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パレット文庫 秘密クラブ、海へ行く!
他人を癒(いや)す笑顔で白瀬真透(しらせますき)が、アーチェリーで藤堂要平(とうどうようへい)が英聖高校に特待生入学して初めての夏休み。要平はインターハイを前に苛立(いらだ)ち、平安時代の陰陽師(おんみょうじ)・室野鷹羽(むろのたかは)と僕(しもべ)の妖魔・百舌(もず)から肉体を奪回した理事長・黒崎(くろさき)は悪夢にうなされ憔悴(しょうすい)気味。そんな時、小野篁(おののたかむら)が現れ、黒崎の悪夢は彼の肉体を狙う鷹羽の呪詛(じゅそ)が原因という。鷹羽の行方(ゆくえ)は知れず、すぐには行動を起こせない。要平と黒崎をリラックスさせるべく真透は「夏合宿」を提案。海水浴を初め思い切り遊んだその夜…黒崎は篁や魔物らが出入りする古井戸まで夢で導かれ正気(しょうき)づく。そこには狼の肉体を持つ鷹羽と醜怪(しゅうかい)な姿の百舌が! 両者に挟まれ覚悟を決めたそのとき…!? -
パレット文庫 秘密のクラブ、平安の都へ!
英聖高校1年の白瀬真透(しらせますき)と藤堂要平(とうどうようへい)は、特殊能力を集めたE組のクラスメイト。真透は人を癒(いや)す不思議な笑顔、要平はアーチェリーの才能を買われたのだ。古井戸から現れる魔物を2人で力を合わせて退治できることが判明して以来、生物教師の中条(なかじょう)率いる「秘密クラブ」でバイトをすることに。 寮で中間試験の勉強をしていた2人に、符(ふ)の蝶(ちょう)が秘密基地への招集を知らせにきた。そこには、中条が師匠と呼ぶ平安時代の有名な陰陽師(おんみょうじ)・小野篁(おののたかむら)がいて…?! 秘密クラブメンバーのミッションは、魔物に身体を奪われた黒崎理事長の肉体奪還(だっかん)。平安の都で噂の民間陰陽師と黒崎がそっくりとわかり?! -
パレット文庫 秘密のクラブへようこそ!
可愛らしい白瀬真透(しらせますき)は、特殊な「笑顔(えがお)」で由緒(ゆいしょ)正しい名門校・私立英聖(えいせい)高校1年E組に入学。E組とは若い理事長が作った特別クラスで、毎年20人の特殊能力を持つ者だけが選抜(せんばつ)される。真透のクラスメイトでありアーチェリーで入学した藤堂要平(とうどうようへい)は、クールな自分を笑顔で動揺(どうよう)させた真透(ますき)に戸惑(とまど)いながらも、要平に懐(なつ)く真透といつも一緒に行動することに。ある日2人は、学校の裏庭で魔物(まもの)に襲(おそ)われる。実はそれは秘密のクラブへの入部試験で?! 生物教師でシュールな中条(なかじょう)、茶道家元の息子で精悍(せいかん)な2年生波多野研吾(はたのけんご)、その妹でキュートな絢乃(あやの)とともに古井戸にまつわる事件に挑(いど)むことに…?! -
人買奇談
「夢を……買うと申すか」深淵のような瞳の底で、妖しい微笑が揺らめいた。世にも美しい娘の姿は、黄金の光に包まれて、天女のそれに紛(まご)うかと思われた。だが、次の瞬間、天本と敏生の眼前で繰り広げられた光景。――それは信じがたいまでに恐ろしく、そして哀しいものだった……。精霊の血を継ぐ少年と、美貌の追儺師(ついなし)が術を駆使して、百鬼妖魔を討ち破る! 話題のネオ・オカルト・ノヴェル開幕! -
姫怪盗と危険な求婚者
姫怪盗×腹黒王子! 運命のラブ・バトル! 地味姫と呼ばれるフローラ王女の裏の顔、それは華麗に世を騒がす美貌の大怪盗シュバルツ! そのシュバルツへ大胆に宣戦布告をしてきた青年が、なんと隣国の王子としてフローラ姫の前に現れた! もしかして正体がバレてる!? 意味ありげに口説いてくる王子クレメンスに、必死に地味姫を演じるフローラだったが……気づけば王子の花嫁最有力候補に? 腹黒王子の仕掛ける恋の罠に、姫怪盗の運命は!? トキメキのラブバトル! ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
姫怪盗と危険な求婚者(イラスト簡略版)
姫怪盗×腹黒王子! 運命のラブ・バトル! 地味姫と呼ばれるフローラ王女の裏の顔、それは華麗に世を騒がす美貌の大怪盗シュバルツ! そのシュバルツへ大胆に宣戦布告をしてきた青年が、なんと隣国の王子としてフローラ姫の前に現れた! もしかして正体がバレてる!? 意味ありげに口説いてくる王子クレメンスに、必死に地味姫を演じるフローラだったが……気づけば王子の花嫁最有力候補に? 腹黒王子の仕掛ける恋の罠に、姫怪盗の運命は!? トキメキのラブバトル! ※この作品はフィーチャーフォンサイズの小さいイラストが収録されています。 -
姫なのに王子
森と湖に囲まれた美しい国アマリリスの王女プリシラ。だが父王が行方知れずのため、城では大臣の娘リリアンヌがわがもの顔のふるまいだ。ある日、国一番の職人から花冠がプリシラに贈られてきたが、春の祭りで「ドラゴンの乙女」をつとめるのはリリアンヌだったから厄介なことに。さらに祭りで浮かれる城下に王の「幽霊」が出没するという噂がたって…。真相を求め、城を抜けだすプリシラだが!? -
故きを温ね、新しきを知る 特別版<右手にメス、左手に花束9>
