網中いづるの作品一覧
「網中いづる」の「おかあさんの灯り」「少女病」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「網中いづる」の「おかあさんの灯り」「少女病」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
2025年 いちばん熱い読書
素晴らしすぎました✨
大好き!
私の人生の一冊と言っても過言でない愛するバレエ漫画『SWAN』を超えてきそうなくらい本物だった。これまで観てきたどんなバレエ映画よりもおもしろい!
ゴッテンのストーリーテリング力をまざまざとありありと?感ずる。バレエだけでなく、家族と子どもを見る本物の目線がある。
クリスタルとヴェッポという姉弟のバレエの物語
しかしこの家族、込み入っています。
ロンドン郊外で八百屋と花屋を営む一家。
若い頃にダンサーのはしくれだった母は、一人娘のクリスタルをバレリーナにするのが夢でそこに猛進してゆこうとしている。
ところが2年後に望まない5人目!の男の子ドゥーンを授かってしまう…
父は仕事に、母はクリスタルに忙しく、
ドゥーンは店の小間使いのベッポに育てられた。それが彼の人生に素晴らしい影響をあたえる。若い頃サーカスにいたヴェッポは、ドゥーンにハーモニカとアクロバットの基礎を教えてくれた。しかしある日、母親の怒りに触れヴェッポは解雇される…
5歳のドゥーンを面倒みる者はなく、しかたなくクリスタルのバレエ教室について行くようになると、ドゥーンは教室の隅っこでバーレッスンのまねをして過ごす。そしてピアノ弾きのフェリクスさんと友達になり、彼からピアノを教わる!
ドゥーンはバレエに夢中になっていて、教室のお手伝いの夫人や先生にも見出されていくけれど、クリスタル上位の母はドゥーンの才能をを認められない。
父は男の子がバレエなんて以ての外。
こんな境遇なのに、ヴェッポやフェリクスさんにたっぷり愛されたドゥーンはまっすぐ育って行く。
そして、ここから王立バレエ団に入りダンサーを目指す、美しい姉と天性の才能を持つ弟とのバレエストーリーなのです〜!
まったく、バレエだけでなく家族のすべてをリアルに感じられます。
うちも娘にバレエを習わせていたので、ママ同士の嫉妬みたいなものは山ほどあったから…懐かしい!
ドゥーンだけでなく、クリスタルの初恋や弟への嫉妬と愛。ラストも素晴らしく、涙なしには読めなかった…
バレエを知らない人も夢中にさせます!
Posted by ブクログ
ドゥーンという天賦の才能を与えられた子が次第にその能力を開花させていくさまが本当に楽しい。その合間でクリスタルはなんて嫌な子かしらと苦々しく読み終えた上巻。ところどころ時間軸を見失いそうになりつつも、そのストーリー夢中になっていると「あれ?いつのまにかクリスタルの気持ちに添いながら読んでる?私」
上下巻の表紙がこの姉弟それぞれとなっているように下巻はクリスタルの話だった。
人というのは、自分と正面から向き合えるようになるまで、これだけの困難や葛藤を乗り越えなくてはならないのかもなぁ。ドゥーンのように純粋な気持ちだけで伸びやかに成長してきた子が羨ましいよね、そりゃ。
それにしても、進もうとする子どもたちには大人の理解と励ましが必要なんだと改めて思う。
子ども、大人どちらのゾーンにいても心をつかまれる良き話でした。