光文社文庫の検索結果

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  • ぶたぶたの食卓
    4.0
    見た目は愛らしいぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味だ。大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、遠い夏休みの記憶を喚(よ)び起こすかき氷……それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく――。心の奥をほんのりと温めてくれる、傑作ファンタジー!
  • 契り桜~風太郎江戸事件帖~
    4.0
    本所深川へやって来て一年。風魔一族の跡取り・風太郎も、下っ引きの仕事が板についてきた。お互い憎からず思う綾乃という娘もいる。そんなある日、風魔の抜け忍がなじみの飯屋で働き始めたのを知る。近ごろ江戸を騒がせる数々の事件は、奴の仕業なのか? 忍術を封印した風太郎におそろしい罠が迫る――。いくつもの恋が咲き、時に散る、心に沁みる江戸人情捕物帖。
  • 仮面舞踏会~新装版~
    3.0
    杉田あるのは、別人のような顔にメークされた。人気アイドルが誰にも気付かれない「普通の人」になったのだ。TV局を抜け出して過ごした一夜が波紋となって……。(「消えたアイドル」) 大事故で整形手術を受けた女子大生・真知子。違う顔立ちになった彼女に、元恋人が声をかけてきた。(「見知らぬ恋人」) 別の顔を持った「もう一人の私」が事件を巻き起こすミステリー5編。
  • 変調二人羽織
    3.8
    東京の夜空に珍しく一羽の鶴が舞った夜、一人の落語家・伊呂八亭破鶴が殺された。舞台となった密室にいたのはいずれも破鶴に恨みを抱く関係者ばかり。捜査で続々と発覚する新事実。そして、衝撃の真相は――。伝説的探偵小説雑誌・幻影城の第3回新人賞を受賞した初期の傑作「変調二人羽織」を含む、読者を唸らせる連城ミステリー傑作5編を収録した永久保存版。

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  • 三毛猫ホームズの〈卒業〉
    3.0
    片山刑事、晴美、ホームズが見守るなか、ウエディングドレス姿の花嫁がヴァージンロードを歩いて来る。そのとき、「この結婚はやめろ!」と若者が飛び込んで来て、花嫁をさらっていく。映画〈卒業〉のようなワンシーンのあと……花嫁が殺された! 表題作のほか、「衣裳戸棚」「招待席」「幽霊船」「噂話」を収録。あの“恐怖のお見合おばさん”児島光枝も久々に登場!

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  • 三毛猫ホームズの四季
    3.8
    「それで――誰が夏子姉さんを殺すの?」 警視庁の片山義太郎は、殺人事件の捜査のため、中華料理店の一室に張り込んでいた。隣りの部屋では、事件の参考人・笠倉真一とその姉妹たち――春子、秋代、冬美が大いにしゃべりあいながら食事中。その最中に飛び出したショッキングな発言! はたして、夏子の死体が発見されて……さあ、三毛猫ホームズの出番だ!

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  • 私にとって神とは
    4.2
    いったい神なんか本気で信じているのか」とか「あんたにとって神とは何か」とか、数々のご質問を私が整理して、それに私なりの考えを、できるだけわかりやすく話して、それを文章にしたのがこの本である。(「あとがき」より)「無理をしない、きばらない」信仰とは? 『沈黙』の著者が明かす“弱虫”から“強虫”への変身の秘密!

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  • 琥珀色のダイアリー 杉原爽香十九歳の春
    3.8
    杉原爽香、十九歳の春。大学へ進学した爽香は、家計の足しにと中学生・志水多恵の家庭教師を始める。多恵は、父親が長期海外出張で不在中、継母や父の愛人と、三人で生活するという複雑な家庭事情にあった。そして父の帰国とともに事件の幕が開いた! 春の別荘地で起こる殺人……爽香はまたも渦中へ。恋のライバルまで登場する絶好調シリーズ第5弾!

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  • イキナリ文庫 マリコ自身
    -
    ●これからは親がアクセサリーになる時代だ●そういう心配はヒトヅマになってから考えなさいよ●女同士の友情なんて、あてにならないのね●ワイ談を言うようになったら、もう男と女の関係にはなれない●私、バチがあたってもいいから、素敵な恋人がほしい●奥さんとそういうことをするなんて、私、信じられない……女について、男についての、“発見”エッセイ。
  • みんな元気になりましょう ブルーレディに赤い薔薇(ばら)
    -
    「とにかく、これほど『嫌い、嫌い』という言葉が出てくる本もあまりないと思う。これを読むと自分のことながら、『先頭きって歩こうとすると、向かい風がきついだろうな』としみじみしたりもする。読むほうは、『ハヤシマリコも、結構大変なのね』と思ってくださるだけでいい。そう思うことは、不思議と元気が出るものなんですよ。ホント」(本文より)
  • 働くおんなの意地とマコト 幸せになろうね
    -
    働くこと、ひいては生きることが、かなりしんどくてつらいというのは、みんなが知っている。だからこそ、よけいな涙は流したくない……。●取引先の男とはここがリミット●外泊した次の日の朝は●“湯わかし室”での上手な会話●カラオケの歌い方にはコツがある●いま好きな男がいるならば……●働く女のための全ノウハウ。
  • 火の神(アグニ)の熱い夏
    3.2
    実業家・加瀬恭治郎(かせきょうじろう)が、焼死体で発見された。刺殺された上に、部屋に火をつけられたのだ。6年前には、加瀬の妻が殺され、未解決となっていた。ふたつの事件は繋(つな)がっているのか!? 死体の傍らに落ちていた鍵、焼け跡から見つかった「もう一本のナイフ」……バラバラに見えた手がかりがひとつに収束(しゅうそく)するとき、驚愕の真相が──。名探偵・南美希風(みなみみきかぜ)の鮮やかな推理!