死ぬまで……いや、死んでも、お前だけやで 師走のとある夜。篤臣はいつになく沈んだ様子の江南から、消化器外科に来たポリクリの学生に手を焼いていると聞かされる。学生の名は板倉祐二。今風の容姿にそつのない振る舞い、しかし板倉の本質はモラトリアムという楢崎の言葉に、臨床の現場でいつか問題を起こすのではと篤臣たちは案じていた――。一方そんな心配をよそに、もう一人の消化器外科医には春が。見たことのない大西の姿に驚きと失笑を禁じ得ないものの、同時に様々な人生の節目に立ち会った江南と篤臣は、結婚の誓いを思い返し…。 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされた番外編SS「うれしいこと」を特別収録の限定版! -
仏頂面な旦那様ですが、考えはお見通し
わけあって家族と離れ引きこもり生活を送る伯爵令嬢のエヴァ。彼女を心配した父親によって整えられた縁談を受け入れ、新しい人生を切り開く決意をして嫁いだ――のに、待っていた仏頂面な旦那様は離縁をお望みでした!? でも、神様から与えられた力によって人の心が読めてしまうエヴァは、心の内では申し訳ないと謝り続けていることを知ってしまい……。どうやら旦那様もわけありで、新婚生活はいったいどうなる!? 書き下ろし後日談も加えて登場!! ※電子版はショートストーリー『エヴァの秘密』付。 -
忘恋奇談
「こっくりさん」遊びで2人が死んだ! 「蛇が来る。怖い!」押屋女子学園高等部の生徒が2人、謎の言葉を残して死んだ。2人に共通しているのは、こっくりさん遊びに熱中していたこと。調査に赴いた天本は、水田桐枝という生徒を見て驚いた。昔の恋人で悲惨な死をとげた霞波(かなみ)と生き写しなのだ。桐枝は事件と関係があるのか? そして敏生は天本の悲しい過去を知ることに──。 -
魔女は灰かぶり
人を寄せ付けない森に暮らす魔女エレンは、迷い人が来ると老婆姿でやり過ごしていた。ところが、ある日彼女の家を訪れた王太子のカイは、その姿で邪険にあしらっても足繁く通い、口説いてくる! この王子、もしかして熟女好き!? 戸惑いながらも実は彼に惹かれているエレンだが、カイの気持ちを受け入れるわけにはいかない。なぜなら、彼には運命の人がいることを知っているからで――。好きな人を運命の相手と結びつけようとするツンデレ魔女と猛アプローチする王子の溺愛ラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー『初恋は詐欺のように』付。 -
招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁 ガーランド王国秘話
先王の遺児として、寂れた古城で、穏やかな幽閉生活を送っていたエレアノール。だがある時、第二王子ダリウスの妃候補として、急遽、王宮に召されることになる。昨今、王家との縁戚関係を望む宮廷貴族たちの争いが激化しており、その動きを牽制するため、彼女に白羽の矢がたったのだ。十年ぶりに帰還することになったエレアノールに宮廷中の注目が集まる中、事件が――。華麗な陰謀劇の幕が開く! -
魔法学者はひきこもり!
「――ずっと君に会いたかった」天才魔法学者のミーシャは同僚にも“レアもの”扱いされるほど重度のひきこもり! そんなミーシャが研究院内で偶然助けたのは、彼女の“大ファン”レオナルド王子だった。魔法音痴だと言う彼に迫られて、なりゆきで魔法を教えることになったミーシャだけど、いちいち距離が近すぎる彼にペースを乱されっぱなしで…!? -
身代わり伯爵と白薔薇の王子様
第五師団の同僚・アレックスは見た!! ミレーユ扮する男装のミシェルを見守る(つけまわす!?)、ロジオンの異様な眼差しを!! 果たしてロジオンの思惑は!?「身代わり伯爵と危ない保護者」。その他リヒャルトのために開かれる二人だけの甘い晩餐を描く「身代わり伯爵と真夜中の料理教室」や、フレッドとセシリアの初めての出会いを描いた著者渾身の長編書き下ろしなど6本を収録。爆笑&ラブ満載(初心者歓迎)の外伝集!! -
身代わり伯爵と伝説の勇者
ミレーユの双子の兄・フレッド(将来の夢:勇者)のドラマチックな冒険を描く表題作「身代わり伯爵と伝説の勇者」、“運命の恋人が見える”鏡をめぐって恋する乙女が暴走する「身代わり伯爵と運命の鏡」、美形着ぐるみ王子ヴィルフリートと、ミレーユの勘違いだらけな逢い引き「身代わり伯爵と秘密のデート」他、ジークの仰天花嫁選びを描いた書き下ろしを収録。爆笑&ラブ満載な豪華短編集!! -
身代わり伯爵と終幕の続き
大公夫婦に第三子誕生!……そのとき何が起きたのか?(「身代わり伯爵と終幕の続き」)、変人揃いの女官見習い一同が、若手騎士との集団お見合いを実施!?(「令嬢たちのお見合い大作戦」)、華麗なる恋愛遍歴を持つ第五師団長・ジャック。ついに彼に恋の女神が振り向く――か?(「身代わり伯爵と忘れじの恋の約束」)他、リヒャルトとフレッドの出会いを描いた非売品小冊子掲載の中編も収録! あの人もこの人も登場する幸せいっぱいの短編集!! -
身代わり伯爵といばら姫の憂鬱
