吉川トリコのレビュー一覧

  • 余命一年、男をかう

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    現実にはありえないぶっ飛んだ設定、かつ都合が良すぎる展開ではあるんだけど、ハッとさせられるメッセージが沢山あった。今が絶望でも明日何があるかわからないこら長生きするもんだな、と思える本だった。瀬名みたいな人いいなぁ。

    「三食ちゃんと食べてるはずなのに、いつもおなかが空いているような心細さがあって、四十一歳にもなって寂しさと空腹が似ていることに気づいた。」
    「唯っていつもそうだよな。見た目とか雰囲気だけで勝手に人を判断して、勝手にカテゴライズする。」
    「今後二度と私は瀬名を変えようとしない。だから、瀬名も私を変えようとしないで。」
    「人間にはさまざまな側面がある。目の前の相手を単純にカテゴライ

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    2024年07月28日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    色んな人の作品を読めて面白かった、別の本も読んでみようって沢山思えたし。サラーって読めて面白かった!女子的生活がお気に入り。

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    2024年07月04日
  • 夢で逢えたら

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    時々挟まるテレビ・お笑いネタのお陰でさくさく読めた。

    私はまだ社会で働いていない学生だし、そもそも異性や一昔前の価値観の元で生きる人間とは全くと言っていいほど関わりがないけど、それでもメディアやSNS上での誰かの発言などで時折心の中にざらりと嫌な感覚が生まれることはあるから、多分この時代を生きる女性は多かれ少なかれ共感出来る部分があると思う。

    作中ではフェミニズムを意識するようになることを「一度でも目覚めてしまったら、王子様が迎えにくることを夢見ていた幸福な女の子には戻れない」という風に描かれていたけど、一度そういう視点を得てメディアを見たらもう前と同じ見方は出来ないよなあと思う。
    結局メ

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    2024年06月30日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    誰かと一緒に楽しく暮らしたいのに
    何か上手くいかない、アンソロジー8編
    各部屋間取り付きでイメージが湧きますね

    「それでは二人組を作ってください」朝井リョウ
    これは「何様」に収録されていた短編ですね
    ぞわり、隠しきりたい心情をえぐるタイプの
    大好きなやつ。何者→何様で読んでいただけたら幸いです

    「女子的生活」坂本司
    これは、もしかしたら、昔NHKドラマ10で志尊淳が、めちゃかわ女装男子を演じていた原作ですかな?
    意味深なストーリーへの入りも良い
    吹っ切れた、女の子になって女の子と付き合いたい、今はまだ女装男子の切れ味良い攻め気味の会話がそそる

    「十八階のよく飛ぶ神様」似鳥鶏
    悪い神様と良

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    2024年06月10日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズの第2弾

    シリーズ1に登場したお店が出てきて
    繋がりをもって読めた

    吉川トリコさん
    『カサブランカ洋装店』
    意外性があって
    ライトな語り口調のなかに胸をつかまれて
    心に残るものがあった

    シリーズ1に比べて
    読んだことのない作家さんが多く
    新しい作家さんとの出会いが嬉しかった

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    2024年06月05日
  • 流れる星をつかまえに

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    モヤモヤを抱えた人たちが日々葛藤しながらも、ほんの少し前進する、前向きになれる連作短編集。

    舞台が名古屋で、実在する地名や名古屋弁が出てきたり。学生時代に名古屋に住んでいたのでより物語に入り込めた。


    後半よりも前半のお話の方が、自分的には想像して噛み砕きやすかったかなぁ。

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    2024年05月21日
  • 流れる星をつかまえに

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    柚木麻子さんの推薦文に惹かれて、吉川トリコさんの作品に初めて手を伸ばした。
    前半は引き込まれてぐいぐい読み進めていたが、最終話のプロムに関する熱い気持ちがピンと来なくて、そこに至るまでの情熱の理由もあまり描かれておらず、結果としてオムニバスとしての面白さがかなり薄れてしまった。

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    2024年05月12日
  • 夢で逢えたら

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    虚構と現実がうまく混じりあって世相を斬ってた。
    いつも、なんで被害を受けた時すぐに言わんのって他人事として思ってたけど、言えんことのが多いんだな。でもやっぱそういうだるい社会に迎合するんじゃなくて、違うやろってことはちゃんと違うって声をあげていきたい。

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    2024年02月29日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日
  • 流れる星をつかまえに

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    一見「普通」に見える人たちでも、何らかの葛藤を抱えて生きている。
    そんな人たちが、なにか大事なものをみつけて、それを掴もうと一生懸命になる物語り。

