吉村武彦のレビュー一覧

  • 蘇我氏の古代
    古代ヤマト王権を外戚の立場から権勢を振るった蘇我氏の成り立ちから、その活躍ぶり、乙巳の変以後の蘇我氏、蘇我氏と藤原氏の興隆の相違点など、盛りだくさんのテーマで、飛鳥時代と奈良時代が語られていく。本当にこの時代、好きだなあと思う。奈良旅行の際には、是非とも蘇我氏ゆかりの地に訪れてみたいもの。
  • 蘇我氏の古代
    古代史と考古学の生かをいかして蘇我氏の歴史を語る。特に、氏姓制度についての解説がとてもありがたかった。墾田永年について、これをもってこうちこうみんが始まるという著者の説とか改めて学んでみたい。倉本氏との違いも垣間見ることができた。
  • 蘇我氏の古代
    歴史上で藤原氏についで有名な蘇我氏について、その時代背景とともに書かれています。まだ律令制ができる前、身分はどのようなものだったのか、日本という形はどのように出来上がっていったのかを学ぶことができます。氏という日本独自の身分とは何だったのか。それがどのように作用したのかを知ることで、古代に蘇我氏が力...続きを読む
  • 蘇我氏の古代
    興味深い点が沢山あり、勉強になった。

     とくに、「乙巳の変」が、ヤマト朝廷の内部の権力闘争であったが、同時に、唐の成立を背景とした、朝鮮半島の政変が波及してきたものという。

     これは孝徳朝以降、豪族の姿が見えなくなり、国家権力の集中という展開と重なり、豪族の連合政権から、大王が中心となり自律的行...続きを読む
  • 女帝の古代日本
    かなり深く学説等を紹介し、各章・各節ごとに最後にきちんとまとめの文章を置いてくれるので、知識を吸収しやすかった。
    巻末の資料もわかりやすい。

    史上初めての女帝は推古天皇だが、初めての譲位・初めての重祚は乙巳の変を行った中大兄皇子(天智天皇)の母である皇極(重祚後は斉明)で、やはり蘇我本宗家を倒した...続きを読む
  • 女帝の古代日本
     女帝が大きく取り上げられたのは現在の皇嗣問題や女性宮家の問題がクローズアップされているからだろうが、本書は純粋に過去の女性天皇の歴史的性格を記した本である。
     女性が天皇になった理由は古代においても非常時、緊急避難的な事態への対処であった。王権の安定化のための応急処置や、すぐに即位できる男子の皇位...続きを読む
  • 女帝の古代日本
    古事記の示す「古事」の意味もわかる。
    女帝はあったけれども、あくまでも「傍」としての存在。中継ぎ的・・・・。
    であれば、昨今の女帝論、改憲論もまた慎重にならなければならない。
    昔に女帝があったから、現代も女帝にしてもいい・・・という短絡的な発想をしてはならない、ということだろう。
    安易な皇室典範改正...続きを読む
  • 女帝の古代日本
    壬申の乱まで来ました
    天智天皇は大友皇子の為に不改常典の法を定めた
    元明天皇即位の時も「改るまじき常の典」にのっとり自分が即位して文武に繋ぐことの正当性を訴える
    日本って理屈っぽいが、この正当性のお蔭でゲームのルールがあるかのような政権略奪が繰り返される
    織田信長も大久保利通も上手だったよね
  • 蘇我氏の古代
    歴史上好きな人物は?と聞かれたら、藤原不比等、天武天皇、聖徳太子、千利休、と言うのだけど、それにしては蘇我一族のことはいつも気になるんですよね。
    利休なんかよりも定期的に蘇我一族の本の方が読みたくなるのです。

    この本は古代史好きな方のレビューを読んで興味を持ち、積読リストに入れていたものです。...続きを読む
  • 女帝の古代日本
    飛鳥・奈良時代の天皇の親族関係が複雑すぎて、ついていけなかった。
    そこを理解しないと、読み解けないというのに。

    女性天皇は、天皇となる政治的資質や年齢がふさわしい皇子がいない場合に誕生し、
    その後、持統天皇以降は天武・持統系の皇統を維持するために即位した、
    ということらしい。

    そして、ヤマト王朝...続きを読む
  • 女帝の古代日本
    皇位継承が、ヤマトの安泰の要だった時代の解説。6〜8世紀、天皇はオサ、実力者、長老的の役割が強いから、10代以下の幼少天皇がいないのが新鮮だった。
  • 蘇我氏の古代
    「滅びた」と言った方がおもしろくなりますからね。改名ということがありました。
    「ふじわらのかまたり」の「の」の意味もわかります。
  • 女帝の古代日本
    古代の女帝にどうしても惹かれてしまう私です。。

    本書では古代に即位した6人(重祚含め8代)の女性天皇について、その即位に至る経緯と背景を探っています。
    女帝は、皇統の母を持つ皇子がいないなどの資質に問題がある場合や、いても若い皇子(30歳以下)しかいないときの王統の中継ぎ的存在で、古代はまだ天...続きを読む