幼いリヒャルトと第五師団長ジャックがかわした約束を描く「身代わり伯爵と遠い日の約束」をはじめ、フレッドとセシリアの恋話や、ミレーユの第五師団時代を描いた作品など、豪華書き下ろしを大ボリューム数で収録! -
身代わり伯爵の結婚行進曲
リゼランド宮殿に招待され、テンパりまくりのミレーユ。しかも女王は女性を口説き魅了する男装の麗人だった!! パパの隠し子疑惑が浮上し大混乱の中、水面下では国を揺るがす事件が動きはじめ!? 最終章、開幕!【最終章突入記念! ミレーユ&リヒャルトの美麗カラーイラストwith清家未森先生からのメッセージ付きです☆】 -
身代わり伯爵の求婚
リヒャルトに熱烈なキスをされて以来、奇行を繰り返すミレーユ。煩悩を振り払いながら敵国シアランで新米隊員として捜査を続けていたが、劇団員に紛れ、女装で神殿への密使として潜入することに!! 任務を遂行しつつも幽閉された神官長と接触を図ろうとするが、団長に正体を疑われ、事態は驚きの方向に!? かくして『身代わり伯爵』と捨て身の求愛騒動が巻き起こる!! じれったい2人の恋模様も進展する、注目の急展開!! -
身代わり伯爵の結婚
庶民的パン屋の看板娘、ミレーユ。双子の兄の予測不可能な行動のせいで、またも『身代わり伯爵』として登城することに! そんな彼女に、隣国の女公爵(特技:呪詛返し)との結婚話が舞いこんだ。彼氏いない歴16年なのに(ちなみに16歳)! というか、そもそも女なのに!! さらには再び陰謀の予感が…? かくして、『身代わり伯爵』の笑いと涙の冒険がはじまる!! 奇人変人美形筋肉増量中、超王道王宮ファンタジー第2弾! -
身代わり伯爵の決闘
はた迷惑な兄の身代わりに、乙女劇団を立ち上げることになったミレーユ。「惚れ薬」を手にしたヴィルフリートは、恋煩いの末に大暴走! しかもいつもは冷静なリヒャルトも、今日は何だが積極的で……!? 最高の恋愛成就を願ってミレーユが仕掛ける、一世一代の熱演(もちろん男装)の行方とは……!? かくして『身代わり伯爵』の駆け落ちを賭けた熱演がはじまる!? 恋の花が咲き乱れる、ハイテンション王道ファンタジー第4弾! -
身代わり伯爵の告白
双子の兄・フレッドが行方不明になり、ミレーユはフレッドの『身代わり』として、『ミレーユ姫』のフリをする事に!! はじめは奇天烈なお姫様を演じていたが、大公の卑劣な行為にブチ切れ、ついに地を出し、大公の下に殴り込みをかける。だが待ちかまえていた大公に結婚契約を持ちかけられてしまい!? かくして身代わり伯爵の婚姻を賭けた駆け引きが始まる!! 第五師団にミレーユの正体もばれて──!? 急展開の第9弾!! -
身代わり伯爵の婚前旅行
数々の難題をこなし、リヒャルトと婚約式をあげたミレーユ。アルテマリスでジーク達の結婚式が行われることになり、シアラン妃として出席することに。新婚旅行ならぬ婚前旅行と大はしゃぎのミレーユだけど、その旅路が何事もなくいくはずがない!! 突然何者かに襲われ、護衛とはぐれた挙句、リヒャルトが怪我を負ってしまって!? 二人の結婚までの道のりはまだまだ遠い!? 激甘注意報発令の、新章・婚前旅行編スタート!! -
身代わり伯爵の失恋
第五師団が捕縛され絶対絶命の中、ミレーユはリヒャルトの即位に必要な宝剣を手に入れ、公女エルミアーナを救うため、炎上する離宮に飛び込んだ! それを知ったリヒャルトもミレーユの後を追い離宮へ飛び込むが、ミレーユは怪我で意識不明になってしまい!? 「帰らないで。ここにいてください。俺のそばに」かくして『身代わり伯爵』の切なく命懸けの試みがはじまる! 全員失恋!? 待ったなしのハイテンション・王道ファンタジー! -
身代わり伯爵の誓約
リヒャルトが即位するために必要な宝剣の鍵を手に入れるため、結婚契約書にサインをしてしまったミレーユ。大公との挙式まであと三日と迫る中、リヒャルトはミレーユと王位奪還のため単身宮殿へと向かった。しかし再会したミレーユは、花嫁衣裳を身に纏い、リヒャルトの記憶をなくしてしまっていて──!? かくして身代わり伯爵の一途で感動的な奇跡が巻き起こる!! 恋愛指数最高潮!! シアラン編感動の完結巻!! -
身代わり伯爵の潜入
リヒャルトに会いたいと願い、自らヒースに攫われたミレーユ。しかし目を覚ました場所は、敵国の騎士団駐屯地だった! 不本意な特技(!?)男装を活かし、見習いとして志願したミレーユは、女の子とばれないようにしつつ、合格目指して大奮闘。しかし相手は、アルテマリス王宮にも勝る美形の曲者揃いで!? かくして、『身代わり伯爵』の大胆なスパイ大作戦がはじまる! ミレーユとリヒャルトの仲も大進展! シアラン編本格始動! -
身代わり伯爵の脱走
リヒャルトとの急接近に戸惑い、小麦粉をぶっ叩き続けるミレーユは、自らの存在が国内外に漏れた事を知る。ジークは「政略結婚をするか、後宮に入るか」という究極に最悪な二者択一をミレーユに持ちかけ、暴れるミレーユを拉致してしまう!! さらにリヒャルトの正体が判明し、彼はある決意を固めるが!? かくして『身代わり伯爵』の大波乱の脱走劇がはじまる!! ついにミレーユが初キッス!? 怒濤の新章スタート! -
身代わり伯爵の挑戦
