吉川トリコのレビュー一覧

  • おんなのじかん

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    おしゃべり感覚で読めるエッセイです。話題が細切れで多岐にわたる感じが、いつもの女子会の雰囲気にそっくりです。
    世代が私より少し上なので、なにそれ知らないってこともあり、作者さんと同世代の方だともっと楽しめると思います。

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    2025年09月12日
  • 余命一年、男をかう

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    余命一年と宣告された唯が、『もう節約なんかしない』と70万でホストの瀬名を買うところから話が始まる

    「私が死ぬ時に泣いてくれる人」がいるのか、1番心に残った。自分にはそんな人いないよなあとため息をついたけど、それが残念なのかどうかは分からない。死ぬ間際にその答えは出るのだろう。

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    2025年06月23日
  • 余命一年、男をかう

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    タイトルからスラスラ読める内容ではあったが、最後のオチ、まとめ方が残念だったかも。少し先が読めてしまった。

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    2025年06月01日
  • 余命一年、男をかう

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    漫画みたいな展開はさらさら読みやすくでもありえないことの連続だけど、主人公の人生観はいちいち共感出来た。余命が宣告されて「やっと死ねる」、夢は「収支トントンで生きること」。

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    2025年05月19日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    作家である先生の子どもを妊娠している楓は
    本宅のある岐阜で先生の妻・野ゆりと同居を始める。
    優しい妻さん。
    でも、本当の姿はわからないまま。

    第二章は野ゆりのエピソード。
    透明で謎の多い妻さんの姿がうっすらと輪郭を持ってきた。

    楓と野ゆりが先生のいない時間を楽しく過ごす。
    それぞれが迷いながら、もがきながら生き抜いている。
    ラスト、そうきたか!!
    吉川トリコさんの作品らしい終わり方だと思う。
    妻さんに惹かれる。

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    2025年05月05日
  • 裸足でかけてくおかしな妻さん

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    「余命一年」を途中で止めたので心配だったが、これはスルスル読めた。作家、作家の妻、作家の愛人が、愛人の妊娠を機に同居するという、ハチャメチャな設定。それぞれのハチャメチャな人生を面白く読んだ

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    2025年04月25日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    人気作家さん達でこんぺいとう商店街のお店の様子を描いた本。
    あずかりやさんはこれがきっかけだったのかな?
    久しぶりに読んでこんな始まりだったなあと懐かしかった。
    おにぎり屋さん美味しそうだったな。

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    2025年04月19日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    短編集は作家の実力が出ると思う。
    短い中でどれだけ自分の色を出せるか。

    そういった意味では、朝井リョウ、吉川トリコが楽しめた。

    後はまぁ、つまらなくないが印象には残らない。

    短編集とは、読んでいるその時間を楽しむものだと思う。

    お話を楽しみたければ長編を読むべし。

    星は3.3くらい。

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    2025年04月08日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    10年毎に過去に遡って行く物語で、タイトルからも最初はお気楽でフワフワした感じの話なのかなと思っていたが、10年戻る度にどんどん秘密の元が明らかになっていって…
    過去から書かれていたらそこまでじゃなかっただろうけど、何ともやりきれない、というか人って恐い。

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    2025年02月21日
  • 余命一年、男をかう

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    ネタバレ

    この本を読んで思ったのが、主人公と私で似てる部分が多すぎること

    ・生きていくことに希望が持てない。どこかで死にたいと思ってる。
    ・保守的でリスクに以上な不安がある。
    ・会社の上司と不倫関係にある

    この人、強迫性障害持ちなんだろうなと思った。
    普段抑えられて生きてる人の方が、死ぬことがわかるとぶっ飛べる気がする笑

    もし私が子宮頚がんになったら、きっとすごく不安だし嫌だと思うけど、心のどこかでホッとする自分もいるんじゃないかなと思う。

    真面目な女の人がガンを宣告されて、男を買う。というストーリーが面白そうで買ったし、
    オチは死ぬのかなってどこかで思ってたけど、結局、お金で買った男と結婚する

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    2025年01月26日
  • 余命一年、男をかう

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    ネタバレ

    余命一年というから重苦しいかと思えばそうでもなく
    出てくる人が皆好印象
    キルトを作って、ひたすらに節約をする唯
    なんだか私も独身だったらそうやって生きてるかもしれないとさえ思った
    毎日毎日何かチクチク進めることってかなり楽しいんだよなぁ

    一つ
    専業主婦は、家政婦であり売春婦である
    という唯の家庭科の先生の言葉がなんだか忘れられない
    男は結婚という契約で自分専用の家政婦と売春婦を手に入れるというわけか
    妙に納得できた

