作品一覧

  • 精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究
    値引きあり
    -
    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、今日もっとも優れた古典文献学者であるスネルの主著であり、自由な精神の記念碑である。かれは、ギリシアにおける思考の形成過程を人間による精神それ自体の発見過程として捉え、ホメーロスに始まる文学と哲学の歴史に表われるギリシア的人間観・自然観・思考形式が、どのような発展過程のもとでヨーロッパ精神の基盤となりえたかを鮮やかに解明する。膨大な文献、豊富な史料を駆使して豊穣なイメージで描いたギリシア精神史の名著。 【目次より】 凡例 序論 第一章 ホメーロスにおける人間把握 第二章 オリュムポスの神々への信仰 第三章 ヘーシオドスにおける神々の世界 第四章 初期ギリシア抒情詩における個人の覚醒 第五章 ピンダロスのゼウス讃歌 第六章 ギリシア悲劇における神話と現実 第七章 アリストパネースと美学 第八章 人間の知識と神の知識 第九章 歴史意識の発生 第十章 徳の勧め ギリシア倫理思想よりの短章 第十一章 譬喩、比較、隠喩、類推 神話的思考から論理的思考へ 第十二章 ギリシア語における自然科学的概念の形成 第十三章 象徴としての道 第十四章 人間性の発見とギリシア人に対するわれわれの立場 第十五章 カッリマコスにおける遊びについて 第十六章 アルカディアー ある精神的風土の発見 第十七章 理論と実践 第十八章 科学と教義学 第十九章 科学としての精神史 訳者あとがき 第二刷あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 スネル,B 1896~1986年。ドイツの哲学者。 ハンブルク大学教授。専門は、古典文献学。
  • ギリシア文化史1
    5.0
    1~8巻1,210~1,595円 (税込)
    現代のさまざまな国家形態、政治思想、さらに哲学、弁論、文学・芸術の諸ジャンルにおける精神活動は、原型をほとんど古代ギリシアに見いだすことができるだろう。この天才的な民族の創造物にあらゆる面から深い考察を加え、文化史家としての力をすべて結集することで、ブルクハルトの『ギリシア文化史』は成立した。その史観の類を見ぬ深刻さ、厳しく率直な人間観、深い洞察力と広い視野により、古今の史家の試みをはるかに凌駕して、この畢生の大著は歴史の真実に肉薄する。第1巻は、ギリシア人とその神話、ポリスとそこで展開された僭主制や民主制を語る。
  • 世界史的考察
    5.0
    1巻1,485円 (税込)
    1868~72年、著者がスイスのバーゼル大学で行った講義は伝説となった。普仏戦争などの大国間紛争が起こりナショナリズムが台頭する中、著者は西欧の政治的状況を俯瞰し、国家、宗教そしてヨーロッパの伝統文化について根本的考察を展開、また同時に権力の持つ悪や、自然諸科学の進歩への不信、人間生活における利便性が孕む危険など、世界が抱える不安定要素をいち早く指摘した。この講義に基づく本書は、来るべき世紀の社会的危機と頽廃の予兆を察知して警鐘を鳴らした、古典的名著。ブルクハルト翻訳の第一人者の新訳により、19世紀の香り高い文明論が現代に蘇る。
  • ルーベンス回想
    -
    1巻1,485円 (税込)
    19世紀ヨーロッパを代表する美術史家・歴史家・文化史家ブルクハルト。本書は、「最大の絵画的物語作者」ルーベンスの生涯を追い、その絵画の本質を神話画・肖像画・風景画など作品テーマに沿って解説する。鋭利な筆によって、ブルクハルトが理想として思い描いていた、「万能の人」としての巨匠の姿が浮き彫りにされる。カラー口絵のほか、図版多数。新訳。
  • ブルクハルト文化史講演集
    -
    1巻6,710円 (税込)
    本書は底本としてJacob Burckhardt、Gesamtausgabe(Bd.1-14)、Deutsche Verlags-Anstalt、Stuttgart、Berlin und Leipzig 1929-1934(全集版)の第14巻『Vortraege』(講演集)を使用し、さらにJacob Burckhardt、Kulturgeschichtliche Vortraege、Alfred Kroener Verlag、Stuttgart 1959(クレーナー版)を参照した。本訳は全集版に収められている26篇の講演のうちから17篇を選び、これにクレーナー版の講演集の中からさらに一篇を加え、18篇として訳出したものである。
  • イタリア・ルネサンスの文化
    3.5
    1巻6,930円 (税込)
    精緻な構築体としての国家(der Staat als Kunstwerk)の成立、陰謀、同盟、裏切り、買収、そして冷徹な打算に基づく外交政策。ルネサンス期のイタリアを舞台に、近代的な文化と社会の出現をスリリングに活写した畢生の大著。
  • コンスタンティヌス大帝の時代 ──衰微する古典世界からキリスト教中世へ
    -
    1巻7,040円 (税込)
    ローマ帝国はなぜ滅んだか? ──ディオクレティアヌス帝からコンスタンティヌス帝にいたる4世紀初めの50年間が、古代ローマの歴史を決めた。栄光の異教的古代世界は衰退し、キリスト教中世への道が着々と準備される。「内的変質」をともなうドラスティックな変化、たった50年に凝縮されるこの変化に、いったいだれが気づいていたというのか。胸躍る文化史の金字塔、本邦初訳。

