上野千鶴子のレビュー一覧

  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    ネタバレ

    女性蔑視をタイトルに事例と解釈が書かれた本。

    これまでこんな構造の中にいたから、苦しいことや疑問に思うことがあったんだと納得できた。

    前提が「価値が無い」「重要ではない」「道具である」と思って接している人がいる。
    とんだ勘違いだ。

    屈したくないと思ったし、間違っていることを間違っていると伝えられる技術と話術が欲しいなと思う

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    2025年06月12日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    社会の流れ自体を簡単に変えることはできなくて、幼い頃から刷り込まれて教育されるものに今すぐに抗うのは難しいし、上野千鶴子先生が生涯をかけて戦ってきても社会には微々たる変化しかない。だからそこに期待するのは難しい。
    その上で、「個人的なことは政治的なこと」と言う言葉の意味を深く捉えて理解し、自分が変えたいと思う目の前の人を変えていくこと、そして自分自身が考え続けて変わることが求められるのだなと思えた本だった。

    余談だが、通学電車内で読もうとしたら何度か気まずくて本を閉じてしまった。電車内で安心して読めるほど私も社会に安心し切ってはいないらしい。

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    2025年05月22日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    ミソジニーの洗脳を解きはじめる段階に入れたとしたら、私はわたしらしくこの先どうやって生きていきたいのだろう わたしは、女らしさという概念を脱いだ後になにが残るのだろう、というかなにを残したいのだろー

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    2025年05月15日
  • 発情装置 新版

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    個人的な上野千鶴子さんのイメージは
    フェミニズムの急先鋒、といったところで、
    あまりポジティブなイメージはなかったけれど、
    かといって当人の言論を直截見たことはなかったので読んでみた。

    序盤は面白い立ち位置から興味深い言論が展開されていた。
    近代になって“使用禁止の性”が生まれたとあって、
    ほかのところで読んだ“青年期は近代の産物”という話と合わさってとても腑に落ちた。

    売春と買春についても男性の目線が色濃く出た言論が罷り通っているのはその通りだと思った。

    中盤以降は“フェミニズム”と聞いて思い浮かびそうなネガティブな部分が顔を出してくる。

    初めのほうから不要に男女を対立構造にして語っていたけれど、
    男女の性の非対称性というあまりにも自明の部分に噛みついたり、
    個人の恋愛観を有名人であるという免罪符を高々と掲げてこき下ろしたりしている。
    エッセイのような形式で不快感を示すだけならいくらでも好きにやればいいと思うけれど、そこまでの文脈と合わない切り口に感じた。
    男性個人から向けられる視線と社会から向けられる視線をごっちゃにして語っているように感じられた。

    「戦争は女の顔をしていない」というのは最近また脚光を浴びる言い回しになった印象があるけれど、そもそも社会だって女の顔はしていなかった。
    今でも社会での男女の不平等を語るときにまず初めに登場する指標は「賃金差」であって、つまり社会という場は「カネを稼ぐ場」、つまり飯のタネを掴む場、原始的には狩りだったものの代替として語られるものである。
    出産という過程を男性が代わりにできるものでない以上、男女の賃金が完全に平等(見かけ上)な社会というのは、全く子どもが生まれなくなったか、もしくは会社が大きな負担をしている社会ということになる。

    事実誤認もある。
    性の隔離を批判しているところがあるけれど、少なくとも日本における性の隔離は差別ではなく役割による区別による部分が大きい。
    修験道で女体とされる山やほこらが女人禁制になっていることを「逆説」だとしている。
    これは女性である山に女性が入ると山が怒るから、というのが定番の言い回しで、これは女性に対する畏れ、敬意の表れになる。
    また、山という危険な区域に女性を入れてむざむざ喪うわけにはいかない、という事情もあるように思う。

    社会における“男女平等”が金銭面で表現されるうちは、その向かう先はディストピアにしかならないし、フェミニズムの目指すべきところは平等の定義づけだと思う。
    社会がどうしても金銭の多寡でしか語れないのであれば、新生児の金銭的価値を社会的に定義づけするしかないのではないかなー、と思ったりした。

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    2025年04月21日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    ネタバレ

