吉川トリコのレビュー一覧

  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    本の雑誌・北上賞次点作品。夫婦と愛人の奇妙な共同生活。周りの登場人物もそれぞれに魅力的で、物語の決着もなかなに爽快。楽しく読みました。

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    2025年10月17日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    このシリーズの4に好きな作家さんがいたので読み始めました。
    4⇒1で読むと、あのお店はこういう話の始まりだったのか~がわかって面白かった!
    短編集なので、もちろん好みのものと、あまりそうでないものはあるものの、全体的には呼んでいて面白かったです。

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    2025年10月16日
  • ぶらりぶらこの恋

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    この人がいなければ…と思うことは、誰にでもあり得ること。ぶらこは確かに地に足がついてるのかついていないのか分からない30代の「女の子」だけど、同年代の自分としては明日は我が身な気がして他人事とは思えなかった。物語の中盤から終盤にかけては非常に胸が痛いが、明るい未来がぶらこにはある気がする。頑張れ、立ち上がれ、と心の中でぶらこを応援することにする。

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    2025年09月17日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    あらすじを見ずに読み進めるとえっという驚きが散りばめられた話だった。だけど何を伝えたいのかよく分からなかった。

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    2025年09月11日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    とても複雑な関係での同居…
    作家先生の子どもを妊娠した楓は、先生の実家がある岐阜に引っ越してきた。

    先生の妻・野ゆりと3人で暮らそうとするのだが、先生は執筆の関係で、すぐにひとり東京へ。

    楓が妊娠するまでのことや妻である野ゆりのこれまでのこと、そして先生の生い立ちや先生の母の死などが、ぎゅっと詰め込まれている。

    ありえないことかも…だが、普通であっても普通じゃない家族はそこら辺にいる。
    そう思うと変であっても特別に変だと感じなくなる神経に驚きながら納得していることに笑えた。

    ふわふわとした考えのない先生こそが、要らない存在となるのか…。





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    2025年09月01日
  • 余命一年、男をかう

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    漫画みたいにサクサク読めて、余命ものでもそんなに重くない。だけど死生観についてちょっと考えさせられるそんな一冊。

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    2025年08月06日
  • 余命一年、男をかう

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    初めての作家さんでした。
    なんだか漫画を読んでるみたいな感覚でサクサク読めました。

    瀬名の口悪いしめちゃくちゃだけど情に熱くてあったかくて
    家族思いの感じもかっこいいし、
    唯の、ひねくれた口の利き方で相手や読み手をイライラさせるんだけど、コンビニなんかに置いてある寄付箱に必ず寄付をするとか、キルトづくりが趣味とか
    強がっていろいろさめて生きている感じがするけど、やっぱり寂しがりやで頑張り屋さんで
    毎日を慎ましく生きている感じとかもなんかかわいかったりとか…

    余命宣告とか、お金で人を買うとかともすれば、暗い感じに受けがちなお話が軸になっているけど、
    二人のお互いを思い気持ちが
    喧嘩してるんだ

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    2025年08月01日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    もうほとんど最後まで自己中の夫太陽にイライラしていたが、さいごの愛人、妻二人の決断、あるいは咄嗟の思いつきに快哉です。
    タイトルと表紙の絵から想像した話とは違ったけと、なかなか良かったです。

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    2025年07月29日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    タイトルからして変わっているけれど、中身も変わっています。複雑な人間関係だけれど、でも、どこかすっきりとしていて面白いです。先生がつくづくひどい。大地と楓と妻さんがこの後幸せに暮らせますように。

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    2025年07月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ずっと読んでいたシリーズの『あずかり屋』さんがアンソロジーに入っている!
    と、読み始めました。
    商店街の店についてのアンソロジーなので、作家さんが違うのに統一感があるように思えました。
    まるで連作短編みたい。
    このシリーズ、積読にあと3冊控えているので楽しみに読みます!

