死ねば誰もが活性化死体(ゾンビ)化する世界
密室の中で突然ゾンビ化した研究者
その真相は──
地球上の全ての生物がウイルスに感染し、誰もがいずれ活性化遺体(ゾンビ)になる世界。ゾンビは家畜ゾンビとして施設で管理されるか、野良ゾンビとして徘徊する──そんな中、ある細胞活性化研究者が密室の中でゾンビ化してしまう。彼はいつ死んだのか、どのようにゾンビになったのか、取り調べが行われる現場に探偵・八つ頭瑠璃が現れ、謎に迫っていく──
我孫子武丸・解説/遠田志帆・装画
Posted by ブクログ 2023年04月30日
ゾンビに関する映画や小説、たくさんあると思います。
しかし、この作品は今までに出会ったことがないタイプの物語です。
内容は事前に知ることなく手にしてみること勧めたいかなと思う一冊なので、内容に関することについては感想を書きません。
いつかゾンビがいる世界になったとしても生き抜くことは出来そうだなと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月21日
なるほど…
この種のゾンビは新しいぞ(´-ω-`)
ゾンビミステリといえば最近だとあの作品が有名ですが…(๑¯∇¯๑)言いませんよ♡
昔の作品で上げると、山口雅也さんの『生ける屍の死』
10選に上げる程大好きな作品です♡
正確にはゾンビではなく、死者ですね。
小説や映画では、『ゾンビ』...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月07日
世界的に免疫力の低下により発症されるゾンビウイルス(正確にはタンパク質で構成された感染症の病原体である、と作中で説明されている)が蔓延した物語の舞台で発生した密室殺人事件を八つ頭瑠璃という女性の探偵が解決の為尽力するミステリー小説。
非現実的な存在に妥当な根拠を与え続けるので説明が冗長になっているの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月08日
なかなか複雑な内容で、面白かったけど理解するまで何度かページを読み返した。あとがきで、特殊設定ミステリ作家と我孫子先生が言われていたが、本当にその通りだと感心した。ゾンビまでは昔からからよくある体だが、プラスαが凄い。パーシャルゾンビなんて、誰が思いつくだろう。部分的に死んでいるだけだから、生きてい...続きを読む