吉川トリコのレビュー一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    下町の『こんぺいとう商店街』にある6軒の店の物語。1篇ずつ別の作家が変わる、シリーズ2作目。さまざまなテイストの文章が商店街のように混在している。前作を引き継いで他の店のこともそれぞれの作中に登場するところが目新しい。

    「古書卯月」「あったか弁当・おまち堂」「水沢文具店」「台湾茶『淡月』」「カサブランカ洋装店」「やきとり鳥吉」

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    2014年06月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    こういう作品集もいいものですね。
    今回も、どれもごく自然に寄り添ってくれるような優しさに満ちた作品でした。

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    2014年05月23日
  • ぶらりぶらこの恋

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    名古屋弁が印象的。起承転結のメリハリが効いていて、ピアノをうまく使いながら最後まで読ませるのはなかなかでした。

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    2014年05月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    シリーズ2作目。どの作品も今回は人生の挫折や岐路がテーマに入っていて、どこか考えさせられる話ばかりでしたが、読み終わった後、胸があたたかくなりました。1巻で出てきたお店も時々、作品の中で顔を出していて、お店を元気にやっている様子が伝わってきて良かった。金平糖のおじいさんとカフェの方の恋はどうなるのだろうか。まだまだ続くようなので、今後どんな作家さんが参加されるのか楽しみ。

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    2014年04月20日
  • 密やかな口づけ

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    宮木あや子さんの作品が入っているので、買ってみました。

    女性作家の書く官能小説は、変にねちっこかったり、興ざめするようなところがなく、きっちりと書かれている感じのするのが、良いところかな・・・。

    男性の描くそういったシーンは、女性からすると、流れとか色々と都合が良すぎて、「ないわー」と、あきれてしまう事がしばしばあるのですが、女性が描くものは、そこに至るまでの過程や心情がしっかりとしている上に、同性なので、「さすがわかっていらっしゃる、そうなのよねー」と、納得出来ます。

    このアンソロジーも、宮木あや子さんは勿論、どれも良かったのですが、一番好きなのは、吉川トリコさんの『ポルノ姫』です。

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    2014年02月09日
  • ぶらりぶらこの恋

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    名古屋が舞台の恋愛物語。
    さみしがりやのるり子は、次男で真面目な宗介に、グランドピアノを買ってもらった。
    「明日、なにが起こるかもわからない」
    切なく考えてしまう内容。

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    2014年01月10日
  • ぶらりぶらこの恋

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    ネタバレ

    名古屋が舞台の恋愛小説。
    「ふわりふわりとイイとこどり」を自称している主人公ぶら子さんだけど、好きなこと(ピアノ)を持ち、それを職業にして、何よりも、酒の肴をキチンとつくり、ぬか床も再生させるのだから、彼女はしっかりとした女性だと感じます。
    とても余韻の残る小説でした。

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    2013年10月02日
  • ぶらりぶらこの恋

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    所詮、男と女なんてそんなものだ。
    壊れたテレビを
    叩いて直すみたいな、原始的なやり方をしてしまうのがいちばんいい。

    ふらふらと根なし草のように生きられたらいいのに、と願うことはそんなにおかしなことなんだろうか。
    どうしてみんな、大地に根を張り、自由にどこにも行けない生き方を選択していくのだろう。
    そんなの、窮屈で退屈なだけなのに。
    好きだからいっしょにいる。
    どうしてそれだけじゃいけないんだろう。

    私は自分を自分のためだけに使いたかったし、のしかかってくる重みを支えることも、他人に自分を切り渡すことも、ほとんど恐怖だと思っていた。

    だれかと生きていくということは、そのだれかの温かみや重さ

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    2013年09月30日
  • 14歳の周波数

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    14 歳の女の子たちの青春物語なのだが、
    不安定に揺れ、蠢く感じが上手く描写されているし、
    伝わってくる。
    このレベルまで持ってきてもらうと、
    薹が立った人間でも十分に読めるし、共感できる。
    偉そうで、ゴメンナサイ。

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    2013年08月28日
  • 14歳の周波数

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    まさに中2病。
    この時期必然的に罹患するものなんだと大人は知ってるんだけど、こんなにモノ考えてる大人はいないと思ってたよ!あはははは!(笑うしかない)

    他人事じゃなく痛いけど、足ツボとかマッサージみたいなものなのか、このくらいの年頃の主人公の話を「うぁああ」と思いながら読むの最近楽しい♪

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    2013年06月02日
  • 14歳の周波数

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    吉川トリコさんの作品はぽつぽつと読んでいるのだけれど、こういうYA(と、くくっていいかな?)もの、すごく合うなぁと思った。
    N市から、ど田舎に引っ越してきた鮎子。篇を追うごとに、私も登場人物のクラスメイトたちや、田舎の風景がいとおしくなった。
    早く大人になりたい、でも、今のままでいたい。中学2年生、14歳の揺らぎや何気ない日常に読みながら切なさが込み上げてしまった。

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    2013年04月16日
  • グッモーエビアン!

