SF(国内)作品一覧
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-物語の主人公である僕は、ある日、インターネットサーフィンをしているうちに、ふと奇妙なサイトを発見する。 それは平行世界への行き方が記されたサイトだった。物語の主人公である僕が、冗談半分にその方法を試してみると、思いがけず、主人公はほんとうに平行世界へ辿り着くことになってしまう。 そして辿り着いた平行世界は、一見、もといた世界と大差ない世界のように思えたが、実はその背後で、恐るべき事態が迫りつつあった。 辿り着いた平行世界とはまたべつに存在する、もうひとつの平行世界。 そしてその世界に住む種族は、主人公たちが住む世界を侵略しようと画策していた。 果たして主人公たちは、異世界の種族に自分たちの世界を蹂躙されてしまうことを食い止めることができるのか!?そしてその異世界の種族の正体とは一体!? こちらは既にKindleで出版している『異世界侵略』の1~5巻までを一冊にまとめたものになっています。一冊ずつ購入していくよりもお得になっています。『異世界侵略』をまとめて読みたい方や、少しでも安く購入したい方はぜひ!!
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1.0黒鬼族侵攻を未然に防ぐべく、主人公たちはサウシリア世界の最新鋭の跳躍船に乗り込み、ルワナ世界を目指して移動を開始する。航海は順調に進み、主人公たちはあともう少しで目的地であるルワナ世界まで辿り着けるというところまで跳躍船を進めることに成功する。だが、ルワナ世界が目前に迫ったところで、複数の跳躍船が現れて主人公たちの行く手を阻む。それはロンドワスという名の異世界の帝国の跳躍船だった。ロンドワスは保身のために黒鬼族と密約を交わし、生身の身体で異世界移動が可能である主人公たちを捕らえようとしていたのだ。ロンドワスの攻撃を受けて主人公たちの乗っていた跳躍船は破壊されかけるものの、しかし、危ういところを主人公たちは小型跳躍船に乗り換えて脱出することに成功する。だが、その乗り換えた跳躍船もロンドワスの攻撃を受けて損傷を負い、その結果、主人公たちは全く想定外のパラレルワールドへ不時着してしまうことになる。そしてその主人公たちが辿り着いたパラレルワールドには鳥類から進化した人型生命体が存在した。ドーバと呼ばれる鳥類型知的生命体の意外な世界創世の秘密と、彼らが持つ、ある恐るべき習慣。新たな危機に直面することになる主人公たち。果たして彼らの運命は?『異世界侵略特別編』第二弾!!こちらはkindleから既に出版している『異世界侵略』の6巻から8巻までを収録したものになっています。
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-こちらは既にkindleで出版している『異世界探索』の一巻から二巻を一冊にまとめ、少しお求めやすくしたものになっています。 東京都の荻窪で便利屋をやっている俺と久美子のもとにある日奇妙な依頼が舞い込んできた。それは異世界に迷い込んでしまったと思われる妹を現実世界に連れ帰って欲しいというものであった。主人公である俺は、あまりにも現実離れした依頼内容に最初依頼を断ろうとするのだが、しかし、依頼者の提示した報酬に目の眩んだ妹の久美子が、勝手に仕事を引き受けてしまう。 ほとんどなし崩し的に、依頼者の妹を探すはめになった俺だったが、その過程で様々なあり得ない体験をしていくことになる。そしてそんな俺の前に、遂に異世界の入り口がその扉を開くのだったが―――。
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-こちらは既にkindleから出版している『異世界探索』の3巻と4巻を一冊にまとめ、一部加筆修正したものになっています。 中間領域からどうにかもとの現実世界に戻ってくることができた俺と静香のふたりは、その後、無事久美子と合流を果たす。俺と静香のふたりは、自分たちが中間領域で体験したことや、中間領域とは如何なるものであるのかを久美子に話して聞かせる。そうして中間領域について話していくうちに、ふとある可能性が浮上する。それは異世界探知機を持っていたがために、望は異世界人に襲われてしまうことになったのではないか、というものであった。なお、現在、異世界探知機は、久美子の後輩である典弘が所有しており、望が失踪してしまっていることから、急に典弘のことが心配になった俺たちは典弘に電話をかける。だが、そのかけた電話は繋がらない。心配になった俺たちが直接典弘の会社を訪ねてみると、典弘はここ数日会社を無断欠勤しているということが明らかになった。いよいよ典弘のことが心配になった俺と久美子と静香の三人は、典弘が一人暮らしをしているアパートを直接訪ねてみることにするのだが、しかし、そこで意外なことが起こって――――。 見え隠れする異世界人の存在。彼らの目的は一体何なのか? そして望たちはどこへ連れ去られてしまったのか!?『異世界探索』特別編第2弾!!
