吉川トリコのレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    ルームシェア、同棲、長期出張のホテルとか、いろんな形の「ふたりぐらし」を描いたアンソロジー

    最初に部屋の間取り図と最寄駅とか築年数とかの情報が載ってるのが部屋をイメージしやすくてありがたかった
    備考欄の内容が結構面白くて、ストーリー想像してから読んでた

    どの話も面白かったけど、18階の神様と月の沙漠の話が特に好き

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    2025年01月04日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    それぞれの哀しみや苦しみがお店を通して、どのように変わっていくのか…

    自分で自分を認めたり、解放したりすると、少しは楽になるかもしれないなと思いました。

    次巻も楽しみです。

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    2024年12月04日
  • 余命一年、男をかう

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    一気に読んでしまいました。
    序盤の
    "べつに、楽しくなくても私は平気ですけど。
    なんの楽しみもなく、ただ生きてるだけの人間がいたってよくないですか?
    この世に生まれたからには生きなくちゃいけない。生きてる限り、生きなくちゃいけない。"

    というような彼女の感覚に共感を覚えながら読みすすめたら、ええ?という展開に。
    ジェットコースターのようなお話でした。

    自分の人生の長さに諦めを感じつつ老後の心配をしてコツコツ生きてた唯が、余命がわかった衝動でお金を通して人と関わることをはじめ、いろんな怖さ故に突き放したり衝突したりしながら、諦めてたはずの人生を生きはじめる。
    とても読みや

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    2024年11月20日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    だいぶ読むの疲れたけど面白かった!
    マリーアントワネットが色々豪遊し始めたときはそゆとこやぞ!!って思ったけど、最終的にちゃんと成長しててよかった。なんか王妃になんてなっちゃって可愛そうだなって思った。もっっっと伸び伸び育って欲しかったよアントワネットちゃん。
    はい、この本読んだらアントワネットちゃんと長年の友達だと錯覚出来ます。
    とにかくどんな時もまっすぐで諦めの悪いところ大好きやぞ!!

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    2024年11月17日
  • 余命一年、男をかう

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    面白い小説だった。序盤から読みやすい。
    人生には覚悟を決めなければならない場面がある。覚悟を決めた2人がいろんな角度からぶつかって自分なりの生き方を見出して行く、そんな小説に思えた。
    『長生きは最高のエンターテイメントであり偉業だ』
    歳や経験を重ねるごとに共感の度合いが増すセリフだと感じた。そんな風に思えるように生きて行くことが人生なのかもしれない。

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    2024年11月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    不思議な商店街での話。

    人気作家さんたちが描くストーリー、どれも印象的でした。

    招きうさぎ、いてくれたらいいなぁー

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    2024年11月04日
  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    マリーアントワネットの日常が分かって面白い!
    でも、ちょっと言葉ギャルすぎるとこが多い…それだけ気になっちゃう。でも逆にそれのおかげで分かりやすいとこもあるから、頑張って読んで!笑
    とにかく内容は面白いよ!!マリーアントワネットのイメージ超変わった!!ただのお転婆娘って感じ!!

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    2024年10月18日
  • 流れる星をつかまえに【試し読み】

    匿名

    購入済み

    お母さん・妻がゆえのモヤモヤを抱えながらも、一人の女性としての青春が最高でした!

    連作短編集ということで、他のお話も読んでみようと思います!!

    #スカッとする #アガる #共感する

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    2024年09月13日
  • 少女病

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    4人の共通点は母親みたいになりたくないこと__自由奔放な母親と父親違いの三姉妹の話。少女と大人の狭間で葛藤しながらそれぞれの答えを見つけていく。「最初からなんでも上手くできない。生きるのも初めてなんだからうまくできなくて当たり前。」この言葉深く納得しました。

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    2024年09月06日
  • 余命一年、男をかう

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    ネタバレ

    アラフォー節約大好き女性、片倉唯。
    まず片倉唯の人間性がかなり賛否両論あるんじゃないかと思います。正直友達には欲しくないですし、御祝儀をケチって友人から縁を切られるというのはもう言いようがないほど片倉唯に問題があるのではないでしょうか。あくまでも私の感想です。
    そんな片倉唯がある日子宮頸がんを患い病院で診断を受けた帰り、待合室で瀬名吉高というホストに出会うわけですが…個人的に瀬名、めちゃくちゃ好きなタイプの登場人物です。病気の父親、老いた母親、元旦那にDVを受けて出戻ってきた妹と姪っ子のために働くピンク頭のホスト。老後や貧困に怯え節約をし、医師に余命宣告をさせることでようやく解放されると安堵す