  • セイジ
    3.8
    いまはもう寂れてしまった国道沿いの一軒のドライブイン。そこで、僕は、ただ純粋に不器用に生きる青年セイジに出会う。「人間って何だ」「人生っていったい何だ」――そんなことを考えながらも気のおけない仲間たちと楽しく過ごしていたある日、目の前で奇蹟は起こった。文壇を騒然とさせた話題作。太宰治賞作家の原点とも言うべき名作。「竜二」を併せて収録した。
  • 宙の詩を君と謳おう
    3.0
    秋の町、オータム・ムーンで、ララは幽閉同然の生活を送っていた。クーデターでウィニーを失脚させた政府は、外宇宙からの来訪者と戦争に突入、ジムも謎の事故に遇い生死不明。そんな時、娘のリルルからSOSが! 後先を考えず救出に向かうララを待っていたのは……。歳月を経ても決して色褪せない憧れと想い。ララとウィニーの夢と冒険の物語。三部作完結!
  • 時の鐘を君と鳴らそう
    3.0
    念願の銀河中央出版局に就職したララ。しかし、正規編集者抜擢を目前にしてミスを犯し、左遷されてしまう。失意のララに届いた演説会の案内。次期銀河連邦大統領候補者は、かつて一緒に冒険をしたウィニー。再会を喜ぶ二人だったが、当夜、連邦を狙ったテロが起きて……。少年と少女は大人になり、現実を知る。でも、夢は終わらない――。新たなる冒険の物語。
  • 星の海を君と泳ごう
    3.8
    月(ルナ)生まれのララは、銀河総合大学テラ・ブロックA地域校に学ぶ13歳の女の子。彼女は、ある目的のために、編集者になる夢を抱いていた。高額な授業料の足しにと親友から紹介されたアルバイト。そこで知り合った生意気な少年ウィニーによって、ララは銀河連邦を揺るがす大事件に巻き込まれていく……。明日を信じて生きる少女の、愛と夢と冒険のファンタジー。
  • しずく
    3.7
    恋人同士が一緒に暮らしたことから出会った2匹の雌猫。彼女たちの喧嘩だらけの日々、そして別れを綴る表題作。子供が嫌いな私が恋人の娘を一日預かることになった。作り笑顔で7歳の子供に機嫌をとろうとしてもそう簡単にはうまくいかない……。二人のやり取りを、可笑しく、そして切なさを込めて描く「木蓮」。直木賞作家が贈る、「女ふたり」をめぐる6つの極上の物語。
  • 風精(ゼフィルス)の棲む場所 新装版
    3.6
    京都・北山の奥深く。ミステリ作家の浅間寺竜之介は、愛犬のサスケとともに、地図にも載っていない風神村を訪れた。村に棲息する美しい蝶を模した舞を見てほしいと、ファンの少女から誘われたのだ。通し稽古の直後、舞手の一人が胸を刺され殺された。多感な少女たちの想いが複雑に交錯する。「村の乙女の伝説」が暗示する神隠しの真相とは!? 哀切の本格ミステリ。
  • 四国・坊っちゃん列車殺人号
    3.0
    ミステリ映画『四国・坊っちゃん列車殺人号』の関係者は、奇しくもかつて松山の中学時代、演劇部として「坊っちゃん」を演じた者ばかりだった。一行は現地松山へロケハンにおもむくが、はやくも、かつて赤シャツ役の海江田が、自動車事故に見せかけて殺されてしまう……。うらなり役のトラベルライター・瓜生慎は、またしても探偵役をやるはめになるのだった。
  • 愛の海峡殺人事件
    5.0
    日本の敗戦まで少女時代を過ごしたソウル市を、27年目に訪れた野際彩子。亡父が恩義をかけた3人の韓国人と会ううちに、敗戦直後に客死した父の死に重大な疑惑が……!? さらに謎の連続殺人事件――しかも彩子は、殺人の容疑をかけられる……。トリックと“どんでん返し”で読者に挑戦する、エキゾチシズムあふれる長編推理力作!
  • 謎の乗客名簿(ボーディング・リスト)
    -
    一流金属メーカー、東洋工業の社有機が山肌に激突。捜索隊が五体の遺体を収容した。ところが、乗客名簿には四人の名前しか記されていなかった。捜索ヘリのパイロット・滝は、現場に同行した東洋電工の社員の態度に疑惑を感じ、独自に捜査を……。苛烈な企業戦争を背景に描くアドベンチャー推理の傑作!
  • 応天門の変
    4.0
    貞観八年閏(うるう)三月十日、応天門が突如炎上した! 平安京を揺るがす一大疑獄事件の幕開きである。大納言伴善男(とものよしお)は、炎上を左大臣・源信(みなもとのまこと)の仕業と訴えるが、無罪に。そして同年八月、放火犯人は善男父子(おやこ)であると告発する者が出現した――!? ナチスの国会放火事件との類似点から、平安期の大政界スキャンダルの謎に迫る! 巨匠の傑作時代小説集。
  • 青空のルーレット
    4.2
    青い空に浮かんで、俺達はビルの窓を拭く――メシを喰うために、家賃を払うために。けれど俺達はそれぞれやりたいことを別に持っている。音楽、芝居、写真、マンガ……。だから、俺達が窓を拭いているのは、夢を見続けるためなのだ! 熱く純なハートを持った男達の夢と友情を感動的に描いた表題作。ほかに、第16回太宰治賞受賞作「多輝子ちゃん」を併録。
  • 全員一致ならやめてしまえ~コペルニクス的発想転換~
    -
    ●少数派こそ最先端だ ●シロウト発想を優先させよ ●未整理こそがヒントを生産する ●机の配列で企画が左右される ●非論理の頭が売り上げを伸ばす…… ふんだんな実例とともにエッセンスを全公開。発想力、企画力、創造力を身につけ、飛躍への勇気を与える本! 大胆で意外性にあふれた竹村式発想法。
  • 分裂思考で行動しよう
    -
    この情報氾濫(はんらん)時代に、われわれはいかに対処すべきか?――“情報にレッテルをはるな”“書斎はどこにでもある”など、情報に対する基本的態度を問い、「分裂思考」という新しい生き方を提示する。今、日本に必要なのは、的確に世界の情報を集め、消化し、使いこなすノウハウだ。――アンテナを高感度に磨(みが)いてくれる本!