パン屋の後継者争いに破れ、うちひしがれるミレーユは、なりゆきでリヒャルトのために恋のショールを編むことに。しかし、編みかけのショール(もどき)を美形でナンパな怪盗に盗まれ怒り爆発! 乙女の執念で怪盗捕縛に挑むミレーユは、シアラン王家にまつわる陰謀に(自ら)巻き込まれてしまい…!? かくして『身代わり伯爵』の恋と暴走の挑戦がはじまる!! いちゃいちゃ指数上昇中、胸キュン王道ファンタジー第3弾! -
身代わり伯爵の花嫁修業
リヒャルトと婚約したミレーユは、男装で第五師団員として働きながら、ラウールの下でスパルタ妃教育を受けるという二重生活を送ることに!! そんなミレーユに太后殿下は妃修行の第一試験として、ミレーユと大公の消えた結婚契約書の行方を捜すように命じる!! 一方リヒャルトは娘命の舅・エドゥアルトに結婚の許しをもらいに行くが──!? 「命を狙われるのも花嫁修行のひとつですわよ」ラブ増量!! 波乱の新章スタート!! -
身代わり伯爵の冒険
事件は、いつもと変わらない昼下がりに起きた。庶民的パン屋の看板娘で、彼氏いない歴16年のミレーユのもとに、突然現れた謎の青年――。彼から告げられたのは、ミレーユの双子の兄の大迷惑な所業と、彼女の運命を激変させる企てだった! 「あなたは身代わりになるんです。ベルンハルト伯爵のね」かくして『身代わり伯爵』の奇妙で華麗な冒険が幕を開ける!! 超王道ファンタジー! -
冥官の愛妻 怪談寺のおくりびと
薬種問屋の第六夫人という縁談から逃れるため億葉寺に就職した莉々。だが億葉寺は冥府に繋がっており、この世をさまよう死者“遊鬼”が集まっていた。偶然にも遊鬼を冥府に送ることに成功した莉々は、住職の志偉とともに遊鬼絡みの事件に巻き込まれていくのだが、行く先々でなぜか夫婦と誤解され? 莉々のことを大切にしてくれる愛妻家になるよと、やたらすすめられ? そんななか、莉々は冥府の住人とある契約を結んでしまう・・・・・・。祓いませんが、解決します! 迷える死者を冥界に誘う「おくりびと」ファンタジー! -
八咫烏奇談
激しい羽ばたきの音とともに矢のごとく舞い下りてくる巨大な翼。闇よりもなお黒い、忌まわしい姿のそれは、薄刃のごとき鉤爪(かぎづめ)で少年のやわらかな皮膚を容赦なく裂き破る。華のように散る鮮血。眼もくらむほどの苦痛。――みるみる混濁していく敏生(としき)の視界、だが、誰より大切な人の背中が映る。(天本さん……!)。追儺師(ついなし)・天本と半精霊・敏生。話題のコンビが百鬼を討つ! -
宵霞奇談
数ヵ月ぶりに会った「組織」のエージェント・早川から、河合師匠の謎の行動について聞かされた天本森と琴平敏生。何の情報もないなか、ふたりは河合のあとを追ってイギリスへ向かうことになる。そしてたどり着いたのは、廃墟となった貴族の屋敷だった。惨殺事件があって以来、地元住民も近づかないというその場所で、ふたりが目撃したのは……。トマス・アマモトの知られざる過去が、ついに明らかに! -
楽園奇談
クリスマスイブ! 特製ローストチキンの食卓をなごやかに囲んでいた天本と敏生に、新たな「依頼」が舞い込んできた。あるテーマパークで幽霊騒ぎが頻発しているので、浄化を行ってもらえないかという。そこは以前、天本が術者として半人前だったころ、関わったことがある場所だった。今、再び、敏生とともにその地を訪れることになった天本。だが、悪夢の迷宮は、まさにその扉を開こうとしていた……。 -
乱入者に情、配偶者に愛 特別版<右手にメス、左手に花束11>
小春も可愛いけど、そういうお前がもっと可愛い 生まれたての文鳥のヒナを預かることになった二人。篤臣手ずから世話されるヒナに、案の定、江南のやきもちが!? 仕事中、利き腕を脱臼してしまった篤臣。虫垂炎のときのようなすれ違いでなく、今度こそ自分が日常の世話をすると宣言した江南に、篤臣は申しわけなく思いつつもくすぐったい喜びを覚える。しかし宣言通り早く帰宅した江南の手には、なんと文鳥のヒナが!? 結局、篤臣が日中の面倒を見る羽目になるも、江南はヒナにまでやきもちを焼く始末で…。 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを完全収録した特別版! -
【電子オリジナル】龍花艶舞 ~四龍島夜曲~
「花路の頭」こと飛が白龍市へ還ってしばしのある日――。花路である騒動が持ち上がる。近く、白龍屋敷へ上がらせる約束をした「美琴楼」の歌い手・彩音が行方をくらましたというのだ。彩音の役目は、朱龍市からの客人の前で歌を披露すること。万が一にも歌姫不在となれば、白龍市の主・マクシミリアンの顔に泥を塗る事態となってしまう。飛と花路の面々は、彩音の行方を探り始めたが、そこには花街に生きる女の哀しい事情が――!? 表題作他書き下ろし1編を加えた、『四龍島』シリーズ25周年を飾る特別番外編!! -
龍泉奇談
「僕、たぶん、まだやれることがあるから」。天本(あまもと)はぎょっとして、敏生(としき)の顔を見やった。敏生は、微笑していた。そら恐ろしいほどの水音の響く中、血と土とに汚れたその顔は、地底の闇の底で、優しく、柔らかな微光を放っているかのように見えた。「だから……生きて。天本さん」。少年の身体は怒濤の渦に消えた。追儺師(ついなし)・天本と半精霊・敏生。かつてない恐怖、そして最大の敵が2人を襲う! -
