ミドリのミ

ミドリのミ

748円 (税込)

3pt

3.7

ミドリは父・広と住み慣れたN市を離れることになった。そして父親の新しいパートナーの家に転がり混む。そのパートナーは女性ではなく、男性だった。"ふつう"の両親に育てられたミドリ。新しい家にも、学校にもなかなかなじめない。でも毎日生きていかなくてはならない。みんなが新しい家族のかたちやあり方を考える日々。

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ミドリのミ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年07月24日

    人にはそれぞれの正義がある。
    人を認めることも、人を貶めることも、全てがその人の正義により行われる。
    だから正義と悪は表裏一体だと思う。
    その正義が人を強くすることもあれば弱く、痛めつけることもある。
    しかし、それを貫くことが出来る人はとても少ないんじゃないか、そんなことを思いました。
    人から醜いと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    大人びていて察しもいいミドリ、でもまだまだこどもで自分のまわりで起こることに対してどうしようもない気持ちになるのがつらい
    出てくる人たちが皆、何かしらの思いを抱えているのがリアル
    結末、何も問題は解決していないのだけれど、どうにかしたいという前向きさが救いかな
    『小さな傷だろうと、その傷を負った時の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年03月24日

    最初はほんわか、だんだん物語が現実の醜い部分を、現実のどうしようもない部分を見せてくる。

    家族って難しい、と改めて思った作品です。
    個人的には貴美子の話が一番心に残った。

    2018.3.23

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    Posted by ブクログ 2017年06月25日

    花世のボーイフレンド、いるいるこういう寒カル系。花世は花世で、こういう子おるわとなんか懐かしい。
    それぞれの話、もっと長く読んでいたかった。
    親のキスシーン見て複雑になるの、子の立場ではなく親の立場で読んで、うっ、となる。

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    Posted by ブクログ 2022年11月03日

    最初から最後まで、広のどこがいいのかさっぱりわからなかった。
    甲斐性もないさえないおっさんは、真面目で優しくて誠実しか取り柄がなさそうなのにその「誠実」すら男との浮気によって失われたわけだし。

    娘は、母と父どちらとの生活を選んでもきっと苦労するだろうなあ。

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    Posted by ブクログ 2021年09月17日

    電子書籍
    4人の登場人物の視点でストーリーがどんどん進んでいく。1人1人の視点で話が進んでいくし、時系列も進んでいく。最後、ミドリちゃんを連れ戻すとこまで見たかったなぁー。

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    Posted by ブクログ 2021年05月18日

    やりての妻と別居するため、田舎の写真館に父とともに引っ越した小学三年生のミドリ。そこには、髪を伸ばし、派手な服装でオネエ言葉を使う源三がいた。父と源三はいつも楽しそうにふざけあっているが、ピアノもなく地元の同級生の意地は悪く…。

    ミドリ、広(父)、花世、源三、貴美子(母)のそれぞれの視点から、離婚...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年07月27日

    あまりにも柔らかな文筆なので読んでいる最中は大して気にしていなかったが、作品のテーマのなんて重たいことか。家族の形って多分、それぞれ漠然とした答えは皆持っているだろうけど、そこから少しでも外れただけで異質だと後ろ指さされたり(家族に限らずだが)言った側にしてみれば軽口にすぎない言葉が受取手側を傷つけ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年06月25日

    ミドリちゃんの人生の序章にすぎないのかもしれない。明るい未来はまだ見えない状態で、でもこの夫夫はミドリと一緒に生きたいと決意を新たに再出発しようとしている。

    でも心のどこかで、なぜ距離をとってあげられないのだろう…とも思う。親の…しかも男同士の営みなんぞ気付かせないでやってよ、、そこは小さい女の子...続きを読む

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