  • 結婚って何さ
    -
    係長に服装や行動にまで難癖をつけられ、遠井真弓(とおいまゆみ)と疋田三枝子(ひきたみえこ)は、臨時雇いの会社を辞めてしまった。憂さ晴らしにしこたま酔っぱらった2人は、3軒目のバーで、こちらも仕事を辞めたばかりの男と意気投合。3人で旅館に泊まったが、起きた2人が見たものは、ソファの上で死んでいる男だった。殺人事件と男女の恋愛が絡み合う長編推理小説。
  • 闇に踊る女
    -
    女の部屋へはいったとたんに、何となくいやな予感がした。女のちょっとした行為に疑問を覚えたのだ。過去に一度関係をもち、これは十年ぶりの再会。女はなぜ、男を求めたのか。(表題作)男と女のさまざまな出会いと別れが生むミステリー、そしてサスペンス。現代の人間社会を鮮やかに浮き彫りにする傑作小説集。
  • 日本遊侠伝
    -
    江戸泰平の世にあえて背を向け、渡世の掟と仁義に生きる男たち。国定忠治、幡随院長兵衛、新門辰五郎、吃安ら七人の侠客から町奴の波瀾の生涯を、時代背景をふまえながら克明に描いた力作。現代の男にとって侠客とは?
  • カスバの女
    -
    日本商船の三笠山丸は、モロッコよりの帰途、中東動乱でスエズ運河が閉鎖されたため、カスバで足止めを喰っていた。船医の春日は、そこで地元の女性の出産に立ち会った。貧民窟(ひんみんくつ)に暮らすその女は、なんと日本人で、東小路公爵(あずまこうじこうしゃく)の一人娘である、と明かした……!? 海外の日本人をテーマに、直木賞作家が綴る傑作トラベル・ロマン!
  • ぼくだけの☆アイドル
    -
    しがない昆虫ショップの店員、あきおは27歳。かなり夢見がちな青年だ。脂肪たっぷりの体、イケてないファッション、当然彼女なし……なのに、自己評価はどこまでも高いのだった。アイドルのみーちゅんとの相思相愛を妄想しながら、ムシたちのケース清掃に精を出す毎日。そんな彼のしょーもない日常に訪れた、絶好のチャンスと最悪のピンチとは? 異色青春小説!
  • 輪廻の山~京の味覚事件ファイル~
    3.5
    「奥様料理研究家」を目指す凪子は、結婚生活五年目に夫である準平とともに京都に引っ越すことになった。準平が、勤務先のソース会社で京都転勤になったのだ。食文化が異なる京都で苦戦する準平を尻目に、京都での料理生活を満喫する凪子であったが、食材や料理の陰には、なぜか、ミステリアスな事件が潜んでいて……。古都を舞台に、ミセスが魅せる名推理!
  • 優雅なる野獣
    -
    法務大臣の娘・佐伯英子を相手に、ベッドで引き金を絞った英国破壊工作員・伊達邦彦に連絡が入った。「日ソ不可侵条約再締結を阻止しようとするアメリカ中央情報局の計画をつぶせ」。英国外務省情報局からの命令だった。危険な作戦を開始する邦彦。酷薄な彼は手段など選ばない(「C・I・Aの暗殺者を消せ」)。生還できる保証なし。伊達邦彦、工作員として日本で活躍!
  • 十三度目の女~南郷弁護士シリーズ~
    -
    女にはめっぽう弱いが、悪には敢然と立ち向かう好漢・南郷次郎(なんごうじろう)弁護士。彼が2年前に国選で引き受けた麻薬所持の男、徹底した黙秘権を行使し、また身元調べも付かぬまま、判決、服役。その2年間、これまた名前も知らぬ女に頼まれて、南郷は彼に差入れを続けていた。出所後すぐに行方をくらました男、そして謎の女は……!?(『南郷次郎の逆襲』改題)
  • 盗難車~短編一年に一つ×25(中)~
    -
    光栄にも、私の場合、デビュー以来、ずっと『年度別推理小説代表作選集』(日本推理作家協会編)に作品が収録されている。この収録作品だけを集めて、文庫として出したいという希望を持っていた。今回の文庫化にあたって、一作ごとに、執筆の事情、当時の思い出、あるいは私にとっての意味などを書いてみた(著者)。『尾行』『最後の夜』と織り成す傑作短編シリーズ三部作。
  • 地獄の捜査官
    -
    パリで日本人の若い女性観光客が行方不明になった。特別捜査官(スペシャル・エージェント)響(ひびき)三郎に応援の指令が下る。世界を駆ける男は顔が広い。パリの元刑事、ベテラン娼婦、ポン引きなどを味方に、誘拐殺人犯人を追いつめる(「狂った情事の果て」)。ほかに連作形式で7編の国際犯罪組織に挑む会心作を収録。いずれも日本版007を彷彿させる。
  • 黒い作戦
    -
    響(ひびき)三郎は国際犯罪を追って世界の舞台に颯爽と登場! 日本警視庁の超エリートでありながら、国際刑事警察機構の特別捜査員(スペシャル・エージェント)に起用されたからだ。本書は、このスーパー・スター響三郎シリーズの第一弾で、東京・港区で発生したコールガール射殺事件が国際犯罪組織の解明へ発展する。日本版007の期待十分な超傑作アクション。
  • ペトロフ事件
    3.1
    巨額の財産を狙った殺人か? 旧満洲、大連近郊でロシヤ人富豪イワン・ペトロフが射殺された! 容疑者は3人の甥、アントン、ニコライ、アレクサンドルとその恋人たち。が、彼らには堅牢なアリバイがあった! 鬼貫(おにつら)警部は得意のロシヤ語をあやつり、粘りづよく捜査するが……はたして、満鉄の時刻表は何を語るのか? 時刻表トリックの歴史的傑作!
  • ぶたぶたのティータイム
    3.9
    ふだん離れて暮らす母親を喜ばせようと、お邸のアフタヌーンティーにお呼ばれした凪子。新緑の庭に、英国風のお菓子とおいしい紅茶を運んできたのは、想像を超えた、とてもユニークな人物(?)だった――(「アフタヌーンティーは庭園で」)。中身は中年男性、見た目はキュートな、ぶたのぬいぐるみ。おなじみ山崎ぶたぶたが、周囲に温かい気持ちを広げていくファンタジー!