ユーザーレビュー

  • ギリシア文化史1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    無論初めからすっかり現今の文学(これは古代の文学に比べて、ずっと直接的にわれわれの神経に語りかけるものである)の虜になってしまわないようにしなければならない。
    まして新聞を読むことに夢中になるなどもってのほかである。
    (序論より引用)

    ホメロスやらギリシャ悲劇にはまり、
    それらがつくられた背景を知りたく読み始めた。

    百年以上前のドイツの大学の講義を書籍としてまとめたものだが、
    門外漢の私にとって古さは感じられず、
    また考古学などの専門的な知識がなくても読む事が出来た。

    それは古代ギリシャの詩や書物、演説など残されたものから
    当時の文化を考察するという視点だからであろろう。
    ただし、引用さ

    0
    2013年03月05日
  • 世界史的考察

    Posted by ブクログ

    スイスの美術史家・文化史家であるブルクハルトが1868‐1872年の間に行ったバーゼル大学での講義を纏めた一書。普仏戦争などが起きナショナリズムが台頭する時代背景の中にてヨーロッパの国家、宗教、伝統文化についての考察を展開する。
    「世界精神の理性的で必然的な歩み」に代表される歴史が一つの理念によって動かされるというヘーゲル的な歴史観、歴史哲学を批判し「知覚されたもの」「歴史を横切る横断面」を中心とした多元性を教示する。
    さらに歴史を変転させるのは潜在力となる国家と宗教と文化による相互作用であり、発展における新しい節としての「危機」だと説く。

    産業革命による資本経済の形成と台頭するナショ

    0
    2010年07月09日
  • イタリア・ルネサンスの文化

    Posted by ブクログ

    古代ギリシア、ローマの再生(ルネサンス)による文化の発展と思想の変化。
    特に、集団の枠に捕らわれない個人の発展が見られ、ダ・ヴィンチやダンテなどの万能人の活躍が見られる。
    なかなかどうして面白かった。

    0
    2011年01月29日
  • イタリア・ルネサンスの文化

    Posted by ブクログ

     文化というよりは、ほぼ歴史書。しかも結構生々しい。
     教科書に出てきそうな著名人の背景や身分などが端的に書かれているので、斜め読みでも読んで、ほかの本を読めば楽しめそう。
     ただ、厚い本なので途中でいやになります…

     ちなみにルネサンス期は想像以上に身分がフラットだったらしい。

    0
    2011年08月13日

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