吉川トリコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
芸人真亜子はコンビを解消してから迷走中。佑里香は「正統派」女子アナなのだが、どこかうまくいかず、フリーになってから迷走中。この二人が名古屋のバラエティ番組で一緒になると不可思議な化学反応が起きて・・・
ハゲシク面白かった。一ページに一回は出てくる含蓄のある表現(当社比)キャラ設定、ストーリー展開全てが好みだった。お笑いなどのテレビ業界ドラマとしても面白く読んだ。
<「パイレーツってあんたそんな、かんたんに言うけどね」
あの人らは厳密には芸人ではなく容姿と巨乳を売りにした芸人風アイドルであり、我々があの路線をいくにはいろいろと、主にカップ数が足りない上にそもそもあの路線を踏襲するつもりがなく -
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人にはそれぞれの正義がある。
人を認めることも、人を貶めることも、全てがその人の正義により行われる。
だから正義と悪は表裏一体だと思う。
その正義が人を強くすることもあれば弱く、痛めつけることもある。
しかし、それを貫くことが出来る人はとても少ないんじゃないか、そんなことを思いました。
人から醜いと思われようとも、そこをその人が守り抜ければ、それがその人の正しさなのではないかとおもいます。
社会の狭さを憂うことなら誰でも出来る。
それからのことは自分の正義を通せる人しか、結局は何かをなすことはできないと思う。
ぐいぐいと引き込まれました。
みんなの気持ちが痛いほど真っ直ぐ心に響きました。
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Posted by ブクログ
このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
さらに、一編ずつが短いのもポイント。
ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰 -
Posted by ブクログ
『マリー・アントワネットの日記』が非常に面白かったので、続編的スピンオフ短編集である本書も手に取ってみました。
やはり、面白いですね~。
本書は、マリー・アントワネットの友達というか取り巻きの一人であったランバル公妃がフランス革命で命を落とした後、幽霊になってマリー・アントワネットの周囲にいた人物一人ひとりにインタビューしていくという形式をとった短編集です。
本編で活躍した(?)デュ・バリー婦人やポリニャック婦人等のお馴染みの人物はもとより、マリー・アントワネット専属の髪結い師や肖像画師、そして主席侍従などあまり本編には登場しなかった人物から見たマリー・アントワネット像なども垣間見れて非常 -
Posted by ブクログ
読友さん達が面白い!!面白い!!と紹介していたので、楽しみで仕方なかった作品。
誰もが知っているマリーアントワネットの人生を
こんなに現代の女の子風に置き換えて書いちゃうのが
面白かった。
ただ、その面白さの裏に現実のマリーアントワネットの
忍び寄る最期が分かってるいるから
最後の方は悲しいというか・・・虚しいというか。
無知な14歳の女の子を、そのまま表現されていて
最期の一瞬までマリーアントワネットはマリーアントワネットだったなぁ。
ルイ16世の王になりたくてなりたかった訳ではないのに、
最期まで国の為に命を全うする静かな姿が、おちゃらけたアントワネットと対比してズシンときた。
真 -
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ネタバレ下巻のBleuは、フランス国王ルイ15世崩御で18歳で、フランス王妃になったところから。
アントワネットは「‘パンがないならお菓子を食べればいいじゃない‘なんてまじで言ってねえから!」と有名なセリフを完全否定しています。パンとお菓子の原材料が小麦だってことぐらいは知っていると言っています。
そしてロベス・ピエールが登場。
女児出産。
首飾り事件を経て、次はいきなり三十路に突入。
4人目の子供を出産しています。(男児2人、女児2人)
そして、フェルセンとの秘めた恋。
7歳で長男を亡くします。
1789年7月15日バスティーユ陥落。
「敵国オーストリアからやってきて王を意のままに操りフランスを窮 -
Posted by ブクログ
上巻のRoseに続く下巻のBleu。
Roseはそうでもなかったが、こちらは一気読み。
結末がどうなるか(史実として)分かっているだけに、どのようにマリー・アントワネットが自分自身を語るのか?という、もうその一点だけで一気に読み進んだ(ベルバラ世代なだけに)。
フランス革命を世界史の授業(代ゼミ)では、「1789=ひなわくすぶるバスティーユ」と覚え、そこに付随するいくつかの用語を覚える程度でおしまい。そこに至る道のりは池田理代子先生の「ベルサイユのばら」が教科書だった。
そして、それらはどれも革命側=庶民の目線の歴史だったんだなぁ…ということがこの本を読んだ率直な感想だ。
吉川トリコさん -
Posted by ブクログ
ブク友さんのレビューで知って。
軽快なJK言葉で語るマリーアントワネット。
そのマリーアントワネットが日記をつけていたら・・
という内容。
他の方のレビューが素晴らしすぎるので、興味のある方はぜひそちらを読んでください。
私のは完全なる私的な感想です。
わずか14歳でフランスに嫁ぎ(しかも政略結婚)思春期をあんな状況で迎え、いろいろ苦労したんだね・・と考えさせられました。でも
〇ちょww。マジかww。
的な軽快さで本当に気軽に読めてしまう。
Roseはルイ15世が崩御し、ルイ16世が即位するところで終わったんだけれど、この先は・・
下り坂だよね。でも、その暗い面をどうやってこのまま
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