治療経過を多くの症例に基づいて緻密に記録したもので、精神医学の歴史からみて当時の最も優れた医療記録の一つと言える。
  • Adaptive Code ~ C#実践開発手法 第2版
    3.0
    大好評の『C#実践開発手法~デザインパターンとSOLID原則によるアジャイルなコーディング』(日経BP社、2015年)がパワーアップして再登場! 本書は“Adaptive Code: Agile coding with design patterns and SOLID principles, Second Edition”(Microsoft Press、2017年)の日本語翻訳版で、『C#実践開発手法』の第2版に当たります。 市場ニーズや顧客要求が常に変化する今日、開発現場では変化にすばやく対応できることが求められています。本書では変化に対応しやすいコードを“アダプティブコード”(adaptive code)と呼び、変化に柔軟に対応できるソフトウェア開発を実現するために、アジャイル開発、デザインパターン、SOLID原則を、開発現場でどのように実践するかを解説します。方法論と実践のギャップを埋めるための書籍です。 今回の改訂では、カンバンの章、依存性の注入の章、結合度・凝集度・コナーセンス(connascence)の章が新たに追加されたほか、テストとリファクタリングの章を分けて説明を充実させています。 初版に引き続き、C#の基本をひととおり理解した開発者が、ワンランク上を目指すために読んでおきたい1冊です。
  • 江戸時代支那学入門書解題集成1
    -
    1~4巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 荻生徂徠・林述斉・貝原益軒ら江戸時代の学者が、自らの蘊蓄を傾けて初学者のためにまとめた入門書25種を収録。当時の主潮流である儒学のみならず史学・詩文など全般にわたっており、江戸時代の水準、研究の方向を知ることができるだけでなく、今日もなお有用な書である。
  • 高校生文化と進路形成の変容
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者たちは、およそ20年の間隔をおいて、同一の高校群に対して、同一の方法による調査を行った。本書はその調査結果をもとに、高校教育の変動を論じたものである。今回、1997年度・1998年度に行った調査では、高校を取り巻く環境の変化の中で、トラッキング・システムにどのような変化が起きたのか、生徒は、制度やカリキュラムの多様化・個性化・弾力化等の変化に対して、どのように生徒文化を形成しているのか、そしてその結果、今日の高校生の生活と進路形成はどのようになされているのか検討した。
  • 【合本版】地味で目立たない私は、今日で終わりにします。 全4巻
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    聖女を苛めたとして、第二王子から婚約破棄された公爵令嬢ラナ。 無実の罪を着せられ追放されるが――「これからは自由に生きるわ!」 実はラナは転生者。 前世のコスプレ趣味を活かして「幽霊のように色が薄く地味」だと揶揄された見た目も大変身! 下町の宿屋『妖精の宿り木亭』の女将として、第二の人生をスタート!! すると、この国では珍しい日本料理は評判なうえ、体力回復の効果があると噂になる。 だが、自分を裏切った幼馴染みが宿にやってきて……!? ※本作品は『地味で目立たない私は、今日で終わりにします。』シリーズ全4巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 記憶の社会的枠組み
    -