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    2024年08月16日
  • 余命一年、男をかう

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    感動を誘う余命ものとは違った。
    なんのために生きてるか分からないとお金の使い道も分からない。人生の終わりが見えて初めて使い道が見えた主人公。
    お金はあの世に持っていけないからとよく言うけど、この世で尽きてしまったら困る。
    でも働いてお金をもらう以上、自分の好きなことに使ったらいい。
    恋愛面よりも金銭面が心に残った。笑

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    2024年08月12日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    50年という時間を逆に辿っていき、家族の秘密が少しづつ明らかになっていくという物語。ミステリーではないけど過去に遡るにつれて家族の謎がひとつひとつ解明されていく。時間軸が逆だし、登場人物や相関が複雑で途中迷子になる。もう一度今度は逆から読んでみたい。

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    2024年06月21日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    過去へ過去へと遡っていく小説でした。水車小屋のネネと逆だな、と目次を見て思いました。読み応えのある、よい小説でした。

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    2024年05月04日
  • 余命一年、男をかう(1)

    ネタバレ 無料版購入済み

    主人公の選択は如何に?

    20歳でマンションを購入し、堅実に生きてきた主人公。40歳にがん検診を受けて、子宮頸がんと判明します。
    節約を旨とし、マネーゲームで堅実に生きてきても、何故かあまり生への執着もないようです。
    通りがかりのホストの青年・リューマ君に頼まれるまま、70万円強を貸します。
    堅実なのか無鉄砲なのか、どうよ?と思いつつも、悪くはない導入部でした。

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    2024年04月07日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    IのRoseと比べると爆発力はないけれど、怒涛の歴史的展開にハラハラドキドキ。改めて今の平和な時代に生きていることに感謝。

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    2024年03月10日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    うっかりハマってしまったアンソロジー2作目。今さら気づいたけど、ヤングコーナーにあった割にターゲットは大人なライトノベルな気がする。違うのかな、高校生とかが「大人ってこんな感じなのか~」って読む本なんだろうか。最後の一作品なんてラストシーンに近い明け方の公園を思い浮かべてそれだけで泣いてしまいそうだった。

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    2024年02月05日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

    購入済み

    半分くらいまで訳が分からずただ読んでた。
    半分過ぎたあたりから繋がりと違和感と謎が色々わかってきて最後の方は一気に読みたくなる話。

    最後の時間を書きたかったって作者のコメントが素敵過ぎてたのと深く理解したいのでもう一周読みます。2回読めば星5にすると思います(2回読み終えてから書けよって感じですが…)

    #深い #カッコいい

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    2024年02月02日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    「2029年ゴミ屋敷」から始まり「1979年の子どもたち」で終わる、一家の過去を遡る物語。

    面白かったな、家族関係が難しく、関係図が分からなくなるなるが、色々な仕掛けも施されていて、楽しく読め、ラストも「うーん」と唸らさせてくれる楽しい話だった。そういうことかと、再読読み直す羽目に。

    女性におすすめの一冊かな。

    結局、「あわのまにまに」とは何かは分からずじまい、最初に予想していた「濡れ手に泡的にマネーマネー」ということではないということは分かった。

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    2024年01月31日
  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    ミュージカル1789のアントワネットが大好きなのですが、このトワネットちゃんは好きなアントワネットのエッセンス全部持ってて、好き。愛しい。
    王太子との恋にはなれないけど好ましくは思っていてでも仲良くはできていない感じ、もどかしくも萌えます。もどかしいけど! 最期は悲劇になるのわかってるからなお!

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    2024年01月07日
  • あわのまにまに【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    複雑な人間関係が少しずつ解き明かされていく。読み終わって家系図を書いて頭を整理しいろいろ考えた。もう一度最初から読むと新しい発見がたくさん。指輪の餃子ロシアンルーレットは改めて読み直すと悲しい場面だったんだな。最初に読んだときはいのりの気持ちがわからず、杏一郎に対してひどいことしてると思ったけど、いのりが杏一郎との本当の関係に薄々気がついていたとしたら切ない。
    人間関係は複雑だけど、登場人物たちのたくましさ、しなやかさを感じて読後感はいい。
    畑の弥生さんはクルーズで出会ったあの女性だったんだな。ジンさんも人生で二度にわたりこの不思議な家族と接している。他にも見落としていることがありそう

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    2023年12月09日