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Posted by ブクログ 2011年04月03日
コメディ?ホラー?
いいえ、一度味を占めると抜け出せない、これぞ泰三ワールド。
いつもは一つ二つくらいハズレがあったんだけど、今作は一貫性があったからか、全てが面白かった。
特に「ものぐさ」、と「安心」は笑いこけた。
目を背けたくなるようなグロテスクな箇所が多かったけれど、全体を通して貫き通され...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月31日
普通の人からすると狂気としか思えないそれぞれの理屈や価値観で生きる人々の日常。
全体通してのオチはいまいちわからないなと思ったら『密室・殺人』を先に読んでればよかったようですね。でも一つ一つの話が十分面白いので問題なし。
『ものぐさ』『安心』が気持ち悪さと不快感が半端ないけど読む手を止められないとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月30日
―――「親友を探してほしい」。
探偵は、古ぼけた四枚の写真を手がかりに、一人の女性の行方を追い始める。
写真に一緒に写っている人々を訪ねていくが、彼らの人生は、あまりにも捩くれた奇妙なものだった。
病的な怠惰ゆえに、家族を破滅させてゆく女。
極度の心配性から、おぞましい実験を繰り返す女…。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月21日
奇妙でどこかねじくれた世界。「レイ」を探す女性と探偵。
後味の悪い話って基本的に苦手なのですが、なんかこの話の主人公たちにはそいうものを感じないんだよなあ。
なんでそうなる?! と思うことはあっても、恐怖するというより笑ってしまう。
その独特さも小林泰三の持ち味だと思うんだけど。グロさと共存する可笑...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月30日
2017年、33冊目は、フェイヴァリット作家の一人、小林泰三。
探偵の元に、依頼人が訪れる。依頼内容は親友の捜索。手がかりは、「レイ」という名前と、彼女が写っている色褪せた四枚の写真。さらに、依頼人は毎週の進捗状況の報告を願い出たのだった。
探偵と依頼人の会話体の間に、写真に写っている人物の一人...続きを読む
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