    エミール・デュルケムの集合意識論を批判的に継承し、フランス社会学派第2世代の中心を担ったアルヴァックス。近年、海外でも再評価が進むアルヴァックスが1925年に執筆した「記憶の社会学」の嚆矢が本書である。 社会のメンバーがみずからの過去を想起するとき、「記憶の社会的枠組み」がいかに機能するのか、過去の出来事の記憶を社会のメンバーはどう組織化し、「集合的記憶」を形成するのか、「集合的記億」は社会にどのような影響を及ぼすのか――。 アルヴァックスは本書でまず、個々人の夢や記憶などを論じるベルクソンやフロイトなどの哲学や心理学を緻密に検証する。そのうえで、「家族」「宗教」「社会階級」などを切り口に、社会集団にとって記憶が、人々を統合するばかりでなく、ときに分断もするというその社会的な機能を析出する。 記憶をどう継承するのか、歴史と社会の関係をどう考えていくのかが様々な局面で問われる今日にも、集合的記憶という視点から問題提起を差し向けるアクチュアルな古典的名著。
  • ラグジュアリー戦略―真のラグジュアリーブランドをいかに構築しマネジメントするか
    3.0
    「訳者あとがき」より ●本書の主な特徴 1)ラグジュアリーの本質、特に、ラグジュアリーの起源や社会的役割、プレミアム戦略やファッション戦略との違い、マーケティングの逆張りの法則、今日のラグジュアリーのさまざまな様相がわかる(第1部)。 2)ラグジュアリー戦略の具体的な内容、特に、顧客戦略、ブランドエクイティ戦略、ブランド伸張戦略、製品戦略、価格戦略、流通チャネル戦略、コミュニケーション戦略、財務・人的資源戦略がわかる(第2部)。 3)ラグジュアリー戦略の大局的な展望、特に、ラグジュアリーのビジネスモデル、ラグジュアリーへの参入・退出戦略、ラグジュアリー業界以外への適用、環境問題への対応戦略の具体的な内容がわかる(第3部)。 4)ラグジュアリー戦略とラグジュアリーブランドの関係、特に、ラグジュアリーブランドであるがファッション戦略を採るディオール(Dior)、ラグジュアリー戦略を採るファッションブランドのラコステ(Lacoste)、両者が一貫しているシャネル(Chanel)という関係が理解できる。 5)ラグジュアリー戦略の形成・発展に貢献した日本市場の特徴がわかる。 6)欧州市場や、中国・インドなどの新興国市場の動向と留意点がわかる。 7)ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のエピ(Epi)ライン導入、モンブラン(Mont Blanc)の時計への伸張などの具体的事情が生々しくわかる。
  • クオンツトレーディング入門
    完結
    4.0
    クオンツトレーディング戦略はまたの名を「ブラックボックス」ともいい、説明が難しく、理解しづらいというのが世間一般の見方だ。確かにこのアプローチにはある程度の複雑さはある。しかし、正しいガイダンスに従えば、障害を乗り越え、この分野で秀でることも不可能ではない。  プロのファンドマネジャーであるリシ・ナランが本書を書いたのはまさにそのためだ。難しい数式などは一切使わず、実例や役立つエピソードをふんだんに織り込んだ本書は、普通の人にも理解しやすい。読み終えるころには、ブラックボックスの中身が細部まで理解できていることだろう。「クオンツ」が何をしているのかを明確にすることで、クオンツトレーディングを取り囲む謎のベールをはがし、クオンツトレーディングに興味を持つ人々のクオンツとクオンツ戦略に対する理解を深めた本書の意義は大きい。  本書は3部からなる。まず第1部ではクオンツトレーディングとは何かを説明することで全体像をつかんでもらう。そして第2部では、ブラックボックスの中身を詳しく説明することで、ブラックボックスと呼ばれているものは実は理解しやすいクリアボックスであることを示す。そして第3部を読み終えるころには、クオンツ戦略がなぜそれほど重要なのか、それをあなたのポートフォリオに組み込むにはどうすればよいのかが分かってくるはずだ。  機関投資家か富裕な個人投資家かとは関係なく、本書から学んだ教訓は移り変わりの激しい今日の市場で自分のエッジ(優位性)を見つけるのに役立つはずだ。本書では、次に示すような、知りたいと思いながらもなかなか解を得られない難しい質問にも答えている。 ●クオンツはどのようにしてアルファを獲得するのか ●理論駆動型システムとデータマイニング戦略の違い ●クオンツはリスクをどのようにモデル化するのか ●クオンツトレーディングから投資全般について何を学ぶことができるのか  この数年における厳しい市場環境と、ヘッジファンドやクオンツファンドを取り巻く否定的な見方を考えると、クオンツトレーディングの実態を理解することが今ほど必要とされているときはない。本書で提供した枠組みは、クオンツ戦略への理解を高め、成功するクオンツ戦略を見分け、自分のポートフォリオにクオンツ戦略をどのように組み込むべきかを理解する一助となり、投資プロセスのパフォーマンスを向上させるための良き水先案内人となるだろう。 リシ・K・ナラン(RishiKNarang) 短期クオンツアルファ戦略を専門とする代替投資運用会社であるテレシス・キャピタルLLCの創設者兼社長。サンタ・バーバラ・アルファ・ストラテジーズ社では役員および共同ポートフォリオマネジャーを務め、1999年から2002年まではクオンツヘッジファンド、トレードワークス社の共同創設者兼社長を務めた。カリフォルニア大学バークレー校・経済学部卒。ギター、エッセーや詩、鉛筆デッサン、人との議論、テニス、ハイキングと多趣味でもある。現在、妻のキャロリン・ウォンとロサンゼルスに在住。
  • システムトレード 基本と原則
    完結
    3.8
    勝者になるか、敗者になるか トレードで勝者と敗者を分けるものとは…… 本書は勝者と敗者を分けるトレーディングの原則について明確に書いている。トレーディングは異なるマーケット、異なる時間枠、異なるテクニックに基づく異なる銘柄で行われるが、成功しているトレーダーには共通項がある。それこそが、トレーディングで成功するための普遍的な原則である。マーケットや時間枠、テクニックにかかわりなく、一貫して利益を生み出すトレーダーたちは全員、それらの原則を固く守っているのだ。トップトレーダーであるブレント・ペンフォールドによる革新的な本書の内容とは……。 ●トレード計画を開発する方法を学ぶ ●効果的な売買ルールを見極め、それを作る方法を学ぶ ●成功する資金管理戦略を発見する ●トレーダーの心理を理解する そして、さらに多くの刺激的なトレーディングや戦略の儲ける秘訣を得られる。普遍的な原則を裏付けているのは、大成功したトレーダーたちへのインタビューだ。彼らのなかにはトレーディング界に登場した若き大物たちもいれば、50年以上前にも今日も同じように活発にトレーディングを行っているマーケットの生ける伝説のトレーダーもいる。彼らはイギリス、アメリカ、シンガポール、香港、イタリア、オーストラリア出身のトレーダーたちの代表でもある。彼らは皆、読者がトレーディングの目標に向かうのに役立つ有力な一言アドバイスを気前よく提供することに賛成してくれた。それぞれのアドバイスは普遍的な原則の重要な要素となっている。マーケットの魔術師たちのインタビューをはじめ、刺激に満ちた本書は多くの称賛を得ており、現代の古典になることはまず間違いない! 著者ブレント・ペンフォールドBrentPenfold フルタイムのトレーダーであり、著者、教育者、公認アドバイザーでもある。彼は1983年にバンク・オブ・アメリカのディーラーから仕事を始めた。今日では通貨と世界の株価指数のトレーディングを専門としている。彼はベストセラーになった『トレーディング・ザ・SPI』の著者であり、J・アトキンソンの電子ブックではオーストラリアの株式市場の魔術師と紹介されている。彼は活発な通貨と指数のトレーダーたち向けに、日刊ニュースレターを発行している。また、国際的な講演者として人気があり、引っ張りだこだ。シンガポール、香港、マレーシア、ベトナム、タイ、インド、中国、オーストラリア、ニュージーランドと、アジア太平洋全域で講演してきた。彼は公認の先物アドバイザー(AFSL225946)であり、商学修士号を修得している。
  • 教育評価事典
    -
    教育評価ならびに隣接領域の理論の進展に伴い、今日的視点から新しく教育評価を展望し整理し直す。総勢223名に及ぶ執筆陣。

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  • 【合本版1-4巻】たくまし令嬢はへこたれない!