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-人類がとうに絶滅した未来。広大な宇宙では、かつて人の手でつくられたロボット――マ・フたちが、人間の残した〈聖典(ドキュメント)〉にしたがって惑星調査をつづけていた。姿形がすべて同じにデザインされたマ・フたちは、〈聖典〉を何より大切にし、「特別はつくらない」をモットーに穏やかな日々を送っていた。しかしあるとき、彼らの間に生じた小さな「特別」が、長い長いあいだ保たれてきたこれまでの世界を変えることになる。第8回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「一万年の午後」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-太陽のない世界。人々は月の光さえ忌み嫌い、闇に包まれて生きている。民の間には古くからの言い伝えがあり、それは、危難の折には、神の眷属たる特別な馬がみずから乗り手を見出し東へと発ち、援軍を連れて戻ってくるというもの。しかしある時、馬が背に乗せてきたのは、丘の下に住む年若い少女だった。彼女は言い伝え通りの人々の救世主なのか、それとも滅びをもたらす者なのか――。※本電子書籍は、『Genesis 時間飼ってみた』(東京創元社 2021年10月29日初版発行)に収録の「いつか明ける夜を」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 時間飼ってみた』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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4.0寂れた島で過ごした夏、記憶の中で鮮やかさを増す夏、限りなく続く仮想の夏――夏を舞台とする4編に、青春のきらめきと痛みを封じこめた、第12回創元SF短編賞受賞作を表題とするデビュー作品集。/【目次】「射手座の香る夏」意識の転送技術を濫用し、危険で違法な〈動物乗り(ズーシフト)〉に興じる若者たち/「十五までは神のうち」出生の〈巻き戻し〉が合法化された日本で、過ぎ去りし夏の日の謎を追う男性/「さよなら、スチールヘッド」限りなく夏が続く仮想世界で、自らの身体性に思い悩む人口知性の少年少女/「影たちのいたところ」少女の憂鬱な夏休みにある日現れた、九つの“影”をつれた男の子/解説=飛 浩隆
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-1970年に人工冬眠に入った検事・瀨多時雄は、200年後の東京で目覚めた。だが、あまりに旧来の倫理観とはかけ離れた世の中に、彼は戸惑う。誰もが文明の恩恵を受け、貧富の差が消滅した社会。セックスや恋愛が自由に解放され、嫉妬、三角関係といった問題も起きない社会……。まるで理想郷のような世界だが、犯罪が絶滅したために捜査技術も衰退してしまったという。フリーセックスの日々を享受しながらも、検事としての勘を取り戻した時雄は、敢然と殺人事件の捜査に乗り出す。 1961年に発表された古典SFミステリの名作が電子書籍で復刊! ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 とある実験で男が飛ばされた先は荒涼とした大地。そこで出会った「人」を名乗るロボットは、男よりも未来の世界の人類だった。そして二人はさらに未来の人類と出会い……。2012年制作。
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3.9交通事故で瀕死の重傷を負った少女は、半年の昏睡から目覚めた。身体に傷は残っていないにもかかわらず、事故の後遺症か、彼女は外界に対する現実感を喪失したまま悪夢に悩まされつづける。そして次第に明らかになっていく恐るべき事実……表題作「今はもういないあたしへ…」。汚れきった海を裸で漂っていたひとりの少女。その少女をめぐり、彼女を見つけた三人の男女がまきこまれていく悲しい運命…23世紀の海上都市を舞台に生物の進化する意志、時を超えた想いを描いて1982年の星雲賞日本短篇部門を受賞した「ネプチューン」の二篇を収録。
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-「これは母親のインプリンティング薬だ。目を瞑ってこの薬を服む。そして目を開ける。そのとき最初に見る動く物体を、母親と思いこんでしまう薬なんだよ」彼は次々に別の壜に手を伸ばし、それぞれの効用を話してくれた。彼の説明によると……青は父親、黄は兄、緑は弟、紫は姉、茶は妹、黒は夫、白は妻、ピンクは恋人と思いこませる効用を持つということだった。(「インプリンティングの妙薬」より) 奇想天外なアイデアが満載、マッド・サイエンティストが開発した薬に翻弄される連作短篇「インプリンティングの妙薬」(全6話)と、悪魔と魂の契約を結ぶSF短篇「最後の願い」三部作を収録。 ●高井 信(たかい・しん) 1957年、名古屋生まれ。東京理科大学理学部卒業。1979年、大学在学中にSF専門誌「奇想天外」にて作家デビュー。以後、ショートショートやSFアイデアストーリーを中心に活躍。1990年代にはRPGに材をとった小説やシナリオも執筆。2000年ごろからショートショートの研究に着手。著作多数。