龍は暁を求む
冬眠(トンミエン)に、『黒龍(ヘイロン)』の座を譲らず月亮(ユエリャン)と戦ってくれと迫る飛(フェイ)。だが冬眠はのらりくらりと返答を避けるばかり。そこに毛家(マオけ)の使者が現れ、草郎(ツァオラン)が父に監禁されていることを告げた。飛は、草郎を救い出す代わりに願いを聞いてくれるよう取引を申し出る。一方、白龍(バイロン)では、悲しみにくれる花路(ホワルー)の前にマクシミリアンが現れた。悔しいなら仇を討てと挑発するマクシミリアンに、花路は一斉に刃を向けた…! -
龍は荒だつ
黒龍(ヘイロン)の動乱を治めるために、白龍(バイロン)に手勢を借りにいくことにした飛(フェイ)。次期『黒龍』の名を背負ったまま、マクシミリアンとの再会を果たす。改めて、自分の還る先はこの男のもとだと感じた飛だが、確かにこの場所に戻れるのか定まらないまま、師父との戦いの場に赴くことに。海には本土伍家(ウーけ)の船団が控え、陸路からは月亮(ユエリャン)の手勢が迫る。ついに、島じゅうを巻き込んだ争いの火蓋が切られた! -
龍は誘う
大船主・祥船は、青龍に与しマクシミリアンに敵対する勢力である。祥船の館で、大龍に隠し子がいると聞いたマクシミリアンは、罠を承知で西湖に出向く。一方西湖には、身重の春華が静養に訪れていた。春華は、親しくなった絲恋の頼みで、マクシミリアンを彼女に引き合わせる。だが、絲恋は、「仇」と叫んで突如マクシミリアンに切りかかっていった! 人気絶頂の四龍島シリーズ第3弾。 -
龍は縛める
朱龍市(チューロンし)は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である。一計を案じて単身朱龍入りした飛(フェイ)は、到着早々、悪質木材商の材財房(ツァイツァイファン)にかどわかされる。屋敷には少年・桃(タオ)と樹林房(シュリンファン)の身内の女性、玲泉(リンチュアン)が捕らえられていた。二人を逃がすために立ち回っていた飛を危ういところで救ったのは、白龍市(バイロンし)にいるはずのマクシミリアンだった…。ますます目が離せない、四龍島(スーロンとう)シリーズ第6弾! -
龍は炎帝を追う
宿敵・青龍の意を受け、白龍市を内側から食いつぶそうとする大船主・祥船。彼らに対抗するために、なんとか樹林房との取引を復活させたい飛は、マクシミリアンに再三朱龍市行きを迫っていた。折しも、李の弟分である燕が、祥船といさかいを起こして狙われている。一向に動きを見せないマクシミリアンに業を煮やした飛は、事件に乗じてある計略を巡らせるが…。四龍島シリーズ第5弾登場! -
龍は飢える
マクシミリアンの婚礼も終わり、表向き平穏を取り戻した白龍市(バイロンし)。だが、飛(フェイ)の心の中には言い知れぬ嵐が吹き荒れていた。また、マクシミリアンの強引な政策に花路(ホワルー)からも不満の声があがっていた。そんな折、大酒庁(ターチュウテイン)から白龍に『青龍(チンロン)』の後見を頼みたいという書状が届く。他市の意向をはかるため、マクシミリアンはクレイ・ハーパーを伴って朱龍(チューロン)へ赴くが…。待望の四龍島(スーロンとう)シリーズ第二部始動! -
龍は雲にひそむ
『大龍』の死後、白龍市では大船主・祥船が木材の取引を独占していた。彼らの勢力拡大を阻止するため、マクシミリアンはかつて親交があった朱龍市の材木商・樹林房を訪ねることにする。しかし、ちょうどそのころ白龍市内で幽鬼騒動がもちあがった。またも背後に『青龍』がいると見た飛たちは、騒動の黒幕を探しはじめるが、次第に意外な真相が明らかになり……。四龍島シリーズ第4弾! -
龍は薫風に翔(かけ)る
動乱が終結し、平和を取り戻した四龍島(スーロンとう)。飛(フェイ)は、『小黒龍(シャオヘイロン)』の名を背負ったまま黒龍屋敷で街の立て直しに尽力していた。だが、西里(さいり)への想いは断ちがたい。おのれの心と、師父の遺した「黒龍をよろしく頼む」という言葉との間で飛は揺れる。やがて、大春節(たいしゅんせつ)の日に正式に『龍』を継ぐことが決まった。飛は、ひとつの決断を下した…。ロングヒット・カンフーアクションロマン、ついに感動の最終巻! -
龍は群青を呑む
マクシミリアンの最後の一手は、青龍(チンロン)の姉・雪蘭(シュエラン)を娶(めと)り、すべての諍(いさか)いを水に流すというものだった。突然つきつけられたあっけない結末に、飛(フェイ)は納得がいかない。最愛の姉の婚姻を前に、青龍は最後の抵抗を試みる。それを阻止するために再び奔走しながら、飛は次第に、マクシミリアンの思惑どおりに動くことに対する憤りを感じはじめる…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第11弾、いよいよ青龍篇解決へ! -
龍は恋い恋う
