吉川トリコのレビュー一覧

  • おんなのじかん

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    特に不妊治療の話は激しく共感。
    不妊治療あるあるすごく言いたいのだがあまり周りには言いにくい。治療のめんどくささもつらさも期待しては裏切られる感情の浮き沈みも、リアルなのにポップに言語化されていた。読むだけで気持ちがスッキリした。

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    2024年09月04日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    懐かしくほのぼのとした短編集。昭和の味を出していて、人情物と言えるかも。シリーズ化しているようなので、続きも読んでみたい。それぞれの作家さんの雰囲気と特徴があって楽しめた。微かなリンクもニヤリとする。

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    2024年08月31日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    やはり作家ごとの色があって、合うものもあれば合わないものもあり。
    ただ、全体的にそう転がってくれてよかったー、という気持ちになる終わり方ですっきりはする。

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    2024年08月18日
  • 余命一年、男をかう

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    現実にはありえないぶっ飛んだ設定、かつ都合が良すぎる展開ではあるんだけど、ハッとさせられるメッセージが沢山あった。今が絶望でも明日何があるかわからないこら長生きするもんだな、と思える本だった。瀬名みたいな人いいなぁ。

    「三食ちゃんと食べてるはずなのに、いつもおなかが空いているような心細さがあって、四十一歳にもなって寂しさと空腹が似ていることに気づいた。」
    「唯っていつもそうだよな。見た目とか雰囲気だけで勝手に人を判断して、勝手にカテゴライズする。」
    「今後二度と私は瀬名を変えようとしない。だから、瀬名も私を変えようとしないで。」
    「人間にはさまざまな側面がある。目の前の相手を単純にカテゴライ

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    2024年07月28日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    色んな人の作品を読めて面白かった、別の本も読んでみようって沢山思えたし。サラーって読めて面白かった!女子的生活がお気に入り。

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    2024年07月04日
  • 夢で逢えたら

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    時々挟まるテレビ・お笑いネタのお陰でさくさく読めた。

    私はまだ社会で働いていない学生だし、そもそも異性や一昔前の価値観の元で生きる人間とは全くと言っていいほど関わりがないけど、それでもメディアやSNS上での誰かの発言などで時折心の中にざらりと嫌な感覚が生まれることはあるから、多分この時代を生きる女性は多かれ少なかれ共感出来る部分があると思う。

    作中ではフェミニズムを意識するようになることを「一度でも目覚めてしまったら、王子様が迎えにくることを夢見ていた幸福な女の子には戻れない」という風に描かれていたけど、一度そういう視点を得てメディアを見たらもう前と同じ見方は出来ないよなあと思う。
    結局メ

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    2024年06月30日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    誰かと一緒に楽しく暮らしたいのに
    何か上手くいかない、アンソロジー8編
    各部屋間取り付きでイメージが湧きますね

    「それでは二人組を作ってください」朝井リョウ
    これは「何様」に収録されていた短編ですね
    ぞわり、隠しきりたい心情をえぐるタイプの
    大好きなやつ。何者→何様で読んでいただけたら幸いです

    「女子的生活」坂本司
    これは、もしかしたら、昔NHKドラマ10で志尊淳が、めちゃかわ女装男子を演じていた原作ですかな?
    意味深なストーリーへの入りも良い
    吹っ切れた、女の子になって女の子と付き合いたい、今はまだ女装男子の切れ味良い攻め気味の会話がそそる

    「十八階のよく飛ぶ神様」似鳥鶏
    悪い神様と良

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    2024年06月10日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズの第2弾

    シリーズ1に登場したお店が出てきて
    繋がりをもって読めた

    吉川トリコさん
    『カサブランカ洋装店』
    意外性があって
    ライトな語り口調のなかに胸をつかまれて
    心に残るものがあった

    シリーズ1に比べて
    読んだことのない作家さんが多く
    新しい作家さんとの出会いが嬉しかった

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    2024年06月05日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    始めの頃は何が書いてあるのかちんぷんかんぷんだったけど章が続くにつれおもしろくなってきました。挫折する人が多いだろうなとも思いましたが。私にとっては予想できなかった展開でした。