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-AIの進歩が人間の仕事を奪う「技術的失業」が社会を席巻するなか、ついにぼくも職を失ってしまった。すでに実施されているベーシックインカムの給付金だけでは暮らしていけない。人間にしかできない仕事は……と考えて探し当てたのは、高額報酬の、新薬の治験アルバイトだった。採用されたぼくはクライアントのもとへ向かうが。『あがり』の松崎有理が贈る青春SF。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「イヴの末裔たちの明日」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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4.3人生の岐路で、あなたはどうする? 自分は未来人だと主張し、材料も資金も足りない刑務所内で未来に帰るためのタイムマシン製造に勤しむ受刑者のかなしい決断「未来への脱獄」、長く未解決だった数学予想の証明に取り憑かれた青年と、暗号解読に人生のすべてを捧げた宝探し人の行く末を追う「ひとを惹きつけてやまないもの」など全5編。さまざまな“極限”に直面した人々がそれぞれ選びとる、未来の物語。/【収録作】「未来への脱獄」/「ひとを惹きつけてやまないもの」/「イヴの末裔たちの明日」/「まごうかたなき」/「方舟の座席」*本電子書籍は、『イヴの末裔たちの明日 松崎有理短編集』(創元日本SF叢書 2019年11月初版発行)を電子書籍化したものです。
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5.0パラレルワールドの“幕末”期に沖田総司の必殺剣が閃く! 1875年。新撰組が京都・池田屋に勤皇の志士を襲ってから、10年が過ぎた。その間各地で幕府軍は圧倒的な勝利を収め、土佐・長州はすでに降伏し、鳥羽伏見で西郷が重傷を負った薩摩も、幕府に屈するのは時間の問題となっていた。勝利の要因が機械人間(オートマン・ソルジャー)等の科学王国フランスが貸与した最新兵器にあったとはいえ、時の大勢はほぼ決していたのである。 ただ唯一幕閣が懸念するのは、《龍馬ある限り、陽は沈まぬ》と讃えられた坂本龍馬の行方であった。彼はある目的を抱いて、新大陸アメリカに逃れたのである。 龍馬捕縛を命じられたのは、新選組一番隊長・沖田総司であった。総司は、龍馬の恋人・小夜を囮役に伴い、山南敬助等新選組同志4名と共にフランスの水中船に乗り込んで追跡を開始した。 鬼才が描く壮大なSFアクション時代劇・第1弾! ソノラマ文庫では未収録だった雑誌『獅子王』連載時のカラー扉イラストを巻末に特別収録! ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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3.0物語の主人公である僕はいつものようにネットサーフィンをしているうちに、ふと偶然奇妙なブログを見つける。それは未来からやってきた人間が書いたというブログだった。いくぶん胡散臭く思いながらも僕はブログの作者に対してメールを送ってみる。すると、思いがけない展開が待ち受けていた。 襲い来る恐竜に似た巨大生物。追跡者。人類が滅亡したあとの世界。そしてそこにいる昆虫人。更に、失われた五十万年前の地球の古代文明と、火星文明とのつながり。タイムマシン。『失われた世界へ・特別編1』 こちらはKindleで出版している『失われた世界へ』の1巻~5巻までを一冊にまとめたものになっています。一冊ずつ購入していくよりも少しお得になっています。
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4.0「いらっしゃい。地獄へようこそ。ここはなにもかもが楽しくなってくるほど腐ってますよ」 開発途上の植民惑星に降り立った学術調査団が、内戦激化を理由に保護を要請してきた。地球連邦宇宙軍は、近傍にいた嚮導駆逐艦〈島風〉から国場大尉率いる陸戦隊を救出に派遣する。だが、その惑星には想像を絶する〈人類〉の姿が。そして、正統人類連合と自由生態党との間で、恐るべき異形の“戦い”が繰り広げられていた……。 後に連邦首相となる国場の若き日の“血塗られた歴史”を描く、待望の新作。『地球連邦の興亡1』所収の短篇「救難任務/泥森の罠」を全面改稿・大幅加筆した衝撃の長篇! 書き下ろし短篇「攻撃目標G」を併録。
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-銀河の片隅に忘れ去られていたノンディル星系。だが、ここでも人類はたくましく生きていた…。万能自動宇宙服マルチ・ムーバーのダイザッパーを愛用するバン・リディム。彼は怪我で入院した父親に代わり、高速貨物宇宙船シェラIIIを駆ってノンディル星系を飛び回っていた。そこに突然現われた純白の巨大宇宙船エターナル・ハリハクスとそれを追う漆黒の宇宙戦艦ワルキューレ。これこそは銀河系中央政府を1000年に渡って統治してきたルルマ家を揺るがさんとする陰謀の一端だった!! スペース・オペラ・コメディ第1弾。ぶらじま太郎による解説を収録。 ●とまとあき 音楽その他もろもろディレクター。エネルギー源/ヱビスビール。 ●塚本裕美子(つかもと・ゆみこ) 蟹座。B型。趣味/千羽鶴に乗馬。好物/おいしいもの。