    インド系イギリス人ジャーナリストの方の書かれた本。

    家父長制について歴史をさかのぼって調べていくと、家父長制といってもいろいろあること、

    男と女、という2つの性別の関係性は、いろいろあって今も変化しているということ、

    それでもやっぱ、どっかからかこの今の家父長制的な関係性がメジャーになってきて、

    今でもその勢いが増している場所もあれば、より男性の支配が緩められる傾向にある社会、

    あるいはまだまだどっちに転ぶか落ち着かなく不安定な地域、などもある、

    とにかく男性優位な社会が全体として広がっている世界に生きている。

    『額縁の中の女たち』とも少し重なるところがあった。あの本は、主に欧米の絵を扱っていたけれど、まさに、より平等だったエジプトの文明ではなく、世界がギリシャ文明を選び、男尊女卑の傾向のかなり強いキリスト教とともに世界に広がっていったことが書かれていたのを思い出す。

    日本については触れられていなかったように思うけれど、

    他のアジアの国、特に著者の出自のインド、あるいは中東、中国、インドネシア、

    そしてアフリカ、もちろんギリシャ、他ヨーロッパ、アメリカ、ソ連・ロシア、よりさかのぼるとトルコの辺りやエジプト、北米の先住民族についても、近代はイランの、最近いくつかの本でも読んだ革命後の話。

    世界と時代を駆け巡って。

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    2025年03月13日
  • 情報生産者になる

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    「論文の書き方」を主に伝えてくれているが、筆者がつけたタイトルは、「情報生産者になる」。熱のこもった文章で、論文の書き方を順序立てて語ってもらったような印象で、読みやすかったしためになった。

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    2025年03月11日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    訳文が読みやすく理解しやすい。
    「起源」とタイトルについているので時系列的に書かれたものを想像していたが、テーマごとに章を追って書かれている。
    母系社会は過去から時系列的に遡って分かる単純なものではなく局地的に発生したり移行したりしていて発生の理由も単一ではないとの事らしく、読み進めてもそれを母系とはっきり定義づけられたもの、を知る事は出来なさそうであった。
    中盤はページをさいて男女の二元論という固定観念を外して考える事の難しさが解かれている。
    個人的にはもう少し動物の社会の話も知りたかったかも…

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    2025年03月10日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    性の二重基準
    男は女好きがよい、女は純粋無垢が良い、のように基準が違うこと
    AVは夢のように現実を補完して事件を防いでいる可能性があるので全面禁止にするべきではない
    男を男たらしめるのは、女を所有して性の主体側にいること、あくまで男同士の認め合いであるため女は記号に過ぎない

    ホモフォビア
    男の性欲を向けられて性の客体となることを危惧

    男にモテる男が女にもモテる
    女にモテる女と男にモテる女は別

    男に与えられる女の価値の方が、自分で勝ち取った女の価値よりも大きく評価される

    学業偏差値、女性性偏差値、同性ウケ偏差値
    男は全部高い方がいい
    女は違う、ねじれが生じる

    権力のエロス化
    神が死んで、自然信仰になったあと、原罪を人間に教えるのは男、父、夫に。
    支配が性愛のかたちをとる
    →性愛を暴力や支配のかたちでとる者現れる
    尊敬できる男の人しか愛せないの、は男に従属したいという欲望の表れ
    女の方も「支配され、指導される」喜びを淡いそしてそれから「卒業」したのだから、一方的に被害者だったわけではない
    愛されたい、庇護されたい→男に従属したい→「権力のエロス化」を身体化した女性であることの表れ
    権力のエロス化=「所有」の言い換えに過ぎない「守る」という言葉が、「愛」の代名詞になること
    自分は女ではないというアイデンティティだけが男を支えているからこそ、異性愛秩序の核心にミソジニーがある
    男の嫉妬は女への、従属しないことへの怒りに変わる
    女の嫉妬は、男からの承認という競合関係にある女に向かう

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    2025年03月06日
  • 八ヶ岳南麓から

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    上野先生の初めてのプライベートなエッセイ集。山の生活は楽しみもあり、初めて知った苦労もあった。上野先生らしいユーモアもあり、楽しく読んだ。

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    2025年03月04日
  • 在宅ひとり死のススメ

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    老親とは一緒に住まず、パートタイム家族になると良い。

    マンションのエレベーターに棺桶が入るかどうか?