ついに師父、月亮(ユエリャン)の野望をうち砕いた飛(フェイ)。だが、敗北した月亮が死を覚悟していることに気づき、たまらずあとを追いかけた。黒党羽(ヘイタンユイ)の廟堂(びょうどう)に火を放ち、冥府(めいふ)に赴こうとしていた月亮。追いついた飛は、師父をなんとか救おうともみ合う。しかし、そこに炎に包まれた梁(はり)が崩れ落ち、二人は下敷きになる。危ういところをかばってくれたのは、飛を憎んでいるはずの月亮だった…。 -
龍は希(こいねが)う
ついにマクシミリアンと再会を果たした飛(フェイ)。おのれの未来はこの男と共にあることだと見定めた彼は、事態の収拾を約してマクシミリアンと別れた。師父、月亮(ユエリャン)のゆがんだ野望を阻止するために、飛は雷英(リーイン)らと共に黒龍市(ヘイロンし)に向かう。黒龍市では、帰還した月亮を主(あるじ)に据え、改めて白龍(バイロン)に攻め込むたくらみが進んでいた。本土・伍家(ウーけ)の思惑もからみ、四龍島(スーロンとう)に再び嵐が巻き起ころうとしている…。 -
龍は麾(さしまね)く
ついに月亮(ユエリャン)が、白龍(バイロン)を攻めるための手兵を集めはじめた。黒龍(ヘイロン)全体が不穏な空気に包まれる中、月亮のやり方を疑問視する者も少なくない。飛(フェイ)は、雷英(リーイン)の手引きで黒党羽(ヘイタンユイ)の根城に入り込み、現状に不満を抱く若い党羽たちに協力を求めた。だがそのとき雷英が、飛こそが月亮の嫡子(ちゃくし)であると彼らに明かしてしまう。はからずも次期『黒龍』の名を背負うことになった飛。彼の運命の行き着く先は…!? -
龍は彷徨(さまよ)う
敬愛する師父の刃(やいば)に倒れた飛(フェイ)が死の淵から目覚めたのは、青龍(チンロン)・高楼街(カオロウチエ)だった。雷英(リーイン)が、飛は死んだと偽って、高楼街の頭(トウ)のもとに彼を匿(かくま)ったのだ。愛する人に裏切られ、なにもかもなくした飛。このまま命を手放そうかと思いつめた矢先に、マクシミリアンが生きているという知らせがもたらされる。全てを失った飛に見えるのは、ただ一つ、マクシミリアンの冷たい銀灰の瞳だけだった…。 -
龍は戯れる
マクシミリアンを追って青龍(チンロン)屋敷までやってきた飛(フェイ)。酔熊(ツォイション)という男の助けを借りて首尾よく屋敷に潜り込むが、『青龍』の不穏な噂に警戒感を覚えていた。屋敷に単身のりこんだマクシミリアンは、『青龍』麗杏(リーシン)に、表向き客人としてもてなしを受ける。宴会でまたも酔ったふりをしたマクシミリアンは、一同が油断した隙に麗杏の偏愛する姉の雪蘭(シュエラン)を誘拐するが…!? 緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第8弾! -
龍は濡れ濡つ
領主である『白龍(バイロン)』が白昼堂々、花路(ホワルー)の頭(トウ)を拉致(らち)したことで、街は騒然となった。屋敷に真意をただしても煮え切らない返事ばかりで、花路の中でも『白龍』への不信が渦巻き始める。一方、本土外人居留区へ連れていかれた飛(フェイ)は、ついに己の出自の証拠を突きつけられた。が、マクシミリアンの少年時代の深い心の闇に触れ、彼を置いて逃げることにしだいにためらいを覚え始めるが…。 -
龍は波濤を呼ぶ
ついに『青龍(チンロン)』がその牙を剥いた。白龍(バイロン)を欺き、樹林房(シュリンファン)主人の命を狙ってまでひそかに木材を集めてきたのは、白龍を攻撃する船団を作るためだったのだ。だが、敵がどこに船を隠しているのかわからず、飛(フェイ)はあせりを覚える。一方で、街を騒がせ続けた祥船(シャンチョアン)の跡取り千雲(チェンユン)が、青龍と内通していた証拠の書状を残して突然失踪する。いよいよ対決の時が迫っていた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第9弾! -
龍は花を喰らう
マクシミリアンの統率のもと、平和を取り戻した白龍市だが、老蕭時代の腐敗はいまだ根を張っていた。かつての知り合いの不審な死を目撃した飛は、それが極めて毒性の強い麻薬「夜花丹」の中毒死であることをつきとめる。はびこる夜花丹の被害が、青龍市の陰謀によるものと確信したマクシミリアンは、飛と共に青龍市に乗り込むが……。待望の四龍島シリーズ第2弾、ついに登場! -
龍は飛雨に惑う
『青龍(チンロン)』の後見についての承諾を得るため、マクシミリアンは黒龍(ヘイロン)へ使いを出す。が、先触れの万里(ワンリー)が何者かに襲われ、拉致(らち)されてしまった。白龍(バイロン)屋敷から、独断での万里の救出を禁じられた飛(フェイ)はマクシミリアンへの反発心から、あえて禁を破り黒龍に乗り込む。屋敷が勢力を失い、黒党羽(ヘイタンユイ)という猛者(もさ)集団が悪事をくりかえす黒龍市では、ある密かな企みが進行していた…。四龍島(スーロンとう)シリーズ第13弾! -
龍は微睡む
四龍島(スーロンとう)は、その名のとおりに『青龍(チンロン)』『白龍(バイロン)』『朱龍(チューロン)』『黒龍(ヘイロン)』と呼ばれる四人の主が統治する島。白龍市の後継者・マクシミリアンは、妾腹の生まれゆえに『半龍(ハンロン)』と呼ばれ、侮られていた。しかし、歓楽街『花路(ホワルー)』の頭・飛(フェイ)は、彼の瞳に常人とは違うものを感じる。二人が出会うとき、運命は鮮やかに輝きはじめる。疾風怒涛のカンフーアクション! -