  • 国を思うて何が悪い~一自由主義者の憤慨録 新装版~
    4.0
    「大新聞の正義面」「作られた世論に乗せられる人」「陸軍式の独善的思考」「国の権威をドブに捨てる政治家」そして「卑下と自虐の果ての反動」――。左がかりも、右寄りも、それが極端に走れば、きっと大きな揺り返しが来る。透徹した「自由主義者」の視点から、日本の「未来」を見通した、いまこそ新しい名著、復刊! 日本人よ、「見識」を持て!
  • 寂聴あおぞら説法 愛をあなたに~みちのく天台寺~
    5.0
    みちのくの古刹・天台寺で開かれるあおぞら説法。友人を亡くした大学生、我が子を残し離婚した母親、金銭トラブルに悩む主婦……。それぞれの悩みに寂聴さんが明快に答えてくれます。境内を埋め尽くした多くの人は同じように不安を抱え、寂聴さんのことばで生きる活力を取り戻します。説法での、ユーモアあふれ慈愛のこもった一問一答を掲載したこころ安らぐ一冊。(『寂聴 あおぞら説法III』改題)
  • 寂聴あおぞら説法 こころを贈る~みちのく天台寺~
    -
    みちのく岩手・二戸市にある古刹・天台寺。寂聴さんのことばに、集まった老若男女は、笑い、泣き、癒され、元気を取り戻します。心施とは、病気で苦しむ家族や、大切なひとを失い心に痛みを抱える人への励まし。「心を施すということですから、優しい言葉をかけてあげれば、それが立派な心施です。布施になります」(本文より)。こころに響くことばがたくさん詰まった一冊。(『寂聴あおぞら説法II』改題)
  • 寂聴あおぞら説法 切(せつ)に生きる~みちのく天台寺~
    -
    みちのく岩手・二戸市にある古刹・天台寺。今東光師の後を受け住職を勤めた寂聴さんは、名誉住職となってからも説法を行っており、広い境内には一万人もの人が集まります。悩みや不安を抱えて御山にやって来る人たちは、天台寺の清澄な光景に癒され、寂聴さんの法話を聴いて笑顔と元気を取り戻します。澄み切った青空のように、〈こころ〉を晴れ晴れとさせる一冊。
  • 大切なひとへ 生きることば
    -
    〈自分ひとり、どうしてこう不運なのかと思わないで下さい。あなたが強いから耐えられるから、与えられた試練だと思って、力をふるいたたせて、病魔と闘って下さい。きっとあなたは治ります〉美空ひばりさんへ送ったお見舞いの手紙など、寂聴さんが作家仲間や肉親、親交のあった人などへ向けた心温まることばを精選。不安を打ち消し、生きる勇気が涌いてくる一冊。
  • 編集者ぶたぶた
    3.7
    小説家の礼一郎は、依頼をくれた編集者と初めて会う約束をした。待ち合わせの喫茶店に現れたのは、どう見ても小さなピンクの、ぶたのぬいぐるみ。これは夢だ、と思った礼一郎は、おもしろがって、ぬいぐるみに新作の構想を話し始めるが……(「長い夢」)。編集者・山崎ぶたぶたは、本や雑誌を作りながら、出会う人々にも、元気をくれるんだって。大ヒットシリーズ!
  • 森のシェフぶたぶた
    3.8
    森の中に建つ人気のオーベルジュ(=泊まって食事を楽しむレストラン)、ル・ミステール。そこには、泊まった人にしかわからない「謎」があるらしい。ちょっと変わった名前のシェフが、四季の美味しい料理で出迎えてくれるというけれど……? 中身は心優しい中年男性、外見はぶたのぬいぐるみ。山崎ぶたぶたが大活躍。読めば元気になれる、大ヒット・ファンタジー!
  • 日本剣豪譚 戦国編
    4.0
    一ノ太刀(たち)・塚原卜伝(つかはらぼくでん)、陰(かげ)ノ流(ながれ)・上泉伊勢守(こういずみいせのかみ)、小太刀・富田勢源(とだせいげん)、水月・柳生石舟斎(やぎゅうせきしゅうさい)、無想剣・伊東一刀斎(いとういっとうさい)から孤高の宮本武蔵(みやもとむさし)まで、戦国の世に繚乱(りょうらん)と花開かせた剣法中興の祖たち。死生のはざまで体得した不動の人生!
  • 新 にんにく健康法~なぜ効く、何に効く、どう食べる~
    -
    本書は一世を風靡した大ベストセラー『にんにく健康法』に新事実を加えて、『新 にんにく健康法』と題名を改めたものです。「にんにくはなぜ効くのか」「病気を撃退するにんにくの効用」「スタミナをつけるにんにくの食べ方」など、その内容は、現代まで色あせることなく“健康指南書”として、にんにくの役割を脈々と伝え続けています。
  • 小説に書かなかった話~武田信玄ほか~
    -
    「私の家には、武具がたくさんあり、遠い先祖が武田信玄に従って遠征したという話が残っていた。そんな環境の中に育った私だから、信玄に対してはことのほか親近感を持ち、信玄の人柄や業績に牽(ひ)かれていた。……」(本文より)武田信玄について語る「ペンの章」を始め、小説に書かなかったとっておきの話が満載!(『続白い花が好きだ』改題)
  • 白い花が好きだ
    -
    武田信玄についてのすべてを語る「こぶしの章」、自然との関わりや旅の楽しさを綴(つづ)り、なぜ山が舞台の小説を書くかにこたえる「ピッケルの章」、自分の行き方を語る「ともしびの章」、名作誕生の秘密を明かす「書架の章」。 文学と人生、歴史、山、故郷を語り、新田文学の原点を浮き彫りにする珠玉のエッセイ集。
  • 後継者の条件~大物政治家は息子に何を教えたか~
    -
    戦後の混乱期から、「経済大国」への礎(いしずえ)を築いた先人政治家たち。ここに登場する実力代議士の父もまた、そうした男たちであった。その二世としての彼らは、父から何を受け継ぎ、いま何をやろうとしているのか。本書は、当時の直撃インタビューによって明かす、「政治と人間」への思いをこめた父から息子へのメッセージである。
  • 指導者の条件~田中角栄に、なぜ人が集まったのか~
    -
    「竹下、安倍、宮沢の誰が総理総裁をやっても、金太郎アメと同じで変化はないよ」。ポスト中曽根争いの際、伊東正義政調会長は、そう喝破(かっぱ)していた。いや幸運の宇野宰相も指導者としては個性を欠く。だが一人だけ異才を放つ宰相がいた。田中角栄だ。独創力、指導力、実行力は抜群。自らの醜聞(スキャンダル)に躓(つまず)いたが、指導者の魅力は今も光る。
  • この愛いつまでも~若大将の子育て実戦記~
    -
    女優だった母・小桜葉子が、“私の代表作は、加山雄三です”と言っていましたが、どの母親も自分だけのドラマをもっているすばらしい女優だと思います。そして母を名優にすべく製作、監督を受けもつのが父親の役目だと思います。 現在、四児の父親になってみて、ぼくがあるのは父母のおかげだと実感し、子育ての責任の重さに身が引きしまります〈まえがきより〉。
  • 明日になったら~一年四組の窓から~
    3.5
    中学2年から3年に進級した井嶋杏里、市居一真、里館美穂、前畑久邦の仲良し4人組。高校進学を前にして、それぞれの夢に向かって突き進もうとする4人の前に、新たな壁が立ちはだかる。将来への不安、新しい環境への不安に押し潰されそうになりながら、かけがえのない友だちと家族に支えられ悩みながらも成長する15歳を描いた、あさのあつこの青春傑作小説。
  • 国籍抹消捜査官
    -
    犯罪の国際化に備え、警視庁は地方警官を抜擢、国籍を消され自由に世界を駆ける捜査チームを密かに育てた。そのエース格が一文字隆介(いちもんじりゅうすけ)。ときに猛毒パラチオンが日本で生産され、世界の内線地帯にバラまかれているとか。一文字の出番だ。が、毒薬はすでに中央アジアのテロ組織の手に。一文字は現地の刑事とアジトに肉迫!
