セイジ

セイジ

539円 (税込)

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いまはもう寂れてしまった国道沿いの一軒のドライブイン。そこで、僕は、ただ純粋に不器用に生きる青年セイジに出会う。「人間って何だ」「人生っていったい何だ」――そんなことを考えながらも気のおけない仲間たちと楽しく過ごしていたある日、目の前で奇蹟は起こった。文壇を騒然とさせた話題作。太宰治賞作家の原点とも言うべき名作。「竜二」を併せて収録した。

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セイジ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年12月06日

    2017/12月
    辻内さんは自分と似た生に対する探求心をもっているというかその境遇におかれているような気がして
    セイジも竜二も
    生の本質に迫る気がします

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    Posted by ブクログ 2014年08月07日

    少しずつ日常に擦り減らされて考えなくなってしまうこと、終いには感じることすらなくなっていってしまうことを思い起こさせる。

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    Posted by ブクログ 2014年05月20日

    「・・・・・だって、私、神様を目の前で見たんだもの。」

    他人の痛みを共有するということ。
    無骨で不器用な男・セイジがした行為。

    救い―――必ずしも光射すとは限らない。
    慟哭から立ち上がるのは自分の足で、なんてことは解ってる。

    作者が優しいんだと思う。
    不器用な人間に。
    敗者に。
    ドロップアウト...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月29日

    いまはもう寂れてしまった国道沿いの一軒のドライブイン。そこで、僕は、ただ純粋に不器用に生きる青年セイジに出会う。「人間って何だ」「人生っていったい何だ」ーそんなことを考えながらも気のおけない仲間たちと楽しく過ごしていたある日、目の前で奇蹟は起こった。文壇を騒然とさせた話題作。太宰治賞作家の原点とも言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月13日

    映画化を機に読んでみました。

    物語はセイジの視点ではない上セイジがあまり語らないため、周囲が思うセイジ像=セイジになっている気がした。
    セイジが何を思っているのか、何が生きづらいのかが伝わっては来るものの、セイジの心理に共感することは難しかった。
    しかしそれでも、「人とは?」「生きるとは?」「人を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月13日

    再読、氏の作品の中で最も好きな一作です

    ここ数年で、辻内智貴さんの本を何冊売ったことでございましょう

    いぁ、w244―、書店員でも取次ぎでも出版社でもありません
    辻内智貴さんを直接知るどころか、触れたことも見かけたこともありませぬ、唯の一読者であります

    それでも、この寡作ながら真摯な著作活...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月28日

    傍点多すぎが気になって…大正純文学の影響かな。映画はよかった。とくにあの空気感が。原作はあれ以上の感激はとくにないかなー。

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    Posted by ブクログ 2015年04月10日

    映画を見てラストあたりの意味がはっきり理解できなかったので読んでみた。状況は理解できたが、セイジの心情は理解が難しい。

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    Posted by ブクログ 2014年01月12日

    映画を先に見てから読みました。
    物事が見えすぎるが故に、悲しみに埋もれるほかうまく生きていく道がないセイジ。

    結局私はこういう人に惹かれるのでしょう。
    セイジか発する言葉一つ一つが心に残る。

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月03日

    私たちにはきっと立ち止まって考える為の時間が足りない。歩き続けなきゃいけなくて、でもどこかでそれを求めている。どこかに属して多数派でいる安心感を。
    (主人公の二人の人生はそうではない)
    どっちの道を歩んでも辛いのです。

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