吉川トリコのレビュー一覧

  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    面白かったー!
    読みながら漫画ベルばらのシーンが次々と浮かんでくる。
    でもこの本のアントワネットすごく可愛い。
    ラストはちょっとウルっときたよね。
    (あ、口調移った?w)

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    2018年10月21日
  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    わはは。面白い。
    ベルばら世代ですから。
    イマドキの言葉で語られるアントワネットの日記。
    このノリで処刑までの流れはどうなるのかな。さて次を読みますか。

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    2018年10月18日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    こういうオムニバス形式のものには手を出していなかったけど、先日、3時のおやつを読んで、なかなかいいかもな…と思って読んだ。結果、とても面白かった。ハズレもなく、小さな繋がりを見つける楽しさもあった。軽いものばかりがあっさり詰まっているのでは?と思ってたけど、どれもしっかりした話だった。よい意味で作者が競い合うのかなぁ。

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    2018年07月21日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    これも大阪で買ってきた一冊。
    以前から読みたいと思っていた本です。

    スカイツリーを見上げる下町のかたすみに、
    ひっそりと息づく商店街がありました。
    それがー『明日町こんぺいとう商店街』。

    明日町こんぺいとう商店街を舞台にした7つの物語。
    七人の作家さんのアンソロジー。

    大島真寿美 『カフェスルス』
    大山敦子  『あずかりやさん』
    彩瀬まる  『伊藤米店』
    千早茜   『チンドン屋』
    松村栄子  『三波呉服店ー2005-』
    吉川トリコ 『キッチン田中』
    中島京子  『砂糖屋綿貫』

    読んだことのある作家さんは、彩瀬まるさん、中島京子さんの二人だけ。

    どの物語も心がほんわかします。

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    2018年06月06日
  • ミドリのミ

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    最初はほんわか、だんだん物語が現実の醜い部分を、現実のどうしようもない部分を見せてくる。

    家族って難しい、と改めて思った作品です。
    個人的には貴美子の話が一番心に残った。

    2018.3.23

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    2018年03月24日
  • こんな大人になるなんて

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    タイトル買い。
    「こんな大人になるなんて」なんて思わない大人なんてそうそういないような気がする。子供~思春期の頃思い描いてた‘大人’とは全然違うし。
    この短編集は主に吉川さんがアンソロジーに発表した作品を集めたもの。ちなみに「こんな大人になるなんて」という作品は入ってない。
    『冷やし中華にマヨネーズ』
    ゆっくり失恋するお話。吉川さん版『落下する夕方』か!と思った。
    『夏の草』
    こちらは吉川さん版『私の男』か!と思った。‘男’のイサオにうっかり惚れそうになる。危ない危ない。
    『だれかの奥さん』
    この作品が一番好きで一番共感した。
    社宅で‘’須永さんの奥さん’として生き甲斐もなく暮らしている千鶴子

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    2018年01月17日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある、架空の商店街。
    大山淳子氏の「あずかりやさん」がとても良かったので、"出身地"である、こんぺいとう商店街のことをもっと知りたくなりました。

    個人商店が立ち並ぶ商店街は、現代では衰退の傾向にあるけれど、こんぺいとう商店街は、たたむ店あり、新しくできる店ありで細々と続いている。
    家業を継いだ若者や、出て行ってまた戻ってきた者、新しい商売の形、幼なじみと小さな恋の話など、懐かしい雰囲気の中で語られる。
    後に行くにしたがって、他の商店の名前が登場するようになって、箱庭世界が充実していくのが面白い。

    一軒目『カフェ スルス』 大島真寿美

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    2018年01月08日
  • ミドリのミ

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    ネタバレ

    あまりにも柔らかな文筆なので読んでいる最中は大して気にしていなかったが、作品のテーマのなんて重たいことか。家族の形って多分、それぞれ漠然とした答えは皆持っているだろうけど、そこから少しでも外れただけで異質だと後ろ指さされたり(家族に限らずだが)言った側にしてみれば軽口にすぎない言葉が受取手側を傷つけたり。
    少し冷静になって考えてみれば分かることなのに、わざわざ冷静になる必要もないと思っているのか、これくらいという甘え(あるいは悪意)が随所に散りばめられていた。
    最後の迎えに行くかがその最終形態なのかもしれない。ミドリが何を見て、何を感じ取り母親と暮らすことを決意したのか知らない広と源三の独りよ

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    2017年07月27日
  • ミドリのミ

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    花世のボーイフレンド、いるいるこういう寒カル系。花世は花世で、こういう子おるわとなんか懐かしい。
    それぞれの話、もっと長く読んでいたかった。
    親のキスシーン見て複雑になるの、子の立場ではなく親の立場で読んで、うっ、となる。

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    2017年06月25日
  • グッモーエビアン!