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    2024年05月23日
  • 流れる星をつかまえに

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    モヤモヤを抱えた人たちが日々葛藤しながらも、ほんの少し前進する、前向きになれる連作短編集。

    舞台が名古屋で、実在する地名や名古屋弁が出てきたり。学生時代に名古屋に住んでいたのでより物語に入り込めた。


    後半よりも前半のお話の方が、自分的には想像して噛み砕きやすかったかなぁ。

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    2024年05月21日
  • 流れる星をつかまえに

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    柚木麻子さんの推薦文に惹かれて、吉川トリコさんの作品に初めて手を伸ばした。
    前半は引き込まれてぐいぐい読み進めていたが、最終話のプロムに関する熱い気持ちがピンと来なくて、そこに至るまでの情熱の理由もあまり描かれておらず、結果としてオムニバスとしての面白さがかなり薄れてしまった。

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    2024年05月12日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    ある家族の歴史を10年ごとに遡っていく不思議な小説です。複雑でだんだん頭がごちゃごちゃしてきますが、一個一個の話はシンプルです。相関図書きながら再読したい小説です。再読の方が面白いかもしれない。

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    2024年04月18日
  • 夢で逢えたら

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    虚構と現実がうまく混じりあって世相を斬ってた。
    いつも、なんで被害を受けた時すぐに言わんのって他人事として思ってたけど、言えんことのが多いんだな。でもやっぱそういうだるい社会に迎合するんじゃなくて、違うやろってことはちゃんと違うって声をあげていきたい。

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    2024年02月29日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    2029年から始まり1章毎に10年さかのぼって物語が展開されていく。
    だんだんと不穏な空気になっていき、「どういうこと??」って思って、
    どんどんピースがつながっていき、最後に「あー」となる。
    とにかく人間関係が複雑で頭の中がこんがらがる。

    なかなか不思議な読書体験だった。

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    2024年02月16日
  • 夜更けのおつまみ

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    酒とつまみ、酒と肴。
    色々な著名人の酒と、その次に来る品物は美味しそうで、美味しそうで、想像しただけでも、頭を酒が駆け巡ったよ。

    豆腐のあれこれ、居酒屋のあれこれ、どれをとっても大人の味だなぁ。

    数年前に弟がくれた本、ありがとう!

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    2024年02月11日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    序盤から、おぉお…と唸っていたけれども進むにつれて輪をかけて唸る…というか逆に何も言えなくなりました。

    それぞれの時代の別視点をもっと読みたいけれど、余白が魅力なのかしら。

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    2024年01月22日
  • おんなのじかん

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    面白くないわけではない、興味深いトピックもたくさんあった。
    なのに何故かお腹いっぱいになって最後まで読み切れなかった。
    一つ一つのトピックに情報量が多かったのかも。
    私にはもう少し短めで一つの話題がサクッと読めるエッセイが合うようだ。

    2023.12.17
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    2023年12月17日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    最初は全然ストーリーが入って来なかったけど
    読み進めるうちに人間関係も分かってきて
    途中からはこの人の過去は?と気になって一気に読めた。
    でも結局何を伝えたいのか分からなかったな。。

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    2023年11月11日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    ややこしかった〜〜杏一郎のパートが良かったな。読み返したらもっとふむふむとなるんだほうけど、そこまでのめり込めなかった感もある

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    2023年10月11日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    一つの家族がどのようにして出来てきたのか、10年ずつ進むのではなく、遡って描かれていて、なかなかというか初めて読みました。
    どこかミステリっぽさも感じました

    とても印象的なセリフは「なにがいけないのか、みんなだめっていうけど、その理由まで説明してくれないから。倫理的にだめ、道徳的にだめ、世間が許さないからだめ。頭ごなしにそんなこと言われたって、納得できないし、わからない。なんべんもくりかえし飽きるぐらいに考えたけど、どうしても私にはわからない」
    このセリフはおそらくこの小説のテーマというか全てだと思う。
    自分だったら「好きな人とずっといっしょにいるために」どこまでするだろうか、どこまでできる

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    2023年09月28日