    -
    ※本作品は最新作を含む合本版です。収録書籍をご確認の上、重複購入にご注意下さい。 【「たくまし令嬢はへこたれない!」1-4巻を収録した合本版!】 「胸キュンよりもお給金をください!」 お仕事最優先! 鋼メンタルメイドの愛されファンタジー! ※本電子書籍は「たくまし令嬢はへこたれない!」1-4巻を1冊にまとめた合本版です。 (収録書籍) たくまし令嬢はへこたれない!~妹に聖女の座を奪われたけど、騎士団でメイドとして働いています~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 たくまし令嬢はへこたれない!2~妹に聖女の座を奪われたけど、騎士団でメイドとして働いています~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 たくまし令嬢はへこたれない!3~妹に聖女の座を奪われたけど、騎士団でメイドとして働いています~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 たくまし令嬢はへこたれない!4~妹に聖女の座を奪われたけど、騎士団でメイドとして働いています~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 【あらすじ】 「こき使っていただいて構いません。給金をくだされば!」 実家でいじめ抜かれ、妹に聖女の座も婚約者も奪われたセイディにとって、王国騎士団寄宿舎の過酷なメイド業は夢の職業だった! タフな彼女の頭の中は、すぐにやり甲斐あふれる一日の労働でいっぱいに。面倒見の良い副騎士団長とのデートよりも、一心不乱に寄宿舎のお掃除。美形魔法使いから贈られた花よりも大切なのは、朝食の膨大な買い物リスト。日々の雑務に命を燃やし、周りの好意をよそに今日も我が道を進んでいく。だが、セイディの持つ聖なる力は実は国内最強。それに気づいた神殿側が、彼女を探しはじめ――? お仕事最優先! 鋼メンタルメイドの愛されファンタジー!
  • 【合本版】もて?モテ! 全8巻
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    良太郎は女の子にモテないけれどモテ王国建立をめざす高校2年生。今日も今日とてハーレム成立のために、渾身の勧誘をかけたがあっけなくそして盛大にフラれてしまった。そんな良太郎が手に入れた不思議な携帯電話……突如現れたちびっ子神様によると、異性のアドレスを登録してメールをすると、その子にモテモテになるらしい。「そんなわけがあるか!」だがしかし――想像しよう、クラスメイトのあの子や憧れの彼女にモテるオレ! 人生初のモテ期到来!! 全部オレのターン!!!! これがモテへのニューロード☆ ハイテンション・ラブコメディ登場ですモテ! ※本作品は『もて?モテ!』シリーズ全8巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • ガガガ文庫 電子特別合本 GJ部中等部
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    『ガガガ文庫 GJ部中等部(イラスト完全版)』のカバーイラスト、カラー口絵、本文、挿絵、あとがきなど、全8巻分をまとめた合本版!特典として、書き下ろしあとがき、新規レイアウトの合本カバーを収録! 今度はあたしたち、シスターズが主役っ! 「部員だよ。自分たちで作ったもん。中学で。ジルちゃんとセラちゃんと、まだ三人だからホントは同好会だけど。来年の春には一年生を捕まえて四人にするよ。きちんと部になるもん」(by 四ノ宮霞「GJ部(7)」より) いつもの放課後、いつもの部室。中学二年生のあたし、四ノ宮霞(しのみや・かすみ)が過ごすのは、個性的な四人の友達との、ゆるふわな時間。今日もいつもどおり! 四ノ宮京夜(しのみや・きょうや)の妹・霞たちが、本家「GJ部」への憧れから設立してしまった「GJ部中等部」。姉の綺羅々(きらら)を追い、はるばるカナダからやってきたジェラルディンと、顔に横がけしたキツネのお面が目印の、天使(あまつか)家の三女・聖羅(せいら)。昨年秋の宣言通りに、一年生の男子・ケンケンとジンジンをゲット(?)して、ついに活動スタートです……。 大人気四コマ小説! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。 この作品の容量は、56.5MB(校正データ時の数値)です。