  • 要塞都市炎上
    -
    若き戦士、五條(ごじょう)友彦に危険な仕事が舞い込んだ。九州宮崎を根城に大躍進する「神州教」が、実は武力革命で日本制圧を狙っているという。この恐るべき指導者は公文剛(くもんごう)。一匹狼の五條と陰謀グループの血みどろな対決で、「神州教」の要塞は遂に落ちる。だが五條の知らないところで、新しい危機が! 活字が劇画を超える俊英の野心作。
  • 死神は地獄へ行け
    -
    五條(ごじょう)友彦、人呼んでウルフ。出羽(でわ)山中で闘技を修め、狼のように駆ける若き戦士だ。超高性能で微小な記憶装置オメガ2000の奪取を図るクレムリン派遣の暗殺集団「死神」と対決。五條に課せられたこの企業秘密の死守が、国の安泰に通じる。相次ぐ死闘、粟(あわ)立つ恐怖、斃(たお)れる恋人……。新進アクション作家の、手に汗を握る野心作!
  • 十六夜(いざよい)華泥棒~鍵屋お仙見立絵解き~
    3.0
    江戸の文化が花開いた明和年間、絵師・鈴木春信の美人画に描かれ、人気者となった谷中(やなか)・笠森稲荷の茶汲娘(ちゃくみむすめ)・鍵屋お仙。その美貌とは裏腹に、推理の冴えもたいしたもの。春信が描く四季折々の風物を背景に、目明かしの富蔵(とみぞう)、飴売り土平(どへい)、歌舞伎役者・瀬川菊之丞らと、下手人の背後に潜む真の悪を暴く。時代小説の新星、人情派娘捕物帳で、颯爽とデビュー!
  • 「活けじめ美女」殺人事件
    -
    活魚料理店で美貌のグルメ評論家が活けじめされ、女拓までとられて発見された! 雑誌で批判した料理人の逆恨みか。活けじめの名人、魚拓とりの達人も容疑者に……。その犯人像を追って酒島警視は博多から指宿温泉、済州島へと飛ぶ。お供の西郷刑事と恋人の由紀は愛する間もなく危険な罠に!! 旅情、歴史、官能、ご馳走を盛り込み、真犯人をさぐる贅沢な推理小説。
  • 秘湯ギャル探偵疾る!
    -
    伊豆の旅館で板前が殺された。容疑者は、「まずい料理の恨(うら)みは必ず晴らす」と喚(わめ)いて去った男女の客。女は津軽三味線を持ち、「次は太宰治の生家・斜陽館に泊まる」と語っていた。重要な手がかりだ。なのに酒島警視はアルツハイマー病、西郷刑事は重い糖尿病。そこで西郷の恋人・由紀が協力、逃亡情報を頼りに青森・秋田・山形の秘湯に潜入し、裸の検証を――。さて、成果は?