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3.0その粘体(アメーバ)は吸収と成長を続け、東京を、日本を、世界を壊滅させた。そして・・・・・・。奇想SFの極北! 第9回日本SF新人賞受賞作。 動物を食らい、人を食らう。皮だけ残し、その内側を満たす。あらゆる場所に棲息できる。増殖性を合わせ考えると、種としての「粘体」は、不老不死だ。全滅させられず、一粒でも残れば、そいつが食せる獲物があれば、増殖していく。いくら退治しようとしても、できるものではない。粘体と人間のどちらが勝者となるか、わかりきった茶番劇だ。最初は見るもおぞましい形に変貌した犬の発見から始まった。当初は南極にだけ存在していた、猛烈な食性を持つ粘体細胞の、暴走。極地研究所雪氷部員として南極に派遣されていた伊吹舞華は、ジャーナリスト目黒丈二とともに、絶望的なサバイバルに身を投じるが…。第9回日本SF新人賞を受賞した、奇想SFの極北。
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3.0惑星ジパス――すでに栄えた文明は滅び、女性だけしか生まれなくなった種族が住む――の古代遺跡を調査するため訪れたトキ乃。しかし現実に待っていたのは博物館での雑務に追われ、調査にはほど遠い日々だった。傷心のトキ乃は、この惑星を訪れるとき、スペースバスの中で出会った神父のアレクと地球の猫に似た容姿のガラリア人セイジロに誘われて、遺跡へ行くことに。教会に伝わるという「宇宙生命図鑑」。その欠落した部分を改訂作業していると言う彼ら。その本当の目的とは……。渾身のSFファンタジー。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
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3.5海外作品の的確な紹介と洒脱な筆致による創作の両面から初期の日本SF界を支えた名手・都筑道夫。その唯一のSF短編集が本書である。流刑星にただ一人閉じ込められた囚人は、いかにして殺害されたか――「宇宙大密室」、あなたは60年後に殺されました、と語る男が訪ねてくる――「凶行前六十年」、自殺するには一千万の税金がかかる時代に、無一文で自殺に成功する方法とは――「イメージ冷凍業」などをはじめ、日本民話に材を採った、鼻たれ天狗が主役の連作など幻想小説まで幅広く収める。また巻末には中編SFスリラー「地獄の鐘が鳴っている」を書籍初収録。さらに日本におけるSF黎明期の出版活動について聞いた貴重なインタビューを加え、解説では都筑のSFにおける足跡を詳細に紹介した。【収録作】【未来への危険な旅】「宇宙大密室」「凶行前六十年」「イメージ冷凍業」「忘れられた夜」「わからないaとわからないb」/【心のなかへの奇怪な旅】「変身」「頭の戦争」/【機内サービス映画】「カジノ・コワイアル」/【民話へのおかしな旅】「鼻たれ天狗」「かけざら河童」「妖怪ひとあな」「うま女房」「恋入道」「一寸法師はどこへ行った」「絵本カチカチ山後篇」「猿かに合戦」「浦島」/【追加オプション 見知らぬ過去への旅】「地獄の鐘が鳴っている」/あとがき(ハヤカワ文庫JA版)/著者自身による解説(徳間文庫版)/翻訳SF黎明期 都筑道夫インタビュー/都筑道夫とSF=日下三蔵
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-《むかし――それはおそらく何億年も前のことだろう。太陽という天体があって――》すべての伝説はこんな風に語られてゆくのだった。 三カ月で死者の数二万人。全滅の危機に直面したシティの予想もしない結末とは――? 「シティ〇年」から「辺境五三二〇年」まで宇宙年代記を時代順に収録し、この世界を共有しつつ東キャナル市を交点とした別の未来を描く「東キャナル文書」「喪われた都市の記録」までをあわせた、究極の「宇宙年代記合本版」。 宇宙はどこから生まれ、どこへいこうとしているのか。人類は、そして文明は、どこから生まれどのように滅びていくのか。宇宙の悠久の時のなかで人類がおりなす、時に愛すべき、時に残酷な営みを詩情豊かに謳いあげた傑作SF集。
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-第2回バディ小説大賞受賞作が電子書籍化! ユートピアともディストピアともつかない近未来のイメージが鮮烈なSF小説。 文春文庫が小説投稿サイト「エブリスタ」とコラボして開催した「バディ小説大賞」。 「ロケーション」をテーマとした第2回を制したのは、瑞々しい感性で近未来社会を描き、その中で芸術の在り方を追究したSF&美術小説。 新時代を予感させる大型新人の出現です! 【あらすじ】 前方性健忘で記憶が1日しかもたない美術商の有栖と、その助手でやはりある時期以前の記憶を失った少女・キリ。 しかもキリは透明人間で、初対面の人間には見えないらしい。 この奇妙なバディが生きるのは、ある日、突然世界中の都市から大量の人間が消失した〈ドゥームズ・デイ〉後の世界だった。 廃墟のようになった街で暮らす人間たちは、わずかな例外を除いて、頭蓋骨の額の部分の裏側に埋め込まれたSmartTagと呼ばれるチップによって脳とネットワークが直接接続され、管理されている。有栖はSmartTagを入れていない例外的人間、〈ブルーイリス〉だった。 二人は有栖が求める美術作品とアーティストを捜し、世界を旅するのだった――。
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4.3〈クラッシャージョウ・シリーズ7〉暗黒邪神教事件以来消息を絶っていたクリスが病床のジョウに挑戦状を叩きつけてきた! 人面魔獣事件で重傷を負ったジョウには長期の治療が必要だった。その入院生活もようやく終わろうとした頃、病床のジョウは不可解な襲撃を受ける。それは暗黒邪神教事件以来消息を絶っていたクリスからの死の挑戦状だった。エスパーの国、神聖アスタロート王国をうちたてた美しき魔王は、銀河系の新たな支配者となることを宣言し、全人類の滅亡を予言してきたのだ! わずかな手懸りからジョウたちは捜査を開始するのだが。 /掲出の書影は底本のものです