龍は乱れる
飛(フェイ)は、大龍(ターロン)と正妻の尊夫人(スンフーレン)との間に生まれた子供だった…。その事実に気づいたマクシミリアンは、確証を得るために過去の書類を探り始めた。『白龍(バイロン)』の奇行や、白龍屋敷と花路(ホワルー)の確執などで、しだいに街はざわめき始めている。それを機に、これまで沈黙を保っていた東州茶房(とうしゅうさぼう)主人が、積年の怨みを晴らすべく行動を開始した。激動の運命にまきこまれた飛が、街のために下した選択は…!? -
龍は闇に堕(お)つ
飛(フェイ)の出自を知った羅漢(ルオハン)たちは、マクシミリアンを廃し次期『白龍(バイロン)』の座に就くよう飛に迫った。急進派の羅漢と、飛に花路(ホワルー)離脱を勧める葉林(ユエリン)とが対立し、仲間たちの間でも争いが起きる。守りたいと願っていたものを自らの手で壊していくことに耐えられず、追い詰められた飛は、ついにある決意を固め、白龍屋敷に乗り込んでいくことに…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ、ついにクライマックスへ! -
龍は酔い痴れる
青龍(チンロン)・酒坊街(しゅぼうがい)から送られてきた酒甕(さけがめ)の中にしびれ薬が混入されていた。梅雪楼(メイシュエロウ)主人が被害に遭い、飛(フェイ)は犯人の意図を探るため、孫(スン)を青龍へ向かわせた。その矢先、祥船(シャンチョアン)屋敷に出入りするマクシミリアンを目撃する。不信感を覚える飛だったが、マクシミリアンが祥船の手配で青龍へ向かったのを知り、自らも青龍行きの船にとび乗った! いよいよ「青龍篇」クライマックス! 四龍島(スーロンとう)シリーズ7作目。 -
龍は夜を抱く
青龍(チンロン)の後見について、ようやく『黒龍(ヘイロン)』と対面したマクシミリアンだが、『黒龍』はのらりくらりと返答を避けるばかり。その様子からマクシミリアンは、『黒龍』は無能を装っているだけではないかと疑いを抱いた。一足先に白龍(バイロン)に戻った飛(フェイ)は、市街でつまらないいざこざが起きていることを知る。が、悩みのあまり花路(ホワルー)に心を砕けなくなっている自分に気づいて…。緊迫の四龍島(スーロンとう)シリーズ第14弾! -
龍は落陽を咬む
本土から戻ったマクシミリアンは、即座に街じゅうに触書を出した。花路(ホワルー)、龍江街(ロンチャンチエ)、大船主組合の全てを追い落とすかのようなその内容に、街は騒然となった。方々から『白龍(バイロン)』排斥の声があがり、一触即発の空気が漂う。それを裏で煽動しているのは、白龍転覆を目論む東州茶房主人こと月亮 (ユエリャン)だった。そしてついに、「花路が大龍(ターロン)の子を擁している」という決定的な噂が流されはじめて…。 -
龍は嵐に遊ぶ
母かもしれない玲泉(リンチュアン)が目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった…。青龍(チンロン)の襲撃はくいとめたものの、飛(フェイ)の中で何かが崩れかけていた。『青龍』は高楼街(カオロウチエ)をつかって陸路から再び白龍(バイロン)を狙うが、それに反発した高楼街の頭(トウ)・酔熊(ツォイション)は、青龍屋敷を見限る決定を下す。大詰めを前に飛の脳裏に浮かぶ敵の姿は、『青龍』ではなく冷たい銀灰の瞳だった…。激動の四龍島(スーロンとう)シリーズ第10弾! -
龍を春天に放つ
春の盛り。マクシミリアンを主(あるじ)に戴いたばかりの白龍市(バイロンし)。火つけや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家(ウーけ)の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。折しも、本土の染付(そめつけ)ばかりをねらった壷盗人を探していた飛(フェイ)は、盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知って…。マクシミリアンとクレイ・ハーパーの本土時代の友情を描いた短編も同時収録! 四龍島(スーロンとう)シリーズ初の番外編。 -
レドラナール恋物語 蜜色の花園
地方貴族の娘エレナの元に生まれながらの許嫁から、別荘に来ないかとうれしい誘いが舞い込む。彼とは3年前に一度会ったきり。それでもエレナは彼と文通を続け、密かに恋心を温めていたのだった。ひと夏の胸ときめく日々に思いを馳せ、舞い上がるエレナ。しかし、ときめきの花咲く許嫁との再会のはずが…!? 彼に微かな違和感をいだいてしまって!? 『華鬼』の梨沙がおくる甘く切ないロマンティックラブストーリー。 -
レマイユの吸血鬼
花の都フォレ。王宮エヴァンタイユでは、このところ貴婦人が立て続けに殺され、吸血鬼の仕業との噂で持ちきりだった。事件解明にあたった第二王子のジェラールは、かつて吸血鬼退治の王命を受けたとされる「薔薇の騎士」の一族、レマイユ伯爵家の末裔を訪ねることに。レマイユ伯イブ・アントアーヌは、妖しいほどの美貌の青年。秘密劇場の舞台に立つ彼には、ある裏の顔があって……。 -