  • グルメ殺人事件
    4.5
    〈毎日、御馳走が食べ放題〉という好条件でフランス料理店の娘と結婚した主人公。有頂天になったのも束の間、彼に魔の手が迫ってくる(フォアグラ殺人事件)。そこで酒島警視と人妻探偵・鮎子という楽しい食通(グルメ)コンビが殺人事件に挑戦を――。他に贅沢な素材を香辛料のミステリーで調理した8編を盛り込んだ御馳走連作推理集!(『デリシャス殺人事件』改題)
  • きっとあなたにできること 新装版~元気を出して、負けないで~
    3.0
    決してひねくれないで、投げ遣りにならないで、他人を妬まないで、悲観しないで、たとえそんな感情を持ってしまっても、それを払いのけられる前向きな自分でいよう。(中略)毎日をわくわく暮らしたい。いつもキラキラ輝いていたい。強く、優しく、逞しく生きてゆきたい。(「はじめに」より) 仕事、恋愛、結婚、友情――。あなたの「元気」を応援する、ビタミンのようなエッセイ集。
  • 幸せを見つけたくて~明日に一歩踏み出すために~
    3.6
    時々、女は男によって育てられると言うけれど、私はそうは思いません。女は女によって育てられる。美貌もテクニックも通用しない女の中でこそ、素の自分で相手と向き合わねばなりません。最高の女友達は、最高の私になるための一番の栄養素に違いありません。(本文より) 悩みを持つすべての女性へ、優しく、また厳しく綴る、心のメッセージ。(『明日に一歩踏み出すために』改題)
  • 巴(ともえ)御前(一)
    4.5
    源平の昔、今より、八百年以上も前に、本邦随一の美貌の女武者が存在した。この本は、正室の座よりも愛一筋に生きようと共に戦場を駆けめぐった女性の、愛と武勇に生きた絢爛(けんらん)華麗な物語である。〈全三巻〉
  • 時代まつり
    4.2
    雅やかで妖しい古の都、京都。彷徨う魂を鎮めるかのように繰り広げられる数多の「まつり」。再び出会うことを運命づけられた人々は囃子に誘われる。男を裏切った祇園の元・舞妓、理不尽な理由で結ばれなかった男女、ふたりの女とひとりの男の奇妙な三角関係……。褥で交わされた睦言が情念と打算を駆り立てる。「京おんな」の怖さ、切なさ、狂おしさに満ちた極上の官能短編集。
  • 殺人平家物語
    -
    日美子の友人・小野寺一代(おのでらいちよ)の夫・昌(さかり)の射殺死体が、北近畿の神鍋高原(かんなべこうげん)で発見された。昌は兵庫県選出の国会議員・平春樹(ひらはるき)の地元運転手。事件捜査に乗りだす日美子の夫・二階堂の前に、小選挙区制に絡んで県会議員・平丈太郎との確執が浮かぶ。やがて、第二の恐るべき惨劇が……。平家の末裔たちが繰り広げる愛憎と殺意の謎! 暗号トリックを駆使した本格推理の傑作。
  • 他界への冒険~失われた「鬼」を求めて~
    -
    かつて、人々は《他界》を信じ、畏れた。神が宿り、鬼が棲み、憑霊現象が起きた非日常世界。そこには死後の時間さえあった。現在、文明と言う力に一掃され、忘れ去られているが、そもそも他界は日本の精神社会や文化の支えだったのだ。他界を探れば、もうひとつの日本が明らかになり、現代社会の病理が暴かれる――新鋭の学者と作家による、画期的な対話。(『他界をワープする』改題)
  • 多国籍銀行事件
    -
    三愛銀行外国部の次長・伊沢有二は三十代の若さでシンガポール支店長に抜擢された。意気は大いに上がったが、そこは世界のトップバンクのマネー戦争の修羅場だった。しかもソ連のクレムリン銀行がアジア・ダラーを狙う戦略を立てている。人事の裏には政財界の思惑もあった。銀行マンならではの視点で描く国際経済小説!
  • 火種はみずからの胸底に
    -
    結婚、出産、育児──身近な〈女の生活〉のなかから、その後の活動の原点である女性問題、女性史研究への視点を見いだした著者の第一エッセイ集。「女の生き方」「愛と生活」「サンダカン八番娼館の周辺」など、どの一章にも同時代の女性たちへの熱いメッセージが綴られている。心の豊かさが問われる今こそ読みたい、示唆(しさ)に富む書。
  • 謎の飛行計画(フライト・プラン)
    -
    パイロットの水田徹と撮影士の米沢吾一が撮影した山梨県大月市小金沢近くの航空写真には、巨大な前方後円墳が写っていた! 水田は航空写真専門家と謎の前方後円墳を探りはじめる。一方、水田の恋人は突然の失踪、米沢も焼死体となって発見された! 航空小説の第一人者が豊富な飛行体験を基に描く傑作ミステリー!
  • 謎の巨人機(ジャンボ)
    3.0
    「緊急事態発生(メーデー)!」沖縄行き巨人機(ジャンボ)で離陸直後、エンジン火災が発生。機は、羽田に緊急着陸するとの報が管制塔に入った。が、その直後、交信が途絶え、そのまま辛うじてC滑走路に着陸した。ところが、機内の乗員、乗客が全員死亡していたのだ……!? 航空ミステリーの第一人者が、空の密室犯罪に挑む傑作長編!
  • 街は狙われた
    -
    バカンス客でにぎわう伊東の温泉組合に脅迫状が届いた。現金一億円を支払わなければ、市内のホテルを無差別に爆破するという。極秘捜査もむなしく、あるホテルのバーが爆破された。そして、死者の中に意外な人物が……。無差別殺戮に隠された真の目的は何か? 大胆な身代金要求の陰に人間模様を描く、本格推理サスペンス。
  • 日本語探検~「おや?」と驚く、まちがい発見~
    -
    日本の文字は微妙だ。横棒一本の長短でも意味が変わる。著者は、まず疑ってみること(疑の章)、次に迷うこと(迷の章)、そして知識を求め(知の章)、へえ、そうだったのかと驚く(驚の章)、こうすれば文字との触れあいが楽しくなる(楽の章)という信念から五章編成を実現! どのページも現場から得た解答で、面白くて役に立つ。
  • 人間椅子~乱歩奇譚~
    3.8
    始業前の教室。何者かに眠らされていた小林少年が目覚めると、そこにあったのは変わり果てた担任教師の姿だった。バラバラにされ椅子の形状に組み合わされた首無し死体――。高校生にして名探偵の明智は、容疑者となった小林に、自分で事件を解決してみせろというのだが……。江戸川乱歩の世界を現代に蘇らせた大ヒットアニメを完全ノベライズ。シリーズ第一弾!
  • ショートショート・マルシェ
    3.3
    カフェで隣り合わせた青年が、私に不思議な話をし始めた。彼の持つ角砂糖のようなキューブには、世界中の様々なカフェの空気が封じこめられているというのだ。(「カフェの素」) 素敵な結婚をした友人が教えてくれた「行くと必ず結婚できる、秘密のお店」とは?(「男をつかむ」) 新世代ショートショートの旗手が贈る、あなたに5分間の魔法をかける18の物語!
  • 紫水晶殺人事件
    4.0
    キャサリンの友人で、彫金を趣味にしていた田村佐知子が殺された。彼女が死んでいた机の上には、キャサリンが頼んでいた琥珀のブローチが完成していた。ブローチの裏には「*18」の文字が。上司と不倫をしていた佐知子が、キャサリンに託したものは!?(「琥珀ブローチの謎」)。紫水晶、琥珀、ルビー、サファイア。四つの宝石に秘められた、愛と憎しみのミステリー!
