【感想・ネタバレ】わざわざゾンビを殺す人間なんていない。のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年04月30日

ゾンビに関する映画や小説、たくさんあると思います。
しかし、この作品は今までに出会ったことがないタイプの物語です。
内容は事前に知ることなく手にしてみること勧めたいかなと思う一冊なので、内容に関することについては感想を書きません。
いつかゾンビがいる世界になったとしても生き抜くことは出来そうだなと思...続きを読むたことかな、ということですね。

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

特殊設定ミステリと、小林さんの独特なセリフ回し(これ大好き)がたまらなかった。
死ぬとゾンビになる世界で起きた密室殺人事件。
瑠璃の秘密もずっと気にはなっていたけど、そういうことだったのねと。
混沌の世界観の中での最後清々しさがあるのご良き!

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Posted by ブクログ 2023年12月30日

 ゾンビが蔓延した世界で起こる殺人事件。発想も去ることながら、終盤で明かされる驚愕の真実に驚かされた。

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Posted by ブクログ 2023年07月09日

全ての生物は、死ぬとゾンビになってしまう。
そんな世界で、ある研究者が部屋の中でゾンビ化しているのが発見される。しかし、その部屋は、出入り口に鍵がかけられた密室となっていた。
特殊設定本格ミステリ。
ミステリとしてもホラーとしてもSFとしても楽しめる作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年04月21日


なるほど…

この種のゾンビは新しいぞ(´-ω-`)



ゾンビミステリといえば最近だとあの作品が有名ですが…(๑¯∇¯๑)言いませんよ♡

昔の作品で上げると、山口雅也さんの『生ける屍の死』
10選に上げる程大好きな作品です♡
正確にはゾンビではなく、死者ですね。

小説や映画では、『ゾンビ』...続きを読むという言葉を使っている作品は少ないです。

その世界の中では『死者が生き返って人を襲う』という事自体が存在しない設定が多い。
いや、存在はしないか…(^▽^;)
『ゾンビ』という言葉自体がない。

『ウォーキング・デッド』も「ウォーカー」って呼ぶし『バイオ・ハザード』では「アンデッド」って呼んでる。

なので、この作品はタイトルで「ゾンビ」と言っているので、珍しい.☆.。.:*・°

正式名称は「活性化遺体」


誰もがウイルスに感染していて、死後は必ずゾンビになってしまう世界。

その辺を彷徨っている『野良ゾンビ』

敷地内で放置されている『家畜ゾンビ』

面白いのが、このゾンビ肉、美味いらしい…(*´ч`*)

なので『ゾンビ・イーター』なる野人が存在する…(´∀`*)笑笑

野生のゾンビを追いかけながら踊り食いする…笑
イカれとる笑笑

さすが小林泰三先生。
その描写のグロいこと…( ´ཫ` )

ある邸宅のパーティーで、密室殺人事件?が起こる。

死者はゾンビ化しているので、自然死か殺人事件かは不明。

主人公の探偵、瑠璃は会場に潜入し、捜査する。


この『ゾンビ化』設定がどう生きてくるのかが最大の見どころです。

小林作品独特の、あげ足の取りあい会話もホント好き♡

笑ったのが最終局面、探偵が全員を集めて推理を披露する時の会話。

ーーーーー

「それで、犯人は誰なんだ?」
「それについては今から説明するわ」
「説明はいいから、名前を挙げろ」
「先に名前を挙げると、煩わしいことが起きる可能性があるの」
「どういうことだ?」
「その人物が犯人であることはゆっくりと説明しなければわからない。でも、〜(中略)〜それって時間が掛かって面倒じゃない?」
「つまり、この中に犯人がいるって言ってるのか?」
「そういうことね」(本文より)

ーーーーー

うんぬんかんぬん…
この後もこんな感じのやり取りが続く—。


長い!!!!笑
話が全然先に進まない笑

こういうノリが好きなのさ♡(*´艸`)
クスリと笑える所にホント癒される♡

そしてミステリはもちろん!安定の面白さ!!!