    年寄りの容態が急変したら、救急車を呼ぶのではなく、訪問看護ステーションに電話しよう。24時間対応が義務づけられている。

    生きるとは、食べて、出して、清潔に保つこと。食事、排泄、入浴の三大介護。

    介護保険のおかげで一人暮らしの認知症の人も最後を自宅で迎えられる。

    「認知症になった私が伝えたいこと」佐藤雅彦

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    2025年03月08日
  • ひとりの午後に

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    エッセイ集だが、軽くない。
    自身の内面を見つめる目も、研究対象を見つめるように冷静である。
    上野さんがどんな幼少期を送ってきたのか、家庭環境も、冷静過ぎるくらいに語られる。
    後半になると、視点が温かみを増すようだ。
    研究室に来る学生を語るところが好き。
    あとがきにあるように、連載という形だったので、読者の反応などで変化したのかも?
    連載していたのは「おしゃれ工房」!「すてきにハンドメイド」になる前だ。

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    2025年03月02日
  • 最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

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    80年代生まれの自分が感じる、この国で女として生きる中で感じてきた息苦しさの構造的な理由と、「これでも数十年前よりはずっとまし」な2025年現在に至るまでに闘ってきたひとたちの存在とその戦果にふれることができた一冊だった
    個人的に学ぶべきことはまだまだあるし、やれることもあると、背中を強く押してもらえた気がする

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    2025年02月25日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    ▼全体にオモシロかったです。当方が浅学菲才な昭和生まれのオジサンなので、上野さんが渡したかったものを全部受け取れているかは分かりませんが。後日の自分のために記憶に残っていることだけまとめると。

    ▼「ミソジニー」というのが「女性嫌い、女性蔑視」みたいな観念のことらしいのですが、これがキーワード。

    ▼日本だけではないでしょうが、日本の実社会をベースに、どれだけ

    「女性は社会的に、能力的に、男性よりも劣るのである」
    (あるいは、そうであって欲しい、そうあるべきだ)

    という「理屈抜きの決めつけ」が世の中の色んなところに浸透しているか、それがどれだけ理不尽だし、非効率だし、残酷だし、身勝手であるか。
    というようなことを多例を用いて語られる一冊。

    ▼月刊誌?か何かの連載をまとめたものだそうで、出版当時の時事問題や事件や世相に立脚しているので、ちょっと懐かしかったりもしますが、全般に気になるほどではありません。 

    ▼それらミソジニーに侵される、というか受け入れてしまっている(というか受け入れざるを得ない)のが、男性だけぢゃないよ、という。

    ▼原則、日本の今の社会の基礎を作った(その基礎が今、かなりガタガタに、良くも悪くもなっているのですが)昭和の高度成長期の家族や男女役割モデルによってつくられている。

    ・労働市場への参加の制限

    ・男性よりも学歴が下位で、大まか年齢も下の専業主婦

    ・働いても、「男湯に乱入した女性」的な居心地の悪さと扱い

    ・更には「男性的な社会成功」と「昔ながらの男性受けする、つまりミソジニーに基づいた成功」の両方を求められる

    というようなことなんですが、個人的な理解では「フェミニズム」という考え方は、これらのコトバの「女性」を「世界の中の日本人、アジア人」に置換したり、「身体障碍者」に置換したり、「低所得者」に置換したり、「地方出身者」に置換したり、もっと平たく言うと「運動音痴」とか、「学歴的劣等生」とか、兎にも角にもありとあらゆる「社会的な”ガチャ”の弱者」に置き換えて考えても成立するところがキモなんだと思います。


    ▼そういう意味では過去事例、前例、つまりは歴史特に現代史と言われるものを、どのように「認知」して、その「認知」に基づいて周囲の言動を「判断」して、自分の言動をどう「操作」するのかということに尽きるんぢゃ無いかなと思います。だからコトは、政治家ぢゃなくてもリーダーぢゃなくても、小さな自分個人が、決して多くない身近な人たちとどう接するかということになる。その何億という事例と人間の積み重ねの向こうにしか、自分の、そして子供たちの未来はないんだろうなあと思いました。
     そうした積み重ねの結果が、自分個人の歴史の出発地点だったわけだから。

     そうした「認知」の視点というかアイディアを色々と提供するというのが、「学者さん」という人々の(恐らくは特段に社会学者とか哲学者とか歴史学者に限らず)本来の役割なんだろうなあ。もっと言うと「本」を出すということも含めて「メディア」というものの役割なんだろうなあと思いました。良き読書でした。