六男坊と陰陽師
藤原家の六男坊と天才陰陽師が紡ぐ平安物語。 時は平安、太政大臣の六男坊・藤原有視は、夜道で陰陽寮の学生・安倍春秋とぶつかり、春秋は追っていた男を逃がしてしまう。 口論になった二人だが、そのために「密かの賊」と呼ばれる盗賊団の盗みの現場を目撃することとなり、行きがかり上、事件に関わる羽目になってしまった。 だが、手がかりは殺された屋敷の主が言い残した「かね」という言葉だけ。 盗賊団の行方はなかなかつかめないまま日々が過ぎていった。 そんな時、有視は幼なじみの小色と再会する。小色のことを気にかける有視だったが、彼女は、なぜか有視を避け続ける。 一方、有視の身に迫る危機を感じ取った春秋は、自分の式神を有視に分け与えようとするが…!? 初めて目にする式神の存在、初恋の少女との再会、そして事件の真相――。 のんびり六男坊と天才陰陽生が紡ぐ、平安陰陽師物語! ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。 -
六男坊と陰陽師(イラスト簡略版)
藤原家の六男坊と天才陰陽師が紡ぐ平安物語。 時は平安、太政大臣の六男坊・藤原有視は、夜道で陰陽寮の学生・安倍春秋とぶつかり、春秋は追っていた男を逃がしてしまう。 口論になった二人だが、そのために「密かの賊」と呼ばれる盗賊団の盗みの現場を目撃することとなり、行きがかり上、事件に関わる羽目になってしまった。 だが、手がかりは殺された屋敷の主が言い残した「かね」という言葉だけ。 盗賊団の行方はなかなかつかめないまま日々が過ぎていった。 そんな時、有視は幼なじみの小色と再会する。小色のことを気にかける有視だったが、彼女は、なぜか有視を避け続ける。 一方、有視の身に迫る危機を感じ取った春秋は、自分の式神を有視に分け与えようとするが…!? 初めて目にする式神の存在、初恋の少女との再会、そして事件の真相――。 のんびり六男坊と天才陰陽生が紡ぐ、平安陰陽師物語! ※この作品はフィーチャーフォンサイズの小さいイラストが収録されています。 -
ロッドランドの貴人
可憐かつ聡明で父からも溺愛されている、アズ皇国第十八皇女・フローレンス。銀髪赤眼の美しき侍女であり凄腕の護衛でもあるエステラは、彼女に心酔し、周囲から「変態」と言われるほどの忠誠を捧げている。ある日、親善大使として友好国・ロッドランドに滞在していた第十七皇女・ケティが任務を投げ出して帰国してくる。外交問題になりかねない状況で、ロッドランドの第四王子・オーランドが、美貌の従者・ステファンとともにアズ皇国へやってくる。皇女と侍女、王子と護衛。二組の主従が巻き込まれた、国家の存亡に関わる陰謀とは!? -
倫敦奇談
百鬼妖魔を討ち破る! ネオ・オカルト・ノヴェル! 叩かれた左頬を押さえ、敏生は茫然と天本の顔を見つめた。手の下で、頬が火のように熱く疼いている。(天本さんが……僕のこと……ぶった……?)信じられなかった。けれど──けれど。「天本さんは……いらないんだ。……僕なんか、いらないんだっ!」「敏生っ!」追儺師・天本と半精霊・敏生。10月のイギリスで見た恐怖とは? -
私のなかの殺人鬼
連続殺人事件に隠された、女子高生の秘密とは・・・!? 不登校の女子高生・七緒は、スナックの雇われママをしている母親と二人暮らし。自由奔放で子どもっぽい母親を支えつつ、自分なりに平凡な日常を送っている――はずだった。ある日、やけにリアルな殺人の夢を見るまでは。そして、まったく同じ事件が現実に起きてしまうまでは。しかも、その現象は一度では終わらなかった。殺人鬼の最終的な狙いは母親なのではないかと危惧した七緒は、親友・レニとともに事件の真相を探ることに。少しずつ連続殺人事件の真相に近づいていく中、事件の裏側には七緒自身も知らなかった、ひどく複雑で歪んだ母娘の秘密が隠されているようで・・・? -
希望の子
人を想う気持ちが溢れる 切なくも温かい“反”希望の物語 大災害の日に生まれ、 希望の象徴となった子どもたち。 彼らの人生は交わり、 鮮烈な光を放つ―― 言葉にできない、でも確かに存在する 感情や関係を掬い上げて心を揺さぶり、 また思いもよらぬストーリーテリングで 読者を驚かせてくれる一穂ミチさん。 その魅力のすべてが詰まった 集大成ともいえる小説が誕生しました。 テーマ、登場人物、人間関係、物語、 いずれも一穂さんにしか書けない 何度も胸が締め付けられる珠玉の連作集です。 〔あらすじ〕 失声症により言葉を発することができない 雪花は、スクールカウンセラーの梢から "生まれた日によって希望を背負わされた人"が 集まる「反希望クラブ」に誘われる。 雪花が生まれたのは2011年3月11日。 その日を境に、父は故郷の福島から戻らなくなり、 雪花は母と大阪で暮らすことになった。 ずっと抱えてきたわだかまりを分かち合える 「反希望クラブ」は雪花の 大切な居場所となっていく。 そんな中、雪花は母のスマホを盗み見てしまい――。 〔目次〕 希望の子 カーマンライン ウィンドミルでキドニーパイを 羊の帰る家 歌うように生きて 汽水域