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Posted by ブクログ 2021年05月09日
大変わかりやすい遠藤周作流に説き解かれたキリスト教。いや、カトリックと言うべきか。私自身カトリックだが、このような視点があるということが驚きで新鮮だった。特にキリスト教と仏教の比較がおもしろい。執着を捨てる仏教と執着は愛のたまものだから受け入れて認めよ、というキリスト教。愛と憎は同じである。感情を殺...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月24日
めちゃくちゃ良かった。高野山に行ってから、信仰や宗教というものの"実態"とはなにかを知りたいと思っていた。しかし「仏教とは」とか「わかりやすいキリスト教」といった本はなんだか表面的でしっくりこない。
やはり実体験を伴った個人の思想や解釈、その欠片を集めたものが宗教というモザイク画...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月02日
キリスト教徒だった遠藤周作が語る神と信仰についてのエッセイ。キリスト教の理念はどうにも馴染めないけれど、遠藤周作が語るそれは不思議なほどすっと入ってくる。日本人流に「仕立て直した」からであろう。「信仰というのは90%の疑いと10%の希望」であるとし「神は働きによってそれを感じる」と言う。「神というの...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月02日
遠藤周作の全著書に貫徹するテーマ、神の存在と働きについてどのように考えるのかを述べた書。日本人が取っ付きにくいとする宗教=ここではキリスト教に対し、いかに日本という土壌に照らして解し、神と向かい合って来たかを述べる。その取っ付きにくさの前提は、日本での教会のあり方に帰せられている。
キリスト教徒と...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月09日
新興住宅街に住み、特に周囲に宗教を持つ人がいなかった私には、神様を信じるという感覚はとうしても呑み込めないものでした。
それには、小学生のときに起きた地下鉄サリン事件で受けた「宗教」のイメージも手伝っているのかもしれません。
それぞれの神様はその人にとっては強烈に正しくて、疑問を差し挟む余地はないの...続きを読む
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