  • [グラフィックノベル] ベルリン 1928-1933
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20カ国語に翻訳されたグラフィックノベルのベストセラー。 完成に22年をかけた歴史大作。 街は静かに破滅へと向かう――。 人びとはいかにしてナチスに傾倒していったのか。 共和国は人びとになにをもたらしたのか? リベラルな大都市からファシズムの拠点へ。 ジェイソン・リューツは、1920年代のドイツの大都市を、住民の目を通して複雑に描きだしている。彼らの人生は、優しさと残酷さ、愛と憎しみ、セックスと死の十字路で交差する。煙草のけむりが充満するサロン、崩れかけた歩道、にぎやかな駅、華やかなカバレットなど、街そのものが活気づいていた。 ワイマール共和国時代、ベルリンはヨーロッパの最先端であり、創造性、政治思想、性的自由が、忍び寄るファシズムの足音にもみ消される前に明るく輝いていた――このような時代背景を見事に表現した傑作。 2019年、グラフィック文学賞優秀賞受賞。 2019年、バーモント・ブック・アワード受賞。 示唆に富み、現在の社会問題を映しだすグラフィックノベル 1928年、マルテ・ミュラーは引き寄せられるように脈動する首都ベルリンへ向かった。芸術アカデミーに通いはじめたマルテは、それからの数年間、時代のあふれる豊かさと悲惨さを経験する。カバレットやサロンで米国のジャズが流れ、性の解放が進むいっぽうで、経済危機と過激な政治活動が路上をすでに埋めつくしていた。矛盾する世界が並存し、交錯する1930年代初頭の街で、マルテはみずからのアイデンティティをたしかめようとする。しかし、ドイツという国がそうであったように、未来への選択を迫られていき……。 ジェイソン・リューツは、崩壊が進むワイマール共和国を舞台に、マルテの運命とほかの人物たちの人生を結びつけ、この時代の複雑なスペクタクルをつくりあげていく。言論の力への信頼を失ったジャーナリスト、クルト・ゼフェリング、政治のうねりのために家族がバラバラになった労働者グートルン・ブラウン。はびこっていく反ユダヤ主義の標的にされたユダヤ人の少年ダーヴィト・シュヴァルツ……ベルリンの街角で彼らの運命が交錯する。 「『ベルリン』のマジックは、リューツが古い新聞や写真から、時空間的に自分から遠く離れた都市を呼び起こす方法にある。本書の結末は息を呑むほど衝撃的である」――エド・パーク(ニューヨーク・タイムズ書評) 「ナショナリズムと反ユダヤ主義がふたたび頭をもたげるなか、 本書は政治がいかに早く毒に変わるかについての教訓をあたえてくれる」――レイチェル・クック、ガーディアン紙 「圧倒的なストリート シーンと、この街に住む多くの人びとの内面を掘り下げることで、本書は私たちが知っている物語を新しい方法で語っている。それは私たちが昨日を見つめなおし、今日との比較を可能にしてくれる」――ニナ・マクラフリン、ボストン・グローブ 「職人技と忍耐の驚くべき偉業。ワイマール時代の最後の数年間を描いた本書は、ファシズムが家族を分断し、友情を終わらせる過程を考察していることで、かつてないほど切迫している。リューツは、ディケンズ規模のキャストを丁寧かつ一貫した筆致で描き、登場人物たちは、政治的忠誠、闘争・同化の選択を余儀なくされる」――サム・シールマン(この10年間のベストコミック)、ガーディアン 「狭い心と気まぐれな心があり、街全体を焼き尽くすほどの怒りがある。しかし、そこには愛情、利他主義、勇気、他者を助けようとする意欲、物事を改善しようと続ける努力もある。読者は期せずしてベルリンに親しみを感じている自分に気づくだろう。リューツの慎重で精巧なこの作品は、すべての人の心に響く」――ケイトリン・ロズベルグ 、The A.V.Club
  • 経済兵器 現代戦の手段としての経済制裁