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    2025年07月11日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    やっぱり吉川さんの作品大好き! 「私とお腹の子とその妻」という聞いたこともない同居生活の行く末に、私=楓とその妻=野ゆりの境遇にと、ぐいぐい引き付けられるままにほぼ一気に読んでしまった。なにもかもがむちゃくちゃだけど、それはその状況を受け入れられるだけ自由ということなのだという気もして、その懐の大きさがちょっとうらやましくなった。

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    2025年06月25日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    妊娠してる愛人を妻のいる岐阜の田舎に連れて帰ったら……というお話なんだけど、吉川トリコらしいゆるりと雰囲気が心地よい。イマドキこんなに稼いでる作家先生って少ないよね。家族ごっこに執着しちゃうのって分かるよ。

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    2025年06月02日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    10年ごとに遡っていくお話。2029年→1979年なので時代の雰囲気とかがめちゃめちゃ良い。3世代の家族の話なので後から腑に落ちる事も多くて、読み直すのも楽しい。

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    2025年04月30日
  • 夢で逢えたら

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    ネタバレ

    女お笑い芸人と女子アナの二人を主人公としたドラマ、という感じの作品で、それぞれ芸人、アナウンサーとして頑張っていた姿を描き、やがて番組内で出会い、友情を深めていく王道なストーリー展開で、お笑い業界を描いたとも言える作品だが、面白かった。

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    2025年04月26日
  • 余命一年、男をかう

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    本屋でブラウジングをしていたら、印象的なタイトルに目が止まり、気になって買わずにいられなかった。

    コロナ禍の話が懐かしくなって来た今日この頃、
    でもあの頃より生活が苦しい気がする今日この頃…

    何のためにお金を稼ぐのか、貯めるのか?
    最低限の生活を送るため?
    老後の不安のため?
    では、1年後に死ぬと言われたらお金の不安に囚われないのか?その方が幸せなのか…?

    私はお金は手段にすぎないことを忘れないようにしたい。
    無駄を削ぎ落として効率的に生きるなら、とことんお金にこだわり、煩わしい人間関係に気を遣わず、淡々と仕事と家事をこなす生活を送ればいい。
    でも私はそんな味気ない人生まっぴらだと思う。

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    2025年03月03日
  • 余命一年、男をかう

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    中小企業の事務員という(収入がそこまで多くない)立場ながら、徹底した節約を続けてきた主人公(40歳独身OL)が、ある日突然子宮がんを宣告される。その瞬間、「孤独でつつましく生きていくよりサッサと死んだ方がマシ、ちょっと安心。せっかくだから散財しよ。」という思考に至るのでビックリ!
    なんじゃコイツは、大丈夫か???と思ってしまう。彼女の恋愛観・結婚観・人生観もぶっとんでいて、男性読者としては「ヤバイ女」と序盤早々からレッテルを貼ってしまったのだが、ページが進むにつれて、これまでの人生や家族の事情(実母のこと)が次第に明かされていき、どうしてこのような歪んだ思考に辿り着いたのか、納得してしまう。

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    2025年02月24日
  • 光の庭

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    ジャケ借りしたらその中身とのギャップに戦慄した…
    高校の仲良し5人組、卒業後にその内の1人 三千花が残虐な事件に巻き込まれて殺されてしまう
    それから16年後 ライターになった志津が三千花に何があったのか、旧友と再会して事件を紐解いていく という話

    なんかもう、女の暗くて黒い感情が詰まっていた本だった
    でも程度の差はあれど、どの感情に対しても「分かる…」って思ってしまった
    嫉妬と羨望は紙一重だし、潜在的なコンプレックスゆえの見栄も張るし、リターンがないものは無意味というのも頷けるし、こびりつくような寂しさにも覚えがある

    三千花が死んだのは自分のせい、という罪の意識をみんなそれぞれ抱えていたけ

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    2025年02月22日
  • 余命一年、男をかう

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    お金で買えないものなんてある?

    子宮頸がんで余命1年といわれた40歳独身女性の唯。
    これまで中小企業の事務員として、地道に働き節約し20歳で買ったマンションのローンも完済間近のところに告げられた余命宣告。そんな宣告を受けた後、病院のロビーでピンクの頭の男にお金を貸して欲しいと言われ、投げやりな気持ちでお金を貸し、返済しない代わりにそのお金でその男を「かう」という選択をしたという話である。

    前半は唯の視点、後半はピンク頭の男、瀬名の視点で描かれて話は進んでいく。

    子どもの頃から継母との関係性や家族の問題から、結婚やお金にドライな唯と、情に熱く貧しいながらに家族愛を大切にしてきた瀬名の考え方

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    2025年02月04日
  • 余命一年、男をかう

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    超絶現実的で超絶ロマンチック。
    思わずニヤッとするおもしろさもあるし、ぐっと苦しく心を掴まれるところも。
    大好きな作品です。

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    2025年01月15日