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3.6パチンコ店の屋上で拾った奇妙な犬を飼育する三姉妹の人生を繊細かつユーモラスに描いて第1回創元SF短編賞佳作となった表題作をはじめ、郊外のぼろアパートで暮らす多言語の住人たちの可笑しな日々「シキ零レイ零 ミドリ荘」、15人姉妹の家が建つ孤島をある日見舞った異常事態「母のいる島」、謎めいた子供たちの日記で幕を開ける不可思議な冒険「おやすみラジオ」、ねぶたの街・青森を舞台に時を超えて紡がれる美麗な幻想譚「巨きなものの還る場所」の全5編を収録。新時代の感性が描く、シュールで愛しい物語。第36回日本SF大賞候補作。/解説=大野万紀
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-阪神、タコ焼き、通天閣、道頓堀、食いだおれ……魅惑と陶酔のテーマパークへようこそ! ここはウニバーサル・スタジオ。大阪をテーマにした楽しいアトラクションがあなたをお待ちしています。巨大タコが襲う水上バスの刺激的なライド、四天王寺の亀の池ではカメ型メカとザリガニ型怪生物の痛快なバトル、通天閣からは軌道上イカリングへの魅惑のツアーにお連れします。そして、阪神タイガース優勝を祝しての道頓堀ダイブも心ゆくまでどうぞ。いや現実には、人類滅亡まで二度と優勝できなかったわけですが…。 ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
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4.0高校生・久遠空々梨(くどう・くくり)の下校途中、いきなり巨大隕石が地球に直撃! 全人類は一瞬にして滅亡した!!――目を覚ますとそこは隕石衝突の三日前。混乱する空々梨を前に従姉妹の非数値无香(ひすうち・ぬるか)が言うには、空々梨は星間諜報組織〈偵察局〉のエージェントだったが、世界線混淆機の起動によって記憶を失い日本の女子高生になってしまったらしい。再び迫る隕石、襲い来る異星人の艦隊。人類、大ピンチ!? 宇宙がヤバイ大活劇、新版爆誕! 大胆な改稿と、今井哲也氏による挿絵を多数追加。さらに著者書き下ろしのあとがき・参考文献を収録。
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4.0「馬の首」と呼ばれる暗黒星雲には、犬に似た知的生物が住む星があった。 ところがここで戦乱が勃発、戦闘は急速にエスカレートしていく。 この機に乗じて一儲けをたくらむ行商人「戦争婆さん」もその波に呑まれ、4人の息子たちがひとり、またひとりと戦渦に巻き込まれていく。 彼らの運命は、一大宇宙船の趨勢を決定づけることになるのだが…… 戦果の悲惨さ、滑稽さ、カッコよさ、すべてを内包して疾走する、筒井康隆第2長編SF。 〈解説・日下三蔵〉
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3.5村雲達6人のクルーメンバーは、そう裕福でない日々の中で捻出した費用で、念願の新艇を手に入れる。早速、三日月島をスタートに開催される外洋ヨットレースへの参加を揚々と決める。小笠原諸島近くのその島には申し分ないサービスを提供するホテルがあり、ヨット乗りには夢のような島だった。盛り上がる「大きな少年」たちを、時に辛辣な言葉をかけながらも温かく見守る家族や恋人たち。唯一の懸念は、きな臭い世情不安だけだった。メンバーの一人である諸橋は物理学を専門とし、政府のあるプロジェクトに加わっていたのだ。独身を通してきた村雲は、お礼セーリングに美しい女性輝喜を互いの愛犬二匹とともに連れてきた。若くてフリーターの洋平はシングルマザーとの交際を真剣に考え、ベテランの相原は自分の体力と人生の限界を感じていて、メンバーそれぞれがそれぞれの思いとともにレースに向かおうとしていた。準備のために三日月島に先入りしていたメンバー、しかし合流するはずの諸橋や家族たちが当日になっても到着しない。本人たちの携帯も通じない。やがて一切の通信も凍ってしまい……。世界で何が起きているのか? ――切ない、心に迫る、ディストピア小説。
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3.3惑星ズヴゥフルVの宇宙港の片隅に、小さな店“ゑゐり庵”がある。 今は昔、地球人らしき初代店主が、この星でソバの栽培に大成功。以来、宇宙屈指のソバが食えると有名な名店だ。ところが、やって来るのは、どういうわけか、奇妙キテレツな客ばかり。今日も巻き起こる大騒動の顛末は…… 卓抜なアイディアとあふれるユーモアで綴った連作が待望の復活! ボーナスとして、ケッ作「包茎牧場の決闘」等3編をくわえた、カジシンの宇宙SF集。 〈解説・星 敬〉