    3.5
    「ロシアによる突然の、いわれのない大規模なウクライナ侵略は、侵略に対する武器としての制裁の本来の目的を今日的なものにした。二〇二二年二月以降、英米とヨーロッパ連合(EU)だけでなく、日本、韓国、台湾、シンガポールといったアジア諸国や、さらには長年の中立国、スイスを含めた三八カ国の連合による措置は、領土の保全という国際連盟の本来の目的に起源がある」(日本語版への序文より)  経済制裁は、国際平和を乱した国への懲罰メカニズムとして、近年、多用されてきた。この経済制裁は、第一次世界大戦後の国際秩序を構築する中で誕生したものだ。当時、経済制裁は「経済兵器」とも呼ばれていた。というのも、大戦で敗者となったドイツ帝国やオーストリア=ハンガリー帝国、中東などで経済制裁が多くの餓死者をもたらした生々しい記憶を伴っていたからだ。 本書は、第一次大戦後から第二次世界大戦勃発までの30年間に、どのように経済制裁が生まれ、現代のような形に発展してきたのかを英米仏の制裁主義者、国際主義者らの議論や各国の思惑を膨大な資料をもとに、気鋭の米国人歴史学者が描いたものだ。 ロシアも自国資源の石油、ガスを武器にして、中国などと連携する動きを見せるなど、ウクライナ戦争が「経済戦争」の様相も呈している中、これからの世界経済を考えるうえで必読書といえる。
  • カタトニー論文集 精神医学の古典逍遥
    -
    運動障害と精神障害の関係を解き明かすかもしれないカタトニアは、今日的な意味をもつ重要な研究分野である。本書は、現在「言語の壁」によってめったに読まれることのないかつての優れたカタトニア論考を編者が選定。論文の数々から、病と格闘する医師の姿や、カタトニアの謎めいた症状の数々が生々しく浮かびあがってくる。カタトニアとはいったい何なのか? 今こそ再考を迫る珠玉の論文集。
  • アート オブ ボブ・ピーク The Art of BOB PEAK
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ボブ・ピーク(1927〜1992年、本名ロバート・ピーク)は「地獄の黙示録」「マイ・フェア・レディ」「スター・トレック」「007シリーズ」など、数多くの映画ポスターを手掛け【映画ポスターの父】と言われた。飲料メーカーのコカコーラやセブンアップ、ウイスキーのオールド・ヒッコリー、タバコのマルボロなどの身近なものから、ファッションや豪華客船、飛行機の広告、フェラーリのデザインやオリンピック競技のイラスト、またタイム誌やTVガイドの表紙と、実に幅広い分野で活躍し続けた広告アート界の革命児。そのずば抜けた色彩感覚と大胆な構図、洗練されたセンスで常に新しい表現方法を求め、一枚の絵の中に本質を閉じ込めることに心血を注いだ。今日でも多くのデザイナーやイラストレーターに影響を与え続けている。
  • 宇沢弘文 傑作論文全ファイル
    -
    1巻4,950円 (税込)
    宇沢弘文教授は「人間のための経済学」を追求して経済合理主義と闘い、数々の社会問題に自ら取り組みました。 人間的な意味で豊かな社会を構築することをめざしたその思想は、今日いっそう輝きを増しているといえるでしょう。 本書は宇沢教授の手元にあった、膨大なオリジナル原稿を基に構成し、その深遠な思想を伝える傑作論文集です。 ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・E・スティグリッツ教授(コロンビア大学)は、実は宇沢教授のシカゴ大学時代の愛弟子です。 スティグリッツ教授は、2016年に開かれた宇沢教授メモリアル・シンポジウムで講演し、心温まるエピソードを披露しました。その講演の全文も掲載しています。
  • 【合本版 TOジュニア文庫第二部1-8】本好きの下剋上
    -
