上野千鶴子のレビュー一覧

  • 八ヶ岳南麓から

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    千鶴子さんの幅の広さを感じる別宅での週末田舎暮らし。とても興味深く、知らない面を垣間見られた。挿絵も美しい。

    23歳差の晩年を見送られた男性との会話が愛おしい。

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    2024年02月17日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    ますます上野先生、お元気ですね。フェミニストの立場から女性の仕事、結婚、教育、老後についての論考。私の両親の世代は大企業の社宅に住み、専業主婦、いずれは持ち家を持って定年でそれなりの退職金を得て期待したほどではないけどそれほど困難を伴わない老後を楽しんだ、が普通でした。今は共働きが当然になっていて女性のライフスタイルも変化があって当然ですが、確かにデフォルトで期待されている家事・ケア労働など、むしろ状況は悪化しているのかも知れません。参考になりました。

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    2024年02月09日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    高齢者である母が一人暮らしで
    その接し方に何年も苦しんで
    ストレスからの体調不良
    (病院行ってもそんな診断が多くて)
    体調不良のまま母に接してと
    負のスパイラル
    そうしていると自身の先のことを
    重ねてしまってさらにストレス

    この本を読んで
    視点を変えて気持ちが変わる
    そんなヒントをもらえた気がします
    もちろん母に対して
    私の考え方で接しても
    母が変わるわけでも無いかもしれません
    でも自分が少しゆるめば
    相手にも何か伝わるかもしれません
    伝わらなくても
    自分は以前と同じ感じ方を
    しなくてすむのだと思うと
    ちょっとだけ楽になるかもしれません

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    2024年02月03日
  • 最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく

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    対談の記録なので、読みやすい。
    おひとりさまの最期について、50代〜90代の女性と上野千鶴子との対話。介護保険をいいものにして、おひとりさまでも尊厳を持って、旅立つことが出来るようにという上野の願いを強く感じた。

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    2024年02月03日
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体

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    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと改めて感じた。

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    2024年01月29日
  • 八ヶ岳南麓から

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    別荘族と定住族。去年、黒川温泉近くの別荘でも、定住と思われる方が居た。買い物、病院、移動等、考えると、定住は、二の足を踏む。さりとて、一時期の別荘だと、ご飯も付いてこないし、掃除も面倒。やっぱりホテルが快適となるのか?

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    2024年01月26日
  • 史上最悪の介護保険改定?!

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    いつ髪を切りに行くべきか、床屋さんにきいてみた感じです。
    現時点ですら介護の現場に問題があるのも、ここから先も苦しいことも間違いないのですが、少ないリソースとお金をどうするのかという話なので悩ましいですね。総合事業についてはあまり詳しく知らなかったので調べてみようかなと思いました。
    とはいえ大きな市場ですし、医療保険のようにガチガチに固められてないので、大きなもの同士の負けられない闘いがあるのかなと思いました。

    訪問介護の方々がワクチン接種やらコロナの時期にとても大変だったり正当な評価を受けていなかったりという点は、もう本当におっしゃる通りと周りで見ていた当方としては感じました。
    本当に重要

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    2024年01月24日
  • 「おひとりさまの老後」が危ない! 介護の転換期に立ち向かう

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    介護現場での実態がよくわかった。この二人は前から好きな人だったので、どのような話の展開になるかと思ったが、確信をつきながら話が展開されている。
    尊厳死、安楽死と死のことばかりを考えるのではなく、その前の生き様、尊敬生を応援することは非常に感銘を受けた。

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    2023年12月12日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ザ・フェミニズム、という人選でなく、専門とは少し離れた視点もっ、てのが絶妙な匙加減。とはいえ、一番感銘を受けたのは、上野さんが取り上げている”ホモソーシャル”のそれ。さすが第一人者。ミソジニー、ホモフォビアといった、ヘテロセクシャル一辺倒な男性特有の思想も、ホモソーシャルの視点から説明され得る。なるほど。短い中にも気付きの多い一冊。

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    2023年10月24日
  • 上野千鶴子がもっと文学を社会学する

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    幅広い分野の本が選ばれていて、その本に対する好奇心も湧くし、上野さんの解説から気付かされることも多いしで、勉強になった。

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    2023年10月09日
  • 上野千鶴子がもっと文学を社会学する

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    ネタバレ

    色々な有名な文学(小説など)を社会学的に考察する本だと思ってたから、思ってたのと全然違う…というのが読み始めた時の感想。
    著者の知り合いとかの論文について、主観大で感想を語っているというのが率直なイメージ。
    だけど、不思議。こんな視点があったのか…この表現は秀逸…って唸るところも多くて勉強になったし結果面白かった。
    全体的にはフェミニズム論がメインテーマ。

    フェミニズムって本来の女性の権利も認めるし、異性差別主義じゃないよ〜ってことのはずだけど、一部の過剰に女の権利を主張し、男という姓を否定したいだけの人たちのせいで地雷扱いされてると思ってた。
    本書の著者も若干、男性が読んだら不快そうな表現

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    2023年09月30日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    ネタバレ

