吉川トリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんぺいとう商店街2弾目は、前作よりも胸の奥がチクリとしたり、ひりひりしたり、しんみりしたりするお話が多かった。
けれどやっぱり、この商店街のお店はどこも居心地が良いのです。
おまち堂のひじきにはちょっと泣けた。
栄養と思いやりたっぷりの料理には体だけでなく心も満たしてくれる力がある、はず。
水沢文具店もいいなぁ。
落ち込んだ時に元気の出るお話を書いてもらいたい。
欲しい言葉をくれる、といえば鳥吉のキヨちゃん。
こういう優しさ・友情に弱いのです。
人生の迷い道。行き止まりに見える時には益のあるアドヴァイスよりも、一緒に怒ったり泣いたり笑ったりしてくれる、ただそれだけのほうがいい。
そして -
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Posted by ブクログ
宮木あや子さんの作品が入っているので、買ってみました。
女性作家の書く官能小説は、変にねちっこかったり、興ざめするようなところがなく、きっちりと書かれている感じのするのが、良いところかな・・・。
男性の描くそういったシーンは、女性からすると、流れとか色々と都合が良すぎて、「ないわー」と、あきれてしまう事がしばしばあるのですが、女性が描くものは、そこに至るまでの過程や心情がしっかりとしている上に、同性なので、「さすがわかっていらっしゃる、そうなのよねー」と、納得出来ます。
このアンソロジーも、宮木あや子さんは勿論、どれも良かったのですが、一番好きなのは、吉川トリコさんの『ポルノ姫』です。 -
Posted by ブクログ
所詮、男と女なんてそんなものだ。
壊れたテレビを
叩いて直すみたいな、原始的なやり方をしてしまうのがいちばんいい。
ふらふらと根なし草のように生きられたらいいのに、と願うことはそんなにおかしなことなんだろうか。
どうしてみんな、大地に根を張り、自由にどこにも行けない生き方を選択していくのだろう。
そんなの、窮屈で退屈なだけなのに。
好きだからいっしょにいる。
どうしてそれだけじゃいけないんだろう。
私は自分を自分のためだけに使いたかったし、のしかかってくる重みを支えることも、他人に自分を切り渡すことも、ほとんど恐怖だと思っていた。
だれかと生きていくということは、そのだれかの温かみや重さ -
Posted by ブクログ
吉川トリコさんはこれで四作目になるのかな。
吉川さんは気になる作家さんであり、この文庫の表紙もすごくかわいくて一目ぼれ。
さて、内容なんですが、30歳を目前にした花という女性が主人公。
表紙とはまるで正反対で、花は女であることを捨てた女性。
仕事はせず寝てばっかりで、基本三日くらいはお風呂に入らない。
そんな花もかつてはふわゆる系の女子だった。
ある日ふとしたできごとから女でいることをやめるのだけど……
そんな花にも同棲して七年目になる彼氏―ハルオがいる。
どんなに花がブスでひきこもりになっても離れていかない。
そんな彼もバイトで生活しているのだけど……
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