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    ちょっとあり得そうに無いけど、あったらいいな、こういう家族。
    って思えるお話。自分の言いたいことちょっと気兼ねしながらも、ちゃんと言えて、それぞれそれなりに自由なことしながらも仲良しっていいよね。今、中学生だったら、憧れの家族かも。
    一気読みしました。
    そして、名古屋弁がその柔らかさを増幅してる感じ。
    知らない土地だけど、目に浮かぶし。
    映画は観てないですが、?大泉洋は違和感ないかも。

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    2013年01月31日
  • しゃぼん

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    しゃぼんの16ページ、「何年女やってんだろ、あたし」というセリフのマンガがなんなのか、どうしても思い出せない。著者と私は一回り以上年齢が離れているけれど、細かい設定で共感すること多し。違う本も読んでみます。

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    2012年12月05日
  • しゃぼん

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    吉川トリコさんはこれで四作目になるのかな。


    吉川さんは気になる作家さんであり、この文庫の表紙もすごくかわいくて一目ぼれ。


    さて、内容なんですが、30歳を目前にした花という女性が主人公。


    表紙とはまるで正反対で、花は女であることを捨てた女性。

    仕事はせず寝てばっかりで、基本三日くらいはお風呂に入らない。


    そんな花もかつてはふわゆる系の女子だった。


    ある日ふとしたできごとから女でいることをやめるのだけど……


    そんな花にも同棲して七年目になる彼氏―ハルオがいる。


    どんなに花がブスでひきこもりになっても離れていかない。


    そんな彼もバイトで生活しているのだけど……


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    2012年10月28日
  • 戦場のガールズライフ(小学館文庫)

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    ガチャガチャした印象の文章なのだが、真理を突いている、というか。
    ”安定”に収まりたくない、信じる道を、信じる形で生きていきたい!という願望が、怒気迫る勢いで追っかけてくる。
    スピード感もあり、なかなか面白かった。

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    2012年10月18日
  • グッモーエビアン!

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    読みやすかった!の一言!今年の秋に映画化もされるそう。
    時々ヤグの言動にほろっと来そうになった‥‥ それにしても、はっちゃん、よくそんな環境下の中で真っ当に育ったよ。常識的に、親がああなら駄目人間真っしぐらなのに、フィクションだから面白い。

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    2012年01月06日
  • 夢見るころはすぎない

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    好きなんだけど、なぜ題名を変えてしまったのか…。
    処女同盟第3号っていうその若干いかがわしい響きがよかったのに…。
    残念極まりないです。文庫になると広く流通するから、日和ったのかな。

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    2011年04月17日
  • しゃぼん

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    想像以上に良かった。
    良かったのは、表題作「しゃぼん」。
    主人公・花の年代が自分にかぶっているので、
    感情移入がしやすかったのもあるかも。
    男の人が読んでも、きっと楽しめるはず。
    自堕落な花と、
    やさしいけれどどっかぬけてるハルオやなっちゃん、
    周りのほんわかやわらかい雰囲気も好き。

    気になって一気に読んじゃいました(^-^)

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    2010年09月13日
  • しゃぼん

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    ******引用******

    「こんなこと、あたしが言うことじゃないかもしんないけど、いや、べつにいいんだけど、花ちゃんの好きなようにしていいんだよ。この部屋で眠りたいだけ眠って、あのパンをつぶして食べようがつぶさず食べようが、そんなことはどうでもいい。好きにすりゃいいよ。なんにも文句言わない。でも、」
     そこでなっちゃんは一旦、言葉を区切った。鏡の中、目だけはそらさないで。
    「誕生日までにいっこだけ、なんでもいいから欲しいものを見つけなさいよ。そうしなきゃもう遊んであげないよ」
     厳しい口調ではなかった。子どもをなだめるような優しい声だった。でもそれは命令だった。


    ―― 『しゃぼん』

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    2010年04月23日
  • しゃぼん

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    R-18文学賞受賞作「ねむりひめ」に表題作「しゃぼん」「いろとりどり」「もうすぐ春が」の3作を加えた全部で4つの短編。表題作のサイドストーリーもあるため、収録順に読むことをオススメします。一貫して「少女」の目線で描かれているので、読み手を選ぶ作品であることは否めません。男性には理解し難い部分もいくつかあるのではないでしょうか。女性になろうとしている途中の少女は見透かされているような気持ちを、かつて少女だった女性は自分の面影をどこかしらに感じるかと思います。露骨な性描写はありませんが、それぞれの関係性が妙にエロい、雰囲気エロな1冊だと思いました。漫画を読んでるみたいに、さらりと読めます。むしろ漫

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    2010年01月21日