グロ癒し系ホラー特殊設定ミステリ(小林泰三作品を勝手にそう呼ぶ)

おすすめです!ヽ(´▽`)/



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Posted by ブクログ 2023年01月07日

世界的に免疫力の低下により発症されるゾンビウイルス(正確にはタンパク質で構成された感染症の病原体である、と作中で説明されている)が蔓延した物語の舞台で発生した密室殺人事件を八つ頭瑠璃という女性の探偵が解決の為尽力するミステリー小説。
非現実的な存在に妥当な根拠を与え続けるので説明が冗長になっているの...続きを読むですが、そのくどくどしさが世界観に整合性を見出しており、現実で起こり得るかもしれないという怯懦が作品の魅力を倍増させてくれます。しかしそれ故に登場人物達が合理的で詳細に話を展開していくので情緒というものがあまり感じられませんでした。
説定フェティシズムの方には是非読んでいただきたい作品です。

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Posted by ブクログ 2022年10月17日

ゾンビウイルスが世界中に蔓延し、死ぬとゾンビになるのが一般化した世界を舞台にしたミステリー。被害者が密室でゾンビ化し、どうも他殺らしいという特殊状況の密室殺人ミステリーです。ちょっと状況説明に凝りすぎなきらいがありますが、ミステリーのロジックはしっかりしています。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月08日

なかなか複雑な内容で、面白かったけど理解するまで何度かページを読み返した。あとがきで、特殊設定ミステリ作家と我孫子先生が言われていたが、本当にその通りだと感心した。ゾンビまでは昔からからよくある体だが、プラスαが凄い。パーシャルゾンビなんて、誰が思いつくだろう。部分的に死んでいるだけだから、生きてい...続きを読むるなんて。その為か、巧妙なトリックではなかったが、伏線は見事だった。ただ、コンタクトに関しては❓のままで…。パーシャルゾンビでも目は白濁するから、人間と区別つかないめに、一条は作った。でも、葦土はゾンビに扮装した時に、コンタクトを使った。もともとパーシャルゾンビなのに❓どっち用のコンタクト⁉️考えるほどこんがらがるので、再読しようと思う。

小林先生、ミステリだけど、描写がしっかりホラーでした。
あと、タイトル…さすがです!

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Posted by ブクログ 2021年08月16日

相変わらず読んでるうちに訳がわからなくなる掛け合い満載で面白い。
解説で我孫子武丸氏が、ミステリ読みにとってはエモさが大事なので、小林泰三氏はいまいちミステリ界で評価されないのかもって書いてたのになんとなく納得。

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Posted by ブクログ 2024年04月02日

地球上のすべての生物がウイルスに感染し、いずれ誰もがゾンビ……活性化遺体になる世界。
ある細胞活性化研究者が、先端的な重大発表を控える中密室でゾンビ化するという事件が発生する。彼はいつ死に、どのようにゾンビになったのか。
取り調べが行われる現場に、探偵・八つ頭瑠璃が現れ、その謎に迫る。


死んだら...続きを読む誰もがゾンビ化してしまう地球で起こる、特殊設定ミステリです。
作者さんらしい、理屈っぽく不気味で、シュールな世界観が魅力。世界観や伏線は緻密です。
登場人物たちは皆どこか冷淡に見えて個人的にはあまりハマらなかったかもしれませんが、ラストはほんのり甘くて良かったです。

ミステリ・ホラー、あるいはSFであると同時に、強烈に倫理観を問われる作品でもありました。ゾンビ牧場、食用ゾンビ、野良ゾンビを踊り食いするゾンビイーター。人はどういう状態まで人として扱われるのか。扱われるべきなのか。
特に序盤結構グロテスクなので、苦手な方はご注意ください。
読後肉に対する食欲が減退するかもしれません(笑)

***
ゾンビ系ミステリは色々あるけど、テイストが近いかなと思ったのはこれかな?
『そして誰も死ななかった』白井智之(角川文庫)

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

なんじゃこの題名?と思って読んだ。
いわゆる特殊設定ミステリってやつなんですが、
なんだろうな〜この人の本ってネタとかは好みのはずなのになんかしっくりこない。グロ表現も取ってつけたように見えるのは何故かしら??あと、ミステリとしても本作はあんまりでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月05日

特殊設定ミステリと思っていると、ゾンビホラー寄りのグロイ描写が続く。かと思えばラストはびっくりするくらいに甘やか。尖った印象に惑わされがちだが、小林氏の小説って意外なくらいハートウォーミング系なんだよねえ。とりあえず読者としては振り回される一本なのは間違いない。

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