吉川トリコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
スカイツリーを見上げる下町の片隅にある、架空の商店街の物語、第2弾。
ファッションビルにテナントが入っている、とか、お菓子の箱にケーキのアソートが入ってる、とか、アンソロジーによってイメージはそれぞれだが、やはり、これはまぎれも無く商店街なアンソロジーだ。
家族や親戚のような、血の繋がりでもあるような不思議な統一感。
他のお店の話題が出たり、人物が出たり、ひとつの世界を作り上げている。
中でも伊藤米店のおにぎりの人気ときたら、スカイツリーもうらやむくらい?
幽霊が出たり、逃亡者が立ち寄ったり、商店街の人々に見守られて幕が下りたり、小さな事件を繰り返しながらも生活は続いていく。
どれも良かった -
-
-
Posted by ブクログ
まだ自分が何者かになれると信じることができて、「文化祭で何かステキなことが起こるかも」と30%くらいは真剣に夢見ることができたころ…
思春期のもう子どもでもなく、まだ大人ではない時期だからこそできたこと、思ったことが確かにあった。
でも、あの頃は、今自分がしていることが年とともにできなくなるだなんて考えたことはなかったし、あの頃思っていたことを的確に表現する言葉も素直さも持ち合わせていなかった。
そんな女の子なら誰もが経験して、でもきちんとアルバムに綴じることの出来なかった「あの頃」が一冊の本にまとめられている。
とっても甘酸っぱく、恥ずかしく、胸が締め付けられる懐かしいストーリーでした。 -
Posted by ブクログ
登場人物が沢山(他からしたら少ないと思われる)出てきて、尚且つ、近未来の世界から10年ずつ遡っていく珍しい物語だなと思ったし、わたしの頭ではしっかり考えながら相関図を組み立てたり、端々の所を汲み取ったり、時間をかけて読まないと、ん?ってなってしまう、めちゃくちゃ頭の中で考えながら呼んだ作品だなと。
ある家族の話なのだが、謎が多すぎて、でもその謎には触れてはいけないと思い、各々が秘密を抱え、好きな人といる為に…を考えているんだなと、1冊読み切って、そうだったのかぁー!と。
近づきそうで近づかない、もどかしい家族の人達。
読み切ったあと、うん!!読み切ったスッキリ感!
面白かったです -
Posted by ブクログ
予備知識なく手に取った連作短編集。
1話目はママがチアをする!っていう話で、エンタメ小説として「あぁこういう感じね知ってる知ってる」って思いながら読んだ。
そこから2話目、3話目とつながっていくんだけど、在日外国人だったり養子だったり、そういうエンタメにはおさめきれない社会問題が出てきて、かといって深刻になりすぎず、エンタメとしての面白さが十分にあって、なんていったらいいんだろう…私の生活の一部として読めた感じ。
そして最後『プロムへようこそ』のラストシーンでは思わず涙が…。楽しいだけじゃない、私が高校時代に置き忘れてきたものもくみ取って昇華させてくれる感じ。
おもしろかった。 -
ネタバレ 購入済み
明日町こんぺいとう商店街の第二弾、六軒。色んな人の色んな人生。水沢文具店の話、何処かで読んだ事が、あるような…………古書卯月の、古書卯月(小正月)犬茂桑奴(犬も食わぬ)ダジャレにもクスッと笑いが出た。
-
ネタバレ 購入済み
七人の作家が書く、明日町こんぺいとう商店街の七つの店舗の物語。大山淳子さんの「あずかりやさん」は、、先に読んで知っていたけど、ここから生まれた物語だったんだ。へぇ〜
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。