吉川トリコのレビュー一覧

  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    吉川トリコさん初読。意表をつかれた面白さ!ネット用語からオタク用語、JK語、絵文字、DAI語まで使いこなす、まるで現代版のマリーアントワネットが主人公。14歳で後のルイ16世のもとへ嫁ぐことになった彼女の本音ぶっちゃけトークや、ヴェルサイユのドン引きshikitariを日記形式で書き記す。すごいはっちゃけたノリの文章でこの後の悲劇が想像できない。いざ激動巻き起こる下巻へ!

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    2021年03月28日
  • 夢で逢えたら

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    めちゃくちゃ良かった。今時事情がめちゃくちゃリアルタイムに描かれていて、葛藤も込みで感情移入ができて、モヤモヤが続く中での結末にもまたスッキリ!今、このタイミングで読めてとても良かった。旬を過ぎてから読むとまた違った印象かも。
    読みやすいしサクサク進められて、押し付けがましくないのも良い。
    男女平等が、もっともっと広がるといいな。

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    2021年03月23日
  • 夢で逢えたら

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    ちょくちょく挟み込まれるネタがアラフォーには、刺さります。
    等身大のフェミニズム小説、初めて読んだので、良かったです。どんどんこんな小説が出てきて欲しいと思います。

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    2021年03月13日
  • 夢で逢えたら

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    芸人真亜子はコンビを解消してから迷走中。佑里香は「正統派」女子アナなのだが、どこかうまくいかず、フリーになってから迷走中。この二人が名古屋のバラエティ番組で一緒になると不可思議な化学反応が起きて・・・

    ハゲシク面白かった。一ページに一回は出てくる含蓄のある表現(当社比)キャラ設定、ストーリー展開全てが好みだった。お笑いなどのテレビ業界ドラマとしても面白く読んだ。

    <「パイレーツってあんたそんな、かんたんに言うけどね」
    あの人らは厳密には芸人ではなく容姿と巨乳を売りにした芸人風アイドルであり、我々があの路線をいくにはいろいろと、主にカップ数が足りない上にそもそもあの路線を踏襲するつもりがなく

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    2020年12月24日
  • 夢で逢えたら

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    最後、佑里香さんのさしすせそかっこよかった。

    何が正解なのか分からないほどに、日本に生まれて育つ中で無意識に刷り込まれた価値観もたくさんあるんだと思う。

    傷つく人がいないように、って価値観を大事にしたいなと思った。

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    2020年12月12日
  • ミドリのミ

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    人にはそれぞれの正義がある。
    人を認めることも、人を貶めることも、全てがその人の正義により行われる。
    だから正義と悪は表裏一体だと思う。
    その正義が人を強くすることもあれば弱く、痛めつけることもある。
    しかし、それを貫くことが出来る人はとても少ないんじゃないか、そんなことを思いました。
    人から醜いと思われようとも、そこをその人が守り抜ければ、それがその人の正しさなのではないかとおもいます。

    社会の狭さを憂うことなら誰でも出来る。
    それからのことは自分の正義を通せる人しか、結局は何かをなすことはできないと思う。

    ぐいぐいと引き込まれました。
    みんなの気持ちが痛いほど真っ直ぐ心に響きました。

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    2020年07月24日
  • 夜更けのおつまみ

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    このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
    どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
    あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
    人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
    さらに、一編ずつが短いのもポイント。
    ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰

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    2020年07月14日
  • ベルサイユのゆり―マリー・アントワネットの花籠―(新潮文庫nex)

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    『マリー・アントワネットの日記』が非常に面白かったので、続編的スピンオフ短編集である本書も手に取ってみました。

    やはり、面白いですね~。
    本書は、マリー・アントワネットの友達というか取り巻きの一人であったランバル公妃がフランス革命で命を落とした後、幽霊になってマリー・アントワネットの周囲にいた人物一人ひとりにインタビューしていくという形式をとった短編集です。

    本編で活躍した(?)デュ・バリー婦人やポリニャック婦人等のお馴染みの人物はもとより、マリー・アントワネット専属の髪結い師や肖像画師、そして主席侍従などあまり本編には登場しなかった人物から見たマリー・アントワネット像なども垣間見れて非常

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    2020年01月19日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    読友さん達が面白い!!面白い!!と紹介していたので、楽しみで仕方なかった作品。

    誰もが知っているマリーアントワネットの人生を
    こんなに現代の女の子風に置き換えて書いちゃうのが
    面白かった。

    ただ、その面白さの裏に現実のマリーアントワネットの
    忍び寄る最期が分かってるいるから
    最後の方は悲しいというか・・・虚しいというか。

    無知な14歳の女の子を、そのまま表現されていて
    最期の一瞬までマリーアントワネットはマリーアントワネットだったなぁ。
    ルイ16世の王になりたくてなりたかった訳ではないのに、
    最期まで国の為に命を全うする静かな姿が、おちゃらけたアントワネットと対比してズシンときた。

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    2020年01月12日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    下巻のBleuは、フランス国王ルイ15世崩御で18歳で、フランス王妃になったところから。
    アントワネットは「‘パンがないならお菓子を食べればいいじゃない‘なんてまじで言ってねえから!」と有名なセリフを完全否定しています。パンとお菓子の原材料が小麦だってことぐらいは知っていると言っています。
    そしてロベス・ピエールが登場。
    女児出産。
    首飾り事件を経て、次はいきなり三十路に突入。
    4人目の子供を出産しています。(男児2人、女児2人)
    そして、フェルセンとの秘めた恋。
    7歳で長男を亡くします。