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-「開かないなら壊せばいいじゃない」 いきなり創刊した最も新しい「SF雑誌」オルタナ。 さらに加速して第2弾「Locked」を発刊! 内圧を限界まで高めて、世界の閉塞感をぶっこわせ! 〔掲載作品〕 ・ワンタイムキー(茶屋休石) ・ボックス、アプロックス(波野發作) ・49パラグラフにも及ぶリロの素晴らしき生涯(その半生)前編(伊藤なむあひ) ・繭子(淡波亮作) ・SFと漫画の果てなきスパイラル[オルタナ茶話会] ・私を追いかけて(米田淳一) ・詐欺師の鍵・第2話(山田佳江) ・サッドモッブ(進常椀富) 全8作品 **************** 編集長 山田佳江 表紙デザイン 山田佳江(いーブックデザイン) 発行協力 ePAC
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-欲しがりません、 勝つまでは。 そうだ。欲しがるには、勝つしかないのだ。 勝った暁には、世界のすべてを手中におさめ、 ヌシと朝寝がしてみたい。 鬼才・折羽ル子を編集長に迎え、オルタニアは新たなステージへ。 打ち合わせ一切ナシでこの濃厚コラボはどうかしてるぜ。 さあ、どっぷり漬かって脳みそ溶かしちゃいなよFeFeFe Don''t think, Feeeeel!! 掲載作品 折羽ル子 「ラリリン♪まやくちゃん」 米田淳一 「僕はエネミー」 淡波亮作 「鉄くらげ工場の少女」 アンジェロ 「なぜ、IT系イケメン社長はモテるのか」 波野發作 「煉獄」 熊田漢 「欲しがりませんカミまでは。」 淡波亮作 「欲しがりませんカツまでは。」 山田佳江 「昂奮ブロマイド」
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-2018年12月刊、オルタニア7号。 沈黙は、たったの2ヶ月だった。 ………………………… ツィオルコフスキーはこう語った。 「地球は人類の揺り籠である。しかしいつまでも留まってはいないだろう」と。 エンリコ・フェルミはこう語った。 「みんな、どこにいるんだろうね」と。 アイザック・アシモフはこう語った。 「どのような遺伝子が生成されたとしても、いずれヒトに劣らぬ種が形成されただろう」と。 後継種。 孤独に栄え、孤独に滅ぶであろう、ヒトの後を継ぐ種族。 それらはヒトの似姿か。はたまた別の何者か。 ヒトは何を成し得るか。 ヒトは何を成し得たか。 テーマはあくまでスタート地点。 多様な作家の豊かな想像力が、好き勝手な方向に暴走する! 1万字小説バトル「にごたな」最優秀賞受賞者・片倉青一が満を持して雇われ編集長に就任。 オルタニアに効率化、〆切厳守、綱紀粛正の旋風が吹き荒れた。 結果、なんと前号からたったの2ヶ月でスピード刊行。 やればできるじゃないか? いいえ、やらなかっただけです(編集長談)。 掲載作品 山田佳江 「タカシ」 折羽ル子 「バトルタワー・ダイ・ビルヂング」 波野發作 「エスピオナージ・ワン」 アンジェロ 「普通の女子高生が【時をかける少女】になってみた!」 淡波亮作 「碧き新世界のうた」 妹尾ありか 「星の灯火」 ゲスト 片倉青一 「Nが2になった日」 ゲスト
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-1年半ぶりとなる辺境のSF雑誌オルタニア。 ひっさしぶりやな。 元気しとった? え? なんか訛ってる? 訛ってへんわ! 腹立つわー。なんやの? まあええわ。とにかく読んでや。頼むでホンマ。 ほなさいなら。 掲載作品 淡波亮作 「梅ダンジョンから愛を込めて!」 アンジェロ 「アンドロイドの女の子と地下闘技場で戦ってくれますか?」 折羽ル子 「火星人ハウマッチ」 波野發作 「デッドインファントリー・ゴウズ/ダイ・アンダーグラウンド」 山田佳江 「終末の死にたい救世主たち 中編」 倉下忠憲 「Step-wise」 スペシャルゲスト 緋川小夏 「海よりも碧く、空よりも高く」 ゲスト 椋康雄 「はる」 ゲスト編集長
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-令和元年五月六日開催の文学フリマ東京のために急遽呼びかけ、五日間のショットガン制作を実施したオルタニア臨時増刊号。 募集開始から締め切りまで24時間。 文字数は2000字。 書けるやつだけ乗りな!な感じの難民ボート。 荒海に乗り出して藻屑と消えたか……。 掲載作品 波野發作 「たったひとつのクールな方程式」 進常椀富 「ビバ スノーボーラァァァ!」 米田淳一 「餃子が焼けるまで」 白色黒蛇 「私の名前間違ってます」 リューチ 「冷えた部屋」 一希零 「リビジョン」 雲鳴遊乃実 「宇宙船は涙を流せない」 淡波亮作 「冬の終わり」 諏訪靖彦 「壊れた冷蔵庫」 オカワダアキナ 「庫と庫と庫」 めきし粉 「令和元年時間旅行者」 腐ってもみかん「フリッジズ・ブルース」 天王丸景虎 「冷やし中華はじめました。」 川田のん 「なんだか、とても、寒いんだ」 山田佳江 「おとなになれないきみたちとふたたび」 M☆A☆S☆H 「Cold Blood」 宮沢弘「冷たい笑い」
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-2017年6月刊、オルタニア4号。 編集長は饒舌魔・米田淳一。 衝撃! 雑誌が止まれない! カバーキーパーの盲点を突く! 完璧な決起計画! これまでいろいろな夜があった。水晶の夜、長いナイフの夜、ヴァルプルギスの夜、志村の夜(なんか違うのが混じってるけど気にしない)。 そしてその夜に! 戦慄の「SF鉄道の夜」が加わる! 絶望か! 饒舌か! 暴走時代2017! 現代の狂気を強くエグる! 空前のスケールで叩きつける! いつものレギュラーにゲスト3名、そしてあのまさかの子たちが登場! みんなを載せたオルタニアは「走る棺桶」と化した! オルタニア4号「SF鉄道の夜」、爆笑と興奮の旅へ一直線!