    「時代のサイクルが日毎に速くなって、どこもかしこもものや情報であふれているのに、なにか大事なものをつかみそこねているような不安がつねにうっすら貼りついている。[...] だから私もせっせと映画館に通っている。浜辺の砂からひとつぶの光る石を拾いあげるみたいに、虫取り網を天高く掲げて流れ星を追いかけるみたいに」。(197~198ページ)

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    2023年05月31日
  • 流れる星をつかまえに

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    各話主人公は違えど、同じコミュニティの中で登場人物は繋がっており、まとう空気に統一感があって、読みやすかった。
    総じてみんな「前向き」!
    元気をもらえる一冊でした♪

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    2023年05月19日
  • 余命一年、男をかう(1)

    ネタバレ 無料版購入済み

    主人公の気持ちというか生き様、すごく共感します。
    節約して、でも生きることに執着もなくて、余命が分かるなんてうらやましいくらいだ。

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    2023年04月02日
  • 流れる星をつかまえに

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    「ママはダンシング・クイーン」「私の名前はキム・スンエ」「彼が見つめる親指」
    「私はそれを待っている」「36年目の修学旅行」「プロムへようこそ」
    6話収録の連作短編集。

    共通するテーマは『ままならない日常』。

    ゲイである事に葛藤する男子高生や、在日韓国人である事を知らされた姉妹など、どれもデリケートな問題だが本作ではドラマや映画を絡めながらカラリと明るい筆致で描かれる。

    だからこそ余計に彼ら、彼女達の苦悩が伝わって来て応援し応援される自分がいた。

    同じ場所に留まっていても何も変わらない。

    一歩踏み出す勇気を貰える作品。

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    2023年02月18日
  • 流れる星をつかまえに

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    キーワードは名古屋、韓国、映画ですか。軽いタッチで結構深刻な題材を扱った連作短編集。1編目の『ママはダンシングクイーン』が明るく面白くて1番良かったかな。後は好みがわかれそう。この作品のメインテーマとなっている「我が高校にプロムを」がピンとこなかったのがもうひとつハマれなかった理由かも。プロム、ごめんやけど自分だったら絶対にやりたくないわー。

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    2023年01月18日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    思ってたより面白かった。どの話もそれぞれの色が出ているなと。カラフルな表紙通りの作品群。その部屋で生活している住人たちの頭の中、独り言、生活模様を覗き見しているような気分になる。
    印象に残ったのは、三上延さんの「月の砂漠を」。
    ちなみに一つだけ異色な部屋が混ざってます(笑)

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    2023年01月14日
  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    まず最初に言いたいのが、この人(マリーアントワネットもとい作者)、若者言葉知りすぎワロス。

    若者であるはずの僕は、ほとんどが知らなかった。これ、読む人選ぶ小説やな〜なんて思いながら読んでいた。

    RedとBlueが出ている本作。上下巻になってます。
    で、ここで言いたいのは☆3を付けたのはRedの方であって、全体を通して言うなら☆5を付けたい。本当に。

    正直、ギャル語日記体の本作を読み進めていくのは中々きつい所もあったけど、30冊にも及ぶ参考文献から生み出された本作は、《浅い言葉で深く歴史を知れる》名作だと思います。マリーアントワネットの視点に立って、「マリア・テレジアまじ怖いンゴ」だったり

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    2022年12月26日
  • 少女病

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    軽め小説
    かかった時間  120分くらい?

    あまり読まないジャンルの本だが、普通におもしろかった。すごく昔に山本文緒をわりと読んでいた時期があるのだが、なんか似たものを感じた…と思ったら解説が山本文緒だった。
    いろいろな意味で、うっわ、女!って感じの小説だったが、まあおもしろかった。個人的には次女の司パートが印象的かな。

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    2022年12月03日
  • ミドリのミ

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    最初から最後まで、広のどこがいいのかさっぱりわからなかった。
    甲斐性もないさえないおっさんは、真面目で優しくて誠実しか取り柄がなさそうなのにその「誠実」すら男との浮気によって失われたわけだし。

    娘は、母と父どちらとの生活を選んでもきっと苦労するだろうなあ。

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    2022年11月03日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    一つの部屋と二人をお題として八名の作家が書いたアンソロジー。同じお題なのに全然違ってて面白い。朝井リョウさん目的で買ったけど、他の作家さんのも面白くて、なるほど、こういう風に好きな作家さんを発掘していくのも面白いなと思いながら読んだ。吉川トリコさん好き。

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    2022年10月10日
  • 夜更けのおつまみ

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    ネタバレ

    アンソロジー どれも読みやすいし、初めての方に出会えるので、こういうのは好き。 三浦しをんさんはやはり酒が好き。 料理のイメージが全くないからか、簡単なレシピでもすごくめずらしく感じる。 お酒好きには嬉しい一冊。こんな時だから、家で飲むことの楽しさをもっと知りたいと思う。

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    2022年10月10日