    ※本作品は最新作を含む合本版です。収録書籍をご確認の上、重複購入にご注意下さい。 【「【TOジュニア文庫】本好きの下剋上」第二部1-8巻を収録した合本版!】 大人気ビブリア・ファンタジー「第二部 神殿の巫女見習い」ジュニア文庫化スタート! ※本電子書籍は「【TOジュニア文庫】本好きの下剋上」第二部1-8巻を1冊にまとめた合本版です。 (収録書籍) 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い1 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い2 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い3 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い4 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い5 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い6 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い7 【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第二部 神殿の巫女見習い8 【あらすじ】 今日からわたし、神殿の巫女見習いです。やっと図書室で本が読めるんだよ! いやっふぅ! でも、神官長にわたしの世話をする側仕えを付けられちゃった。紫の髪の灰色神官は態度が硬いし、金髪の男の子は口が悪いし、赤い髪の女の子は神殿長と仲良し。三人とも「主とは認めない」だって。おまけに、お祈りとかお仕事とかやることがてんこ盛りで、読書できないじゃない! ルッツ、わたし、こんなんでやっていけるのかな? 本好きファンタジー「第二部」スタート!
  • マヌ法典
    完結
    -
    全1巻4,730円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『マヌ法典』は、B.C.2世紀からA.D.2世紀に成立した代表的なインド古典法。ヒンドゥー教の教義の支柱として、今日までインド社会の社会規範の基底を成す。サンスクリット原典よりの全訳。
  • 工業熱力学 基礎編 SI単位による全訂版
    -
    1巻4,730円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長年にわたり、多くの支持と信頼を集め続ける書。学生のみならず、現役技術者のテキストとしても十分な本格的内容を誇る。 ●「全訂版の序」より 本書の初版が出版されたのは昭和35年であるから、その後約20年を経過したことになるが、その間幸いにも大方の好評を博して版を重ねること27版に及んだ。 爾来今日までに、誤植などの小訂正を行ったのみで、大幅な改訂を行う機会がなかった。これは、一つには本書の内容がごく基礎的な理論の解説であったためでもある。しかし、最近数年の間に世界の情勢は大きく変化し、わが国を含めた世界各国では諸量の単位を在来の各種単位系から新国際単位系(SI)に統ーされることになり、わが国でもすでにその移行期に入っている。このため、理工学書に引用されている数値の単位は、すべてSI単位に改訂する必要に迫られてきた。 本書も、この機会にSI単位による全訂版を出版して、その中に使用する数式および諸量の単位をSI化すると同時に、内容も大幅に刷新することにし、章、節の増補と入れ換え、内容記事の取捨選択などを行った。
  • [合本版]ゆうれいなんか見えない! 全7巻
    -
    いよいよ高校デビュー! 幽霊が見えることを周りに話してしまった結果、好きな子にまでキモイと言われてしまった、地獄のような中学時代とも今日でサヨナラだ! そんな思いを胸に入学式へと向かった調敦志(しらべあつし)は、高校までの通学路で早速幽霊に絡まれていた。 (幽霊なんか見えない幽霊なんか見えない幽霊なんか見えない――!!)。 だが、やっぱり見えた。 このままでは遅刻必至。 初日から悪目立ちは嫌だ。高校デビューの夢が……! 悩む敦志の元に、救いの女神(小学生)は意外な所からやってきて!? 「あの……ゆうれいを足に巻きつけるのって、楽しいんですか――?」 第1回GA文庫大賞・奨励賞受賞作。 『ゆうれいなんか見えない!』シリーズ全7巻が合本版で登場! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 創造的破壊の力―資本主義を改革する22世紀の国富論