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-「最も自由で、最も新しいSF雑誌」 気鋭の作家七名が贈る、これまでにありそうでなかったSF誌! 読み終えたとき、あなたのなかの『SF』は更新されていることでしょう。 〔掲載作品〕 ・オラクル (大滝瓶太) ・詐欺師の鍵 (山田佳江) ・シャノン・ドライバー (米田淳一) ・ロール・オーバー・ベンヤミン(ろす) ・痛みの見せる夢 (淡波亮作) ・プラトーン・スタンダード(波野發作) ・アルミ缶のうえに (伊藤なむあひ) 全7作品 **************** 編集長 伊藤潤一郎(隙間社) 表紙デザイン 山田佳江(いーブックデザイン) 発行協力 ePAC
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-人間とアンドロイドの『未来』を考えるSF小説 人間とアンドロイドの戦争が終わり、気の遠くなるほどの時間が経った世界。 カメラマンのドレ・リクサーはフェルメイユ行きの汽車に乗り、千年の旅を続けてきた。 戦争を終わらせた街『フェルメイユ』まであと少し。 ドレは人間とは何かアンドロイドとは何かについて考える。 しかし、そんな考えを揺するような事件が幾度となく彼に襲いかかる。 これは人間とアンドロイド、二種族の「未来」を考えるSFロードノベル。 イラスト・岩村月子 【目次】 「プロローグ」。第一章「ラヒュイム」。第二章「クランセラ」。第三章「汽車」。第四章「ベール」。第五章「メシリア教国市」。第六章「ケイストリート〜メハ島」。第七章「キリアス」。第八章「オールドステイト(過去)」。第九章「フェルメイユ」。「エピローグ」 【著者】 杉村修 杉村 修(すぎむら おさむ、1988年12月13日‐)は日本の作家。岩手県出身。 人物 小説家、SF作家。いわて震災小説2020「さよならプレゼント」入選。 著作 『神話世界のプロローグ』(2019年、マイナビ出版) 『始まりのフェルメイユ』(2020年、株式会社ボイジャー)ほか
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-力強い物語。3人の選考委員が揃って最高点をつけただけあって、のっけから尋常ならざる迫力を感じさせる。 一見、神話的な古代ファンタジーのようにも、先鋭的な(もしくは反動的な)フェミニズムSFのようにも見える作品だが、その人工的な設定にもかかわらず、単純な構造に還元しきれない荒々しい魅力を備えている。 「この作品には、書かれなければならなかった理由がある」(飛浩隆)、「自分が何を書こうとしているか、作者はよくわかっている」「候補作の中で、もっとも社会に出す価値のある作品」(東浩紀)と評された理由も、読めば納得できるはずだ。 ーー大森望(「解説」より) その群れは多数の女とたった一人の「父」から成っていた。 「父」は女とちがい、全身を分厚い毛皮に覆い、頭上には枝角を冠のようにいただいていた。 「父」は年老いると女を殺しはじめ、最も強い女が男となり、 年老いた「父」を殺して新たな「父」となる。 13歳の少女ハイラはあるとき、自分の群れの「父」ではない、若い男の姿を見る……。 女とは、男とは、母とは、父とは。 ジェンダーに深く切りこんだ、 雄大なる社会派エンターテイメントSF!! <ゲンロン 大森望 SF創作講座>第3期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化! 改稿のうえ、大森望による解説を付す。
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-少し不思議(S・F)な小説を集めた短編集。 不思議な世界を、アーティスト・いけぶん氏のイラストと共に! とある秘密を抱えた双子の姉妹・アミとエミ。 ある朝、エミが「毎日を記念日にして祝おう」を言い出して……。 表題作「エブリデイ・アニバーサリー」を含む、少し不思議(S・F)小説5編を収録。 〈収録作〉 「エブリデイ・アニバーサリー」(『別冊群雛』1周年記念号収録作再録) 「僕の彼女はマトリョーシカ」 「『水濡れ厳禁』だらけ」 「姉妹が食するビスケットの小宇宙」 「第2ボタン・リバース」(『卒業』収録作再録) ---------------- ※一般的な文庫本換算:100ページ(39字×15行計算)
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3.6日本初の多目的宇宙ステーション『白鳳』で発生した、不可解な出来事。 無重力の空間をゆっくりと漂う死体は、まるで数十メートルの高度から“墜落”したかのようだった。 果たして、事故なのか、事件なのか? 従姉妹の森鷹舞衣の“計略”により、偽装結婚をして『白鳳』見学に訪れていた若き研究者・鷲見崎凌は、 謎の真相を探るため、行動を開始することとなる…。 斬新な設定とスマートな論理的解決で、各界に衝撃を与えた本格SFミステリー。 第1回日本SF新人賞受賞作を加筆修正し刊行。 序章 PROLOGUE 第一章 花嫁は周回軌道を目指す CHAPTER1:THE BRIDE GOES TO THE EARTH ORBIT. 第二章 博士たちは虚空を漂う CHAPTER2:THE SCIENTISTS FLOAT IN THE VOID. 第三章 素人探偵は閉鎖系を彷徨う CHAPTER3:THE AMATEUR DETECTIVE WANDERS IN THE CLOSE CIRCLE. 第四章 シュレーディンガーの寡婦は微笑む CHAPTER4:SCHRÖDINGER'S WIDOW SMILES. 第五章 咎人の見えざる左手またはmgh CHAPTER5:THE SINNER'S INVISIBLE LEFT HAND,OR MGH. 終章 EPILOGUE 解説 牧眞司
