吉川トリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まだ自分が何者かになれると信じることができて、「文化祭で何かステキなことが起こるかも」と30%くらいは真剣に夢見ることができたころ…
思春期のもう子どもでもなく、まだ大人ではない時期だからこそできたこと、思ったことが確かにあった。
でも、あの頃は、今自分がしていることが年とともにできなくなるだなんて考えたことはなかったし、あの頃思っていたことを的確に表現する言葉も素直さも持ち合わせていなかった。
そんな女の子なら誰もが経験して、でもきちんとアルバムに綴じることの出来なかった「あの頃」が一冊の本にまとめられている。
とっても甘酸っぱく、恥ずかしく、胸が締め付けられる懐かしいストーリーでした。 -
Posted by ブクログ
名古屋在住の小説家、吉川トリコが、初めて家を建てることになった顛末を描く。
著者の本を読むのは初めてだが、フェミニズムや地球温暖化などに強いこだわりを持っている、こじらせ文化系女子。
それゆえ、いくつも廻ったショールームなどで、ご主人、奥様などと言われ、部屋割りも従来の常識で決めつけられると、強い違和感を感じてしまう。
(そのため、本人は、他の人にも、妻さん、夫さんと呼びかける。)
しかし、本人も、自分の性格をめんどくさいと自覚しており、ところどころ自分ツッコミするのがたのしい。
また、ところどころ「ぶれちらかす」と本人が言うように、話が脱線してしまうのも面白い。
こだわりがあるため、業 -
Posted by ブクログ
ネトフリで映像化されるとの噂があり、監督が風間大樹さんで、主演が柴咲コウさん、赤楚君も出演らしいとのことでまず原作を読んでみました。
原作の展開だと、ちょっと風間監督っぽくないなぁと思ってしまったので、コミックをチェックしたのですが、こちらの方が風間監督っぽいし、瀬名のキャラもこちらの方が赤楚君っぽいと思ってしまいました。
どうしても考えてしまうのは、コミカライズでこんなにも印象が変わる作品もあるということ。
これで実写化されるとまた変わってくるんだろうなぁ。
でも、風間監督はチェリまほでも原作のイメージを大切にしてくださっていたので、今回も期待したいです。 -
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Posted by ブクログ
とても複雑な関係での同居…
作家先生の子どもを妊娠した楓は、先生の実家がある岐阜に引っ越してきた。
先生の妻・野ゆりと3人で暮らそうとするのだが、先生は執筆の関係で、すぐにひとり東京へ。
楓が妊娠するまでのことや妻である野ゆりのこれまでのこと、そして先生の生い立ちや先生の母の死などが、ぎゅっと詰め込まれている。
ありえないことかも…だが、普通であっても普通じゃない家族はそこら辺にいる。
そう思うと変であっても特別に変だと感じなくなる神経に驚きながら納得していることに笑えた。
ふわふわとした考えのない先生こそが、要らない存在となるのか…。
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