上野千鶴子のレビュー一覧

  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    上野千鶴子さんの本。
    本人が内面の生産性の枯渇から逃れるため、50代から意図的に専門分野を介護領域にシフトした、と語っている(P72〜73)通り、読者としても読んで一番面白かったのは「Part4老後」でした。(他のPartは、「仕事」「結婚」「(子どもの)教育」)
    介護保険施行後23年が経過する中で、今では「独居の高齢者の在宅看取り」ができるようになった(P174)ということを初めて知りました。
    介護保険に守られているのは親世代だけではない、というのは、その通りだと思います。

    次の世代にどうバトンを渡すのか、、、そういうことを漠然とであれ考える世代にいつのまにか自分も到達してるんだなーーーー

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    2025年06月01日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    ー 男たちがつくった土俵では、深夜残業や休日のゴルフ、転勤は当然のこととしてこなさないと一人前と見なされません。女は、そんな土俵に上ることは難しい。男たちが免れている家事や育児など家庭責任を背負っているからです。男たちが家庭を顧みることなく働き続けることができたのは、家に主婦がいたからこそ。男並みの競争ルールのもとでは、女性はハンディ付きの競争を強いられます。これは女性にとって敗北が運命づけられた競争でした。

    この一文!まさに日本社会の現状を見事に表していて、まだまだ変わる気配がない。「女性活躍」という欺瞞を抉り出す内容だ。付け加えるなら、これと接待だろうか。人間関係がビジネスに必要なのは、

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    2025年05月06日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    実質的な中身は「おわりに」の4ページのみ。本編はやたらと多くの学者やジャーナリストの研究・コメントの引用をつなぎ合わせた「事例集」の連続でしかなく、平板感が強い。邦訳タイトルで付加されている「起源」という語が想像させるような学問的な深みは無い。

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    2025年04月28日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    この本を読んだだけで何かを得られる訳ではないが、日本の家父長性に触れている訳者の解説だけでも一読の価値はあると思う。

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    2025年03月20日
  • 「おひとりさまの老後」が危ない! 介護の転換期に立ち向かう

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    約20年の介護の歴史は施設入所ではなく、在宅ひとり死ができるほどに育ってきたというのが目から鱗。
    介護士さんたちの情熱の帰結。

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    2025年03月16日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    女性が今の日本で生きていく上での心構えにはなるかな
    女性だからのデメリットもメリットもあるし、そもそも100%の男女平等はないから←体の作り、能力
    その上でどううまく世を渡るかだと思う

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    2025年03月16日
  • 上野千鶴子がもっと文学を社会学する

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    本の解説集。著者への愛を感じました。最初は難しいと感じましたがゆっくり読むととてもよかったです。いわさきちひろさんについて書かれたものがとてもよくて感動しました。

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    2025年02月21日
  • 当事者主権 増補新版

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    当事者の権利を中心にどのように話が展開していくのかをイメージしていたが、当事者を軸とした歴史的な変遷から考える内容であった。
    正直、序章が一番良かった。

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    2025年01月07日
  • 家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのか(集英社シリーズ・コモン)

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    おそらく、フェミストの人々にとってもあんまりよい本ではない。そもそも「家父長制」を「男性の女性に対する支配」みたいにとらえていて、それじゃだめっしょ。むしろ、ケイトミレット先生みたいに、「男が男を支配する」システムでもあることを見ないと話にならない。ちゃんと他の人々が別の形の理解をしめしてくれてるのに。見てる文献がごく限られている、というか見てはいるみたいだけど言及するものは限られている。ゲルダ・ラーナー先生とかの扱いも軽すぎる。この本読むより進化学の本読んだ方がいいと思う。

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    2024年12月30日
  • 上野千鶴子のサバイバル語録

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    女性に力を与える本。本書はフェミニストの上野千鶴子さんが過去に書いた本の中から、女性として現代を生きるために胸に留めておきたい力強い言葉の数々を集めたもの。もし女性としてこの社会で生きることにやりづらさを感じたことがあるならば、読んでみると良いかもしれない。ただ、本書はパワーワードを単文ずつ集めたものなので、そこまで深い理解は得られない。本書に物足りなさを感じる部分については引用元の原書を参照したい。

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    2024年12月19日
  • 上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!