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-超新星爆発で地球に飛来した、錯乱した高次元生命体。それらは人間に憑依し想像を絶する戦闘能力を発現させる。迎え撃つのは全身を戦闘用に改造した合衆国陸軍の最新鋭ウォーボーグ部隊。アフリカ大陸のコンゴ共和国に異状が察知され、世界第二の大河を下る秘境でのミッションが下された。二段構えの敵の正体は? ※本電子書籍は、『Genesis されど星は流れる』(東京創元社 2020年8月28日初版発行)に収録の「エレファントな宇宙」のみを電子書籍化したものです。『Genesis されど星は流れる』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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3.3映画監督を志す守凪了子(カミナギリヨーコ)は舞浜南高校に進学し、憧れの映画研究部に入部する。仲間たちとともに、AIを駆使した長編映画を製作し、コンテストに応募するのだ。作品提出期限は夏休み最終日。だが、撮影を続けるなかで、了子たちはあちこちで奇妙な齟齬に出会う。それはこの高校だけでなく、舞浜という街自体に隠された〈世界のほころび〉だった――。新進気鋭のハードSF作家が新たな着想で綴るゼロ年代最高の本格SFアニメ『ゼーガペイン』の語られざるエピソード。巻末に文庫版ボーナストラックを加えた。/【目次】プロローグ/第一章 なぜ守凪了子(カミナギリヨーコ)は映画監督になれないのか/第二章 ホログラフィック・ノイズ/第三章 守凪組/第四章 n番目の祝祭/第五章 ダークディスク/第六章 シェルタリング・サマー/第七章 からまる夏の守凪了子/第八章 エントロピック・アシンメトリ/第九章 舞浜南高校映画研究部/第十章 オケアノス――世界の海/第十一章 夏を継ぐもの/第十二章 831/エピローグ/ポストクレジットシーン ホロニックワールド・エンタングルメント/単行本版あとがき/文庫版あとがき/解説=花澤香菜
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-新社会人・笹島洋子の精神は緩やかに死につつあった。大流行中のソーシャルゲーム「エヴォリューションがーるず」がその原因だ。アニメから入って何気ない気持ちで始めた「エヴォがる」への課金は、坂から転がり落ちるような勢いでその額を増していく。時間と貯金を削られていくなか、廃人と化してしまった洋子はついにその命を散らすことになる。しかし、それは新たな生の始まりであった――他者を捕食して〈ポイント〉を貯め、〈ガチャ〉を回すことで〈がーるず〉としての進化を遂げていく世界でアメーバに転生した洋子の、愛とソシャゲと宇宙創生をめぐる大冒険が幕を開ける! 大ヒットデビュー作「最後にして最初のアイドル」を超える驚天動地のワイドスクリーン・バロック。
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4.3画像生成AI、ChatGPTなどの対話型AI――まさにカンブリア爆発ともいえる速度と多様さで、AI技術は人類文明を劇的に変えようとしている。その進化に晒された2025年大阪万博までの顛末、チャットボットの孤独、AIカウンセラーの献身からシンギュラリティまで、22名の作家が激動の最前線で体感するAIと人類の未来。『ポストコロナのSF』『2084年のSF』に続く日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第3弾 目 次 まえがき 大澤博隆 準備がいつまで経っても終わらない件 長谷敏司 没友 高山羽根子 Forget me, bot 柞刈湯葉 形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな シンジツ 荻野目悠樹 AIになったさやか 人間六度 ゴッド・ブレス・ユー 品田 遊 愛の人 粕谷知世 秘密 高野史緒 預言者の微笑 福田和代 シークレット・プロンプト 安野貴博 友愛決定境界 津久井五月 オルフェウスの子どもたち 斧田小夜 智慧練糸 野﨑まど 表情は人の為ならず 麦原 遼 人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか 松崎有理 覚悟の一句 菅 浩江 月下組討仏師 竹田人造 チェインギャング 十三不塔 セルたんクライシス 野尻抱介 作麼生の鑿 飛 浩隆 土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie 円城 塔 この文章はAIが書いたものではありません 鳥海不二夫 各篇解説 鯨井久志/鈴木 力/冬木糸一/宮本裕人