    みんなお金を何に使ってるんだろう
    純粋に知りたいなと思う
    食事に使う人もあれば食費を削る人もいるわけで
    私は何に使ってるんだろうか

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    2025年01月20日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    三世代にわたる拗らせとかこんな至近距離での同性愛、共依存、不義のオンパレードってある?なのにみんな片想い?
    どうやったら10年好きで追いかけた人の妹と結婚することになるんだろう、好きすぎて親戚でもいいから繋がってたいとか?
    わからなさすぎる世界だけどおもしろかった

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    2025年01月06日
  • 余命一年、男をかう

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    瀬名がいいひとだったなあ。
    唯の言動にはイライラすることが多かったけれど、瀬名と関わる中で唯が自分の良くない部分に気づかされていくところはよかった。

    『これまで私は周囲にいる人間すべてにーーー自分自身にさえレッテルを貼り、そういう人だと見なして接してきた。』(P242)

    第二章(P255)で瀬名が次のように考える場面があった。
    『目の前の相手を単純にカテゴライズしてなんとなくの理解で済ませようとするのはわかりやすくて楽かもしれないが、それだと多くのことを取りこぼしてしまう。』
    瀬名の中にこの気づきがあったから、唯が周囲の人や自分自身のことをカテゴリ分けしてレッテルを貼って

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    2024年12月31日
  • ラブソングに飽きたら

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    この作品がすごく好き!読んで!とまではいかないけれど、色々感情を動かされる短編集でした。

    自分の言葉では『若気の至り』『今思うと恥ずいしえぐい』みたいな浅くて陳腐な表現にしかならない恋愛にまつわる感情や出来事も、作家さん達の手にかかるとすごく味わい深い表現になるからすごい。過去の恋愛の思い出され方や描かれ方が、気持ちいいものだけではないのがリアルで良い。

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    2024年12月20日
  • 夢で逢えたら

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    女性の生きづらさに対して
    わたしは自ら声を上げて戦えるほど強くなくて、
    何か嫌なことがあっても静かに一人で傷つくんだろうと思うけど、
    この二人が近くにいたら、とっても心強いな。

    終盤までなかなか入り込めずにいましたが、
    ラストに向かって転・結、
    とテンポ上がって読み切った感じでした。

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    2024年11月13日
  • 余命一年、男をかう

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    タイトルと見た目から、
    こんなピンク頭のチャラそうなやつにお金持ってる?なんて言われたら絶対詐欺を疑うし、どうせちゃらちゃらしたやつなんだろうと思ってた。
    けど、意外とこのピンク頭の瀬名はまっすぐな男で、
    言動はチャラいかもしれないが、がちがちに固まった唯の心を溶かしていく。
    私も「人生に関わらせてほしい」って言われてみたい。

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    2024年11月05日
  • おんなのじかん

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    ほんそれ!ってこととなるほど〜ってのがいっぱいあって面白かった〜アタシの葬式はみんなアロハ来て欲しいわ〜てか不妊治療って時間とお金と体力使うって聞いてたけどこんなに大変なのね…

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    2024年10月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    前向きな終わり方ではあるが、全てがほろ苦くて切ない。シリーズ化していて、何作あるのかわからないが、少しずつリンクしていて、商店街を制覇したいと思うので、続きも読みたい。

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    2024年10月01日
  • 流れる星をつかまえに

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    チアダンスチームを作って周りに冷ややかに言われようとも日々練習に励む主婦。

    15才のときに在日韓国人だと告げられて、戸惑いながらも韓国の文化に触れていく女性。

    母子家庭で映画館が唯一の居場所だと感じていた男子高生が、同級生たちと好きな映画を通じて芽生えた気持ち。

    手術することになり、子供を授かれなかったことや養子で迎えた高校生の息子のこと、お見舞いに来てくれたチア仲間と、自分が周囲にしてあげられること。

    高校の卒業式でプロムをやりたいという女子高生たちの熱意に圧倒される教師。
    自分が在日であることへの拒絶感と、青春を謳歌する女子高生たちを見て思うこと。

    卒業式でアメリカ映画で観るよう

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    2024年09月29日
  • 余命一年、男をかう

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    余命系の話は苦手だけど、読んでみたらとてもおもしろくて、御涙頂戴ではなくて、男女の人生観や葛藤がつまったストーリー。

    主人公の中年女性『唯』と、ベテランホストこと『リューマ(瀬名吉高)』って、なんだ結局似たもの同士だなぁ、と読みながら思った。

    相手に強く当たったりするのって、
    その人に許されるって甘えてる証拠だから、
    我が身を振り返ってみるようなシーンがいくつかあったな..苦い..。

    コスパ重視、自立したおひとりさまを極めていた唯の中に、母に先立たれ遺された12歳の唯がちらついて見えるのが切なくも感じた。

    第2章で視点が変わるのも良かったです。
    1人でも生きていけるように、と自立を心

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    2024年09月20日