吉川トリコのレビュー一覧
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ネタバレあまりにも柔らかな文筆なので読んでいる最中は大して気にしていなかったが、作品のテーマのなんて重たいことか。家族の形って多分、それぞれ漠然とした答えは皆持っているだろうけど、そこから少しでも外れただけで異質だと後ろ指さされたり(家族に限らずだが)言った側にしてみれば軽口にすぎない言葉が受取手側を傷つけたり。
少し冷静になって考えてみれば分かることなのに、わざわざ冷静になる必要もないと思っているのか、これくらいという甘え(あるいは悪意)が随所に散りばめられていた。
最後の迎えに行くかがその最終形態なのかもしれない。ミドリが何を見て、何を感じ取り母親と暮らすことを決意したのか知らない広と源三の独りよ -
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Posted by ブクログ
高校時代の仲良し4人の女子の卒業式の後からスタートし
一人の子が、遺体で見つかった事件から物語は始まる。
寂しい気持ち、このままこの狭い世界に閉じ込められて何処にも出ていけないんじゃないかと思う気持ち、こうなるはずじゃなかったのに未来が変わってしまったこと、幸福を手に入れたと思ったはずなのに
こころが満たされないでいること、母の呪縛から逃れなれないでいること
それぞれの「彼女」の人には見せない人間の面が赤裸々に描かれている作品だった。
自分もある時まで
私は、へらへらして寂しくて仕方なかった。あえて笑をとりながらも何処にも身を置けなかった。
でも、ある時から
あ友人がずっとそばにいてくれるこ -
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夢見るころはすぎない…何かに急き立てられて理性をあっさり葬り去るほどの異性への好奇心がビシビシ伝わってくる。
処女同盟第三号…変なこだわりを捨てて自分の気持ちに素直になる。これができればいいのだが難しい。
一泊二日…女の子の言葉遣いはかわいいけど、突然無茶な理由で態度が豹変するのは怖い。時として男の理解を超越する。
新宿伊勢丹で待ち合わせ…恐らく堕ちてしまったと自覚している人を何とか救いたいような、でも同情してはいけないような複雑だ。泣くしかないのか。
そこからは何が見える…平凡とか普通とかいうのを若い頃はバカにするけど、実はそれが幸せそのものだと気がつく頃には中年期を過ぎていたりする。
夏か -
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しゃぼん…評価はこの作品。女の子からおばさんへと変貌する時期の悩み。個性豊かな人たちが生き生きしていて楽しい。欲しい物が全て手に入らなければ、何もいらない。この考えを改めた時から新しい生活が始まる。
いろとりどり…しゃぼんに登場する万引き女子小学生が主人公。母娘で家出するも母は逃げる事を止め、家へと帰る。こんなお母さん、いっぱいいそう。
もうすぐ春が…しゃぼんに登場する階段でセックスしていた中学生の女の子が主人公。手に負えない性をどう扱ったらいいのかわからないけど、手探りで愛と性を見つめながら成長していく女の子。女の強さと男の弱さが見え隠れする。
ねむりひめ…R18受賞作品。多分これは独立した -
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Posted by ブクログ
こんぺいとう商店街2弾目は、前作よりも胸の奥がチクリとしたり、ひりひりしたり、しんみりしたりするお話が多かった。
けれどやっぱり、この商店街のお店はどこも居心地が良いのです。
おまち堂のひじきにはちょっと泣けた。
栄養と思いやりたっぷりの料理には体だけでなく心も満たしてくれる力がある、はず。
水沢文具店もいいなぁ。
落ち込んだ時に元気の出るお話を書いてもらいたい。
欲しい言葉をくれる、といえば鳥吉のキヨちゃん。
こういう優しさ・友情に弱いのです。
人生の迷い道。行き止まりに見える時には益のあるアドヴァイスよりも、一緒に怒ったり泣いたり笑ったりしてくれる、ただそれだけのほうがいい。
そして -
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