    ▼ただ、事例の中で、いわゆる少女性愛趣味などの具体例に踏み込んだ章は、ちょっと読んでてココロが疲れるというか、しんどかったです。昼飯食べながらちょっと読むような愉しみ方の本ではありません。
     あと、連載をまとめたもので、かつ恐らく一般誌ではなかったようなので、まとめて本にすると若干お手付きがあったり展開が単調だったりはしました。まあそれはしょうがないですね。それを超えてなおインパクトのある素敵な読書でした。

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    2025年02月16日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    上野千鶴子作品を読むのは3作目。
    十代の女子とその親に向けて書かれているので、高二の娘を持つ身には非常に良い本だった。娘にも読ませよう。

    冒頭に記載ある、マララさんの父親の言葉、「娘のの翼を折らないようにしただけです」は、女性の可能性を信じて、自分からはばたこうとする力を妨げずに、黙って応援する、素敵な言葉だと思った。(そうして、実際に一線で活躍する女性からこの本を推薦してもらったのでした。)

    巻末に載っている「2019年度東京大学学部入学式祝辞」は感動的な名文だと思う。

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    2025年01月21日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    舗装されているとは言わないまでも、自分の歩いている道が砂利道であれ、けものみちであれ、ずっと前にここを踏みしめて作ってくれた人たちのおかげでできたものだということに初めて気づかされた。男並みに働くことがカッコいいと、若かりし頃は確かに思っていた。その男の陰で、母や妻や子が人知れず言葉を飲み込んだり涙したりしていたかもしれないことに、今までは思い至らなかった。その人たちのためにも、後に続く女性たちに「ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡」せるよう、この本から得た問題意識を持ち続けていきたい。
    星をひとつ減らしたのは、著者の見ている老後の景色はまだまだ恵まれているもので、実態を把握しているとは到底信じられないから。

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    2025年01月03日
  • 往復書簡 限界から始まる

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    audible38冊目
    上野ゼミで学びたかった。
    なんて優しい方だろう。
    優しい人ほど強い人、という言葉を思い出した。
    これまで読んだ(聞いた)本の中で、最も「持ち歩ける」タイトル。
    鈴木涼美さんがお母さんになったのは、この書簡の影響かな、と思ったりもした。
    「娘の母」をやってこられた自分を、初めてちょっと褒めてあげたくもなった。

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    2025年01月02日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    男性が女性を支配する家父長制はしっかり頭と心に染み込んでおり、それを生物学的に説明する説もあったりしたが、この書は古代から現代までの歴史的に家父長制を調べ、そしてイスラム圏や社会主義圏での家父長制を論じる。また生物学的に規定されたものでないことを証明する大胆な書である。家父長制は支配の道具であり、現在の支配層は容易に手放さないが、現代の若者には必要でなくなってきており、そのために歴史は逆流のように締め付けを行う。歴史はジぐザグであっても前に進む。希望が持てる書であった。

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    2024年11月28日
  • 女ぎらい ニッポンのミソジニー

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    初めは痛快で面白いと感じて読み進めて行きましたが、後半になるにつれセクハラや性被害の話が濃くなって行き読むのが辛くなった。あとがきにもあるように不愉快な気持ちになった。ミソジニーの奥深さが垣間見れて良かった。

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    2024年11月23日
  • 最後の講義 完全版 上野千鶴子 これからの時代を生きるあなたへ安心して弱者になれる社会をつくりたい

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    うんうん、と深く頷きながら読んだ。長い間家事、育児、介護を家の中の女性に押し付けてきた結果が今の社会。政治家も企業のマネジメントも男性ばかり。この社会のジェンダー不平等にうんざりしているが、上野先生の思いを無駄にしないよう、社会を買えるためのアクションについて考え、行動していきたい。

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    2024年11月22日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    女の選択肢は増えたけどそもそもが男社会。これを当たり前として育てられたら、自分に不都合でもない限りその偏った構造に気づけない。不都合がある者、つまり女ばかりが声をあげるから、フェミニズムは偏った考え方だと非難されやすい。
    私もフェミニズムについて理解しきれていない。この本に書かれていること全てに賛同できるというわけでもない。ただ日本のジェンダーギャップ指数の低さは日本人全員が恥ずべきことだと思う。そしてそれをもっと問題にしていくべきだと思うし、男女共に考えていかなければいけない。フェミニズムは女性だけの問題ではない。正直、日本はジェンダーギャップ指数が低いですと言われても、でしょうねとしか思わなかった。この諦めみたいなものを多くの人が感じていると思う。まずはフェミニズムについて正しく理解することから始めたい。

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    2024年11月05日