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    ヤグとあきちゃんのばかったれ具合にやられてしまった。パンクスということでうっかり気を許してしまった。はつきが大人びてしまうのも頷ける。あれだけ滅茶苦茶だと笑ってしまう。ちょっと見習いたいところだ。オイラも相当にバカだと自覚しているけど、嫁を笑わせるどころか口もきいてくれないもんな。
    ばかったれなヤグはあきちゃんが大好き、現役パンクスのあきちゃんはロックなヤグが好き。そこで育つはつきがどんな女性になっていくのか楽しみだ。間違いなくイカした女性になるな。

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    2017年04月09日
  • 光の庭

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    16/11/21
    装丁は可愛らしくて、でもちょっと不気味というか不穏なかんじを発してて、そしたら中身もそんなかんじでした。
    湊かなえの『贖罪』ぽいかなあ。

    ・今日のことをこの先何度でも思い出すだろう。
    そんな未来をこの時あたしは予感していた。(P10)

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    2016年11月25日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    7名の作家さんの、商店街をめぐる連作
    たぶんモデルはあそこの商店街だと思うんだけど、閉まるの早いから違うかな
    こういう商店街は通り抜けるだけでも楽しいと思う

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    2016年11月17日
  • 光の庭

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    5人の友情は永遠と誓い、地方の高校を卒業した女子高校生たち。5人はそれぞれの道に進むが、その中のひとり三千花がバラバラ死体で発見される。大学を卒業後ライターになり、失意ののちに地元に帰ってきた志津は、三千花に何があったのかをルポに纏めたいと思い、事件の16年後、当時の友人たちを訪ね取材を開始するが・・・

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    2016年11月14日
  • 14歳の周波数

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    若い。地方都市から田舎に引っ越した女子中学生の話。たまには若い話を読もうと購入。
    中学生の女の子の心理をよく描いている(男なので想像だが)。若さ溢れ、生き生きとしているが、時折残酷で、リアルを忘れていない姿勢に好感を持つ。

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    2016年12月06日
  • 光の庭

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    高校時代の仲良し4人の女子の卒業式の後からスタートし
    一人の子が、遺体で見つかった事件から物語は始まる。
    寂しい気持ち、このままこの狭い世界に閉じ込められて何処にも出ていけないんじゃないかと思う気持ち、こうなるはずじゃなかったのに未来が変わってしまったこと、幸福を手に入れたと思ったはずなのに
    こころが満たされないでいること、母の呪縛から逃れなれないでいること
    それぞれの「彼女」の人には見せない人間の面が赤裸々に描かれている作品だった。
    自分もある時まで
    私は、へらへらして寂しくて仕方なかった。あえて笑をとりながらも何処にも身を置けなかった。
    でも、ある時から
    あ友人がずっとそばにいてくれるこ

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    2016年05月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    7人の作家が、「こんぺいとう商店街」を舞台に、主人公を変えながら送るリレー式の短編集。じつは、もっとファンタジー色の強いものかと思っていたのだけれど、まったくそんなことはなく。まるで同じ人が書いたかのように、すんなり読めました。

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    2016年03月25日
  • 光の庭

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    仲良し5人が高校を卒業する。衝撃敵な事件から始まり、それについて何が起こったのか、どうして起きたのだろうかと思っても、知りたくない、知ろうとしない。卒業するとあんなにいつまでも友情みたいなことを言っていながら、疎遠になる。でも、志津は

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    2016年03月15日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    千早茜さんのチンドン屋が一番好きでした。下町のベランメイ調は素敵と思いながら、現実に聞いたことはありません。(聞いたら、なんと返したらよいかわからなくてモジモジしそう…。)

    偏屈で頑固者だけど、情にあつい親方の独り語りのテンポの良さや相手の若くて真面目な泥棒さん?もじんわり心あたためてくれました。

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    2015年06月06日
  • 夢見るころはすぎない

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    おしゃれ番長、オタク、青春にゆきずまっている学生……様々な種類の女の子が登場する短編集。胸をつかれる文章がちりばめられていて、どの話も終わりかたが良かった。

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    2015年03月30日
  • ラブソングに飽きたら

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    今旬な女性作家たちが競演したアンソロジー。加藤千恵、山内マリコ、青山七恵、吉川トリコなど大好きな作家さんがたっくさん。お気に入りは山内マリコ。この人の小説はしばらく読み続けていきたい。

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    2015年06月19日