吉川トリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んで思ったのが、主人公と私で似てる部分が多すぎること
・生きていくことに希望が持てない。どこかで死にたいと思ってる。
・保守的でリスクに以上な不安がある。
・会社の上司と不倫関係にある
この人、強迫性障害持ちなんだろうなと思った。
普段抑えられて生きてる人の方が、死ぬことがわかるとぶっ飛べる気がする笑
もし私が子宮頚がんになったら、きっとすごく不安だし嫌だと思うけど、心のどこかでホッとする自分もいるんじゃないかなと思う。
真面目な女の人がガンを宣告されて、男を買う。というストーリーが面白そうで買ったし、
オチは死ぬのかなってどこかで思ってたけど、結局、お金で買った男と結婚する -
Posted by ブクログ
ネタバレ余命一年というから重苦しいかと思えばそうでもなく
出てくる人が皆好印象
キルトを作って、ひたすらに節約をする唯
なんだか私も独身だったらそうやって生きてるかもしれないとさえ思った
毎日毎日何かチクチク進めることってかなり楽しいんだよなぁ
一つ
専業主婦は、家政婦であり売春婦である
という唯の家庭科の先生の言葉がなんだか忘れられない
男は結婚という契約で自分専用の家政婦と売春婦を手に入れるというわけか
妙に納得できた
みんなお金を何に使ってるんだろう
純粋に知りたいなと思う
食事に使う人もあれば食費を削る人もいるわけで
私は何に使ってるんだろうか
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Posted by ブクログ
ネタバレ読みやすかった。
瀬名がいいひとだったなあ。
唯の言動にはイライラすることが多かったけれど、瀬名と関わる中で唯が自分の良くない部分に気づかされていくところはよかった。
『これまで私は周囲にいる人間すべてにーーー自分自身にさえレッテルを貼り、そういう人だと見なして接してきた。』(P242)
第二章(P255)で瀬名が次のように考える場面があった。
『目の前の相手を単純にカテゴライズしてなんとなくの理解で済ませようとするのはわかりやすくて楽かもしれないが、それだと多くのことを取りこぼしてしまう。』
瀬名の中にこの気づきがあったから、唯が周囲の人や自分自身のことをカテゴリ分けしてレッテルを貼って -
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Posted by ブクログ
チアダンスチームを作って周りに冷ややかに言われようとも日々練習に励む主婦。
15才のときに在日韓国人だと告げられて、戸惑いながらも韓国の文化に触れていく女性。
母子家庭で映画館が唯一の居場所だと感じていた男子高生が、同級生たちと好きな映画を通じて芽生えた気持ち。
手術することになり、子供を授かれなかったことや養子で迎えた高校生の息子のこと、お見舞いに来てくれたチア仲間と、自分が周囲にしてあげられること。
高校の卒業式でプロムをやりたいという女子高生たちの熱意に圧倒される教師。
自分が在日であることへの拒絶感と、青春を謳歌する女子高生たちを見て思うこと。
卒業式でアメリカ映画で観るよう -
Posted by ブクログ
余命系の話は苦手だけど、読んでみたらとてもおもしろくて、御涙頂戴ではなくて、男女の人生観や葛藤がつまったストーリー。
主人公の中年女性『唯』と、ベテランホストこと『リューマ(瀬名吉高)』って、なんだ結局似たもの同士だなぁ、と読みながら思った。
相手に強く当たったりするのって、
その人に許されるって甘えてる証拠だから、
我が身を振り返ってみるようなシーンがいくつかあったな..苦い..。
コスパ重視、自立したおひとりさまを極めていた唯の中に、母に先立たれ遺された12歳の唯がちらついて見えるのが切なくも感じた。
第2章で視点が変わるのも良かったです。
1人でも生きていけるように、と自立を心 -
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Posted by ブクログ
現実にはありえないぶっ飛んだ設定、かつ都合が良すぎる展開ではあるんだけど、ハッとさせられるメッセージが沢山あった。今が絶望でも明日何があるかわからないこら長生きするもんだな、と思える本だった。瀬名みたいな人いいなぁ。
「三食ちゃんと食べてるはずなのに、いつもおなかが空いているような心細さがあって、四十一歳にもなって寂しさと空腹が似ていることに気づいた。」
「唯っていつもそうだよな。見た目とか雰囲気だけで勝手に人を判断して、勝手にカテゴライズする。」
「今後二度と私は瀬名を変えようとしない。だから、瀬名も私を変えようとしないで。」
「人間にはさまざまな側面がある。目の前の相手を単純にカテゴライ -
Posted by ブクログ
時々挟まるテレビ・お笑いネタのお陰でさくさく読めた。
私はまだ社会で働いていない学生だし、そもそも異性や一昔前の価値観の元で生きる人間とは全くと言っていいほど関わりがないけど、それでもメディアやSNS上での誰かの発言などで時折心の中にざらりと嫌な感覚が生まれることはあるから、多分この時代を生きる女性は多かれ少なかれ共感出来る部分があると思う。
作中ではフェミニズムを意識するようになることを「一度でも目覚めてしまったら、王子様が迎えにくることを夢見ていた幸福な女の子には戻れない」という風に描かれていたけど、一度そういう視点を得てメディアを見たらもう前と同じ見方は出来ないよなあと思う。
結局メ
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