    勉強になった。『侍女の物語』に見られる女性の分断は、男女雇用機会均等法や派遣法などによって現実に起きている、といわれると、たしかにそういう見方もあるなと気付かされた。専業主婦、一般職、総合職…
    ルネ・ジラールの欲望の三角形の話は聞いたことがあったので、それが上野千鶴子さんの話に出てきて嬉しかった。たしかに、頼朝の女ばかり口説く「鎌倉殿の十三人」の三浦義村はそれだなと思う。
    男は男に認められることで男になるが、女は男に認められることで女になる、その性の非対称性もわかりやすかった。結局この社会はそんな家父長制の尾っぽを引きずったホモソーシャルな社会だけれど、会社と半身で関わる・プライベートを大切に

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    2023年08月29日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    「在宅ひとり死のススメ」って、読むにはまだ早いかなと思って読み始めたが、よく考えてみれば、私には施設入居の両親がまだいたのだった。

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    2023年08月26日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    そう遠くない未来に訪れるであろう母の、そしてその先に確実にある私自身の最期をどう迎えるのがいいのか知りたくて手に取った。
    病院で最期を迎えるのだけはやめようと心に決めていたが、施設で迎えるのもたいして変わらないということがわかった。
    残るは自宅ということになるが、自宅での最期の迎え方や、認知症になっても自宅で最期を迎えることができるとわかって気が楽になった。

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    2023年08月26日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    どの章もわかりやすく興味深く読めたけれど、上間さんの語りは私の中で別格。
    なぜ傷や暴力や怒りやトラウマを、悲しみと絶望あふれる世界を、こんなに力強く静かに語れるんだろう。
    彼女の文章を読んでいると私はいつも深海に潜ってる気持ちになる。

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    2023年08月23日
  • 毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ

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    社会学者の上野千鶴子さん、心理学者の信田さよ子さん、女性向けアダルトグッズの店をやっている北原みのりさんの対談本。テーマは「毒婦」(と呼ばれた女たち)。木嶋佳苗や角田美代子、東電OL、畠山鈴香など。
    その事件だけにはとどまらず、女性を取り巻く社会について、さまざまな視点から描かれている。私が1番衝撃を受けたのはここ。
    P143-144
    『彼女たちは、誰かの性的対象になることで、自分のアイデンティティを復活させようとする。アイデンティティって言うのもおかしいんだけど、性的対象にならなければ自分というものが存在しないっていう自分、を持っている人たちが一定数いるわけですよ。…中略…自分が性的な女性と

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    2023年07月24日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    2023.1.2放送のものに、放送では伝えられなかった内容を加えさらに充実させた1冊です、とディレクター山田氏の「はじめに」弁。

    「伊藤野枝」は番組では辻潤と大杉栄との関係と28歳までに7人の子供を出産、というのがとても印象に残ってしまってあまりいい印象は無かったのだが、加藤陽子氏の活字を読むと、思索の人ではあったのかもという印象が少し増えた。明治28年の生まれで生家は没落はしていても潤沢だったころの生活の名残があり、労働者の開放を思想しながらも、女工たちの生活との間には一線がひかれている、などのことが改めて分かった。

    「侍女の物語」では筋書きや登場人物の意味付けが書かれていて、気づかなか

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    2023年07月13日
  • 別冊NHK100分de名著 フェミニズム

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    紹介されている本はどれも興味深かった。
    ジュディス・ハーマンの心的外傷と回復は、特に読みたいと思った。
    ・伊藤野枝の「階級的反感」にはめちゃくちゃ共感する。
    正義に燃え、階級による格差や差別をなくしたいと思って活動しているのに、(活動による救済の対象である)労働者階級と仲良くできない。相手には拒まれてしまうし、相手のそんな振る舞いに自分も苛立ってしまう。
    それを率直に認めて見つめるのは勇気がいるがとても大切なこと(今のリベラル知識人に足りていないこと)。
    そして、上間陽子の「階層的な違いや壁は確かに存在する。でもそこからだけどな、そこからスタートすればいい」というのは説得力があった。

    ・アト

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    2023年07月10日
  • おひとりさまの老後

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    介護されること、死ぬことはどうせ避けては通れないのだから、早いうちから準備をしておいたほうがいい。いろいろな資金の準備というよりは「心づもり」という面で、こういった本はこれからもどんどん読んで準備したいです。

    ジェンダー界隈で有名な上野さん。中国では彼女の本が売れまくってるらしい、ということを知り興味を持ちました。この本も女性に向けて書かれています。

    前半の、「女一人がどこでどう暮らすか」は、うーん話半分といったところ。裕福な人が対象なのかな。「自分のささやかな夢をかなえるのに遠慮はいらない。とにかく早く始めよ」というメッセージは刺さりました。

    後半部分の「介護・死ぬこと」に関しては、『

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    2023年06月28日
  • フェミニズムがひらいた道

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    流行り廃りの問題でなく、そこにある事実として捉えるべきフェミニズム。その一人者の手になる本書となると、興味を惹かれない訳に行かない。以下に気になった内容を引いておく。
    ・フェミニズム以前に前景化していた人種差別や階級差別があり、そのせいで、性別による差別に目が向きにくかった歴史。
    ・輸入品ではないウーマンリブ:新左翼運動で男性に失望した女性活動家から声が上がったもので、欧米のものとは本質を異にする。
    ・女性学の最大功績は、「問題は女の側にあるのでなく、社会の側にある」とした点。
    ・弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想。そうでないと、男性を目指すのが正解になってしまう。
    男性の身からする

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    2023年06月06日