【感想・ネタバレ】わざわざゾンビを殺す人間なんていない。のレビュー

あらすじ

死ねば誰もが活性化死体(ゾンビ)化する世界

密室の中で突然ゾンビ化した研究者

その真相は──



地球上の全ての生物がウイルスに感染し、誰もがいずれ活性化遺体(ゾンビ)になる世界。ゾンビは家畜ゾンビとして施設で管理されるか、野良ゾンビとして徘徊する──そんな中、ある細胞活性化研究者が密室の中でゾンビ化してしまう。彼はいつ死んだのか、どのようにゾンビになったのか、取り調べが行われる現場に探偵・八つ頭瑠璃が現れ、謎に迫っていく──



我孫子武丸・解説/遠田志帆・装画

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなか複雑な内容で、面白かったけど理解するまで何度かページを読み返した。あとがきで、特殊設定ミステリ作家と我孫子先生が言われていたが、本当にその通りだと感心した。ゾンビまでは昔からからよくある体だが、プラスαが凄い。パーシャルゾンビなんて、誰が思いつくだろう。部分的に死んでいるだけだから、生きているなんて。その為か、巧妙なトリックではなかったが、伏線は見事だった。ただ、コンタクトに関しては❓のままで…。パーシャルゾンビでも目は白濁するから、人間と区別つかないめに、一条は作った。でも、葦土はゾンビに扮装した時に、コンタクトを使った。もともとパーシャルゾンビなのに❓どっち用のコンタクト⁉️考えるほどこんがらがるので、再読しようと思う。

小林先生、ミステリだけど、描写がしっかりホラーでした。
あと、タイトル…さすがです!

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2021年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特殊設定ミステリと思っていると、ゾンビホラー寄りのグロイ描写が続く。かと思えばラストはびっくりするくらいに甘やか。尖った印象に惑わされがちだが、小林氏の小説って意外なくらいハートウォーミング系なんだよねえ。とりあえず読者としては振り回される一本なのは間違いない。

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2021年09月05日

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