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    【全体の所感】
    対話形式で、わかりやすくかつ自然に時系列に沿って、社会の動きやフェミニズムの歴史について学べる。フェミニズムの歴史や知識に留まらず、男女・親子関係、社会における物事の捉え方に新たな学びが得られたし、とても読み応えのある一冊。

    上野さんの、男性社会や現代人そのものに対する不満は正直過激。発言内容はもちろん、言葉遣いにいわゆる「配慮」もないので(「エリート女」「股開く」「」などなど)強すぎる印象もある。上野さん自身が既婚男性とも付き合ってきた経験(つまり不倫相手だった)があって、それを少し得意気に?話す部分は悪印象。フェミニズム云々ではなく、人間としてかっこよくなさすぎる。

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    2024年12月05日
  • マイナーノートで

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    上野千鶴子が今まで書いてこなかった、マイナー部分を開示しているエッセイ。
    知りたくないか、知りたいか。
    私は知りたかったか、知らなくてよかったか?

    ナイーブな部分は誰にでもある。敢えてそういうところを見せてこなかった上野千鶴子さんの生き方、というか、方法論によって、私たちはずいぶん元気付けられた。
    上野さんが実はやさしくてかなり情の深い人だというのは、鈴木涼美との往復書簡を読むとよくわかる。
    だから、マイナー部分を開示するなら、かなりウエットなものになるのはわかってはいたが。

    いつまでも上野千鶴子はアグレッシブな「上野千鶴子」様でいて欲しいのかも。
    わがままなファン心理である笑

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    2024年11月29日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    女性にとって生きづらい日本の社会構造がいろんな角度から記されており大変勉強になった。現状の改善のために個人が具体的に何をすれば良いのかは明記されてなかったけど、選挙に参加してより希望がある声明を挙げてる人に投票する、とかになるのかな、、

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    2024年11月17日
  • 男おひとりさま道

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    人生とは、死ぬまでの壮大なヒマつぶし。どうせ同じヒマつぶしなら豊かにつぶしたい。
    時間は、ひとりではつぶれないので、一緒につぶしてくれる仲間を見つけたいです。

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    2024年10月02日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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     弱者と呼ばれる人たちは本人の努力が足りなかっただけなのか?社会的に成功してる人たちは本人の努力だけでその地位についたのか?生まれ育った環境が大きく影響してるんじゃないのか?困ってる人たちを自業自得だって切り捨てていいのか?子ども達に生きやすい世の中を手渡したくない?って内容でした。多分。

    中学の時、学年に何人か中学卒業して就職する子がいた。高校行きたくないの?って聞いてみたら、「親に高校なんか行ってどうするんだ。とっとと働いて家に金入れろ。って言われてる。」って言っててビックリしたのを覚えてる。

    大多数が高校に行く世の中で少数派の中卒を選ぶ事も、15歳で就職して一人前になる事も、怖くない

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    2024年09月23日
  • こんな世の中に誰がした?~ごめんなさいと言わなくてもすむ社会を手渡すために~

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    著者の事知らないで 読みましたが とてもわかりやすく書かれていて 良かったです。

    本当にこんな世の中になってしまって
    若い人達が 将来夢も希望もないような 状況は変えたいですね。

    でも 少しずつですが 若い女性達が 声をあげて 世の中に 流れを作っていってくれていってる事は 喜ばしいです。
    応援していって これからの世の中 日本に生まれて来て良かった。ここで命終わるまで住みたいって 思える日本にしていきたいですね。

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    2024年09月12日
  • 八ヶ岳南麓から

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    コロナ疎開で、八ヶ岳南麓に建てた家にほぼ定住状態になる。標高千メートル、夏は暑さ知らず、冬の寒さ対策も万全。書庫と仕事場を兼ねた山の家、講義や講演・女子会までオンラインで可能。冬は毎朝スキー、スキーヤーが並ぶ頃に帰宅してブランチ。

    山の別荘地への移住のリアル。いいなぁと思うか、大変だなぁと思うかはそれぞれでしょうけれど。

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    2024年09月09日
  • 女の子はどう生きるか 教えて,上野先生!

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    上野千鶴子さんの「フェミニズムの50年史」のような本だったと思う

    朝ドラの「虎に翼」もそうだが、先人の努力には感謝しかない、、

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    2024年08月06日
  • フェミニズムがひらいた道

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    ママは、ままならない

    だから
    ままならない人に寄り添う
    ままならない者どうしで繋がる
    ままならない人の痛みを思って泣く
    ままならない人が
    こんなにいたのかと気づく

    我が子が生きる社会が
    少しでも良いものであって欲しいと願う
    ママは、ままなる社会を望む

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    2024年06月17日
  • しがらみを捨ててこれからを楽しむ 人生のやめどき

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    読みやすかったです。
    興味深かったのは、お見舞いに行くかどうかというところ。お見舞いに行かないのもある意味では親切なのかなと思いました。

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    2024年05月11日