  • シンガポール蜜月旅行殺人事件
    5.0
    京南大学助教授、浜口一郎は、五月の連休にシンガポールへ行くことになった。キャサリンと一緒だ。新婚旅行用のツアーに参加するも、飛行機の中で、お互いの配偶者とは違う相手と見つめ合う二人を目撃してしまったキャサリン。そして、その女性が、シンガポールで溺死した。彼女は自殺なのか、はたまた殺されたのか? 表題作の他、2編を収録。
  • 夜の京都殺人迷路
    5.0
    野田朝子は復讐を誓った。妹の夕子が3人の男にレイプされたのを苦に、自殺したのだ。自分にも責任の一端がある。東京でのOL生活をやめ故郷の京都に戻った朝子は、事件のカギを握る女・マリが勤めるクラブ「ファジイ」のホステスとなって働き始める。3人の男はどの客なのか? 華やかな夜の世界に舞うホステスの生態と微妙な心情を描き出した長編推理の傑作。
  • 京都花の艶殺人事件
    -
    涼子は京都・祗園の一流クラブ・ホステス。美貌と知恵を武器に政財界人、文化人と交渉をもって、活躍する野望を抱いていた。同僚のホステス・千秋が死体となって発見された。千秋は医師・大沢との愛憎のもつれから彼を殺し、自殺したかに見られていたが……。事件は涼子をも巻き込み、さらなる殺人事件へと発展。──華やかな夜の世界を舞台に描く、長編本格推理。
  • 清少納言殺人事件
    4.0
    京南大学大藤教授邸の新年パーティで惨劇が起きた! 殺されたのは、現代の“和泉式部”と称される野川いずみ。同席した“清少納言”藤原彰子、“紫式部”嵯峨紫とともに助教授の椅子を争っていた。さらに同大学の有力教授が密室内で毒殺……。大学の人事をめぐる暗闘が、連続殺人の動機!? 『枕草子』を手に、キャサリンと浜口一郎の名コンビの、華麗な推理が冴える。
  • 向日葵は死のメッセージ
    4.0
    老舗の京菓子店当主が轢き逃げ事故で死亡した。遺産は二十億円以上。財産をめぐる偽装殺人か? 遺された三人の娘、夏子、秋子、冬子に疑惑がかけられたが、秋子も密室で毒殺……!? その葬儀用供花を手配した花屋の谷川百合子は、蘭の花籠に混じった向日葵に不審を抱いた。向日葵、枝垂れ桜、福寿草、弟切草――花々に秘められた殺人の影を追う傑作推理の競艶。
  • 京都・十二単衣殺人事件
    5.0
    葵祭りに華やぐ京の街。そんな折り、『ジュウニヒトエの男』という奇妙なダイイング・メッセージを残し、女子大生が殴殺された! 被害者は京南大学の学生・水原奈美。キャサリンは恋人・浜口一郎と捜査に乗り出した。しかし、死の直前に奈美が訪ねた桃山城から、なんと新たな女性の絞殺死体が! 密室、アリバイくずし、暗号……名探偵キャサリンの推理がきらめく!
  • 重役室午前零時
    -
    星海(せいかい)銀行の真弓伊織(まゆみいおり)と和倉(わくら)銀行の桜田直稔(さくらだなおとし)は共にワンマン頭取として鎬(しのぎ)を削り合いながら業績を伸ばしてきた。ところが両頭取それぞれの思惑をはらんだ両行合併の話が持ち上がる。成功すれば世界第三位の大手銀行の誕生だ。だがいざ実現となると和倉側から反論が湧き、銀行内部の懊悩が炸裂(さくれつ)する。銀行マンでこそ知る内幕小説!
  • 鎖された夏
    -
    「この作品の見どころを、私は、論理の面白さにあるといったが、作者大西赤人の文学精神は、単なる謎とき小説に終わらせることを潔しとしなかった。犯罪者の鬱屈した思いが、抑制された達意の文章によって語られるとき、読者は陶然として文学の世界に酔い、慄然として人間の深部にひそむ悪の正体に直面する」(土屋隆夫氏評)(『熱い眼』改題)
  • セピア色の凄惨
    3.8
    「親友を探してほしい」。探偵は、古ぼけた四枚の写真を手がかりに、一人の女性の行方を追い始める。写真に一緒に写っている人々を訪ねていくが、彼らの人生は、あまりにも捩くれた奇妙なものだった。病的な怠惰ゆえに、家族を破滅させてゆく女。極度の心配性から、おぞましい実験を繰り返す女……。求める女性はどこに? 強烈なビジョンが渦巻く、悪夢のような連作集。
  • シャーロック・ホームズと賢者の石
    3.2
    引退後、燃えつき症候群による鬱状態のホームズをみかねたワトスンは、思い切ってアメリカの旅へと誘う。ときあたかも第一次大戦前夜、一触即発の状況下でホームズが出会った少年は、のちに世界一の冒険家となる(表題作)。ほか、ライヘンバッハの滝での決闘、彼が会得した体術バリツ、正典年表における空白の半年間――4つの真実に迫る傑作パスティーシュ。
  • 取調室~静かなる死闘~
    -
    佐賀市内のホテルで全国学生テニス選手権優勝者・小田垣悦也の撲殺死体が発見された。死体発見の数時間前、慌ただしく同ホテルをチェックアウトした父・光秀に疑惑が集まる。“取調べの神様”の異名を誇る水木警部補が登場! ところが、悦也の死亡時刻に光秀が北海道にいたという鉄壁のアリバイ! 敏腕取調官と冷徹な被疑者との息をのむ攻防。会心の推理傑作。
  • 飛鳥十字殺人事件
    -
    聖徳太子のガン死亡説を唱える学者夫妻が、それに反対する先輩と争い殺人を犯す、という推理小説『聖徳太子の謎』を書いた作家の山路(やまじ)が、雪の夜自宅で惨殺された。山路は先輩作家の吉岡に作品をけなされた直後で、凶器は吉岡所有の脇指であった……。巧妙なアリバイ・トリックと暗号を駆使した著者会心の本格ミステリー。
  • 謀殺指令
    -
    響三郎が久々に帰国した。世界中の殺人(ころし)のホシを追い、やっと得た休暇だ。だが東京も国際都市。ポルノ仕掛けのスパイ探索に乗り出していく。国際刑事警察(インターポール)・特別捜査官(スペシャル・エージェント)に安全はない。生命(いのち)がけの闘いが続き、さずがの響も、ついに敵の手に陥(おちい)る。犯人は彼を囮に原爆製造犯人の釈放を要求! いよいよ迫力を増す超アクション。
  • 最長不倒距離
    3.5
    スキー場をかねた温泉宿からの「幽霊をまた出してくれ」との珍妙な依頼に、物部(もののべ)太郎が相棒・片岡直次郎と赴くと……。野天風呂で女性が裸のまま殺される騒ぎのなか、殺されたはずの女性からの電話!? 密室での新たな殺人事件、不可解なダイイングメッセージ……。『七十五羽の烏』に続き、太郎・直次郎の名コンビが活躍する、謎と論理のエンタテインメント。
  • 五十一番目の州
    -
    ジャーナリスト・海埜(うんの)は友人の新聞記者二人が、ワシントンとモスクワで死んだ事件に疑惑を覚えた。二人は米ソの国家機密に属する、とてつもない特ダネをつかんだのでは? それも日本の命運に関わるような!……。国際情勢分析の専門家が、冷戦時代の緊迫した世界に、“破局”を描いた情報小説の野心作!
