吉村武彦の作品一覧
「吉村武彦」の「シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予」「シリーズ 地域の古代日本 畿内と近国」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
飛鳥・藤原まる子と伯父検定を受験するにあたり購読。
文章自体はとてもわかりやすく読みやすい。
もう少し、各天皇が即位した背景が詳しく書かれていると理解しやすいかも、とは思った。
時系列的に即位したとだけ述べられると、ストーリー制より暗記になってしまう懸念が。
しかし、背景は『日本書紀』等々書かれていない物も多いだろうから、作者の推論を避けたのかも知れない。
歴史書は勝者の物語である側面が強い事を理解していないと誤解が生じる部分もあるだろうから。
曲解して「これが正しい」と誤読してしまう人への配慮かもしれない。
女帝が活躍?していた次第とはいえ、まだまだ政治利用されている感は否めない。
そ
Posted by ブクログ
かなり深く学説等を紹介し、各章・各節ごとに最後にきちんとまとめの文章を置いてくれるので、知識を吸収しやすかった。
巻末の資料もわかりやすい。
史上初めての女帝は推古天皇だが、初めての譲位・初めての重祚は乙巳の変を行った中大兄皇子(天智天皇)の母である皇極(重祚後は斉明)で、やはり蘇我本宗家を倒したクーデターが日本の天皇史の大きな転換点であったように思う。
この時代を考える資料で正史である『日本書紀』は、乙巳の変を実行した天智天皇の娘(元明天皇)と中臣鎌足の息子(藤原不比等)がトップであった時代に完成したものであり、かなり勝者の理論が適用されていることを考えて読むべきものであることもわかった