    1789年7月15日バスティーユ陥落。
    「敵国オーストリアからやってきて王を意のままに操りフランスを窮

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    2020年01月04日
  • ベルサイユのゆり―マリー・アントワネットの花籠―(新潮文庫nex)

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    娘 マリーテレーズの生涯については
    知らないことばかりで
    そして 辛い人生を送った彼女と
    その母アントワネットの間柄を
    さもありなんと思える書き方に
    感服いたしました
    前作に萌えた方はぜひ
    アントワネットを共に偲びましょうぞ

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    2019年11月26日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    上巻のRoseに続く下巻のBleu。

    Roseはそうでもなかったが、こちらは一気読み。
    結末がどうなるか(史実として)分かっているだけに、どのようにマリー・アントワネットが自分自身を語るのか?という、もうその一点だけで一気に読み進んだ(ベルバラ世代なだけに)。

    フランス革命を世界史の授業(代ゼミ)では、「1789=ひなわくすぶるバスティーユ」と覚え、そこに付随するいくつかの用語を覚える程度でおしまい。そこに至る道のりは池田理代子先生の「ベルサイユのばら」が教科書だった。
    そして、それらはどれも革命側=庶民の目線の歴史だったんだなぁ…ということがこの本を読んだ率直な感想だ。

    吉川トリコさん

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    2019年11月25日
  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    ブク友さんのレビューで知って。

    軽快なJK言葉で語るマリーアントワネット。
    そのマリーアントワネットが日記をつけていたら・・
    という内容。

    他の方のレビューが素晴らしすぎるので、興味のある方はぜひそちらを読んでください。
    私のは完全なる私的な感想です。

    わずか14歳でフランスに嫁ぎ(しかも政略結婚)思春期をあんな状況で迎え、いろいろ苦労したんだね・・と考えさせられました。でも

    〇ちょww。マジかww。

    的な軽快さで本当に気軽に読めてしまう。
    Roseはルイ15世が崩御し、ルイ16世が即位するところで終わったんだけれど、この先は・・

    下り坂だよね。でも、その暗い面をどうやってこのまま

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    2019年11月24日
  • 女優の娘

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    代々木を中心に活動する地下アイドルのいとの元に、母が死んだと言う連絡が入った。
    元ポルノ女優だった母とは3年会っていなかった。

    アイドルの世界、女優の世界を垣間見ました。
    かなり歪んだいとの性格が、亡き母を追うドキュメンタリーの撮影が進むにつれ、変わっていく様が興味深かったです。
    霧子の2番目の夫が最悪。
    でも、その結果、いとがアイドルになったのだとしたら、きっかけ最悪だったけど良かったのかも。

    色々なことがあった最後のヨモギモチ、こんな子達がいたら応援したいな。

    霧子の映画のラストシーンにグッときました。

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    2019年11月10日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    神様のやつが一番良かった。
    『そういうことか!』『そうだったんだ!』ってなるような話が好きなので。
    あとはインコのやつも良かったです。

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    2019年11月08日
  • ベルサイユのゆり―マリー・アントワネットの花籠―(新潮文庫nex)

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    いや~今回も面白かった。
    20代の頃はまってマリー・アントワネット関連の本を読んでいたから、また本棚を漁って読み直したくなった。

    今の時代の若者も読みやすい文章で、それでいてちゃんと沿っていて素晴らしい。

    ノートルダム大聖堂も変わっちゃったのよ~と、最後に突っ込みたくなる。

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    2019年10月08日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    作家8名によるアンソロジー。
    ひとつの部屋で暮らす、いろんな二人の物語。

    ひとつ屋根の下というと、ルームシェアか同棲がイメージしやすかったのですが、妖怪とか少女とか変わった関係も多くて。
    初読みの作家さんも多かったのですが、個人的には徳永圭さんの『鳥かごの中身』がせつなくて、少しあたたかくて好きでした。

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    2019年07月22日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    死刑になる前の裁判で
    子供との近親相関を疑われたり・・・
    なんか 下劣な話が多い中で
    「ばっかじゃないの」と強気なアントワネットちゃんが
    素晴らしい!
    イメージだけで責められたら
    たまったもんじゃないです
    こんな 言ったもん勝ちが
    通用するなんて やだやだ 今の世とそっくりだよ!

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    2019年02月21日
  • マリー・アントワネットの日記 Rose(新潮文庫nex)

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    お調子者の「お道化」だけど
    裏を返せば サービス精神豊かな人
    常に政治の駒として扱われる彼女は
    それを徐々に理解しながら
    前向きさと人を見抜く眼力を見せています
    マリー・アントワネットが登場する作品は
    ベルバラをはじめとして 何度も読んできましたが
    この作品のアントワネットが一番共感できました

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    2019年01月18日
  • マリー・アントワネットの日記 Bleu(新潮文庫nex)

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    「マリー・アントワネットの日記」下巻。どんなときも誇り高く生き抜いた意外すぎるマリー・アントワネットの姿に、クライマックスには涙がとまりませんでした。

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    2019年01月07日