  • 南紀白浜 安珍清姫(あんちんきよひめ)殺人事件
    -
    美貌の僧・安珍を追うため、清姫は蛇に化したというが――清姫ゆかりの熊野路で、同じような事件が起きた! 愛人と旅行中だった京都府警の梶山警部補が、川べりで蝮(まむし)に咬(か)まれて死んだのだ。銃器薬物取締本部所属の彼に何があったのか? 苦慮する赤かぶ検事に、やがて次なる訃報が届いた。伝説どおりの殺人が思わぬ方向に発展する会心作!
  • 宇宙からの衝撃
    3.0
    ライターの西郷は、恋人・有里(ゆり)とともに、有里の兄を探し求めて木曽山中の町へ向かった。そこで彼は眩く光る円盤に出会うが、そこには変貌した有里の兄がいた! ロボットの“怪物”に襲われ円盤内に連れ込まれた西郷は……。この事件は、首都圏を舞台にした“一大パニック実験”なのか? 著者渾身(こんしん)の近未来サスペンス力作!
  • 魔海のヘリック
    -
    地球型巨大惑星アルゴスに人類が移り住んでから幾星霜。アルゴスの神ゼノスを父に、人間である王妃ルキアを母に持つ半神半人のヒーロー、ヘリック。彼は、このアルゴスのある謎を解き明かそうと、南冥海の果ての異境へと向かった。全人類が注目するこの世の涯への航海だったが、その前途には……!? SF冒険小説の旗手が放つ新英雄伝説!
  • 偽装自殺の惨劇
    3.0
    事件は、大学生バンド『三角関数』の演奏中に起きた! 首吊り死体に扮したメンバーの西条が補助用の鎖を切られ死亡、小佐井も毒殺されたのだ! しかも切断された鎖の輪は消え、毒殺の方法もわからない。メンバーを知る霧村誠治助教授は独自に調査を進めるが……? 医学ミステリーの第一人者が二重三重のトリックを駆使してみせた、本格推理の傑作!(『二重殺人トライアングル』改題)
  • ラスト シネマ
    3.9
    映画がまだ輝いていた頃。雄さんは故郷を捨て東京へ飛び出した。しかし――歳月は流れる。銀幕への夢に破れ、病んだ彼は、生地に戻り死を待つのみだった。一言だけセリフを貰った一本の映画。人生の最後に、もう一度、雄さんに夢(シネマ)を見せようと、小学校三年の私は幻の映画を探しはじめる(「ラストシネマ」)。傑作と名高い掌編「中村正太郎さんのこと」を併録。
  • いつでも夢を
    4.0
    手にカッターナイフを握りしめ、街角で雨に打たれつづける女。その姿を放ってはおけない二人の男。女と同様、胸の奥に深い哀しみを抱えるヤクザ者。生きるのに無器用な、売れない小説家。それぞれの孤独が出会ったとき、ほのかに希望は生まれ、やがてそれは、大きな愛情へと育ってゆく。太宰治賞作家が描く、ひとを愛するよろこびに満ち溢れた「純愛小説」の傑作!
  • 安倍晴明・怪
    3.7
    超人的能力で平安京の政事(まつりごと)まで左右した陰陽師・安倍晴明。時の実力者・藤原道長の邸で盛大なる宴がひらかれた夜のこと。みな、桜梅少将こと藤原敦道の舞いと美貌に見惚れていたが……。ひとり晴明は面妖な気を察知した! 夜な夜な敦道の精気を奪う楓子(ふうこ)姫の正体は!? 紫式部ら歴史上の人物、晴明のライバル蘆屋(あしや)道満、そして魑魅魍魎が京(みやこ)に描く絢爛絵巻!
  • 占星術師 日下部由水子(くさかべゆみこ)
    3.0
    坂の上にある洋館に、日下部由水子の占いルームはある。迷いをおぼえた人々が、背中を押してくれる言葉を求めに来る。相手の言葉を受け止めることが出来るのは、由水子自身に、迷い、悩んだ日々があったからだった。占いルームには、今日も様々な悩みを抱えた女性たちがやってくる。 現役占星術師である作者初の、占い小説登場。
  • 弥太郎笠
    -
    通り名が、“日本差(りゃんこ)”の弥太郎。跳ねッ返りそうな小気(こき)のきいたやくざ渡世の旅烏(たびがらす)。そんな弥太郎が惚れた娘のために上州松井田宿で一暴れ(表題作より)。他に「次郎太川止め」など、計五編を収めた、痛快股旅(またたび)小説集!
  • 女色絵譚
    -
    両性の結合。それは男の征服感を満たし、同時に女性をこの世のものとは思えぬ夢幻(むげん)の世界に導くものだ……一代にして大ラーメン・チェーン店の社長に昇りつめた赤松至朗は、そう考える。男にとって、これ以上の高邁崇高な使命はない! 日夜奮闘、しかし精力絶倫を誇る至朗も、最近の女どもの過度な要求に四苦八苦……。男たちの珍騒動をコミカルに描いた傑作。

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