    3.0
    フランス最高峰の知性による コレージュ・ド・フランス連続講義 経済成長論の権威が語る 持続的で平等な成長と繁栄への道  最新の研究成果で描く資本主義の未来とは? 答えは本書に! 持続的で平等な成長に向けて創造的破壊を舵取りするには? 過去のイノベーターが未来のイノベーターの邪魔をするのを防ぐには? 創造的破壊が雇用を破壊し、健康や幸福に及ぼす負の影響を抑えるには? 創造的破壊を好ましい方向に効果的に向かわせる要因とは? 私たちの将来について考える際の重要なマイルストーンとなる書 ジャン・ティロール(『良き社会のための経済学』著者、ノーベル経済学賞受賞者) 今日の失速した資本主義が成長を回復するために不可欠な本 アンガス・ディートン(『大脱出』著者、ノーベル経済学賞受賞者) 広範で重要なトピックについて、新しく想像力に富んだことを述べる魔法のような本 ロバート・ゴードン(『アメリカ経済 成長の終焉』著者) 最先端の経済分析に基づき、現代経済のダイナミクスを解剖した本 ジョエル・モキイア(『知識経済の形成』著者)
  • [合本版]優等生以上、フリョー未満な俺ら。 全7巻
    4.0
    「荒鞍くん……あたしさっきの授業、ノート取りそびれちゃったんだけど……」 「ボーっとしてっからだろ! チッ、仕方ねーからコレ写せや! 今日中に返せよコラァ!」 「あっ、ありがとう!」 荒鞍悠馬は日夜不良を目指している高校生である。 ただし真面目な性格のせいで、周りからは「いい人」「優等生」と思われているのが悩みのタネ。 幼なじみの真理亜は、お仕置きと称して彼を追い回し、舎弟ならぬ舎妹を自称する姫子は明らかに不良が何なのかわかっていない。 おまけに真面目な学級委員であるはずの東雲朱里まで彼の不良仲間になると言い出して、悠馬のフリョーライフは一体どうなる!? 第3回GA文庫大賞・奨励賞を受賞した勘違いフリョー系ラブコメディ登場! 『優等生以上、フリョー未満な俺ら。』シリーズ全7巻が合本版で登場! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • 身体(叢書身体の思想) 東洋的身心論の試み
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 “心”と“身体”―デカルト以来の近代西洋哲学が幾度となく究明を試みたその問題は、東洋思想の照明を受けつつ、今日最もヴィヴィッドな課題として我々の前にあらわれている。哲学者であり、ユング心理学や「気」の研究の先頭走者でもある著者は、現象学、生理心理学との通路を縦横に結びつつ、東洋的「心身一如」論の現代的意義を浮かび上がらせる。 【目次より】 序説 研究の目的と問題の概観 第一章 近代日本哲学の身体観 一 和辻哲郎の身体観をめぐって 二 西田幾多郎の身体観をめぐって 三 東洋思想研究の態度と方法 第二章 修行と身体 一 修行とは何か 二 芸道論 三 道元 四 空海 第三章 東洋的身心論の現代的意義 一 現代の哲学的身心論とその問題点 1 ペルグソンの運動的図式 2 メルロ=ボンティの身体的図式 3 情動の問題 二 身心関係の二重構造 1 表層的構造と基底的構造 2 身心関係の日常的理解の逆転 三 東洋的瞑想の領域 1 心理療法と修行の比較考察 2 形而上学と身心論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 湯浅 泰雄 1925年生まれ。東京大学文学部(倫理学科)卒業。文学博士。山梨大学・大阪大学・筑波大学教授、桜美林大学国際学部教授を歴任。 著書に『近代日本の哲学と実存思想』『和辻哲郎 近代日本哲学の運命』『日本人の宗教意識』『東洋文化の深層』『宗教経験と深層心理』『古代日本の精神世界』『ユングと東洋』『気・修行・身体』など。講談社学術文庫に『ユングとキリスト教』などがある。

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